JPS6321796Y2 - - Google Patents

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JPS6321796Y2
JPS6321796Y2 JP3256083U JP3256083U JPS6321796Y2 JP S6321796 Y2 JPS6321796 Y2 JP S6321796Y2 JP 3256083 U JP3256083 U JP 3256083U JP 3256083 U JP3256083 U JP 3256083U JP S6321796 Y2 JPS6321796 Y2 JP S6321796Y2
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JP
Japan
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valve
rotary spool
transmission
protrusion
hydraulic
Prior art date
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JP3256083U
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English (en)
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JPS59137446U (ja
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  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、ロータリスプールの周面に、弁箱に
常時摺接する突部を備えさせ、その突部に、変速
用流路の開口を複数個が前記ロータリスプールの
回転方向に並ぶ状態で形成し、弁箱の内周面に形
成した変速用流路の開口に対して、ロータリスプ
ール側の開口をロータリスプールの回転に伴ない
選択的に連通操作することにより、変速用流路の
切換を行なうようにした油圧変速装置用操作バル
ブに関する。 従来、上記油圧変速装置用操作バルブにおい
て、弁箱側のある一つの開口に対して、ロータリ
スプール側の隣り合う開口を連通切換する場合、
その切換途中において、その弁箱側開口が、ロー
タリスプール側の両開口の間に位置する突部周面
によつて閉塞される状態となるために、その弁箱
側開口に接続された変速操作用油圧アクチユエー
タの戻り油の抜けが悪くなつて、変速操作の円滑
さが損なわれる問題があつた。 本考案の目的は、上述実情に鑑みて、ロータリ
スプールに対する極めて簡単な改良で、変速操作
時における変速操作用油圧アクチユエータからの
戻り油を確実にかつ円滑に排出できるようにする
点にある。 本考案の特徴構成は、冒記油圧変速装置用操作
バルブにおいて、前記ロータリスプールの回転方
向に並ぶ開口の間に、前記突部に臨んで形成した
ドレン路に連通するスリツトを設けてあることに
あり、その作用・効果は次の通りである。 つまり、本来構成上、ドレン路が突部に臨んで
いることを利用して、そのドレン路に連通させる
状態で、スリツトをロータリスプール側の隣り合
う開口の間に形成するだけの極めて簡単な改良に
より、変速操作途中において弁箱側の開口がロー
タリスプール側の隣り合う開口の間に位置する状
態となつた時に、その弁箱側開口からの戻り油を
スリツトを介してドレン路に確実に排出すること
ができて、その弁箱側開口に接続された変速操作
用アクチユエータを迅速に排油状態側に作動させ
ることができ、その結果、極めて円滑な変速操作
を行なえる操作バルブを提供し得るに至つた。 ちなみに、弁箱側開口からの戻り油を確実に排
出させるに、1つの突部に1つの開口を形成し、
変速操作途中において弁箱側開口をロータリスプ
ール回転方向に隣り合う突部間のドレン路に連通
させることも考えられるが、多変速を行なう変速
装置にあつては、夫々の間にドレン路を臨ませた
多数の突部をロータリスプール回転方向に並設し
なければならないために、ロータリスプールが大
型する欠点がある。 しかしながら、本考案によれば、1つの突部に
形成した隣り合う開口の間に単にスリツトを形成
するだけであるから、ロータリスプールを極力コ
ンパクトに形成することができ、特に、多変速を
行なう変速装置の場合、配設スペース面、並び
に、製作面において極めて有利にし得るに至つ
た。 次に本考案の実施例を例示図に基づいて詳述す
る。 第1図に示すように、左右一対の前車輪1を備
えた前部車体2と、左右一対の後車輪3を備えた
後部車体4とを、縦軸芯P周りで相対揺動自在に
