JPS63218767A - アントシアニン系色素の安定化法 - Google Patents

アントシアニン系色素の安定化法

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JPS63218767A
JPS63218767A JP62051149A JP5114987A JPS63218767A JP S63218767 A JPS63218767 A JP S63218767A JP 62051149 A JP62051149 A JP 62051149A JP 5114987 A JP5114987 A JP 5114987A JP S63218767 A JPS63218767 A JP S63218767A
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anthocyanin
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dyestuff
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邦彦 小林
Naotoshi Matsutomi
松富 直利
Kuniyoshi Onishi
大西 邦義
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San Ei Kagaku Co Ltd
Sanei Kagaku Kogyo KK
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San Ei Kagaku Co Ltd
Sanei Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はアントシアニン系色素に陰イオン性界面活性
剤を添加してアントシアニン系色素の安定性を向上させ
る方法に関するものである。
(従来の技術、) アントシアニン系色素は、酸性下(pH=8以下)で鮮
明な赤〜赤紫色を呈し、食品、医薬品、化粧品、その他
の着色料として使用されている。しかしながらpHが上
昇する(pH−3,5以上)につれて、色調が変化する
と共に、吸光度(発色)が低下し、所定の色調を得るた
めには酸性下(1)H=8以下)での添加量の数倍を必
要とし、着色経費が上昇してしまう。
さらに、食品に使用する場合、食味止金、9pHを下け
られない食品や■を下げると、増粘剤等の効果が低下す
る場合があったシ、直接、皮膚に塗布する化粧品等に使
用する場合は、酸性が強いと炎症などの障害を起こすお
それがある。また、アントシアニン系色素は、耐光性、
)耐熱性に劣るという欠点を持っている。
(当該発明が解決しようとする問題点)ここにおいて、
アントシアニン系色素の田上昇に伴なう使退色を防止し
、しかも光に強く、更に熱に強い性質をこのものに付与
することが課題となる。この発明は、この課題全解決す
るだめの1つの回答である。
以rに、この発明の詳細な説明する。
(発明の構成) 本発明に使用されるアントシアニン系色素としては、赤
キャベツを起源とする赤紫色色素、ブドウ果皮を起源と
する赤紫f!3色素、紫トウモロコシ、ベリー類、その
他を起源とする天然糸のアントシアニン色素でも、合成
されたアントシアニン色素のいずれでもよく、これらの
2種以上を併わせ用いてもよい。
また、アントシアニン色素の安定性を改良するため忙添
加する陰イオン性界面活性剤としては、ドデシ/l/硫
酸ナトリウム、フウリ〃ベンゼン硫酸ナトリウム、その
他があシ、これらの1種又は2種以上を併わせて用いる
。その使用量は、被着色物の総量に対して5%以下量(
重量%、以下同じ)でよい。この範囲において、ことに
α05〜0.2%量が多くの場合について有用である。
またアントシアニン系天然色素に陰イオン性界面活性剤
を添加する比率は、アントシアニン系天然色素1゜部(
重量、以下同じ)に対して陰イオン性界面活性剤10〜
1000部を添加する。(好ましくは、アントシアニン
系色素100部に対して100〜500部が効果的であ
る。) 次に安定化の工程および機構を説明する。
陰イオン性界面活性剤の1櫨又は2種以上をあらかじめ
アントシアニン色素中に任意の割合で配合しておき、被
着色物に前記使用量となるように添加する。またアント
シアニン色素と陰イオン性界面活性剤を被着色物に別々
に添加してもよい。
その際、陰イオン界面活性剤が水系の中で均一に溶解す
るように攪拌してもよい。
そして、上記必須構成成分の他、油分、ワックス、紫外
線吸収剤、防腐剤、酸化防止剤、有機溶媒、薬剤、水溶
性高分子、香料、水、その他の成分を添加してもよい。
