JPH03165968A - 亜鉛メッキ鋼板の接合方法 - Google Patents
亜鉛メッキ鋼板の接合方法Info
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Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（発明の目的〕
（産業上の利用分野）
本発明は亜鉛メッキ鋼板の接合方法に関するもので、自
動車のドアーフレーム等の接合に使用されるものである
。
動車のドアーフレーム等の接合に使用されるものである
。
亜鉛メッキ鋼板は防錆効果があり、複数枚重ねて溶接を
行う場合、あるいは突合せて溶接にて接合を行う場合が
多々ある。
行う場合、あるいは突合せて溶接にて接合を行う場合が
多々ある。
（参考文献、溶接技術 １８８９．ＶＯＬ，３７２ Ｐ
９４〜９８「亜鉛メッキ鋼板アーク溶接用気孔発生防止
剤の開発」） （発明が解決しようとする課題） しかし亜鉛メッキ銅板の溶接にはブローホールあいは、
ピットが多発し、溶接作業性、溶接作業効率が著しく阻
害されるという問題点がある。
９４〜９８「亜鉛メッキ鋼板アーク溶接用気孔発生防止
剤の開発」） （発明が解決しようとする課題） しかし亜鉛メッキ銅板の溶接にはブローホールあいは、
ピットが多発し、溶接作業性、溶接作業効率が著しく阻
害されるという問題点がある。
特に自動車用の外装鋼板、又は家電製品の外装鋼板とし
て使用する場合には、前記溶接方法によりゾローホルが
発生し、表面に塗製を行・つ゛（もこのブローホルを除
去することは出来ず外観不良になり易いものである。
て使用する場合には、前記溶接方法によりゾローホルが
発生し、表面に塗製を行・つ゛（もこのブローホルを除
去することは出来ず外観不良になり易いものである。
第６図〜第７図は亜鉛メッキ鋼板ｌ及び２を積層又は突
合わせ溶接を行ったもので、溶接部には亜鉛メッキ鋼板
及びワイヤーの溶融凝固部３及び４とブローホール５が
発生した状況を示すもので、これはｌ３００゜Ｃ以上加
熱するとその過程で亜鉛が気化してブロホールが発生し
溶融金属にて包囲されるものである。
合わせ溶接を行ったもので、溶接部には亜鉛メッキ鋼板
及びワイヤーの溶融凝固部３及び４とブローホール５が
発生した状況を示すもので、これはｌ３００゜Ｃ以上加
熱するとその過程で亜鉛が気化してブロホールが発生し
溶融金属にて包囲されるものである。
第５図は亜鉛メッキ鋼板を溶接して外面に塗装を行う工
程を示すもので、（ａ）亜鉛メッキ鋼板を複数板、（ｂ
）積層し、（Ｃ）溶接を行い、溶接部にブローホール５
ａが発生し、（ｄ）溶接部の表面仕上げ６を行う場合に
前記ブロホール５ｂが残り（ｅ）更にこの面に塗装を行
ってもピンホール５ｃが残るために外観不良が発生し易
い状況を示すものである。
程を示すもので、（ａ）亜鉛メッキ鋼板を複数板、（ｂ
）積層し、（Ｃ）溶接を行い、溶接部にブローホール５
ａが発生し、（ｄ）溶接部の表面仕上げ６を行う場合に
前記ブロホール５ｂが残り（ｅ）更にこの面に塗装を行
ってもピンホール５ｃが残るために外観不良が発生し易
い状況を示すものである。
このために亜鉛メッキ鋼板の溶接を行う場合に、亜鉛の
気化を低減するために （１）接合部の亜鉛をあらかじめはぎ取ったり、（２）
溶接前にあらかしめ亜鉛メッキ表面にブローホール防止
剤を塗布してブローホールの防止を行う方法が行われて
いるが、（１）の場合は接合部の防錆効果が失われ、又
亜鉛メッキのはぎ取り工程が必要となり、（２）の場合
には溶接部の重ね面に充分に塗り込まないと効果が発揮
されず、又特別にブローホール防止剤が必要であるとい
う問題点がある。
気化を低減するために （１）接合部の亜鉛をあらかじめはぎ取ったり、（２）
溶接前にあらかしめ亜鉛メッキ表面にブローホール防止
剤を塗布してブローホールの防止を行う方法が行われて
いるが、（１）の場合は接合部の防錆効果が失われ、又
亜鉛メッキのはぎ取り工程が必要となり、（２）の場合
には溶接部の重ね面に充分に塗り込まないと効果が発揮
