JPS6321828B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6321828B2
JPS6321828B2 JP57012042A JP1204282A JPS6321828B2 JP S6321828 B2 JPS6321828 B2 JP S6321828B2 JP 57012042 A JP57012042 A JP 57012042A JP 1204282 A JP1204282 A JP 1204282A JP S6321828 B2 JPS6321828 B2 JP S6321828B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
valve
opening
control circuit
electronic control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57012042A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58128447A (ja
Inventor
Yoshio Nishihara
Kenji Shimizu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mikuni Corp filed Critical Mikuni Corp
Priority to JP1204282A priority Critical patent/JPS58128447A/ja
Publication of JPS58128447A publication Critical patent/JPS58128447A/ja
Publication of JPS6321828B2 publication Critical patent/JPS6321828B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、内燃機関に用いられる気化器に関す
るものであり、アクセルペダルの操作により電子
コントロール回路を介して燃料をコントロールし
て、それに応じた空気量を供給し、かつ各種必要
な空燃比の混合気供給操作を行いうる気化器を提
供することを目的とする。
従来の気化器においては、ドライバによるアク
セルペダルの操作により、スロツトル弁開度が先
ず定められ、エンジンへ供給する空気の通路の空
気流量が変えられ、燃料通路の出口ノズルが開口
する空気通路部分の負圧が変り、該負圧変化に応
じて前記ノズルから流出する燃料流量が変化する
構成となつている。すなわち従来の気化器は燃料
後行気化器である。
これに対し燃料先行気化器では、通常電子コン
トロール回路が設けられ、エンジン状態、大気状
態等を示す電気信号が送られている前記電子コン
トロール回路に、ドライバの操作によるアクセル
ペダルの位置を示す電気信号が送られ、先ずフロ
ート室から前記ノズルに至る燃料通路の燃料入口
を開閉制御するニードル弁等が前記アクセルペダ
ルに連動し、燃料流量が制御され、同時に前記電
子コントロール回路の指令信号により、前記ノズ
ルの燃料流量に従属してスロツトル弁開度が調整
される。故に前記燃料後行気化器に対して燃料先
行気化器と称する。
すなわち、従来の気化器は、アクセルペダルに
よりスロツトル弁を開閉し、エンジンに吸入され
る空気量をコントロールし、その時々の空気量に
応じた燃料を供給し、また必要な燃料供給操作を
行うものであるが、エンジンの負荷状態に即応し
うる燃料供給を行うには構造が複雑となり、しか
も充分には要望に応じ難いものであつた。
本発明は、燃料先行型気化器であり、アクセル
ペダルの操作により、該アクセルペダルの移動量
に基づき、定圧燃料供給源、例えばフロート室に
設けられている燃料調整弁であるニードル弁の昇
降位置を調節して燃料流量を調整し、該昇降位置
に対応して電子コントロール回路を介してスロツ
トル弁を開閉し、また各種のエンジンの負荷状態
に応じた燃料供給を行うものである。
以下、図面に示す実施例によりその構成を説明
する。
第1図に示す実施例においては、定圧燃料供給
源はフロート室1であり、該フローート室1には
フロート2により開閉されるフロート弁3が設け
られ、矢印F方向への燃料流入量を制御し、フロ
ート室1の燃料油面4を略一定に保持する従来同