その安定化の機構の詳細は不詳であるが、陰イオン性界
面活性剤の臨界ミセ1va度で増色効果が増加し、ミセ
ル形成とともに最大に達することが認められており、ま
た、疎水的相互作用を抑制する尿素やジメチルスルホキ
シド、静電的相互作用を抑制するNa(lが増色効果を
抑制することより陰イオン性界面活性剤によるアントシ
アニン色素の増色効果は、陰イオン性界面活性剤のミセ
ル形成と密接に関連し、さらに疎水的および静電的相互
作用が関与していると考えられる。
(発明の効果) 本発明の方法によシアントシアニン系色素に陰イオン性
界面活性剤を添加したものは、耐光、耐熱、耐酸、耐ア
ルカリ性に極めて優れている。詳しくは、次に具体例を
記し、説明する。
アントシアニン色素、(シアニジン−3−/l/l/ナ
ノド)i、35xlOM、 ドデシル硫酸ナトリウム(
以下、SDSと略す):r、35xxo  Mをp H
= 2.3〜5.0のMcllvaine氏緩衝液中に
加え、吸光度計(日立、200−10型)で吸光度およ
び可視部最大吸収波長(λmax)を測定する。また、
pH=3の同様の緩衝液中に、アントシアニン色素、(
デpフィニジンー3−ルチノサイド)i、3sx1o 
 y。
5DS6.75X16″8M、 SDS 1.35 x
 10−”Mを加えた溶液を日光照射する。それらの基
準品としてSDS無添加の色素溶液を調整し、同様の処
理を行ない比較検討した。その結果を図1(a)、図1
(b)及び図2で示す。
図1(a)、(b)は、pH変化に伴なうSDSによる
アントシアニン色素の可視部最大吸収波長の長波長側へ
のシフトとその波長での吸光度の増加を示したものであ
るが、pH3〜4の間でSDSの効果が最も顕著であ、
9.SDS未添加のものはpH3から4になるにつれて
吸光度が急激に低下しているのに対し、SDSを添加し
たものは、吸光度の低下かはとんど見られない。
また、図2は、SDSを添加した場合の安定性の増加を
示したものであシ、80分間日光照射した時、SDS添
加したものは、未添加のものに比べて色素残存率が4〜
6割優れている。
これらから明らかなとおり、SDSの様な陰イオン性界
面活性剤を加えることによりアントシアニン色素は増色
され安定性も向上する。
以下、本発明の実施例を示す。
なお配合量は重量%である。
実施例1 キャンデー 処方  砂     糖         、。、0%
水     飴          40.0精  製
  水           9.9クエン酸(結晶)
          0.05SDSを0,1%添加し
たものと未添加のものをそれぞれキャンデーの処方(上
記参照)に従い調製し、両者の色調を比較すると共に、
螢光灯下、1週間放置し、耐光性について検討した。
※数字は、肉眼判定による色の伸びを示す。
(pH’= 8での色の伸びを100とする)×※数字
は色素残存率を示す。
実施例2 ペクチンゼリー 処方 精 製 水          2725%ペク
チン      1.0 砂     糖           1.5クエン酸
(結晶)            0.15クエン酸ナ
トリウム            0.05水    
 飴           35.0砂     糖 
          35.0ラウリルベンゼン硫酸ナ
トリウム(以下、LBsと略す)を0.1%添加したも
のと未添加のものをそれぞれペクチンゼリーの処方(上
記参照)に従い調製し、両者の色調を比較すると共に、
螢光灯下、1週間放置し耐光性について検討した。
※数字は、肉眼判定による色の伸びを示す。
(1)H=3での色の伸びを100とする)※※数字は
色素残存率を示す。
実施例3 錠 剤 % 処方  塩酸エフェドリン       0.5精  
製  水         9.9乳     糖  
      35.03%RPC乳糖     25.
0 結晶セルロース        20.0バレイシヨデ
ンプン       75ヌテアリン酸タルク    
   2.0ブドウ果皮色素(81%:=40)0.1
テトラデシ/L/&&酸ナトリウム(以下STSと略す
)を0.1%添加したものと未添加のものをそれぞれ上
記の処方に従い錠剤を調製し、両者の色調を比較検討し
た。
(1)H=3での色の伸びを100とする)実施例4 
シロップ剤 % 処方  アムホテリシン8          10.
0単シロツプ           89.9紫トウモ
ロコシ色素(E1?ニー40)   0.1ミリヌチル
ベンゼン硫酸ナトリウム(以下、MBSと略す)を0.
1%添加したものと未添加のものをそれぞれ上記の処方
に従いシロップ剤を調製し、両者の色調を比較検討した
