JPS63216826A - 1,1―ジフルオロエチレン誘導体の製造法 - Google Patents

1,1―ジフルオロエチレン誘導体の製造法

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JPS63216826A
JPS63216826A JP5082887A JP5082887A JPS63216826A JP S63216826 A JPS63216826 A JP S63216826A JP 5082887 A JP5082887 A JP 5082887A JP 5082887 A JP5082887 A JP 5082887A JP S63216826 A JPS63216826 A JP S63216826A
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は1,1−ジフルオロエチレン誘導体及び弗化ア
シル誘導体の新規な製造法に関するものである。
これまで一般式(1)で表わされる1、1−ジフルオロ
エチレン誘導体の類縁体を製造する方法としては、グリ
ニヤール試薬を用いる方法(J、 l’luorine
Chem、、3,247(1973/74)、5ynt
hesis。
1975.122)や亜鉛を化学量論量以上用いる方法
(Tetrabedron Lett、、 2ヱ、 3
655 (1986))等が刈られている。しかしなが
ら前者の方法では反応条件が非常に厳しくまた反応試剤
の取シ扱いに注意を要する。tた後者の方法では重金属
を化学量論量以上必要とするため公害上大きな問題を包
含しており、工業的規模で実施するには問題がある。
また一般式 で表わされる1、1−ジフルオロエチレン誘導体から一
般式 で表わされる弗化アシル誘導体を合成した例はない。
発明の目的 本発明の目的は上記従来法の如き難点がなく、安全かつ
簡便な操作でカルビノール誘導体から1.1−0フルオ
ロ工チレン誘導体を製造する方法、さらにこの1,1−
ジフルオロエチレン誘導体を原料として弗化アシル誘導
体を製造する新規な方法を提供することにある。
発明の内容 本発明は一般式 〔式中Rは水素、 C1−C20の直鎖或いは分岐のア
ルキル基、C3〜C16の脂環式基、C1〜CZOの側
鎖を少なくとも1つ有するC3.CI、の脂環式基、c
、c2oの直鎖或いは分岐の不飽和炭化水素基、アリー
ル基、複素環基、アラルキル基又は了り−ルオキシ基を
示し、同一でありても異なりていてもよく、炭素鎖又は
へテロ原子を含む炭素鎖で環を形成してもよい。さらに
これらは置換基を有していても良い、置換基としては水
酸基、保護された水酸基、アシル基、アシルオキシ基、
ハロゲン、Cl−、C、の直鎖或いは分岐のアルキル基
、C2−、C6の直鎖或いは分岐の不飽和炭化水素基、
アラルキル基、アミノ基、 cl、C5の直鎖或いは分
岐のアルキル基で置換されたアミノ基、保護されたアミ
ン基、ニトロ基、保護されたチオール基、カルボキシル
基、保護されたカルボキシル基、ホルミル基、保護され
たホルミル基、スルホン酸基、保護されたスルホン酸基
、シアノ基であり、当該置換基の数は1〜5であシ、と
れらは同一でありても異なつていてもよい、〕で表わさ
れるカルビノール誘導体を極性溶媒中、鉛よりイオン化
傾向の大きい金属の存在下鉛化合物と反応させ、一般式
〔式中Rは前記と同意義。〕で表わされる1、1−ジフ
ルオロエチレン誘導体を製造する方法及び当該1,1−
ジフルオロエチレン誘導体ta性溶媒中で反応させ、一
般式 〔式中Rは前記と同意義、〕で表わされる弗化fアシル
誘導体を製造する方法である。
本発明で得られる一般式tll)で表わされる1、l−
ジフルオロエチレン誘導体及び一般式@)で表わされる
弗化アシル訪導体は、弗素原子を含む反応性の高いオレ
フィンであり、医薬、農薬等を合成するための中間体と
して非常に重要な化合物である。
本発明者らは上記一般式(1)で表わされるカルビノー
ル誘導体の還元を鋭意検討した結果、鉛化合物と鉛よシ
もイオン化傾向の大きい金属を用いる独特の反応系で鉛
が優れた還元剤として拗くことを見出し、本発明を完成
するに至りた。即ち、本発明によれば一般式(II)で
表わされる1、1−ジフルオロエチレン誘導体は一般式
(1)で表わされるカルビノール誘導体を極性溶媒中、
鉛よりもイオン化傾向の大きい金属の存在下で触媒量の
