JPS63218355A - 凹版印刷機のワイピング装置 - Google Patents

凹版印刷機のワイピング装置

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JPS63218355A
JPS63218355A JP5207487A JP5207487A JPS63218355A JP S63218355 A JPS63218355 A JP S63218355A JP 5207487 A JP5207487 A JP 5207487A JP 5207487 A JP5207487 A JP 5207487A JP S63218355 A JPS63218355 A JP S63218355A
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wiping
blade
wiping roller
piston rod
cylinder
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Toshio Hoshi
星 敏雄
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F9/00Rotary intaglio printing presses
    • B41F9/06Details
    • B41F9/08Wiping mechanisms
    • B41F9/10Doctors, scrapers, or like devices
    • B41F9/1018Doctors, scrapers, or like devices using a wiping cylinder

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は凹版印刷機において、凹版面に供給されたイン
キのうち、絵柄以外の箇所に付着した余分なインキを1
枚印刷ごとに拭き取るワイピング装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
凹版印刷機は局面に凹版が装着された凹版胴と、この凹
版胴に対接する圧胴とを備えておシ、給紙装置からスイ
ング装置を経て圧胴の爪にくわえ替えられて搬送される
紙には、凹版の版面に供給されたインキによる画像が転
写されることにより印刷が施され、印刷後の紙は排紙チ
ェーンで搬送されて排紙される。
この種の凹版印刷機には、例えば特開昭58−1010
60号公報や米国特許3762319号公報に開示され
ているようなワイピング装置が付設されている。このワ
イピング装置は、凹版胴に対接してこの対接周面が互い
に逆方向へ移動するように回転するワイピングローラと
、このワイピングローラの局面へパッド面を対接させた
複数個のブラシと、このブラシのローラ回転下流側に位
置して先端をワイピングローラに対接させた硬質ゴム製
等のドクタブレードとを備えておシ、インキ装置の着ロ
ーラから凹版面に供給されたインキのうち、絵柄として
の凹部の周辺に転移して付着した余分のインキは、版面
に対接して回転するワイピングo −9によって拭き取
られ、凹部の絵柄のみが紙に転写される。そして、ワイ
ピングローラは、洗浄液槽内に入れたトリクレンなどの
洗浄液に浸漬されて回転してオシ、前記拭き取シによっ
てワイピングローラに転移したインキは、この洗浄液と
前記ブラシとの洗浄作用で取シ除かれるとともに、ワイ
ピングロー2で持ち回シされた洗浄液はドクタブレード
で洗浄液内へ掻き落とされる。
このようなワイピング装置によるインキ拭き取シニおい
ては、版面に対するワイピングルーラの接触圧が強過ぎ
ると、絵柄としての凹部のインキまで掻き出してしまっ
て極細線が印刷できない結果になシ、また、接触圧か弱
過ぎると、凹部周辺に余分なインキが残り画像の線幅が
広くなってにじむような印刷となったり、あるいは、一
部の非絵柄部全面にインキが残って大きな汚れとなった
ルするので、印刷物の品質を確保するためには版面に対
するワイピングローラの接触圧を正しく調節する必要が
あシ、従来のワイピング装置にはこの接触圧調節装置が
付設されている。
従来におけるこの種ワイピングローラ接触圧調節装置は
