JPS63218Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電気かみそりの収納ケースに関する。

〔従来の技術〕

従来の電気かみそりの収納ケースは、電気かみ
そり本体とコード等の接続器を一体にビニールケ
ース等に収納したもの、又、開閉タイプのプラス
チツクケース等に本体とコードを一緒に収納した
ものであつた。

〔考案を解決しようとする問題点〕

しかし、前述の従来技術ではコードが不要の時
はビニールケースおよびプラスチツクケースが大
きくなり電気かみそりの納まりが悪く、大きく、
扱いづらく、又ビニールケースでは柔らかいため
に剛性に欠け電気かみそりの保護には不向きであ
るという問題点を有する。

そこで本考案はこのような問題点を解決するも
ので、その目的とするところは電気かみそりの保
護と携帯性の優れた電気かみそりの収納ケースを
提供するところにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案の電気かみそりの収納ケースは、電気か
みそり１２とミラー３とブラシ５とが収納され、
且つ前記電気かみそり１２が保護され合成樹脂よ
りなる略筒状のハートケース１と、電源に接続さ
れるコード８が収納され前記ハードケース１と着
脱自在に係合され合成樹脂よりなる略筒状のコー
ドケース９とを有し、前記ハードケース１は、そ
の長手方向の下向側壁に配設され前記コードケー
ス９係合され、且つ、内部には前記ブラシ５が収
納される収納室４が内設されている突出部２１
と、前記収納室４の上方に前記コードケース９と
着脱する係合溝７が形成されている一対の係合突
部２２と、該各係合突部２２間の下方前記ハード
ケース１の側壁に貫通され前記電気かみそり１２
に突設されている開閉具１４が着脱される係合穴
６と、該係合穴６と直角方向の側壁下方中央部穿
設されミラー３が内面に固着される開口部１８
と、前記電気かみそり１２が嵌脱可能となるよう
底部から穿設された開孔部２０とを有し、前記コ
ードケース９は、長手方向側面上方に前記係合溝
７と係合する係合凸１１が先端部に形成されてい
る一対の弾性片１０と、該弾性片１０の下方長手
方向側面に前記ハードケース１が係合される開放
部２３とから成ることを特徴とする。

〔実施例〕

以下、本考案の一実施例に基づきより詳細に説
明する。

第１図に本発明の収納ケースとして組合わされ
る部品の外観図を示し第２図にセツト状態、第３
図にハードケースの主要断面図、第４図、第５図
に第２図のＡ−Ａ，Ｂ−Ｂ断面図を示す。第６図
は電気かみそりの接続器としてプラグ付の外観図
を示す。

各図において、電気かみそりの付属品を収納
し、保護する合成樹脂よりなるハードケースで内
面２にミラー３が接着剤により固着され、収納室
４にブラシ５が係合される。又前記ハードケース
１は第３図に示すように長手方向側壁にコードケ
ース９の本体が係合される突出部２１が形成され
ており、該突出部２１の内部には前記ブラシ５が
収納される収納室が配設され、該収納室の上方に
前記コードケース９が着脱される係合溝７が形成
されている一対の係合突部２２が配設され、且
つ、コードケース係合溝７がその各側面に配設さ
れ、また、前記各係合突部２２間の下方前記ハー
ドケース１の側壁に貫設され前記電気かみそりに
突設されている開閉具１４が着脱される係合穴６
が配設されて成る。８はコードである。９が前記
コード８を収納し、合成樹脂よりなるコードケー
スであり、第４図に示す如く、弾性片１０の先端
にハードケース１との係合用のハードケース係合
凸１１が設けられる。１２が電気かみそりであ
り、１３が外刃、１４が開閉具で常時外方に付勢
され、該開閉具１４を押すと外刃１３が外れる構
造になつている（図示せず）。下方にはコード８
と接続するインレツト部１５が配設される。第６
図は、電気かみそり１２が充電式で構成されて成
るプラグインタイプでコード８のかわりにプラグ
１６で充電する。ハードケース１の側壁に前記プ
ラグ１６の突出用のプラグ穴１７が設けられて成
る。