連結し、前部車体2に昇降操作自在なフロントロ
ーダー5を装備すると共に、後部車体4に搭乗運
転部6、原動部7、及び、バツクホウ装置8を装
備してある。そして、前後両車体2,4に亘つて
架設した油圧シリンダ9によりステアリングハン
ドル6aの操作量に応じた量だけ前後両車体2,
4を相対駆動揺動させて車体操向を行なうように
構成すると共に、原動部7においてエンジン10
に連動連結した走行用ミツシヨンケース11から
の変速動力を前車輪1及び後車輪3に夫々伝達す
るように構成し、もつて、土砂等の運搬作業並び
に掘削作業を行なう土工車を構成してある。 前記走行用ミツシヨンケース11における変速
構造を構成するに、第2図及び第3図に示すよう
に、入力軸12、第1中間軸13、及び、第2中
間軸14を同芯状に配置し、第1中間軸13に後
進用筒軸15を、かつ、第2中間軸14に出力用
筒軸16を夫々相対回転自在に取付け、スパイダ
ー17の両端側円盤状部材17a,17bを両筒
軸15,16に各別に夫々相対回転自在に取付
け、入力軸12と第1中間軸13の間に多板型の
第1伝動クラツチ18を、入力軸12と後進用筒
軸15との間に多板型の第2伝動クラツチ19
を、かつ、第2中間軸14と出力用筒軸16との
間に第3伝動クラツチ20を夫々設け、第1、第
2中間軸13,14に各別に取付けた第1、第2
ギアーG1,G2に各別に常時咬合する第3、第4
ギアーG3,G4をスパイダー17に相対回転自在
に取付け、両筒軸15,16に各別に取付けた第
5、第6ギアーG5,G6に各別に咬合すると共に
第3、第4ギアーG3,G4に各別に咬合する第7、
第8ギアーG7,G8をスパイダー17に相対回転
自在に取付け、後進用筒軸15をケース11に固
定するための多板型第4伝動クラツチ21、第3
ギアーG3に常時咬合する内歯ギアーGFをケース
11に固定するための多板型第5伝動クラツチ2
2、及び、第2中間軸14をケース11に固定す
るための第6伝動クラツチ23を設け、さらに、
入力軸12を走行クラツチ24及びギア連動機構
を介してエンジン10に連動連結し、かつ、出力
用筒軸16をギアー連動機構を介して前後車輪
1,3に対する出力軸25に連動連結してある。
そして、各伝動クラツチ18〜23に、伝動切り
状態側に常時付勢された状態で付設したクラツチ
操作用油圧シリンダ部18a〜23aと、油圧ポ
ンプ26とを、中立位置Nを含めて8位置(N,
F1〜5,R12)切換弁に構成された変速操作用ロ
ータリバルブ27を介して油路接続し、もつて、
ロータリバルブ27による各油圧シリンダ部18
a〜23aへの選択的圧油供給操作により下表の
如き変速状態を現出するように構成してある。
尚、表中〇印は圧油供給状態を、かつ、×印は排
油状態を示すものである。
【表】
【表】 又、変速用ロータリバルブ27と油圧ポンプ2
6とを接続する給油路28中に、変速操作時にお
ける各油圧シリンダ部18a〜23aへの供給油
圧をリリーフ弁29の設定圧調節によつて調圧す
ることにより各伝動クラツチ18〜23を緩衝的
に伝動入り状態側に切換えさせて変速操作に伴な
う車体衝撃を自動的に緩和するための調圧弁機構
30、及び、フロントローダ5による土砂の掬い
取り時等に圧油供給状態にある油圧シリンダ部1
8a〜23aを急激に排油状態とすると共に、調
圧弁機構30に優先してそれら油圧シリンダ部1
8a〜23aに再度設定圧の圧油を急激に供給す
ることにより各伝動クラツチ18〜23を衝撃的
に断続させて車体を急発進動作させるためのイン
チング操作用弁機構31を夫々介装し、通常走行
時においては調圧弁機構30の作用により衝撃を
伴なうこと無く円滑に変速できるようにしながら
も、土砂等の掬い取り時等においてはインチング
操作用弁機構31に対する操作で効果的に土砂の
掬い取りを行なえるように構成してある。尚、図
中32は、リリーフ弁29からの戻り油を作動油
タンクとして兼用構成されたミツシヨンケース1
1に、それに内装のギアー等に対する潤滑油とし
て利用する状態で返送するための潤滑油供給路で
ある。 前記ロータリバルブ27を構成するに、第4図
及び第5図に示すように、調圧弁機構30及びイ
ンチング操作用弁機構31を内装した弁箱33の
下部に、有底筒状のロータリスプール34を、そ
の内方側給油室34bにポンプポート35からの
穿設給油路28が前記各弁機構30,31を経て
常時連通される状態で回転操作自在に内装し、そ
のロータリスプール34の外周面に、弁箱33の
筒状内周面に常時摺接する複数の突部34aを、
ロータリスプール回転軸芯Q方向において等ピツ
チの6列配置状態で、かつ、円周方向において互
いの回転位相を所定の状態にズラせて形成すると
共に、それら突部34aの摺接外周面に、前記給