されず、又特別にブローホール防止剤が必要であるとい
う問題点がある。
本発明は亜鉛メッキ鋼板の接合に於いて、接合前に亜鉛
のはぎとりゃ、ブローホール防止剤を特別に塗布するこ
となく接合を行っても接合部にブ（３） ローホールが発生しない接合方法を技術的課題とするも
のである。
のはぎとりゃ、ブローホール防止剤を特別に塗布するこ
となく接合を行っても接合部にブ（３） ローホールが発生しない接合方法を技術的課題とするも
のである。
（課題を解決するための手段）
課題を解決するために講した技術的手段は次のようであ
る。すなわち、 亜鉛メッキ鋼板を複数枚重ね、又は突合わせてプラズマ
アーク熱源又はレーザー熱源を用いて、ワイヤーを使用
し”ζ接合する方江に於いて、ｌノイヤーの中のＣｕの
含有量が６０％以上でアルゴンガス雰囲気内にてろう付
又は液相拡散ろう付する接合方法である。
る。すなわち、 亜鉛メッキ鋼板を複数枚重ね、又は突合わせてプラズマ
アーク熱源又はレーザー熱源を用いて、ワイヤーを使用
し”ζ接合する方江に於いて、ｌノイヤーの中のＣｕの
含有量が６０％以上でアルゴンガス雰囲気内にてろう付
又は液相拡散ろう付する接合方法である。
（作用）
亜鉛メッキ鋼板をＣｕを６０％以上含んだワイヤでろう
付、又は液相拡散ろう付すると、Ｃｕの融点が鉄の融点
より低いために（１０８３゜Ｃ）、亜鉛が気化しぬくし
、かつＣｕの中に亜鉛が固溶し、ブローホールの発生及
び溶接破壊率が極めて少なくなり、又加熱源にレーザと
かプラズマアークを使用すると、溶接と同様に作業性が
極めて良（４） いものである。
付、又は液相拡散ろう付すると、Ｃｕの融点が鉄の融点
より低いために（１０８３゜Ｃ）、亜鉛が気化しぬくし
、かつＣｕの中に亜鉛が固溶し、ブローホールの発生及
び溶接破壊率が極めて少なくなり、又加熱源にレーザと
かプラズマアークを使用すると、溶接と同様に作業性が
極めて良（４） いものである。
（実施例）
以下実施例について説明する。
第１図はプラズマ溶接機を使用して、板厚２ｍｍの亜鉛
メッキ鋼板１を突き合わせ継手でＣｕ〜６ｗＬ％Ｓｉの
成分のワイヤーを用いて接合したのもで、１ａはメッキ
層で１０は接合部である。
メッキ鋼板１を突き合わせ継手でＣｕ〜６ｗＬ％Ｓｉの
成分のワイヤーを用いて接合したのもで、１ａはメッキ
層で１０は接合部である。
プラズマ溶接機を用いた場合は、タングステン電極によ
り発生したアークより前記母材である亜鉛メッキ鋼板及
びワイヤーが加熱されるもので、ワイヤ径φ１ｍｍワイ
ヤー送り速度１． ５ ｍ ／分ろう付速度３０ｃｍ／
分の場合、７０Ａ以下では拡散層のないろう付が行われ
、７０Ａ以上では液相拡散ろう付が行われる。
り発生したアークより前記母材である亜鉛メッキ鋼板及
びワイヤーが加熱されるもので、ワイヤ径φ１ｍｍワイ
ヤー送り速度１． ５ ｍ ／分ろう付速度３０ｃｍ／
分の場合、７０Ａ以下では拡散層のないろう付が行われ
、７０Ａ以上では液相拡散ろう付が行われる。
第２図はＣＯ２レーザー熱源を使用し、１ｍｍの亜鉛メ
ッキ鋼板を２枚重ねてろう付したもので、ワイヤー径φ
１ｍｍワイヤー送り速度１．５ｍ／ｍ／分で良好なろう
付が出来た。
ッキ鋼板を２枚重ねてろう付したもので、ワイヤー径φ
１ｍｍワイヤー送り速度１．５ｍ／ｍ／分で良好なろう
付が出来た。
第３図は１ｍｍ厚さの亜鉛メッキ鋼板を２枚重ねてＭＩ
Ｇ溶接機を用いてろう付を行ったもので、（５） この場合ワイヤー電極自体が母材を加熱し、ワイヤー自
体も溶けてろう付を行うもので、ワイヤーの材料はＣｕ
９４％、Ｓｉ６％よりなるφ】．Ｏｍｍのものを使用し
た。
Ｇ溶接機を用いてろう付を行ったもので、（５） この場合ワイヤー電極自体が母材を加熱し、ワイヤー自
体も溶けてろう付を行うもので、ワイヤーの材料はＣｕ
９４％、Ｓｉ６％よりなるφ】．Ｏｍｍのものを使用し
た。
前記プラズマ溶接及びＭＩＧ溶接はいづれもアルゴンの
シールトガス雰囲気中で行ったもので、ブローホールの
発生はまったくないものである。
