JPH01224331A - ビニルハライド及びその誘導体の環元二量化法 - Google Patents

ビニルハライド及びその誘導体の環元二量化法

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JPH01224331A
JPH01224331A JP63050161A JP5016188A JPH01224331A JP H01224331 A JPH01224331 A JP H01224331A JP 63050161 A JP63050161 A JP 63050161A JP 5016188 A JP5016188 A JP 5016188A JP H01224331 A JPH01224331 A JP H01224331A
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JP
Japan
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nickel
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JP63050161A
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English (en)
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Shigeru Torii
滋 鳥居
Hideo Tanaka
秀雄 田中
Shiro Yamashita
山下 史朗
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Kanto Denka Kogyo Co Ltd
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Kanto Denka Kogyo Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビニルハライド及びその誘導体の還元二量化法
に関するものであり、更に詳しくはビニルハライド9及
びその誘導体を極性溶媒中、ニッケル化合物、鉛化合物
及び鉛よりイオン化傾向の大きい金属の存在下で反応さ
せることを特徴とするビニルハライド及びその誘導体の
脱ハロゲン的還元二量化の方法に関するものである。
〔従来の技術と間咀点〕
これまでビニルハライド及びその誘導体の還元二量化法
としては1例えばO価ニッケル錯体を化学を論量以上用
いる方法〔ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・
ノサイエティ(J、Am。
Chem、 Soc、)、 1972.94.9234
 、 テトラヘドロン・レタース(Tetrahedr
on Lett、)。
1986,27,3517.等〕や予めホウ素、錫等の
ビニル金属化合物を調製したのち触媒量のパラジウムを
用いてビニルハライドとカップリングさ 。
せる方法〔ジャーナル・オズ・アメリカン・ケミカル・
ソサイエティ(J、 Am、 Chem、 Soc、)
1985、107.972.  J、 Am、 Che
m、 Soc、。
1987.109,813.等〕が知られている。しか
しながら前者の方法では多量のニッケル錯体を使用する
上にその毒性が問題であり、しかも厳密な管理条件下で
反応させなければ再現性ある結果が得られない等の欠点
がある。また後者では反応操作が煩雑であり、厳しい条
件下で反応を行なう必要がある。また亜鉛を用いて触媒
量のニッケルを循環再生使用してビニルハライド9及び
その誘導体の還元二景化を行なう方法〔ブリティン・オ
プ・ケミカル・ソサイエテイ・オノ・ジャパン(Bul
l。
(”;hem、 Soc、 Jpn、)、 1984.
’57+ 5317゜ジャーナル・オブ・アメリカン・
ケミカル・ソサイエテイ(J、 Am、 Chem、 
5oc)、、  1987゜109.4106.等〕 
が報告されているが、多量の亜鉛を使用することから経
済的でない上に、後処理において公害問題をひき起す危
険性をはらんでおり工業的規格で実施するには問題があ
り、また収率的にも満足できるものでない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は上記従来法の如き難点がな(。
安全かつ簡便な操作でビニルハライド及びその誘導体の
二世化体を収率よく裂取する工業的に有利な方法を提供
することにある。
〔発明の内容〕
本発明は一般式 〔式中R,R及びR3は水素又は鎖状若しくは環状のア
ルキル、アルケニル、アルキニル基或いはアラルキル基
、了り−ル基、複素環基、アシルオキシ基、アリールオ
キシ基を示し、同一であっても異なっていてもよく、炭
素鎖又はへテロ原子を含む炭素鎖で環を形成していても
よい。さらに、これらは置換基を有していてもよい;ま
たXは塩素、臭素又はヨウ素である。〕で表わされるビ
ニルハライド及びその誘導体を極性溶媒中、ニッケル化
合物、鉛化合物及び鉛よりイオン化傾向の大きい金属の
存在下で反応させることを特徴とするビニルハライド及
びその誘導体の還元二量化法であり、このレビックス系
内で触媒量のニッケルと鉛が効率よく循環してビニルノ
・ライト9及びその誘導体の相当する還元二量化体を収
率よく与える。
反応原料が一般式(1)で表わされるビニルノ・ライ〔
式中 R1−R3は前記に同じ。〕で表わされる二着f
ヒ体が得られる。その二景化体は、医薬、JI薬等を合
皮するための中間体として重要な化合物である。
本発明において、R−R3は水素又は鎖状若しくは環状
のアルキル、アルケニル、アルキニル基或いはアラルキ
ル基、アリール基、複素環基、アシルオキシ基、アリー
ルオキシ基を示し、同一であっても異なっていてもよく
、炭素鎖又はへテロ原子を含む炭素鎖で環を形成してい
てもよい。さらにこれらは置換基を有していてもよい。
好ましい鎖状のアルキル基としてはメチル、エチル、プ
ロピル、イソゾロビル、ブチル、イソブチル、 ter
t−ブチル、アミル、イソアミル、ヘキシル、オクチル
、デシル、ト1デシル等のC1(28の直鎖或いは分岐