、ワイピングロー2偏心軸受で軸支させてこの偏心軸受
をハンドル操作によりラオームとウオームホイル、また
はねじ軸などを介し回動させてワイピングローラを版面
に対する遠近方向へわずかに進退させるものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、印刷作業を一時中断する場合等には、従来一
般に印刷胴の胴抜きと同時にワイピングローラを凹版面
から離間させるが、従来はこの場合、作業者がこれをハ
ンドル操作によって行っていたので、そのために専任者
が必要で省力化が計れないばかシでなく、ワイピングロ
ーラを離間させると、折角調節された接触圧が解消され
てしまい、運転再開時には改めて接触圧を調節しなけれ
ばならず、無駄な労力と時間を要すると言う問題がちっ
た。さらに左右の操作用71ンドルを機械の運転中に同
期させて行うことが困難であった。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために本発明では、ワイピ
ングローラを軸支する偏心軸受に流体圧シリンダのピス
トンロッド作用端を枢着し、この流体圧シリンダをピス
トンロッドの進退方向へ微動調節自在な調節機構で支持
させた。
〔作用〕
流体圧シリンダを設けたことによりこれを自動化するこ
とが容易であるから、これを自動化すると、印刷作業の
中断時等には印刷胴の胴抜きに連動して流体圧シリンダ
のピストンロッドが移動シ偏心軸受を介してワイピング
ローラが凹版胴から離間する。印刷作業の再開時には、
印刷鵬の胴入れに連動してワイピングローラが凹版胴に
対接する。このとき、流体圧シリンダのストローク端限
で規制して接触させるよりにしてこれを流体圧シリンダ
支持の調節機構で設定しておけば、再運転時に、作業中
断前のワイピングローラ接触圧が確実に再現される。t
’c、ワイピングローラのi触圧を調節したい場合には
、流体圧シリンダを支持する調節機構を操作すればよく
、機械の運転中に操作が可能である。
〔実施例〕
第1図ないし第5図は本発明に係るワイピング装置の実
施例を示し、第1図はその側面図、第2図は分解平面図
、第3図はドクタブレード装置の縦断面図、第4図は概
要配置図、第5図は本発明を実施した凹版印刷機の概要
側面図である。図において、紙1が積載された給紙装置
2とその前方の印刷装置3との間には、給紙装置2のサ
ッカ機構で上層から1枚ずつ送シ出される紙1を受けて
印刷見尚を合わせる差板4と、差板4上の紙1をくわえ
て揺動するスイング装置5とが配設されている。印刷ユ
ニット3には、爪6と爪台Tとからなる3組のくわえ爪
装置8(以下爪8と略称する)が外周部を円周方向に3
04分する位置に配設された圧pU9が軸架されておシ
、これには#?!は同径の凹版胴10と、t!1111
/3径の渡し胴11および排紙胴12が対接されている
。このうち渡し胴11には、爪8と同構成の1組の爪が
設けられておシ、スイング装置5からくわえ替えた紙1
を圧胴9のる。
爪8にくわえ替えさせるように構成されてい】た排紙胴
12と同軸上のスプロケットと図示しないスプロケット
との間には、左右一対の排紙チェーン13が張架されて
おシ、これには圧胴9の爪8から紙1をくわえ替えて排
紙チェーン130走行とともに搬送する排紙爪が設けら
れている。さらに凹版胴10の周面には、非画線部とし
ての平面と画線部としての凹部とで形成された凹版が装
着されている。凹版の表面には、複数個の着肉ローラ1
4が対接されておυ、これにはインキ壺15内で回転す
る壺ロー216が対接されている。17は壺ローラ16
に対接しインキ壺15から流出するインキを均らす振シ
ロニラである。
概略以上のように構成された凹版印刷機には、全体を符
号20で示すワイピング装置が付設されている。このワ
イピング装置20は、前記凹版胴10の斜め下方に位置
して機台フレーム側に支持された洗浄液槽21を備えて
おシ、この洗浄液槽21内には、例えばトリクレンなど
の洗浄液22が蓄えられている。洗浄液槽21の上部開
口端には、枢軸22を中心にして回動自在な半割蝶番式
に形成された一対の軸受カバー23が、両側板に設けら
れておシ、閉塞後、締金具24によって固定されている
。各軸受カバー23には、第1図。
第2図に示す外周25mの中心であるメタル芯Fと、内