鉛化合物と反応させることによシ副生物を伴うことなく
高収率でかつ簡便な操作で製造される。また一般式(I
IDで表わされる弗化アシル誘導体はその1,1−ジフ
ルオロエチレン誘導体全酸性溶媒中で反応させることに
よシ副生物を伴うことなく高収率でかつ簡便な操作で製
造される。tたその弗化アシル誘導体を水、アルコール
類、アミン類等の求核剤と反応させることによ)アクリ
ル酸、アクリル酸エステル、アクリルアミド等を合成す
ることができる。
本発明においてRは水素、C1−C2oの直鎖或いは分
岐のアルキル基、C3−C1,の脂環式基、C1〜C2
0の側鎖を少なくとも1つ有するC3〜C16の脂環式
基、C2,、C2Oの直鎖或いは分岐の不飽和炭化水゛
素基、アリール基、複素環基、アラルキル基又はアリー
ルオキシ基を示し、同一であっても異なっていてもよく
、炭素鎖又はへテロ原子を含む炭素鎖で環を形成しても
よい、さらにこれらは置換基な有していても良い。
C1<2oの直鎖或いは分岐のアルキル基の具体例とし
ては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、t−ブチル、アミル、イソアミル、ヘ
キシル、オクチル、デシル、ドデシル基等を挙げること
ができる。
C、−0、6の脂環式基の具体例としては、シクロフグ
ピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル
、シクロオクチル、シフロチシル、シクロブテニル、シ
クロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロオクテニル
、シクロオクタジェニル基等を挙げることができる。
c、、C2,側鎖を少なくとも1つ有するC3〜−6の
脂環式基の具体例としては、1−メチルシフ党プ四♂ル
、2,2−ジメチルシクロプロピル、3−メチルシクa
ゾチル、l−メチルシクロペンチル、3−エチルシクロ
インチル、3−t−’チルシクa<メチル、4−イソプ
ロピルシクロヘキシル、4−t−ブチルシクロヘキシル
基等を挙げることができる。
C2,C2Oの直鎖或いは分岐の不飽和炭化水素基の具
体例としては、ビニル、エチニル、1−プロイニル、2
−メチル−1−7’ロイニル、フローエル、3−エチニ
ル、フチニル、ペンテニル、ペンタジェニル、ペンチニ
ル、ヘキセニル、ヘキシニル、ヘプテニル、ヘプテニル
、オクテニル、オクテニル。9−fセニル、フレニル、
ケラニル基等金挙げることができる。
アリール基としてはフェニル基又は多核芳香族炭化水素
基であり、多核芳香族炭化水素基の具体例としてはα−
ナフチル、β−す7チル、アンドラニル、ピレニル基等
を挙げることができる。
複素環基としては酸素、窒素、硫黄原子等を含む環状基
を挙げることができ、その具体例としてはテトラヒドロ
フリル、フリル、テトラヒドロピラニル、ピラニル、ピ
ロリル、ピはリジニル、ピリジル、オキサシリル、モル
ホリニル、テトラヒト四チェニル、チェニル、チアジア
ゾリル、トリアゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、テ
トラゾリル基等を挙げることができる。
アラルキル基の具体例としてはベンジル、フェネチル、
フェニルブチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチ
ル、ナフチルメチル、ナフチルエチル基等を挙げること
ができる。
アリールオキシ基の具体例としてはフェノキシ、α−す
7チルオキシ、β−ナフチルオキシ、アントラニルオキ
シ、ピレニルオキシ基等を挙げることができる。
また炭素鎖又はへテロ原子を含む炭素鎖で環を形成する
場合(−(CH2)k−) (kは2〜13)であシー
CH2基に代わシ酸素、窒素、硫黄等のへテロ原子が入
る場合がある。
また上記Rのit置換基しては水酸基、保護された水酸
基、アシル基、アシルオキシ基、ハロゲン、C1−、C
5の直鎖或いは分岐のアルキル基、02〜C6の直鎖或
いは分岐の不飽和炭化水素基、アラルキル基、アミノ基
、 C1,C5の直鎖或いは分岐のアルキル基で置換さ
れたアミノ基、保護されたアミノ基、ニド四基、保護さ
れたチオール基、カルボキシル基、保護されたカルボキ
シル基、ホルミル基、保護されたホルミル基、スルホン
酸基、保護されたスルホン酸基、シアノ基であシ、当該
置換基の数は1〜5であり、これらは同一であっても異