様の構成とされている。
また、エアクリーナ5に連結される空気通路6
が穿設され、該空気通路6が吸気管7を介してエ
ンジンのシリンダ8に連結されている構成も、エ
アクリーナ5の直後の空気通路6とフロート室1
とが燃料油面4上部で空気管9を介して連絡さ
れ、燃料油面4が大気圧に近い定圧油面とされて
いる構成も、従来のものと同様である。従つてフ
ロート室1の底面には常に定圧が印加されてい
る。
前記空気通路6には、上流側より圧力調整弁1
0およびスロツトル弁11が、それぞれ開閉自在
に装着されている。
前記フロート室1の底面には燃料通路12に通
ずるオリフイス13が設けられ、前記燃料通路1
2の出口ノズル14は、前記空気通路6の圧力調
整弁10とスロツトル弁11との間の通路部分1
5に開口されている。
前記オリフイス13には単一の燃料調整弁16
が設けられ、図示例ではニードル弁であり、第2
図にも示すごとく、前記燃料調整弁16は支軸1
7周りに回動可能なアーム18を介して昇降、開
度調節可能とされ、該アーム18は同じく支軸1
7周りに回動可能なアクセルレバ19にスプリン
グ20を介して連結され、該スプリング20の縮
小付勢力により、前記アーム18は前記アクセル
レバ19に突設されているアームストツパ56に
常時当接した位置に保持されている。前記アクセ
ルレバ19は、アクセルペダル21にアクセルワ
イヤ22を介して連結され、アーム18が後述す
るストツパ23と当接停止する位置までは、前記
アーム18はアームストツパに当接したまゝアク
セルレバ19と共に回動し、従つて前記燃料調整
弁16はアクセルペダル21に連動されている。
エンジンのアイドリングを規制する燃料調整弁
16の最小開度は、第2図に示すごとく、アクセ
ルレバ19に調整可能に螺着されているアイドル
スクリユ55の先端が減速アクチユエータ54の
ストツパ突子57に当接し、同図中支軸17を中
心とするアクセルレバ19の右回り回動が停止し
た最下降位置により定められる。
前述のごときアクセルワイヤ22によるアクセ
ルレバ19の引上力が印加されない場合、該アク
セルレバ19にはスプリング58による引下力が
常時印加されており、従つてこの場合燃料調整弁
16は前記アイドルスクリユ55がストツパ突子
57に当接するアイドリング開度に保持される。
前記ストツパ突子57は、燃料調整弁16の最
小開度をコントロールする弁開度制御機構の一つ
である減速アクチユエータ54のダイヤフラム5
9に突設されており、前記減速アクチユエータ5
4は制御駆動源としてソレノイド弁53を介して
負圧の保持されている吸気管7に連結され、電子
コントロール回路Cの指令により前記ソレノイド
弁53が開閉作動され、減速アクチユエータ54
に印加される負圧によりダイヤフラム59と共に
ストツパ突子57が引下げられ、燃料調整弁16
の最小開度を更に下げる作動を行う。
前記減速アクチユエータ54の操作により後述
する減速時等の燃料流量制御が行われる。
また別の弁開度制御機構である燃料調整弁16
の最小開度位置における最小開度増大機構として
は、前記最小開度位置付近においてアクセルレバ
19に回動当接可能なカム51およびカム駆動源
52よりなり、前記カム51にはリターンスプリ
ング60が係合され、カム51がアクセルレバ1
9より離脱する方向に付勢されており、電子コン
トロール回路Cの指令によりカム駆動源52が作
動し、カム51を回動せしめ、アクセルレバ19
に当接し、最小開度位置におけるアクセルレバ1
9を押上げ、燃料調整弁16を最小開度位置から
僅かに上昇せしめ、該最小開度を増大せしめる作
動を行い、前記カム駆動源52の回動作動が行わ
れなくなると、前記リターンスプリング60の付
勢力によりカム51がアクセルレバ19より離脱
するため、前記燃料調整弁16の最小開度を上昇
位置から旧に復する。
前記カム駆動源52としては、アクチユエー
タ、ソレノイド等機械式、電気式の各種駆動源が
利用可能である。
前記カム51の操作により、後述する低温始
動、アイドルアツプ時等の燃料流量制御が行われ
る。
アーム18には、燃料調整弁16の最大開度を
規制するストツパ23が、アーム18に当接しう
る位置に設けられ、該ストツパ23の位置は、燃
料調整弁16の最大開度をコントロールする弁開
度制御機構である電子コントロール回路Cの指令
により作動する付設のサーボモータ28により進
退調整可能とされている。ストツパ23の前記最
