JPH032391Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH032391Y2 JPH032391Y2 JP1984179045U JP17904584U JPH032391Y2 JP H032391 Y2 JPH032391 Y2 JP H032391Y2 JP 1984179045 U JP1984179045 U JP 1984179045U JP 17904584 U JP17904584 U JP 17904584U JP H032391 Y2 JPH032391 Y2 JP H032391Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- melting point
- base material
- laser
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 18
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 17
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 16
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 10
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 claims description 6
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 5
- 239000010953 base metal Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 3
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 2
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- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
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- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、レーザ光線を用いる溶接における
接合部の接合構造に関するものである。
接合部の接合構造に関するものである。
従来、母材表面に母材より融点の低い金属被覆
層を施した物を接合する例はなかつた。
層を施した物を接合する例はなかつた。
従来、母材表面に母材より融点の低い金属被覆
層が存在すると、溶接部の最終凝固部に低融点の
金属が偏析し、発生応力との相乗により割れが発
生していた。更に低融点の金属のベーパーにより
溶接部に穴あきが生じるという欠点を有してい
た。
層が存在すると、溶接部の最終凝固部に低融点の
金属が偏析し、発生応力との相乗により割れが発
生していた。更に低融点の金属のベーパーにより
溶接部に穴あきが生じるという欠点を有してい
た。
そこでこの考案は、従来のこのような欠点を解
決するため、母材表面に母材より融点の低い金属
被覆層を有した物をレーザ接合しても、割れ、穴
あきが生じない接合を得ることを目的としてい
る。
決するため、母材表面に母材より融点の低い金属
被覆層を有した物をレーザ接合しても、割れ、穴
あきが生じない接合を得ることを目的としてい
る。
上記問題を解決するためにこの考案は、母材表
面に母材より融点の低い金属被覆層を施した物を
レーザ接合する場合、接合方向と平行して接合部
より低い部分を設け、割れ、穴あきの発生を防止
するようにした。
面に母材より融点の低い金属被覆層を施した物を
レーザ接合する場合、接合方向と平行して接合部
より低い部分を設け、割れ、穴あきの発生を防止
するようにした。
上記構造の部品をレーザ光線により接合する
と、突出部に熱集中し、溶融量が多くなりその溶
融金属が間隙を埋めても余つた溶融金属が間隙上
に凝集するため、凝集応力の発生を抑制できる。
更に熱集中により瞬間的に母材表面の低融点金属
層が溶融し接合部周辺へ凝集する為、母材溶融部
での低融点金属の存在を減少できる。従つて、接
合部の割れ、穴あきの発生を抑制できる。
と、突出部に熱集中し、溶融量が多くなりその溶
融金属が間隙を埋めても余つた溶融金属が間隙上
に凝集するため、凝集応力の発生を抑制できる。
更に熱集中により瞬間的に母材表面の低融点金属
層が溶融し接合部周辺へ凝集する為、母材溶融部
での低融点金属の存在を減少できる。従つて、接
合部の割れ、穴あきの発生を抑制できる。
以下にこの考案の実施例を図面にもとづいて説
明する。第1図において部品1と部品2は、接合
部3より低い部分4が接合方向5と平行に設けら
れている。このような構造であると、レーザ光線
により溶融、接合すると第2図に示すように、部
品1,2の接合部7,8は、突出しているため、
レーザ光線を照射すると熱伝導による熱拡散が避
けられるため、熱集中が生じ溶融量が多くなり、
一部は間隙を埋め、余りは、その上に凸形状9に
凝固する。従つて、応力の発生を抑制され、接合
部自体の厚さも厚くなるため割れ難くなる。更
に、低融点金属被覆層も瞬間的に溶融し、接合部
周辺に凝集する為、母材溶融接合部での低融点金
属の存在を減少でき、割れ発生要因である低融点
金属の偏析(特にフイルム状)が防止され、いつ
そう割れ難くなるとともに、低融点金属のベーパ
ーによる穴あきの発生も抑制できる。
明する。第1図において部品1と部品2は、接合
部3より低い部分4が接合方向5と平行に設けら