孔25bの芯であるローラ芯F1とを図に符号tで示す
だけ偏心させた偏心軸受25が副締めによって固定され
ておシ、この偏心軸受25の内孔25bには、局面を凹
版胴10上の版面に対接させたワイピングローラ26が
、両端軸をブツシュ2Tところがシ軸受28とを介して
回動かっ軸線方向へ進退自在に軸支されている。このワ
イピングロー226は、一方の端軸に固定されたギア2
9と、その下方のピニオン30との噛合によって原動側
から回転駆動されているとともに、他端の溝車31にこ
ろを嵌合させた図示しない振シ機構によって軸方向に往
復駆動されている。なお、ワイピングローラ26の回転
方向は、図に矢印で示すよ5K。
凹版胴10と同方向であって、対接周面は互いに反対方
向へ周回している。
一方、洗浄液槽21の両側板上端には、ねじ孔を有する
ねじ軸受32がボルト止めされておル、各ねじ軸受32
のねじ孔には、ハンドル33付きのねじ軸34が、回動
操作により進退できるように螺合されている。35は各
ねじ軸34の先端に回動自在に装着されたスラストベア
リング36内蔵のカップリングであって、各カップリン
グ35には、それぞれ油圧シリンダ3Tが、ねじ軸34
と同芯状に固定されており、そのピストンロッド3Bは
、ワイピングローラ26の真下に臨んでいる。そして、
このピストンロッド38の作用端は、前記偏心軸受25
にボルト止めされた金具39にピン40で枢着されてお
り、油圧シリンダ3Tのピストンロッド38を油圧で進
退させることにより偏心軸受25がメタル芯Fを中心に
して回動し、偏心作用によりワイピングロー226が凹
版胴10の版面に対して着脱されるように構成されてい
る。
また、その着状態でハンドル33を回動操作してねじ軸
34を進退させるととKよシ、版面に対するワイピング
ロー226の接触圧が微調整される。
34mはねじ軸34を回動位置で固定するハンドル34
b付きの固定ナツトである。
また−万、洗浄液槽21の後側側板21&上面には、断
面機長長方形に形成された長尺のブレードベース41が
、両端と中央との3箇所に設けた蟻溝式のガイド42の
嵌合により案内されて軸心直交方向へ平行移動できるよ
うに支持されてい・る。43はブレードベース41よυ
も広幅でこれよシもやや短い長尺の板状に形成されたブ
レードホルダであって、ブレードベース41の両端部以
外の箇所に形成された傾斜面41mに重ねられて4個の
固定ねじ44(後述)により着脱自在に固定されておシ
、そり前端部には、合成ゴム等の弾性材で板状に形成さ
れたドクタブレード45(以下ブレード45と言う)が
、ブレード押さえ46で押さえられて複数個のボルト4
7で固定されている。前記固定ねじ44は複数個のハン
ドル挿入孔44mを備えた頭部44bと、ビン部44e
と、スライドベース41のねじ孔に螺入されるねじ部4
4bとで一体形成されておシ、ビン部44cとねじ部4
4dとの段部が締付は面に当接した締伺は端唄において
、頭部44b下面とブレードホルダ43上面との間に、
第3図に符号t1で示す間隙が形成されるように構成さ
れている。そしてこの間1!li t t Kは、複数
個の皿ばね48が、キャップ49と座金50とで上下か
ら挾持されて介装されている。また、頭部44bに設け
られた環状溝内には、圧縮コイルはね51が介装されて
おシ、さらにピン部44cの下端部にはストッパ52が
嵌装されている。なお、ピン部44cの嵌合孔43息は
、ピン部44cとほぼ同幅の長孔状に形成されておシ、
ストッパ52を孔周縁に当接させて固定ねじ44の抜け
を阻止するとともに、ブレードホルダ43をワイピング
ロー226に対する遠近方向へ移動可能となるように構
成されている。ブレードホルダ43の左右2箇所には、
L字状に形成されたブレードホルダ43移動用の移動金
具53がボルト止めされておシ、その垂直部材に設けた
U字溝531には、全体を符号54で示すブレードホル
ダ前後調節用の調節71ンドルのピン部54mが嵌合さ
れている。調節ハンドル54は、ピン部54mと、ハン
ドル55付きの頭部54bと、この頭部54bとともに
調節ハンドル54の移動を規制する大径部54cと、ブ
レードペース41のねじ孔に螺入されるねじ部54dと
で一体形成されている。そして前記ブレード45は、先
端をワイピングロー226の周面に当接させていて、ワ