大開度位置は前記サーボモータ28に並設されて
いるポテンシヨメータ27により検出確認され、
電子コントロール回路Cにフイードバツクされ
る。ただし、サーボモータ28がステツピングモ
ータであればポテンシヨメータ27は不要であ
る。
前記サーボモータ28の操作により後述する全
開エンリツチ等の燃料流量制御が行われる。
前記支軸17にはダブルポテンシヨメータ46
が設けられ、アーム18の開度およびアクセルレ
バ19の開度を検知し、該検知値を電子コントロ
ール回路Cに伝達する。
前記サーボモータ28は前記ダブルポテンシヨ
メータ46の検知値、エンジンの回転数Nの検知
値、吸気管7の負圧の負圧計29による負圧PB
の検知値などの必要な運動パラメータの各検知値
に基づき、電子コンロール回路Cの指令により作
動制御され、エンジンの各回転数における燃料の
最大流量、すなわち燃料調整弁16の最大開度
を、アーム18とストツパ23との当接位置を規
制することにより実現する構成とされている。
アーム18がストツパ23に当接する位置まで
移動した後は、アクセルペダル21をそれ以上踏
み込んでも、アーム18は前記当接位置に留ま
り、スプリング20が延伸されるだけで、従つて
燃料調整弁16の最大開度は変らない。なお、前
述の燃料調整弁16の最小開度増大機構として
は、前記カム51の機構に代え、図示のごとく、
電子コントロール回路Cによりコントロールされ
るソレノイド弁25を介して作動するアクチユエ
ータ26により構成される機構であつてもよい。
本機構によれば、該アクチユエータ26は制御駆
動源としてソレノイド弁25を介して負圧の保持
されている吸気管7に連結され、電子コントロー
ル回路Cの指令により、前記ソレノイド弁25が
開閉操作され、アクチユエータ26に印加される
負圧により、該アクチユエータ26のダイヤフラ
ム24と共に、連杆61を介して連結されている
アクセルレバ19が引上げられ、燃料調整弁16
が引上げられ、その最小開度が開かれる作動を行
い、電子コントロール回路Cの作動によりアクチ
ユエータ26に印加される負圧が遮断されると、
アクセルレバ19が降下し、前記アイドルスクリ
ユ55がストツパ突子57に当接する旧位置に復
することとなる。
前記支軸17にはダブルポテンシヨメータ46
が設けられ、アーム18の開度およびアクセルレ
バ19の開度を検知し、該検知値を電子コントロ
ール回路Cに伝達する。
前記空気通路6に設けられている圧力調整弁1
0は弁レギユレータ30に開閉可能に連結されて
いる。該弁レギユレータ30は、例えば第3図に
示すごとく、主室31と副室32とが設けられ、
前記主室31は、該主室31の負圧の場合に閉と
なるチエツク弁45を並設したオリフイス33を
介して、前記圧力調整弁10の上流である空気通
路6に開口され、また、主室31のダイヤフラム
34の主室31と反対面は大気に開放され、かつ
該ダイヤフラム34は連結桿35を介して圧力調
整弁10に連結されており、前記副室32はオリ
フイス36を介して通路部分15に開口され、副
室32のダイヤフラム37には開閉弁38が連結
され、またダイヤフラム37の副室32と反対面
は大気に開放されており、前記開閉弁38は、図
中、左動で主室31と副室32との連管39を閉
鎖する。
弁レギユレータ30の動作を説明すると、今エ
ンジンの始動による吸気管7の負圧の増大やスロ
ツトル弁11の開動作等により、通路部分15の
圧力が低下すると、この低下圧力はオリフイス3
6を介して副室32に伝えられ、ダイヤフラム3
7を図中、右動せしめる。したがつて、開閉弁3
8が右へ移動し、連管39を開くため、主室31
と副室32とは連通され、主室31の圧力が下が
り、ダイヤフラム34を左動せしめ、連結桿35
も左へ移動し、その結果、圧力調整弁10が開方
向に回動され、空気通路6の上流側から通路部分
15に大気が流入し、通路部分15の圧力を上昇
せしめる。主室31内の圧力は、オリフイス33
を介して流入する大気によりある圧力値に維持さ
れ、従つて圧力調整弁10もある開度に維持され
る。通路部分15の負圧が減少すると前述と反対
の作動が行われ、通路部分15の圧力変動を常に
より速やかに回復するごとく作動し、通路部分1
5の負圧を常に略一定に保持する。弁レギユレー
タの形式は図示以外のものでもよい事は勿論であ
る。
スロツトル弁11は空気通路6の通路部分15
の下流端に設けられ、電子コントロール回路Cに