、 数字は、肉眼判定による色の伸びを示す。
(pH−s8での色の伸びを100とする)実施例5 
アフターシェーブローション、57−8       
 .5.8%ニスセーフ2010          
0.8ASL−240,05 4−メントー/L/                
      0.01クエン酸           
    0.05クエン酸ナトリウム        
 0.06グリセリン            2.0
精製水      4L98 エルダーベリー色素(E1鵠−40)    0.1S
DSをO,1%添加したものと未添加のものをそれぞれ
アフターシェーブローションの処方(上記参照)に従い
調製し、両者の色調を比較検討した。
数字は肉眼判定による色の伸びを示す。
(pH=3での色の伸びを100とする)実施例6 ク
リーム POE(15モ/L/)植物油脂肪酸エステ/L/  
   1.5ソルビタンセスキオレエート3.5 イソグロビルミリヌテート         10.0
流動パラフイン(#70)         10.0
セタノール                  4.
0パラフインワツクス             5.
0ミツロウ                 10.
0ホウ砂       0.5 プロピレングリコ−/l/2.0 精製水       53.495 シアニジン−3−グルコシド(合成品)    0.0
05LBSを041%添加したものと未添加のものをそ
れぞれクリームの処方(上記参照)に従い調製し、両者
の色調を比較検討した。
数字は肉眼判定による色の伸びを示す。
(pH=3での色の伸びを100とする)図 1  シ
アニジン−3−ルチノサイドのSDSによる増色効果H ※ SDS添加(0)、SDS未添加(・)図2デルフ
ィニジンー3−ルチノサイドのSDSによる安定化日光
照射時間(分) ※ SDS未添加(・) 、  sos 6.75刈0
−3M添加(O)。
SDS  1.35X10”M添加(ロ)手続補正書(
方式) 昭和62年2月22日 1、事件の表示 事件との関係 特許出願人 住所 郵便番号561 4、補正命令の日付(発送日) 昭和62年5月26日
5、補正の対象  [明細書の図面の簡単な説明」の欄
6、補正の内容 明細書筒12頁末尾付目に「4、図面の簡単な説明」の
項を設ける。
別紙のとおシ
【図面の簡単な説明】
図1.  シアニジン−3−ルチノサイドの5DSKよ
る増色効果 (a)  :  SDSを添加(−〇−)すると、色素
の最大吸収波長が長波長へずれ、深色効果が認められた
。また、その効果はpH2,5〜5の間で有効であった
。 (−・−)はSDSの未添加を示す。 (b)  :  SDS添加のもの(−〇−)は、未添
加(−・−)に較べて最大吸収波長での吸光度が高い。 pH4付近では約6倍の吸光度を示した。 従って、SDSを添加すると色素の発色は6倍増加する
事になる。 図2. デルフィニジン−3−/L/チノサイドのSD
Sによる安定化 SO5を添加したもの(−ロー、−〇−)は、未添加(
−・−)に比較して、日光照射における耐光性が優れて
いた。また、添加量が多い(4]、−)はど、色素が多
く残存し、安定性の向上に効果があった。」

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アントシアニン系天然色素に陰イオン性界面活性剤を添
    加することを特徴とするアントシアニン系色素の安定化
    法。
JP62051149A 1987-03-05 1987-03-05 アントシアニン系色素の安定化法 Expired - Lifetime JP2506102B2 (ja)

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2003096309A1 (ja) * 2002-05-10 2005-09-15 独立行政法人食品総合研究所 飲食品や薬剤等の保管状態判定方法およびそのインジケータ
WO2016182023A1 (ja) * 2015-05-12 2016-11-17 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 アントシアニン色素製剤

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JPS61106670A (ja) * 1984-07-20 1986-05-24 San Ei Chem Ind Ltd 非親水性アントシアニン系色素懸濁液の製法

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