JPS6321948Y2 - - Google Patents

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JPS6321948Y2
JPS6321948Y2 JP15747481U JP15747481U JPS6321948Y2 JP S6321948 Y2 JPS6321948 Y2 JP S6321948Y2 JP 15747481 U JP15747481 U JP 15747481U JP 15747481 U JP15747481 U JP 15747481U JP S6321948 Y2 JPS6321948 Y2 JP S6321948Y2
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JP
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knockout
pin
hydraulic
bar
press
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JP15747481U
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JPS5866053U (ja
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【考案の詳細な説明】 (1) 考案の技術分野 本考案は、ノツクアウト機構の調整部を改良し
たプレス機械に関する。
(2) 従来技術 一般に、プレス機械ではプレス加工時、上型ダ
イに付着したまま上昇する加工品を機械的に突落
すノツクアウト機構を持つている。このノツクア
ウト機構は金型にあわせて調整されるものなの
で、金型を交換する毎に、調整作業を行わねばな
らない。
以下、従来のノツクアウト機構およびその調整
作業につき、第1図を参照して説明する。
第1図において、11はプレスラムで、図示し
ない駆動機構により昇降駆動される。またそのス
ライド下面12には、図示しない金型(上型)が
保持される。13はノツクアウトピンで、前記プ
レスラム11に形成された中空部14から上記ス
ライド下面12に達する如く上下動可能に保持さ
れる。そして後述する作動時、図示しない金型に
内蔵のノツクアウトピン13を駆動してノツクア
ウト動作を行わせる。17はノツクアウトバー
で、プレスラム11の中空部14内に横方向に沿
つて設けられ、その下面は前記ノツクアウトピン
13の上端と対向する。このノツクアウトバー1
7は下面にストツプピン18を一体に持つてお
り、このストツプピン18の高さおよび前記中空
部14の高さ等によつて決まる一定範囲、前記プ
レスラム11に対し上下動可能な構成となる。1
9は吊り上げスプリングで、上記ノツクアウトバ
ー17の両端(図では左端のみ)に係合し、ノツ
クアウトバー17に対して常時上方への作用力を
与える。21は突当てピンで、その下端が上記ノ
ツクアウトバー17の上面と対向するようにホル
ダー22を介して固定側の部材、すなわちスライ
ドギブ24に上下位置調整可能に取付けられる。
すなわち、ホルダー22に設けた固定ボルト23
をゆるめると突当てピン21はスライドギブ24
に対して上下動可能となり、また固定ボルト23
を締付けると、突当てピン21はスライドギブ2
4と一体的に固定される。この突当てピン21は
プレス加工時、プレス上死点において、ノツクア
ウトバー17の上面と当接し、このノツクアウト
バー17を必要ノツクアウト量だけたたくもので
ある。
上記構成において、今、金型の交換が完了した
状態にあるものとする。すなわち、プレス上死点
およびスライド調整も完了し、ノツクアウトの調
整を行おうとする状態にある。この場合、先ずプ
レスを運転し、選択寸動にてプレスを90゜で停止
させる。この状態で、必要ノツクアウト量(スラ
イド調整下降量+ノツクアウト量)を得るべく、
前記突当てピン21の下端位置を調整する。この
作業は、ホルダー22の固定ボルト23を手動に
てゆるめ、必要ノツクアウト量を計算し、突当て
ピン21を所定位置まで下げ、再び固定ボルト2
3を締付け、突当てピン21を固定して位置決め
を行うものである。その後、試打ちを行い、ノツ
クアウト機能が確実に作動するのを確認し、設定
完了となる。
(3) 従来技術の問題点 しかし、上記従来装置では次のような問題点が
ある。先ず、突当てピン21の位置決めに当り、
手作業にて固定ボルト23の締付けおよびゆるめ
作業を行つている。この場合、上記固定ボルト2
3はプレス機械の構造上、作業し易い位置にない
ので、上記作業時、作業者は不自然な姿勢をとら
ざるを得ない。このため、安全上万全ではない。
またノツクアウト量の調整作業、すなわち突当て
ピン21の下端の位置決め作業には、ノギス等の
測定具やゲージ等を用いて行わねばならない。ま
た突当てピン21はノツクアウトバー17に対し
左右それぞれ設けられる(図では左側のみ示して
いる)が、これら左右間には構造上の誤差により