より操作されるスロツトル弁モータ40を介して
駆動される。
スロツトル弁11の開度は、前述のごとく、燃
料調整弁16の所定開度の範囲内で燃料通路12
の燃料流量に応じて、電子コントロール回路Cに
より定められる。燃料通路12の燃料流量は流量
計により検知してもよく、また前述のごとく、燃
料通路12の入口側であるオリフイス13におけ
る圧力、すなわちフロート室1の圧力と、出口側
である出口ノズル14における圧力、すなわち通
路部分15の負圧とが一定しているから、燃料調
整弁16の開度(燃料調整弁16がニードル弁で
あるときはその昇降位置)の検知によつても行う
ことができる。第1図の実施例においては、ダブ
ルポテンシヨメータ46によりアーム18の昇降
位置を検知することにより、ニードル弁の位置を
検出している。
なお、燃料通路12の入口側であるオリフイス
13における燃料定圧装置としては、第1図に示
すごとく、フロート室1を用い燃料油面4を一定
とするフロートタイプの外に、第4図に示すごと
くオーバフローパイプ62を有するヘツドタンク
63を用い燃料油面4を一定とするオーバフロー
タイプでもよく、第5図に示すごとく、ダイヤフ
ラム64を用いレギユレータ室65の燃料圧を一
定とするダイヤフラムタイプでもよく、その他オ
リフイス13における各種の燃料定圧装置が設置
可能である。
また、燃料調整弁16としては、第1図、第2
図に示すごときアクセルペダル21に機械的に連
動されるアーム18を介して昇降され、開度を制
御されるニードル弁に代え、第6図に示すごとく
アクセルペダル21の移動量をアクセルワイヤ2
2を介して回動されるアクセルポテンシヨメータ
66により検出し、該検出信号を電子コントロー
ル回路Cに伝送し、該電子コントロール回路Cの
指令により、ソレノイド弁67を開閉し、該ソレ
ノイド弁67の開および閉の時間またはパルス幅
を制御して燃料流量を制御するデユーテイ制御を
行う方式であつてもよく、また第7図に示すごと
く、前記のアクセルポテンシヨメータ66の信号
に基づく電子コントロール回路Cの指令により駆
動モータ68を介してニードル弁である燃料調整
弁16の昇降制御を行うものであつてもよい。
前記駆動モータ68としてはサーボモータでも
よく、ステツピングモータでもよい。ただしサー
ボモータの場合は、燃料調整弁16の開度は、前
述のごとくダブルポテンシヨメータ46により検
知し、電子コントロール回路Cにフイードバツク
する必要がある。
前述の電子コントロール回路Cの指令により作
動するソレノイド弁67や駆動モーダ68により
燃料調整弁16を開閉制御す方式のものにあつて
は、燃料調整弁16の最小開度をコントロールす
る弁開度制御機構としても用いることができ、こ
の場合、第1図、第2図に示すごときアクチユエ
ータ54、カム51は装着する必要がない。いず
れの方式においても燃料調整弁16の最小開度を
コントロールする弁開度制御機構は、第8図にも
示すごとく、エンジンの回転数検知値、吸気管7
の負圧検知値、シリンダ41等に付設された温度
センサ42よりの温度検知値、排気管43に付設
されたO2センサ44よりの排気中のO2量検知値
すなわちA/F検知値等予め定められた各種検知
値の入力により、電子コントロール回路Cの指示
により制御され、低温始動時の燃料増量、エンジ
ン暖機時の燃料増量、クーラ作動時等のアイドル
アツプ等におけるエンリツチのための燃料増量、
逆に減速時における燃料の減量、排気組成検知に
基づく燃料の増減等の制御を行う。
前記ソレノイド弁53、スロツトル弁モータ4
0、サーボモータ28などの制御のための各種検
知値の実施例としては、第1図および第2図に示
すごとく、ストツパ23に並設されるポテンシヨ
メータ27によるストツパ位置、すなわち燃料流
量最大値Qfnaxの検知値、ダブルポテンシヨメー
タ46による燃料調整弁16の位置、すなわち燃
料流量Qfの検知値、ダブルポテンシヨメータ4
6によるアクセル位置Aの検知値、負圧計29の
圧力センサ47による吸気管負圧PBの検知値、
回転センサ48によるエンジン回転数Nの検知
値、スロツトル弁11に付設されているスロツト
ル弁ポテンシヨメータ49によるスロツトル弁1
1の開度αの検知値、温度センサ42による温度
Tの検知値、第1図に示すごとく、スロツトル弁
11の前後の空気通路6の圧力の差、すなわち空
気流量を検出する差圧センサ50による差圧△P