なっていてもよい。水酸基の保護基としては、例えばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、メチル基等の
低級アルキル基、或いはグリーネ(Theodora 
W、 Greene)著の’ProtectiveGr
oupsin Organic 5)rntoeais
”(A、 Weixey−工ntersaience 
Publication、  1981)の!2章に記
載の水酸基の保II基を挙げることができる。
アシル基としてはホルミル、アセチル−プロピオニル、
バレリル、はンソイル、トルオイル、7賞イル基等を挙
げるととができる。アシルオキシ基の具体例としてはホ
ルミルオキシ、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、
バレリルオキシ、ベンゾイルオキシ、トルオイルオキシ
、フロイルオキシ基等を挙げることができる。ハロゲン
としては弗素、塩素、臭素、沃素を挙げることができる
CI、C5の直鎖或いは分岐のアルキル基としてはメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブ
チル、アミル、イソアミル基等が例示される* C2”
””6の直鎖或いは分岐の不飽和炭化水素基として例え
ばビニル、エチニル、プロ4ニル、ブテニル、ヘキセニ
ル基等を、アラルキル基としては例えばベンジル、フェ
ネチル、フェニルプロピル、フェニルブチル、ジフェニ
ルメチル基等を挙げるととができる。アミノ基に置換し
たC1〜C5の直鎖或いは分岐のアルキル基の例として
はメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、エチル、
t−ブチル、アミル、イソアミル基等が挙げられる。ア
ミノ基の保護基としては同上書籍のg7章に記載のアミ
ノ基の保護基を挙げることができる。チオール基の保護
基としてはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
エチル、1−ブチル、アミル、イソアミル基等のcl、
C5のアルキル基、7エ二ルJベンジル、フェネチル基
及びホルミル、アセチル、トリクロルアセチル、プロピ
オニル、ベンゾイル、トルオイル、フ鴛イル基等のアシ
ル基を例示することができる。カルボキシル基の保護基
としては同上書籍の第5章に記載のカルボキシル基の保
護基を挙げることができる。ホルミル基の保護基として
は同上書籍の第4章に記載のホルミル基の保護基を挙げ
ることができる。スルホン酸基の保護基としてはメチル
、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチ
ル、アミル、イソアミル基等のアルキル基、フェニルー
ワペンジル、7エネチル基等のアラルキル基等を挙げる
ことができる。
またこれらの基に前記の置換基が置換したものの具体例
としては、一般式 〔式中R′は水素又は前記のカルボン酸保護基〕で表わ
される基を1例として挙げることができる。
本発明の出発原料である一般式(I)で示されるカルビ
ノール誘導体は、例えばJ、 F’luorineCh
em、、26,467(1984)、Tetrahed
ronLett、、 2ヱ、2135(1986)、C
hem、 Lett、。
1986.2043等に記載の方法で製造することがで
きる。
本発明を実施するには、上記一般式(1)で示されるカ
ルビノール誘導体を極性溶媒中、鉛よシもイオン化傾向
の大きい金属の存在下で触媒量の鉛化合物と反応させて
一般式(n)で示される1、1−ジフルオロエチレン誘
導体を製造する。
この反応で使用する鉛化合物は鉛の原子価が0価、2価
又は4価のいずれでもよく、またこれら化合物は水和物
の形態であってもよい。使用される鉛化合物としては従
来公知のものを広く使用できる0例えば弗化鉛、塩化鉛
、Q化鉛、沃化鉛等のへ京ゲン化鉛、硝酸鉛、硫酸鉛、
過頃素酸鉛、ホウ酸鉛、炭酸鉛、リン酸鉛等の無機酸鉛
、酢酸鉛、シェラ酸鉛、ステアリン酸鉛等の脂肪酸鉛、
酸化鉛、水酸化鉛等が使用し得るものとして挙げられる
。これらの鉛化合物は単独又は2種以上混合して使用す
ることができる。これら鉛化合物の中で特に好ましいも
のは弗化鉛、塩化鉛、臭化鉛、沃化鉛等のハロゲン化鉛
である。これら鉛化合物の使用量としては通常出発原料
として使用される一般式(1)で表わされるカルビノー