れている。このような構造であると、レーザ光線
により溶融、接合すると第2図に示すように、部
品1,2の接合部7,8は、突出しているため、
レーザ光線を照射すると熱伝導による熱拡散が避
けられるため、熱集中が生じ溶融量が多くなり、
一部は間隙を埋め、余りは、その上に凸形状9に
凝固する。従つて、応力の発生を抑制され、接合
部自体の厚さも厚くなるため割れ難くなる。更
に、低融点金属被覆層も瞬間的に溶融し、接合部
周辺に凝集する為、母材溶融接合部での低融点金
属の存在を減少でき、割れ発生要因である低融点
金属の偏析(特にフイルム状)が防止され、いつ
そう割れ難くなるとともに、低融点金属のベーパ
ーによる穴あきの発生も抑制できる。
第3図は、部品10は、接合部13と同じ高さ
で部品11は、接合部13より低い部分12が、
接合方向14と平行に設けられている。この構造
においても、第4図に示すように、部品11の接
合部15は突出しているため、レーザ光線を照射
すると熱伝導による熱拡散が避けられるため、熱
集中が生じ溶融量が多くなる。一部は間隙を埋
め、余りはその上に扇形状16に凝固する。この
実施例によつても、前出実施例と同様の結果が得
られる。
で部品11は、接合部13より低い部分12が、
接合方向14と平行に設けられている。この構造
においても、第4図に示すように、部品11の接
合部15は突出しているため、レーザ光線を照射
すると熱伝導による熱拡散が避けられるため、熱
集中が生じ溶融量が多くなる。一部は間隙を埋
め、余りはその上に扇形状16に凝固する。この
実施例によつても、前出実施例と同様の結果が得
られる。
第5,6図は、接合部17より低い部分20,
23を、接合部中心17からの距離で接合溶融幅
19,22と同等或いは、それ以下にした他の実
施例を示す。この構造によつて、第1,3図実施
例の効果を更に高めることが出来る。
23を、接合部中心17からの距離で接合溶融幅
19,22と同等或いは、それ以下にした他の実
施例を示す。この構造によつて、第1,3図実施
例の効果を更に高めることが出来る。
この考案は、以上説明した様に、レぶザ接合部
より低い部分を部品の一方或いは両方に設けるこ
とにより割れ発生要因の母材溶融接合部への低融
点金属の存在量を減少できるとともに、応力の発
生を抑制でき、亀裂のない安定した接合が得られ
るという効果がある。
より低い部分を部品の一方或いは両方に設けるこ
とにより割れ発生要因の母材溶融接合部への低融
点金属の存在量を減少できるとともに、応力の発
生を抑制でき、亀裂のない安定した接合が得られ
るという効果がある。
第1図は、本考案にかかわるレーザ接合部構造
の斜視図、第2図は、第1図構造の接合後を示す
斜視図、第3図は、本考案にかかわる他のレーザ
接合構造斜視図、第4図は、第3図構造の接合後
を示す斜視図、第5,6図は、第1,3図の効果
を更に高めた接合後を示す斜視図である。 1……部品、2……部品、3……接合部、4…
…低い部分、5……接合方向。
の斜視図、第2図は、第1図構造の接合後を示す
斜視図、第3図は、本考案にかかわる他のレーザ
接合構造斜視図、第4図は、第3図構造の接合後
を示す斜視図、第5,6図は、第1,3図の効果
を更に高めた接合後を示す斜視図である。 1……部品、2……部品、3……接合部、4…
…低い部分、5……接合方向。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 部品の母材表面に、母材より融点の低い金属
被覆層を施した物をレーザ接合する場合、接合
方向と平行して接合部より低い部分を接合部品
の一方或いは、両方に設けたことを特徴とする
レーザ接合構造。 (2) 接合部より低い部分が、接合部中心からの距
離で、接合溶融幅と同等或いは、それ以下であ
ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
1項記載のレーザ接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984179045U JPH032391Y2 (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984179045U JPH032391Y2 (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6192486U JPS6192486U (ja) | 1986-06-14 |
JPH032391Y2 true JPH032391Y2 (ja) | 1991-01-23 |
Family
ID=30736610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984179045U Expired JPH032391Y2 (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH032391Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008149330A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | レーザ溶接用接合継手および接合体 |
-
1984
- 1984-11-26 JP JP1984179045U patent/JPH032391Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6192486U (ja) | 1986-06-14 |
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