イピングロー226が持ち回シした洗浄液を掻き落とす
機能を有しており、ハンドル55を把持して調節ハンド
ル54を進退させることにより、ブレードホルダ43と
ともにブレード45が進退し、ワイピングロー226に
対する接触圧が調節されたシ、あるいはブレード45が
ワイピングローラ26から離間したシするように構成さ
れている。この場合、本装置においては固定ねじ44を
弛めずに締めたitでも、皿はね480弾発力が作用し
ているだけであって、この状態でブレードホルダ43の
進退が可能である。さらにブレードペース41の左右両
端部には、ブレードホルダ43をブレードペース41か
ら離間させる方向に弾発する各前後一対のばね機構56
が設けられている。
このはね機構56は、ブレードペース41側の段付ばね
孔に装填された圧縮コイルばね5Tと、これにせ冠され
た上下動自在な段付きのキャップ58と、はね孔の上端
長孔部に装填されて長孔部の底面にボルト止めされた長
方形のキャップ押さえ5Sとで構成されておシ、キャッ
プ押さえ59でばね孔からの抜けを阻止されたキャップ
58が圧縮コイルばね5Tに弾発されてブレードホルダ
43を上方へ付勢するように構成されている。
以上のように構成されたブレード装置のブレードペース
41は、調節ねじ54によって微量に進退調節されると
ともに、ワイピングローラ26の着脱動作に連動して進
退するように構成されている。すなわち、前記両側の偏
心軸受25の側面には、外周25mと非同心の円弧状溝
カム面Boxを有するカム60がボルト止めされておシ
、一方ブレードベース41の両端部には、溝カム面60
mと係合するカムフォロア61が遊端部に枢着されたカ
ムレバー62が、ボルト止めされている。このように構
成されていることと、前記ガイド42で案内されている
こととにより、偏心軸受25が回動してこれと一体のカ
ム60がメタル芯Fを中心にして周回すると、外周25
鳳と非同心円弧の溝カム面60凰の作用により、カムレ
バー62は上下方向へ静止したまま前後方向へ進退する
ので、プレー)”45が進退する。すなわち、ワイピン
グロー226を着状態から脱状態にすると、ブレード4
5も着状態から脱状態になシ、ワイピングローラ26の
着状態においてブレード45も着状態になるとともに、
この再度の着状態におけるブレード45の接触圧は、脱
動作前の接触圧がそのまま再現され、再調節の必要がな
い。
ここでワイピングローラ26等の位置関係を第4図に基
づいて説明する。本装置においては、メタル芯Fの位置
を、凹版胴芯F2、ワイピングローラ芯F1、ピニオン
芯F3でなす角度θとワイピングローラ芯F1にて点対
称にする位置で、かつ凹版胴芯F2とワイピングローラ
芯F!とを結ぶ線上のワイピングローラ芯F!に立てた
垂線に対する±45°の範囲内に設定するとともに、ピ
ニオン芯F3とワイピングローラ芯F1とを結ぶ線に対
して±45°の範囲内に設けた。またこの範囲において
偏心軸受25の回動によるギア29とピニオン30との
思量距離の変化に対して、ギアの噛合に支障のない程度
にギアをマイナス転位にした。こうすることにより、偏
心軸受25を回動させてもギア29とピニオン30との
噛合に支障がない。
第1図において符号63で示すものは、図示しないアー
ムに支持されてパッド面をワイピングロー226の周面
に着脱自在に対接させた複数個のブラシであって、版面
から拭き取られてワイピングローラ26の周面に転移し
たインキを、パッドに浸透した洗浄液の溶解作用と、ブ
ラシ63の抑圧作用とで洗浄液槽21内へ掻き落とすよ
うに構成されている。
以上のように構成された凹版印刷機において、給紙装c
t2から差板4上へ1枚ずつ送シ出された紙1は、スイ
ング装置5から渡し胴11を経て圧胴3の爪8にくわえ
替えられて搬送される。一方、凹版胴1G上の凹版面に
は、インキ壺15内の3色のインキが着肉ロー214で
供給されているので、このインキは両#I9,10間を
通過する紙1に転写されて印刷が施され、印刷後の紙1
は排紙チ山−ン13の爪にくわえ替えられて搬送後排紙
される。
とのような印刷動作におけるワイピング動作を説明する
。給紙が開始され印刷胴の胴入れが行われると、この動
作に連動して油圧シリンダ31が作動し、後退していた
ピストンロッド38が図示の位S!まで前進するので、