ル誘導体1当量G−に対して0.001〜0.5当量の
範囲であることが好ましい。
またこの反応で使用する鉛よりイオン化傾向の大きい金
属としては、アルミニウム、鉄、ニッケル、錫、コバル
ト及びマグネシウムが用いられる。
またこれらの金属は単独又は21以上混合しても使用で
きるが、特に好ましいものはアルキニウムである。使用
するこれらの金属の形状には特に制限は表く、粉状、板
状、箔状、塊状或いは針状等様々な形状で用いることが
できる。これら鉛よりイオン化傾向の大きい金属の使用
量としては一般式(1)のカルビノール誘導体1当景に
対して0.3〜4当量の範囲でちることが好ましい。
またこの反応で使用する溶媒としては極性溶媒が好まし
く、例えばアルコール類、エーテル類、ニトリル類、ア
ミド類等、具体的にはメタノール、テトラヒドロ7ラン
、ジオキサン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド
、N−メチル−2−ピロリドン、1.3−ジメチル−2
−イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド等の一般式
(11の化合物を溶解しかつ該反応条件下では還元され
ないものである限シ広い・足囲から選択することができ
る。
またこれらの溶媒は2稽以上混合してもよい、また必要
に応じて水が含有されていてもよい0%に好ましいもの
としてはジメチルホルムアミドが挙げられ、その使用量
は特に制限はないが、少なくとも原料物質が完全に溶解
する量であることが好ましい。
またこの反応くおける反応温度は、原料物質、溶媒等に
よ〕好ましい範明が変化するが、通常約0〜100℃の
範囲で行うのが好ましい。
またその1.1−ジフルオロエチレン誘導体から一般式
(2)で表わされる弗化アシル誘導体を得るには、当該
反応生成物に、或いは生成した1、1−ジフルオロエチ
レン誘導体を分離、精製した後、酸性の溶媒を混合すれ
ばよく、反応はほぼ定量的に進行する。その酸性の溶媒
としては塩唆、硫酸等の鉱酸の溶液、酢陵等の有機酸の
溶液が好適に用いられ、溶媒は水をはじめとしてこれら
の酸と反応しない溶媒であればよい、また用いる酸の濃
度は広範囲の濃度が使用できるが、反応時間及び生成物
の選択性の点から50%以上の濃度であることが好まし
い、またこの反応における反応温度は、原料物質、酸の
濃度、溶媒等により好ましい範囲が変化するが、通常約
−20〜100℃の範囲で行うのが好ましい。
以上のように本発明の方法は工業的に極めて有利な1,
1−ジフルオロエチレン誘導体及び弗化アシル誘導体の
製造法である。
実施例 以下に実施例を記し、本発明をより一層具体的に説明す
る。
実施例1 丸底フラスコに臭化鉛184■(0,5ミリモル)と細
かに切ったアルミはく162■(6,0ミリモル)をと
シ、これにジメチルホルムアミ)10aff。
化合物(131,529(51モル)會加え、室温下で
20時間か含まぜて反応を行った0反応終了後、反応液
に水1014を加えエーテルで抽出した。その抽出液は
飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥したのち、濃縮すると淡黄色液体が1.31
得られた。このものをシリカゲルカラムを用いて精製す
ることによシ化合物(2)が無色液体として1.239
(収率99%)得られた。
”H−NMR(CD(J3 ;化合物(2)〕 δ2.
70(br  a。
IH,OH)、5.45〜5.75(m、IH,CH−
0)。
5.90 (s 、 2H,0−CH2−0)、6.7
0〜6.95(m、aH,Ph) 実施例2 丸底フラスコに塩化鉛1391r!g(0,5ミリモル
)と細かに切ったアルミは(162FW(6,0ミリモ
ル)t−とシ、これにジメチルホルムアミド10m/。
化合物(311,199,(5ミリモル)を加え、室温
下で10時間かきまぜて反応を行つた0反応終了後、反
応液に氷水10m1を加えエーテルで抽出した。
その抽出液は飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥したのち、濃縮すると淡黄色液
体が800岬得られた。このものをシリカゲルカラムを
用いて精製することにょシ化合物(4)が無色液体とし
て740+y(収率81%)得られた。
IHLNMR(CDCfi3;化合物4)〕  δ1.