位置ずれがあるため、調整値として、左右互いに
異つた値を求めねばならない。これらのことは調
整作業に多くの時間を要し、かつ不正確になる原
因となる。また、金型毎の必要ノツクアウト量の
データ管理が必要になる。しかも、同じ金型で
も、刃研等によりそのダイハイトの変更があると
データが変わることになる。この種の変更には正
確を期す必要があるため、作業者に負担を与え、
ミスの原因にもなる。さらに、新しい金型の場
合、スライド調整を行うため、ノツクアウト未調
整のまま試打ちを行うことがある。この場合、当
然上型ダイには加工品が付着するが、これを突落
すことが困難であつた。すなわち、上型ダイに付
着した加工品を突出すにはかなり大きな力が必要
であるが、この力を生じさせるノツクアウトバー
17は吊り上げスプリング19で吊り上げられて
いるため、突当てピン21が未調整で使用できな
い状態では、上記ノツクアウトバー17を吊り上
げスプリング19に抗して作動させ、加工品を突
出すことは困難であり、特別の作業を必要とし
た。
(4) 考案の目的 本考案の目的は、必要ノツクアウト量の調整を
油圧機構を用いて行うように構成したことによ
り、調整作業が容易かつ安全で、しかも正確なも
のとなり、さらに新しい金型のスライド調整未決
定の試打ちにより上型ダイに加工品が付着しても
容易にこれを突落すことができるプレス機械を提
供することにある。
(5) 考案の構成 本考案の構成は、上型を保持するプレスラムの
スライド下面に下端が突出する如く上下動可能に
設けられたノツクアウトピンと、下面がこのノツ
クアウトピンの上端と対向する如く上記プレスラ
ムに一定範囲上下動可能に保持されかつ吊り上げ
スプリングにより常時上方への作用力を受けるノ
ツクアウトバーと、下端がこのノツクアウトバー
の上面と対向する如く固定側の部材に上下動可能
に保持された突当てピンと、作動時この突当てピ
ンの上下動を阻止すべくこれを上記固定側の部材
に固定する油圧クランプと、油圧により進退動作
する作動子を有し、この作動子が上記突当てピン
と並行でかつその下端がノツクアウトバーの上面
と対向するように固定側の部材に設けられた油圧
ジヤツキとを備えたことを特徴とするプレス機械
にある。
(6) 考案の実施例 以下、本考案の一実施例の構成を第2図以降を
参照して説明する。なお、第1図で示したものと
対応する部分には同一符号を付している。
第2図、第3図および第4図において、突当て
ピン21はホルダー22を介して固定側の部材で
あるスライドギブ24に保持されるが、ホルダー
22には、第1図で示した固定ボルト23に代つ
て油圧クランプ30を設ける。この油圧クランプ
30は作動時、ホルダー22を介して突当てピン
21を締付け、スライドギブ24に一体に固定す
るものである。従つて、反対に、油圧を除いた
時、突当てピン21に対する締付けは解かれ、突
当てピン21はスラトドギブ24に対し上下動可
能となる。32は油圧ジヤツキで、油圧により進
退動作する作動子33を持つ。そして、この作動
子33が前記突当てピン21と並行で、かつその
下端が、前記ノツクアウトバー17上に固定した
台座34と対向するように、前記スライドギブ2
4に固定取付けされる。
次に第5図により、上記油圧クランプ30およ
び油圧ジヤツキ31に対する油圧系統を説明す
る。ここで、前記ノツクアウトバー17に対し油
圧クランプ30は片側2個ずつ、計4個、また油
圧ジヤツキ31は片側1個ずつ、計2個用いる。
図において、37は油圧源で、2本のパイプ3
8,39を介して操作部40に通じる。操作部4
0は油圧クランプ30用および油圧ジヤツキ32
用として2個のクランプバルブ40A,40Bを
持つ。これらクランプバルブ40A,40Bはそ
れぞれ操作レバー41A,41Bを持つ。そし
て、一方のクランプバルブ40Aはパイプ42、
継手43、パイプ44、ブランチ45、油圧ホー
ス46を介して各油圧クランプ30と通じる。ま
た他方のクランプバルブ40Bはパイプ47、ブ
ランチ48、油圧ホース49を介して、各油圧ジ
ヤツキ32と通じる。
次に作用を説明する。今、金型交換が完了し、
プレス上死点は決められている。なお、スライド
調整は完了または未完のいずれでもよい。もちろ
んノツクアウト調整は未完である。この状態にお
いて、先ず、プレス運転を選択寸動により1回試
打ちをする。但し、新しい金型の場合はダイハイ
トを決定する必要があるため、何回か試打ちをく
り返す。そして、上型ダイに加工品が付着する状
態に達したら上死点で停止させる。次に油圧ジヤ
ツキ32用のクランプバルブ40Bの操作レバー
41Bをクランプ状態にして油圧ジヤツキ32を
油圧作動させる。この操作により、油圧ジヤツキ
32の作動子33は下方に進出し、台座34を下
してノツクアウトバー17を下方に押し下げる。
このためノツクアウトバー17は吊り上げスプリ
ング19に抗して下降し、第1図で示したノツク
アウトピン13の上端と当接し、これを下方に向
つてたたく。このため上型内に付着している加工
品は突落される。上記ノツクアウトバー17の下
降は、第1図で示したストツプピン18が中空部