シールトガス雰囲気中で行ったもので、ブローホールの
発生はまったくないものである。
第４図は１．２ｍｍの板厚の亜鉛メッキ鋼板を２枚重ね
てプレスして、直角に方向にＣｕワイヤーを使用してプ
ラズマ溶接を行ったもので溶接部にはブローホールの発
ヰはないものである。
てプレスして、直角に方向にＣｕワイヤーを使用してプ
ラズマ溶接を行ったもので溶接部にはブローホールの発
ヰはないものである。
第１図及び第３図の継手について前記各加熱源にて溶接
した結果を第１表に示す。
した結果を第１表に示す。
（６）
第
１
表
（７）
次に通常のＳｉ，Ｍｎ，Ｆｅよりなるソリッドワイヤー
、メタルワイヤーを使用しプラズマ溶接法、ＣＯ２溶接
法、ＭＩＧ溶接法にて前記亜鉛メッキ鋼板を第３図のよ
うに２枚重ねの突き合わせで接合したその結果を第２表
に示す。
、メタルワイヤーを使用しプラズマ溶接法、ＣＯ２溶接
法、ＭＩＧ溶接法にて前記亜鉛メッキ鋼板を第３図のよ
うに２枚重ねの突き合わせで接合したその結果を第２表
に示す。
／
／
（８）
第
２
表
（９）
第１表及び第２表のブローホールはいづれも軟エックス
線にて確認した。
線にて確認した。
又第２表に示す様に亜鉛メッキ鋼板を溶接する場合に鉄
の融点が１３００〜１５００゜Ｃで亜鉛の沸点が９００
゜Ｃのため、鉄の溶融時に亜鉛が気化し、これがビート
内に含有されてブローホールとなる。又通常の溶接ワイ
ヤーを用いた場合プラズマ溶接機のような集中熱源を使
用すると亜鉛ガスが軟化した鉄を突き破り破壊をおこす
ものである。
の融点が１３００〜１５００゜Ｃで亜鉛の沸点が９００
゜Ｃのため、鉄の溶融時に亜鉛が気化し、これがビート
内に含有されてブローホールとなる。又通常の溶接ワイ
ヤーを用いた場合プラズマ溶接機のような集中熱源を使
用すると亜鉛ガスが軟化した鉄を突き破り破壊をおこす
ものである。
（発明の効果）
本発明は次の効果を有する。すなわち、本発明の接合法
は熔接部の亜鉛のはぎとり、又はブローホール防止材を
使用することなく、ブローホールの発生を防止して外観
の極め゜ζ良好な接合部を得ることができるものである
。
は熔接部の亜鉛のはぎとり、又はブローホール防止材を
使用することなく、ブローホールの発生を防止して外観
の極め゜ζ良好な接合部を得ることができるものである
。
第１図は本実施例による亜鉛メッキ鋼板を突き合わせ接
合した断面図、第２図は２重積層して接合した断面図、
第３図は重ね突き合わせで接合した断面図、第４図は本
実施例により接合した外観（１０） 斜視図、第５図の（ａ）〜（ｅ）は従来例により溶接後
塗装した各工程の断面図、第６図及び第７図は従来例の
溶接部の拡大した説明図である。 １．２・・・亜鉛メッキ鋼板、Ｉａ，２ａ・・・メッキ
層．３＜ ４， ・・・接合部，５．５ａ・・−ブロ
ーホール。
合した断面図、第２図は２重積層して接合した断面図、
第３図は重ね突き合わせで接合した断面図、第４図は本
実施例により接合した外観（１０） 斜視図、第５図の（ａ）〜（ｅ）は従来例により溶接後
塗装した各工程の断面図、第６図及び第７図は従来例の
溶接部の拡大した説明図である。 １．２・・・亜鉛メッキ鋼板、Ｉａ，２ａ・・・メッキ
層．３＜ ４， ・・・接合部，５．５ａ・・−ブロ
ーホール。
Claims (1)
- 亜鉛メッキ鋼板を複数枚重ね、又は突合せて、レーザ熱
源又はプラズマ熱源にて接合する方法に於いて、Ｃｕを
６０％以上含有するワイヤーを使用してアルゴンガス雰
囲気内にて、ろう付又は液相拡散ろう付する亜鉛メッキ
鋼板の接合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30349589A JPH03165968A (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | 亜鉛メッキ鋼板の接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30349589A JPH03165968A (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | 亜鉛メッキ鋼板の接合方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03165968A true JPH03165968A (ja) | 1991-07-17 |