の検知値、O2センサ44によるO2の量、したが
つて、空燃比A/Fの検知値等があり、これら各
種の運転パラメータの検知値を適宜電子コントロ
ール回路Cにおいて処理し、カム駆動源52、ソ
レノイド弁53、スロツトル弁モータ40等の操
作指令値が算定され、またサーボモータ28の作
動によるストツパ23の位置により、燃料調整弁
16の最大ストローク量、すなわち燃料流量最大
値Qfnaxが規制されることにより、エンジンの各
回転数における燃料最大流量の規制が行われ、ア
クセルペダル21に連動して燃料が過大に供給さ
れることを防止している。また電子コントロール
回路Cの指令に基づき、アクセルレバ19に付設
されているカム51の作動による低温始動時の作
動、すなわち燃料調整弁16の一時的上昇による
燃料のエンリツチ作動、同じく減速アクチユエー
タ54の作動による減速時の燃料調整弁16の一
時的な下降による燃料の遮断、減量作動が行われ
る。
前記カム51の作動は、低温始動時にカム駆動
源52により一時的にアクセルレバ19を上昇せ
しめ、燃料調整弁16の上昇により燃料流量を増
加せしめることにより行われ、減速アクチユエー
タ装置はソレノイド弁53、アクチユエータ54
およびアクセルレバ19の位置を制御する突子5
5よりなり、減速時に電子コントロール回路Cに
よりコントロールされるソレノイド弁53を介し
て作動するアクチユエータ54により、突子55
が上昇、下降して、その当接位置にアクセルレバ
19を一時的に繋止する。
スロツトル弁モータ40は、直流モータまたは
ステツピングモータが使用され、電子コントロー
ル回路Cの指令により回動されるスロツトル弁モ
ータ40により、スロツトル弁11の開度αが定
められる。スロツトル弁モータ40が直流モータ
である場合は、前記開度αはスロツトル弁ポテン
シヨメータ49により検知され、検知値αは、電
子コントロール回路Cにフイードバツクされ、開
度αの指令が確認されるが、ステツピングモータ
である場合は、前記フイードバツクの要はなく、
従つてスロツトル弁ポテンシヨメータ49は不要
である。
更にエンジンの減速時、電子コントロール回路
Cの指令により、吸気管7内の燃料のリツチ状態
を急速に解消し、その空燃比を急速に大とするた
めの空気バイパスであるバルブ69も設けられて
いる。
以下、電子制御回路Cによる各種制御作動を第
9図〜第13図のフローシートにより説明する。
各図はいずれもエンジンキーオン以後のフロー
を示す。
まず、部分負荷の作動については、アクセルペ
タル21を踏込むと、前述の燃料調整弁16の操
作機構により、燃料調整弁16が作動する。該燃
料調整弁16の開度をダブルポテンシヨメータ4
6により検知し、該検知値Qfが電子コントロー
ル回路Cに伝達され、また回転センサ48により
検知されたエンジン回転数Nの検知値も電子コン
トロール回路Cに伝達され、該回路Cの指令によ
りスロツトル弁モータ40が駆動され、スロツト
ル弁11が開閉駆動され、差圧センサ50により
検知されたスロツトル弁11前後の差圧△Pから
電子コントロール回路Cにより空気流量が算出さ
れ、また空燃比A/Fが算出されて、電子コント
ロール回路Cの指令により、スロツトル弁11の
開度が修正され、最終的に例えば空燃比14.7の一
定値に維持される。
前述の関係を第9図に示す。なお前述のごとく
スロツトル弁ポテンシヨメータ49によるスロツ
トル弁11の開度αの検知値の電子コントロール
回路Cへの伝達はスロツトル弁モータ40がステ
ツピングモータであるときは必要でないので、以
下各図共スロツトル弁ポテンシヨメータ49の検
知系統は省略する。
吸気管7の負圧が、例えばPB=−100mmHg以下
の高出力ゾーンにおいては、アクセルペダル21
の踏込みにより、燃料調整弁16が、アーム18
がストツパ23に当接する燃料最大流量の開度に
保持されているが、回転センサ48によるエンジ
ンの回転数Nの検知値および圧力センサ47によ
る吸気管負圧PBの検知値が電子コントロール回
路Cに伝達され、高出力ゾーンが検出され、アク
セルペダル21の踏込みにより電子コントロール
回踏Cの指令により、スロツトル弁モータ40が
駆動され、スロツトル弁11の開度は制御駆動さ
れる。この場合、差圧センサ50により空気流量
の検知値たる差圧△Pが検知され、この検知値お
よび前記回転センサ48によるエンジン回転数N
および圧力センサ47による吸気管負圧PBの各