偏心軸受25がメタル芯Fを中心にして図の時計方向へ
回動し、図示のようにワイピングロー226が版面に押
圧される。
このときカム60も図示の位置まで時計方向に周回する
ので、その溝カム面601にカムフォロア61を係合さ
せてカムレバー62が前進し、これと一体のブレードペ
ース41がガイド42に案内されて平行移動し、ブレー
ド45の先端がワイピングローラ260周面に対接する
。この状態で印刷作業を行うと、着肉ロー214によっ
て凹版面の絵柄部である凹部の周辺に付着された余分な
インキは、ワイピングロー226で拭き取られてその周
面に転移する。転移したインキは、ブラシ63のパッド
に浸透した洗浄液の洗浄作用とブラシ63の抑圧作用と
で洗浄液種21内の洗浄液中へ掻き落とされるとともに
、ワイピングロー226に持ち回シされた洗浄液はブレ
ード45によって洗浄液槽21内へ掻き落とされる。
そして、版面に対するワイピングロー226の接触圧を
調節する場合には、固定ナラ) 34mを弛めてハンド
ル33を回動操作すると、ねじ軸34がねじ作用で進退
し、これにカップリング36で連結固定された油圧シリ
ンダ3Tが進退して、前記と同様に偏心軸受25がわず
かに回動し、ワイピングローラ26の接触圧が微調節さ
れる。この調節は機械の運転中にワイピング作用を見な
がら操作できる。
また、印刷開始時や、長期使用後の摩耗時等において、
ブレード45による掻き落とし作用を調節する場合には
、ハンドル55を把持して調節ねじ54を回動させると
、ブレードホルダ43が進退してこれと一体のブレード
45が進退するので、ブレード45の接触圧が調節され
る。この場合、従来は固定ねじ44に相轟するねじを弛
めてブレードペース41を移動させていたが、本装置で
はブレードペース41は皿ばね48の弾発力でブレード
ペース41に押圧されているだけであるから、固定ねじ
44を締めたiまでブレード45の調節が可能である。
印刷作業の中断時等において、給紙動作が停止して印刷
胴が胴抜きされると、油圧シリンダ37がこれに連動し
て作動し、ピストンロッド38が後退するので、偏心軸
受25が先程とは逆方向に回動し、偏心作用によりワイ
ピングローラ26が凹版面から離間する。偏心軸受25
の回動によりこれと一体のカム60が周回し、カムレバ
ー62を介してブレードペース41が後退するので、ブ
レード45がワイピングローラ26の周面から離間する
。印刷作業の再開時には、給紙動作が開始されて印刷胴
が胴入れされると、これに連動して油圧シリンダ3Tの
ピストンロッド38が前進するので、前記印刷作業開始
時と同じくワイピングロー226とブレード45とが連
動して着状態になる。このようなワイピングローラ26
の着脱動作においては、ブレードホルダ43とブレード
ペース41との相対位置が変化しないので、運転再開時
には運転中断前のブレード45の接触圧がそのまま正確
に再現される。また、メタル芯Fの位置設定と溝カム面
60mの形状設定とによりブレード45が先ずワイピン
グローラ26から逃げてこれにワイピングロ、−ラ26
が追従するようにすることができるので、ブレード45
の先端とワイピングロー226の局面とが干渉しない。
さらにメタル芯Fの位置設定圧よシ、ワイピングロー2
26が脱状態になってもギア29とビニオン30との噛
合が、支障のあるtlど浅くなったシ深くなったシする
ことがない。
次に、ブラシ63のパッドが摩耗してその上方から手を
入れる場合や、ブレード45が摩耗したときなどには、
ブレードホルダ43を取シ外す。
すなわち、固定ねじ44のノ)ンドル孔44mに71ン
ドルを挿入して弛めると、ねじ部44dがねじ孔から抜
は出し、皿ばね48の弾発力が解けるとともに、圧縮コ
イルばね5Tの弾発力がブレードボルダ43の下面に作
用する。そしてとの弾発力がブレードホルダ43その他
の重量と釣シ合い、ブレードホルダ43は水平状態かあ
るいはブレード45側が上がった状態で上昇する。した
がって、通常、ワイピングロー226空転時の液上がシ
防止のためブレード45先端とワイピングローラ26周
面との間隙を11tml以下にする場合でも、ブレード
45の先端とワイピングローラ26の局面とが接触する
ことがない。ねじ部44dが抜けきると、圧縮コイルば
ね51の弾発力でストッパ52が長孔43mに圧接され