油室34bに連通するポート36を、その複数個
がロータリスプール回転方向に等ピツチで並ぶ状
態に形成してある。そして、弁箱33の内周面
に、前記クラツチ操作用油圧シリンダ部18a〜
23aに各別に接続された6個のポート37を、
ロータリスプール側ポート36の6列配置に各別
対向させた状態で、かつ、ちどり状に配置して形
成すると共に、ロータリスプール34の突部34
a形成部分以外の外周面と弁箱33の内周面との
間に形成される隙間を、ロータリスプール側ポー
ト36と非連通操作状態にある弁箱側ポート37
からの戻り油に対するドレン路38として弁箱3
3のドレン・ポート39に常時連通接続し、もつ
て、ロータリスプール34の回転切換操作により
前述表の如く各油圧シリンダ部18a〜23aを
組合せ的に選択油圧操作するように構成してあ
る。 又、1個の突部34aに複数のロータリスプー
ル側ポート36を形成したことにより、全ての突
部34aに1個づつのポート36を形成する型式
のものに比して、それらポート36の円周方向で
の配設ピツチを極力小さくできるようにして、ロ
ータリスプール34自体の小型化を図つてある。 更に詳述すると、各突部34aの摺接外周面
に、前記ドレン路38に連通するスリツト40
を、各隣り合うポート36間の中央に位置させて
スプール回転軸芯Q方向に延びる状態で穿設し、
ロータリスプール34の回転切換操作途中におい
て、突部34aのポート36間外周面によつて閉
塞される状態となる弁箱側ポート37をそのスリ
ツト40を介してドレン路38に連通することに
より、変速操作時における各油圧シリンダ部18
a〜23aからの戻り油を確実に、かつ迅速に排
出できるようにして、各伝動クラツチ18〜23
の断続作動を円滑に行なえるように構成してあ
る。 尚、スリツト40の具体的巾寸法及び深さ寸法
等は適宜変更が可能である。 本考案は、走行車輌や作業機等に装備される
種々の型式の油圧変速装置における変速操作バル
ブを対象とするものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る油圧変速装置用操作バルブ
の実施例を示し、第1図は土工事の全体側面図、
第2図は変速構造を示す概略図、第3図は変速操
作構造を示す油圧油路図、第4図は弁機構を示す
縦断面図、第5図はロータリバルブの概略展開図
である。 28……変速用流路、33……弁箱、34……
ロータリスプール、34a……突部、36……開
口、38……ドレン路、40……スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータリスプール34の周面に、弁箱33に常
    時摺接する突部34aを備えさせ、その突部34
    aに、変速用流路28の開口36を複数個が前記
    ロータリスプール34の回転方向に並ぶ状態で形
    成した油圧変速装置用操作バルブであつて、前記
    ロータリスプール34の回転方向に並ぶ開口36
    の間に、前記突部34aに臨んで形成したドレン
    路38に連通するスリツト40を設けてある油圧
    変速装置用操作バルブ。
JP3256083U 1983-03-07 1983-03-07 油圧変速装置用操作バルブ Granted JPS59137446U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3256083U JPS59137446U (ja) 1983-03-07 1983-03-07 油圧変速装置用操作バルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3256083U JPS59137446U (ja) 1983-03-07 1983-03-07 油圧変速装置用操作バルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59137446U JPS59137446U (ja) 1984-09-13
JPS6321796Y2 true JPS6321796Y2 (ja) 1988-06-15

Family

ID=30163376

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3256083U Granted JPS59137446U (ja) 1983-03-07 1983-03-07 油圧変速装置用操作バルブ

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JPS59137446U (ja) 1984-09-13

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