検知値に基づき、電子コントロール回路Cの指令
により、サーボモータ28が作動せしめられ、ス
トツパ23の位置が調整され、燃料調整弁16の
燃料流量最大値Qfnaxが増大せしめられ、空燃比
が所定の値、例えば12に保持され高出力が維持さ
れる。前述の関係を第10図に示す。
次にエンジンの冷却状態における始動、所謂低
温始動について述べる。この場合、アクセルペダ
ル21は操作されないオフ位置にあり、エンジン
キーがオンされ、回転センサ48によるエンジン
回転数N、温度センサ42によるエンジン温度
T、圧力センサ47による吸気管7の負圧PB
ど、必要に応じて各運転パラメータの検知値が電
子コントロール回路Cに伝達される。該電子コン
トロール回路Cの指令によりカム駆動源52が作
動し、カム51が回動され、アクセルレバ19を
所要量だけ上昇せしめるため、燃料調整弁16が
上昇せしめられ、燃料リツチの状態が生起され
る。この状態下でクランキングが行われ、空燃比
1〜3を維持するごとく、電子コントロール回路
Cの指令によりスロツトル弁モータ40が作動せ
しめられスロツトル弁11の開度を保持される。
次いでエンジンの各シリンダが完全爆発状態と
なつた後、完爆状態を前記同様、圧力センサ47
による負圧検知値PB、温度センサ42による温
度検知値T、回転センサ48によるエンジン回転
数N等の、必要な運転パラメータにより電子コン
トロール回路Cにおいて検出し、該回路Cの指令
により、カム駆動源52が作動され、燃料調整弁
16の開度を小として行き、空燃比を6〜10と
し、更にカム駆動源52の作動により最終的には
カム51とアクセルレバ19との当接係合を解
き、アイドルスクリユ55とストツパ突子57が
当接し、燃料調整弁16の開度が通常のアイドリ
ング開度に復され、他方スロツトル弁モータ40
の作動によりスロツトル弁11も徐々に閉じて行
き、エンジンの回転数を次第に下げ、空燃比12〜
14の暖機運転状態から更にアイドリング状態に保
持する。前述の関係を第11図に示す。
次にアイドリングの作動について述べる。
アクセルペダル21は踏込まれず、燃料調整弁
16の開度はアイドルスクリユ55のストツパ突
子57との当接の位置で定められている。エンジ
ンの運転状態は回転数N、温度T、吸気管負圧
PB等各種運転パラメータの検出値が電子コント
ロール回路Cに伝達されて測定され、該回路Cの
指令によりスロツトル弁モータ40が作動され、
スロツトル弁11の開度が制御され、空燃比が14
のごとき最適値に維持される。前述の関係を第1
2図に示す。
アイドルアツプの作動については、まず前述の
ごとく燃料調整弁16がアイドリング位置にあ
る。この状態下で、クーラ、ヘツドライト、ワイ
パ等の操作スイツチをオンとする。その信号値が
電子コントロール回路Cに伝達され、該回路Cの
指令によりカム駆動源52が作動し、カム51が
アクセルレバ19を僅かに上昇せしめるため、燃
料調整弁16が僅かに開度を大とする方向へ作動
され、電子コントロール回路Cの信号によるモー
タ40の作動でスロツトル弁11が開かれ、空燃
比が例えば14.7に保持され、エンジンの必要な回
転が維持される。前述の関係を第13図に示す。
なお、減速状態の作動について述べると、この
状態ではアクセルペダル21はオフ状態にある
が、燃料調整弁16はアイドリング位置にある。
吸気管負圧PBが例えば−500mmHg以上にあると、
圧力センサ47の検知値PBが電子コントロール
回路Cに伝達され、該回路Cの指令によりソレノ
イド弁53が作動し、アクチユエータ54が操作
されストツパ突子57を下降せしめ、アクセルレ
バ19を降下することにより燃料調整弁16を閉
鎖位置に保持し、またバルブ69を開き吸気管7
内の空燃比を大とする。
回転センサ48の検知値Nが例えば1500rpm以
下になると、前記回路Cの指令によりバルブ69
およびアクチユエータ54の状態が旧に復し、ス
トツパ突子57が上昇し、燃料調整弁16はアイ
ドリング位置に保持される。
本発明は、特許請求の範囲に記載した構成をな
すものであり、電子コントロール回路が具備さ
れ、燃料供給源から空気通路に至る燃料通路の入
口側のオリフイスも、出口側の空気通路も共に略
一定の圧力下に保持され、燃料通路の入口側には
アクセルペダルに連動する単一の燃料調整弁が設
けられ、燃料通路の構成が極めて単純化されてお
り、スロツトル弁開度は、電子コントロール回路