又、ハードケース１の開口部１８よりミラー３
が見え、収納室４のブラシ係合リブ１９によりブ
ラシ５を係着される。電気かみそり１２は、前記
ハードケース１の底部から穿設された開孔部２０
より嵌脱可能であり前記電気かみそりの開閉具１
４と開閉具係合穴６の係着によつてハードケース
１に係合される。この際開閉具１４が常時外方へ
弾性力にて付勢されていることにより充分な係合
を有する。前記ハードケース１と前記コードケー
ス９の着脱は、前記突出部２１と開放部２３との
係合、および弾性を有する前記弾性片１０の係合
凸１１と前記係合突部２２の係合溝７との係合に
よりなされてハードケース１とコードケース９が
一体的に接続される。コードケース９を外す時は
弾性片１０に外力を加えて係合部を外すと容易に
コードケース９が外れる。また、電源に接続され
るコード８は前記コードケース９の長手方向側面
前記弾性片１０の下方に形成されている開放部２
３より挿脱可能となる。第６図の様なプラグ式の
電気かみそりは、ハードケースに収納したままコ
ンセントで充電することが可能である。

〔考案の効果〕

以上述べたように本考案によれば、ハードケー
ス１にミラー３を始めブラシ５まで収納できる
他、コード８を前記コードケース９に入れて前記
ハードケース１と係合することで、携帯性にすぐ
れ、薄形の箱形状で収納性のよい電気かみそりの
収納ケースが提供できる。またハードケース、コ
ードケース共にプラスチツク等の材料で製造され
ていることにより、万一携帯時に外力が加わつて
も電気かみそりやコード８、プラグ１６の破損等
が防止でき前記電気かみそり１２の本体および刃
部の保護ができる。又、ハンドケース１底部の開
孔部１８より、容易に前記電気かみそり１２の着
脱が出来、前記ハードケース１に収納されたまま
前記電気かみそり１２の充電等の操作が可能であ
る。

又、前記電気かみそり１２に前記コード８が不
要の時は、前記ハードケース１のみで携帯すれば
よく、前記コードケース９まで持ち運ぶ必要がな
く便利である。販売面からみると前記ハードケー
ス１及び前記コードケース９が個別に販売出来る
ほか、前記ハードケース１と前記コードケース９
の外観を見晴えよく処理、加工することで、化粧
箱の包装が不要で、そのまま販売することが出来
るという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は収納ケースとして組合わされる部品の
外観図。第２図はハードケースとコードケースが
係合された状態図で、第３図に主要断面図を示
し、第２図のＡ−Ａ断面図を第４図に、Ｂ−Ｂ断
面図を第５図に示す。第６図は他の実施例でコー
ド不要の電気かみそりを示した外観図である。 １……ハードケース、３……ミラー、４……収
納室、５……ブラシ、６……係合穴、７……係合
溝、８……コード、９……コードケース、１０…
…弾性片、１１……係合凸、１２……電気かみそ
り、１４……開閉具、１６……プラグ、１８……
開口部、１９……ブラシ係合リブ（ハードケース
に配設）、２０……開孔部、２１……突出部、２
２……係合突部、２３……開放部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電気かみそり１２とミラー３とブラシ５とが収
   納され、且つ前記電気かみそり１２が保護され合
   成樹脂よりなる略筒状のハードケース１と、電源
   に接続されるコード８が収納され前記ハードケー
   ス１と着脱自在に係合され合成樹脂よりなる略筒
   状のコードケース９とを有し、前記ハードケース
   １は、その長手方向の下方側壁に配設され前記コ
   ードケース９が係合され、且つ内部には前記ブラ
   シ５が収納される収納室４が内設されている突出
   部２１と、前記収納室４の上方に前記コードケー
   ス９と着脱する係合溝７が形成されている一対の
   係合突部２２と、該各係合突部２２間の下方前記
   ハードケース１の側壁に貫設され前記電気かみそ
   り１２に突設されている開閉具１４が着脱される
   係合穴６と、該係合穴６と直角方向の側壁下方中
   央部に穿設されミラー３が内面より固着される開
   口部１８と、前記電気かみそり１２が嵌脱可能と
   なるよう底部から穿設された開孔部２０とを有
   し、前記コードケース９は、長手方向側面上方に
   前記係合溝７と係合する係合凸１１が先端部に形
   成されている一対の弾性片１０と、該弾性片１０
   の下方長手方向側面に前記ハードケース１が係合
   される開放部２３とから成ることを特徴とする電
   気かみそりの収納ケース。