、ブレードホルダ43は固定ねじ44を伴って外される
。交換作業等が終わってブレードホルダ43を再装着す
る場合には、ブレードホルダ43をブレードベース41
上に重ね、ハンドル孔44mにハンドルを挿入して固定
ねじ44のねじ部44dをねじ孔に螺入すると、先ず圧
縮コイルはね51が圧縮され、引き続き皿ばね48に弾
発力が蓄積されながら固定ねじ44はピン部44eの段
部がねじ孔段部で止まるまで螺入される。この結果、ブ
レードホルダ43は長孔43mをビン部44eで案内さ
れて進退可能に支持される。
なお、本実施例においては流体圧シリンダとして油圧シ
リンダを例示したが、エアシリンダでもよい。また、流
体圧シリンダを支持してこれをピストンロッドの進退方
向へ機動調節する調節機構は、本実施例の構成に限定す
るものではない。
〔発明の効果〕
以上の説明により明らかなように本発明によれば凹版印
刷機のワイピング装置において、ワイピングローラを軸
支する偏心軸受に流体圧シリンダのピストンロッド作用
端を枢着し、この流体圧シリンダをピストンロッドの進
退方向へ微動調節自在な調節機構で支持させたことによ
り、印刷作業の中断時等において、流体圧シリンダによ
りワイピングローラを脱状態にし、運転再開時に着状態
にした場合、流体圧シリンダのストローク端唄で規制し
てワイピングローラを凹版面に接触させるようにしてお
けば、運転再開時に作業中断前のワイピングロー2の接
触圧が正確に再現されるので、運転再開時に改めて接触
圧を調節する必要がなく、労力が軽減され、休転時間の
短縮によυ生産性が向上する。また、流体圧シリンダは
自動化が容易であるから、これを自動化してワイピング
ローラの着脱を印刷胴の着脱に連動させるようにすれば
、ワイピングローラの着脱のための専任者を必要とせず
、省力化が計れる。さらに、ワイピングローラの接触圧
調節を着脱動作と切υ離して機械の運転中にワイピング
動作を見ながら行えるので、ワイピング機能が向上する
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5−図は本発明に係る凹版印刷機のワイ
ピング装置の実施例を示し、第1図はその側面図、第2
図は分解平面図、第3図はドクタブレード装置の縦断面
図、第4図は概要配置図、第5図は本発明を実施した凹
版印刷機の概要側面図である。 10・・・・凹版胴、20−・・拳ワイビング装置、2
5・・・・偏心軸受、25a・・・・外周、25b−・
・・内孔、26−・・・ワイピングローラ、32・・拳
・ねじ軸受、33・・・・ハンドル、34・・・・ねじ
軸、35・・・・カップリング、37−・・・油圧シリ
ンダ、38・・・・ピストンロッド、39@・・・金具
、40−−・・ピン、F・・・・メタル芯、Fl・・・
・ロー2芯、t・・・・偏心寸法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 機台側の支持孔と回動自在に嵌合する外周の軸芯と、内
    孔の軸芯とを偏心させた偏心軸受を設けてこの偏心軸受
    の前記内孔にワイピングローラを回転自在に軸支させ、
    前記偏心軸受の外周側にピストンロッドの作用端を枢着
    されこのピストンロッドの進退により前記ワイピングロ
    ーラの周面を凹版胴上の凹版面に接離させる流体圧シリ
    ンダを設けるとともに、この流体圧シリンダを、前記ピ
    ストンロッドの進退方向へ微動調節自在な調節機構で支
    持させたことを特徴とする凹版印刷機のワイピング装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013035179A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Komori Corp 凹版印刷機
JP2013035180A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Komori Corp 凹版印刷機
JP2013063652A (ja) * 2011-09-01 2013-04-11 Komori Corp 凹版印刷機のワイピング装置

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