を介して燃料調整弁の開度に応じて制御され、燃
料調整弁の各開度による燃料流量は常に定められ
た値に保持され、更に燃料調整弁の開閉機構に
は、エンジンの運転状態に応じて、燃料調整弁の
最大開度および最小開度をそれぞれコントロール
する弁開閉制御機構が付設され、単一の燃料調整
弁でありながら、アイドルアツプ、始動時等のエ
ンジンの如何なる作動状態にあつても、電子コン
トロール回路の指令に従つて、空燃比がそれぞれ
の作動状態に適切な定められた値に保持され、常
にエンジンの各作動に即応する空燃比を実現しう
る気化器を提供することができたものであり、従
来の気化器にあつて加速した場合、スロツトル弁
が開かれ空気がまず空気通路に送り込まれ、その
後に燃料が供給されるため、必然的に燃料の出遅
れがあり、加速ポンプによつて乗車感の悪化と排
気エミツシヨンの増加を防いでいたのと異なり、
加速時にまず燃料が先行して供給され、必然的に
濃混合気が一時的に供給されるので、加速ポンプ
の必要がないし、また減速時においても薄い混合
気の供給が可能であり、加速時、減速時のいずれ
においても、車の要求性能に極めて自然に対応す
ることができ、特別なパイロツト機構の付設の必
要がなく、機械的に単純な構成であるので機械的
なセツテイング、保守管理が不要となり、電子コ
ントロール回路が用いられているため、該回路の
ソフトウエアの変更により、エンジンの如何なる
作動にも対応しうるようセツテイングを自由に行
うことができ、エアブリード系統も不要である諸
効果を奏する気化器を提供することが可能となつ
た優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の構成を示す略示断面図、第2
図は燃料調整弁制御機構拡大略示断面図、第3図
は弁レギユレータの実施例を示す略示断面図、第
4図、第5図はそれぞれ燃料定圧供給源の別の実
施例を示す略示断面図、第6図、第7図はそれぞ
れ燃料調整弁制御機構の別の実施例を示す略示断
面図、第8図は電子コントロール回路周りのブロ
ツクダイヤグラム、第9図〜第13図は各種制御
フローシートである。 1:フロート室、6:空気通路、7:吸気管、
11:スロツトル弁、12:燃料通路、15:通
路部分、16:燃料調整弁、21:アクセルペダ
ル、25:ソレノイド弁、52:カム駆動源、5
3:ソレノイド弁、64:ダイヤフラム、65:
レギユレータ室。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 気化器の作動を制御する電子コントロール回
    路が設けられ、前記気化器の燃料供給源から空気
    通路に所要燃料を供給する燃料通路の出口側が開
    口する空気通路の通路部分が略一定負圧に保持さ
    れている気化器において、前記燃料通路の入口側
    が開口する前記燃料供給源が常に定圧に保持さ
    れ、また前記燃料通路の入口には単一の燃料調整
    弁が設けられ、該燃料調整弁が先づアクセルペダ
    ルの移動量に基づき開度制御され前記燃料通路の
    燃料流量を制御し、次いで前記空気通路中のスロ
    ツトル弁が前記燃料調整弁の開度または直接検知
    した燃料流量に従属対応して前記電子コントロー
    ル回路の指令により開度制御され、更に前記電子
    コントロール回路の指令により前記燃料調整弁の
    最大開度をコントロールする弁最大開度制御機構
    ならびに前記電子コントロール回路の指令により
    前記燃料調整弁の最小開度を減少せしめる弁最小
    開度減少機構および前記最小開度を増大せしめる
    弁最小開度増大機構の各種弁開度制御機構が付設
    され、空燃比がエンジンの各運転状態に応じて定
    められた値に制御される構成となつていることを
    特徴とする燃料先行型電子コントロール気化器。
JP1204282A 1982-01-28 1982-01-28 燃料先行型電子コントロ−ル気化器 Granted JPS58128447A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1204282A JPS58128447A (ja) 1982-01-28 1982-01-28 燃料先行型電子コントロ−ル気化器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1204282A JPS58128447A (ja) 1982-01-28 1982-01-28 燃料先行型電子コントロ−ル気化器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58128447A JPS58128447A (ja) 1983-08-01