14の底面上に当たることにより停止するので、
作業者はこれを見て、この状態を保持させる。次
に、油圧クランプ30用のクランプバルブ40A
の操作レバー41Aをアンクランプ側に操作し、
油圧クランプ30に対する油圧を解除する。この
操作により、突当てピン21への締付けが解除さ
れ突当てピン21はノツクアウトバー17の上面
に落下する。作業者は、この落下を見て、操作レ
バー41Aをクランプ操作し、油圧クランプ30
に油圧を加えて突当てピン21を締付け、これを
スライドギブ24に一体的に固定し位置決めをす
る。次に油圧ジヤツキ32用の操作レバー41B
をアンクランプ操作し、油圧ジヤツキ32に対す
る油圧を解除する。この状態で、試打ちを行い、
ノツクアウト機能が確実に作動するのを確認し設
定を完了する。
(7) 考案の効果 以上のように本考案によれば、金型変更にとも
なうノツクアウト機構の調整を油圧機器により行
うように構成したので、従来の手作業による突当
てピンの締付けやその解除作業が不要となり、作
業が容易になるとともに安全性も向上する。また
従来のように、各金型毎に必要ノツクアウト量を
求める必要がなくなり、それによつてこの調整量
も無段階となる。またこれらのデータを保管した
り変更することもなくなり、さらにノギス等を用
いた設定作業が不要になること等により、作業者
に対する負担が軽減し、正確度が一層向上する。
また、従来は新しい金型であるためスライド調整
未完の状態で試打ちを行うと金型内に加工品が付
着しこれの除去が困難であつたが、作用の部分で
述べた如く、本考案では油圧ジヤツキの力により
難無く、これを除去することができる等、種々の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置を示す正面図、第2図は本考
案によるプレス装置の一実施例を要部について示
す正面図、第3図は第2図の側面図、第4図は第
2図の底面図、第5図は本考案に用いる油圧系統
の一例を示す系統図である。 11……プレスラム、12……スライド下面、
13……ノツクアウトピン、17……ノツクアウ
トバー、19……吊り上げスプリング、21……
突当てピン、24……固定側の部材、30……油
圧クランプ、32……油圧ジヤツキ、33……作
動子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上型を保持するプレスラムのスライド下面に下
    端が突出する如く上下動可能に設けられたノツク
    アウトピンと、下面がこのノツクアウトピンの上
    端と対向する如く上記プレスラムに一定範囲上下
    動可能に保持されかつ吊り上げスプリングにより
    常時上方への作用力を受けるノツクアウトバー
    と、下端がこのノツクアウトバーの上面と対向す
    る如く固定側の部材に上下動可能に保持された突
    当てピンと、作動時この突当てピンの上下動を阻
    止すべくこれを上記固定側の部材に固定する油圧
    クランプと、油圧により進退動作する作動子を有
    し、この作動子が上記突当てピンと並行でかつそ
    の下端がノツクアウトバーの上面と対向するよう
    に固定側の部材に設けられた油圧ジヤツキとを備
    えたことを特徴とするプレス機械。
JP15747481U 1981-10-22 1981-10-22 プレス機械 Granted JPS5866053U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15747481U JPS5866053U (ja) 1981-10-22 1981-10-22 プレス機械

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15747481U JPS5866053U (ja) 1981-10-22 1981-10-22 プレス機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5866053U JPS5866053U (ja) 1983-05-04
JPS6321948Y2 true JPS6321948Y2 (ja) 1988-06-16

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JP15747481U Granted JPS5866053U (ja) 1981-10-22 1981-10-22 プレス機械

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60103541U (ja) * 1983-12-20 1985-07-15 アマノ株式会社 プレス機用ノツクアウトバ−の自動調整装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5866053U (ja) 1983-05-04

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