Family
ID=17921653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30349589A Pending JPH03165968A (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | 亜鉛メッキ鋼板の接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03165968A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0623526A (ja) * | 1992-03-11 | 1994-02-01 | Honda Motor Co Ltd | 鋳鉄鋳物部品と軟鋼部品の接合方法及びステアリングステムコンポーネント |
| EP1195219A2 (de) * | 2000-09-07 | 2002-04-10 | Inocon Technologie Gesellschaft m.b.H | Verfahren zum Schliessen und/oder Verbinden einer Verbindungsfuge oder Verbindungsnaht zwischen zwei verzinkten Blechen |
| WO2002081138A1 (en) * | 2001-04-03 | 2002-10-17 | The Regents Of The University Of Michigan | Alloy based laser welding |
| AT411521B (de) * | 2000-09-07 | 2004-02-25 | Inocon Technologie Gmbh | Verfahren zum löten |
| WO2008009670A1 (de) * | 2006-07-20 | 2008-01-24 | Technische Universität Ilmenau | Verfahren zum erzeugen einer löt- oder diffusionsverbindung |
| JP2009202205A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Jfe Steel Corp | 突合せ継手のレーザブレージング方法 |
| CN103624357A (zh) * | 2013-12-13 | 2014-03-12 | 国家电网公司 | 一种电化学腐蚀试验用低碳钢、紫铜导线的低温连接方法 |
| CN107052550A (zh) * | 2017-04-26 | 2017-08-18 | 中国核工业第五建设有限公司 | 一种镀锌钢板焊接方法 |
-
1989
- 1989-11-22 JP JP30349589A patent/JPH03165968A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| EP1195219A3 (de) * | 2000-09-07 | 2003-08-27 | Inocon Technologie Gesellschaft m.b.H | Verfahren zum Schliessen und/oder Verbinden einer Verbindungsfuge oder Verbindungsnaht zwischen zwei verzinkten Blechen |
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