JPS6321828B2 true JPS6321828B2 (ja) 1988-05-09

Family

ID=11794534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1204282A Granted JPS58128447A (ja) 1982-01-28 1982-01-28 燃料先行型電子コントロ−ル気化器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58128447A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53127923A (en) * 1977-04-15 1978-11-08 Nissan Motor Co Ltd Control system of internal combustion engine
JPS5479328A (en) * 1977-12-06 1979-06-25 Nippon Carbureter Air choke valve type carburetor

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53127923A (en) * 1977-04-15 1978-11-08 Nissan Motor Co Ltd Control system of internal combustion engine
JPS5479328A (en) * 1977-12-06 1979-06-25 Nippon Carbureter Air choke valve type carburetor

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58128447A (ja) 1983-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR880002075B1 (ko) 스파아크 점화 내연기관용 전자(電子)조절식 연료 분사장치
US4662333A (en) Carburetor with automatic starting device
CA1120356A (en) Fuel injection fuel control system
US4181104A (en) Idle speed controller for internal combustion engines
JP2885936B2 (ja) 内燃機関用の空気供給システム
JPS6128819B2 (ja)
WO2002031337A1 (fr) Melangeur pour combustible gazeux
JPS6321828B2 (ja)
EP0948710B1 (en) Mode control for lean burn engines
GB2072753A (en) Electrical control of carburettor throttle stop pneumatic actuators
JPS5888445A (ja) 燃料先行電子制御気化器
US2900969A (en) Fuel injection system
JPS6124538B2 (ja)
JPS6233096Y2 (ja)
JPS58117341A (ja) 燃料先行電子制卸気化器
JPS6212846Y2 (ja)
JPH0318694Y2 (ja)
US1328102A (en) Air control for internal-combustion engines
KR840001349B1 (ko) 기화기용 공연비 제어장치
JPS61275552A (ja) 気化器
JP3019592B2 (ja) 内燃機関のアイドル回転数制御装置
JPS6343401Y2 (ja)
JPH0732927Y2 (ja) エンジンのアイドル回転数制御装置
JPH03279659A (ja) Lpgエンジン
JPS59556A (ja) 始動装置付気化器