75(s、6E。
CHs ) p 2−10 (’b r e s t 
I H# OH) e 5−08〜5.55(m、2H
,CH−0,C−CH−)実施例3〜7 jlE1表に示す条件以外は実施例1の方法と同条件下
で反応上行い、M1表に記載の生成物を高収率、高選択
率で得九。
実施例8 実施例1で得られた化合物(21497■(2ミリモル
)を−10℃で95%硫酸水溶液中にかきまぜながら加
え、その後θ℃で1時間かきまぜて反応を行りた6反応
終了後、反応液を氷水10sl中に注ぎエーテルで抽出
した。その抽出液は飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄し
、無水硫酸マグネシウムで乾燥し死後、濃縮すると淡黄
色結晶が46CP?得られた。このものをシリカゲルカ
ラムを用いてN製することによシ化合物(5)が白色結
晶として434η(収率95%)得られた。
化合物(5): IH−NMR(CDCfi3)  δ5.97 (s 
、 2 H、0−CH2−0) 。
6.78〜7.51 (m * 3 H、P h ) 
e 7.74 (s −I H、(J−CC見) IR(KEr)1790m−’(C”O)実施例9 実施例2で得られた化合物(4)365F(2ミリモル
)を実施例8と同じ条件下で反応させることKl化合物
(6)が2609(収率80%)得られ九。
化合物(6): IH−NMR(CDCJ13)  δ1.99 (# 
、 6H、0H3) 、 6.16〜6.48(m、I
H,C−CH−C−)、7.69(a。
1g、QH−CCJり 工R(KBr)  1790cm−”(C−0)実施例
10 実施例1で得られ九化合物(2)249’W(1ミ!J
モル)をごく微量の塩酸存在下で1日放置すると、化合
物(5)が69■(収率30チ)得られた。
手  続  補  正  書 昭、和62年9月1日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中Rは水素、C_1〜C_2_0の直鎖或いは分岐
    のアルキル基、C_3〜C_1_6の脂環式基、C_1
    〜C_2_0の側鎖を少なくとも1つ有するC_3〜C
    _1_6の脂環式基、C_2〜C_2_0の直鎖或いは
    分岐の不飽和炭化水素基、アリール基、複素環基、アラ
    ルキル基又はアリールオキシ基を示し、同一であっても
    異なっていてもよく、炭素鎖又はヘテロ原子を含む炭素
    鎖で環を形成してもよい。さらにこれらは置換基を有し
    ていても良い。置換基としては水酸基、保護された水酸
    基、アシル基、アシルオキシ基、ハロゲン、C_1〜C
    _5の直鎖或いは分岐のアルキル基、C_2〜C_6の
    直鎖或いは分岐の不飽和炭化水素基、アラルキル基、ア
    ミノ基、C_1〜C_5の直鎖或いは分岐のアルキル基
    で置換されたアミノ基、保護されたアミノ基、ニトロ基
    、保護されたチオール基、カルボキシル基、保護された
    カルボキシル基、ホルミル基、保護されたホルミル基、
    スルホン酸基、保護されたスルホン酸基、シアノ基であ
    り、当該置換基の数は1〜5であり、これらは同一であ
    っても異なっていてもよい。〕で表わされるカルビノー
    ル誘導体を極性溶媒中、鉛よりイオン化傾向の大きい金
    属の存在下鉛化合物と反応させることを特徴とする一般
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中Rは前記と同意義。〕で表わされる1,1−ジフ
    ルオロエチレン誘導体の製造法。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中Rは前記と同意義。〕で表わされるカルビノール
    誘導体を極性溶媒中、鉛よりイオン化傾向の大きい金属
    の存在下鉛化合物と反応させ、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中Rは前記と同意義。〕で表わされる1,1−ジフ
    ルオロエチレン誘導体を製造し、しかる後、該生成物を
    酸性溶媒中で反応させることを特徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 〔式中Rは前記と同意義。〕で表わされる弗化アシル誘
    導体の製造法。
  3. (3)鉛よりイオン化傾向の大きい金属がアルミニウム
    、鉄、ニツケル、錫、コバルト、マグネシウムのいずれ
    か或いはこれらの混合物である特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63264429A (ja) * 1986-12-20 1988-11-01 Otsuka Chem Co Ltd 1,1−二置換エチレン誘導体の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63264429A (ja) * 1986-12-20 1988-11-01 Otsuka Chem Co Ltd 1,1−二置換エチレン誘導体の製造法
JPH07110816B2 (ja) * 1986-12-20 1995-11-29 大塚化学株式会社 1,1−二置換エチレン誘導体の製造法

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