のアルキル基を挙げることができる0 好ましい環状のアルキル基としてはシクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロ
オクチル、シクロデシル等の03(16の脂環式基及び
1−メチルシクロゾロビル。
2.2−ジメチルシクロプロピル、3−メチルシクロブ
チル、1−メチルシクロ堅ンチル、3−エチルシクロペ
ンチル、3−tert−ブチルシクロはンチル、4−イ
ソプロピルシクロヘキシル、4−tert−ブチルシク
ロヘキシル等のC□〜028の側鎖を少なくとも1つ有
するC3−C16の脂環式基を挙げることかできる。
好ましい鎖状のアルケニル、アルキニル基としテハビニ
ル、エチニル、1−プロペニル、2−メチル−1−プロ
ペニル、フロビニル、3−、’テ=ル、−1チニル、ペ
ンテニル、ペンタジェニル、ペンチニル、ヘキセニル、
ヘキシニル、ヘプテニル。
ヘフf = ル、オクテニル、オクチニル、9−fセニ
ル、プレニル、ゲラニル等のC2〜C28の直鎖或いは
分岐の不飽和炭化水素基金挙げることができるO 好ましい環状のアルケニル基としてはシクロブテニル、
シクロはンテニル、シクロヘキセニル。
シクロヘプテニル、シクロオクテニル、シクロオクタジ
ェニル等のC3〜C16の脂環式不飽和炭化水素基を挙
げることができる。
好ましいアラルキル基の具体例としてはベンジル、フェ
ネチル、フェニルブチル、ジフェニルメチル、トリフェ
ニルメチル、ナフチルメチル、ナフチルエチル基等を挙
げることができる。
好ましい了り−ル基としてはフェニル基又は多核芳香族
炭化水素基であり、多核芳香族炭化水素基の具体例とし
てはα−ナフチル、β−ナフチル。
アントラニル、ピレニル基等を挙げることができる。
好ましい複素環基としては酸素、窒素、硫黄原子等を含
む環状基を挙げることができ、その具体例としてはテト
ラヒドロフリル、フリル、テトラヒト90ピラニル、ピ
ラニル、ピロリル、ピペリジニル、ピリジル、オキサシ
リル、モルホリニル、テトラヒト90チエニル、チエニ
ル、チアジアゾリル、トリアゾリル、チアゾリル、トリ
アゾリル。
テトラゾリル基等を挙げることができる。
好ましいアシルオキシ基としてはホルミルオキシ、アセ
チルオキシ、プロピオニルオキシ、バレリルオキシ、ベ
ンゾイルオキシ、トルオイルオキシ、フロイルオキシ基
等を挙げることができる。
好ましいアリールオキシ基としてはフェノキシ。
α−ナフチルオキシ、β−ナフチルオキシ、アントラニ
ルオキシ、ピレニルオキシ基等’t−挙ケることができ
る。
また炭素鎖又はへテロ原子金倉む炭素鎖で埋を形成する
場合(−(C)12)k−)、  kは2〜13であり
−CH2−基に代わり酸素、窒素、硫黄等のへテロ原子
が入る場合がある。
またこれら上記R、Hの置換基としては、水酸基、保護
された水酸基、アシルオキシ基、ノ・ロゲン、C1〜C
5の直鎖或いは分岐のアルキル基。
02〜C6の直鎖或いは分岐の不飽和炭化水素基。
アラルキル基5アミノ基、01〜C5の直鎖或いは分岐
のアルキル基で置換されたアミノ基、保護されたアミノ
基、ニトロ基、チオール基、採種されたチオール基、カ
ルボキシル基、保護されたチオール基、カルボキシル基
、保護されたカルボキシル基、スルホン酸基、保護され
たスルホン酸基。
シアノ基であり、当該置換基の数は1つ若しくはそれ以
上であり、これらは同一であっても異なっていてもよい
。水酸基の保護基としては1例えばメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル基等の低級アルキル基、
或いはチオピーラ・ダブリzaグリ−y (Theod
ora W、 Greens)著の0プロテクテイブ・
グループズ・イン・オーガニック・シンセシス(Pro
tective Groups inOrganic 
5ynthesis)″(ア・ウエイリイーインターサ
イエンス・パブリケーション; A Weiley−I
nterscience Publication、 
1981 )の第2章に記載の水酸基の保護基を挙げる
ことができる。アシルオキシ基の具体例としてはホルミ
ルオキシ、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、バレ
リルオキシ、ベンゾイルオキシ、トルオイルオキシ、フ
ロイルオキシ基等を挙げることができる。
ハロゲンとしては弗素、塩素、臭素、ヨウ素を挙げるこ
とができる。(但し、ビニル結合するものを除く)。C
工〜C5の直鎖或いは分岐のアルキル基としてはメチル
、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、  te
rt−ブチル、アミル、イソアミル基等が例示される。
02〜C6の直鎖或いは分岐の不飽和炭化水素基として
はビニル、エチニル。
プロイニル、ズテニル、ヘキセニル基等全、アラルキル
基としては×ンジル、フェネチル、フェニルプロピル、
フェニルブチル、ジフェニルメチル基等を挙げることが
できる。アミノ基に置換したC1〜C50直鎖或いは分
岐のアルキル基の例としてはメチル、エチル、プロピル
、イソプロピル。
ブチル、  tert−ブチル、アミル、イソアミル基
等が挙げられる。アミノ基の保護基としては例えば同上
書籍の第7章に記載のアミノ基の保護基を挙げることが
できる。チオール基の保護基としてはメチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、メチル、 tert−ブチル
、アミル、インアミル基等のC1〜C5のアルキル基、
フェニル基、〈ンジル、フェネチル基等のアラルキル基
等全例示することができる。カルボキシル基の保護基と
しては例えば同上書籍の第5章に記載のカルボキシル基
の保護基を挙げることができる。スルホン酸基の保護基
としては例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、tert−ブチル、アミル、イソアミル基
等のアルキル基、フェニル基、ベンジル。
フェネチル基等のアラルキル基鱒全挙げることができる
本発明に用いる溶媒としては極性溶媒が好ましく1例え
ばアルコール類、ニトリル類、アミド類等、具体的には
メタノール、エタノール、プロパツール、アセトニトリ
ル、ジメチルホルムアミド9゜N−メチル−2−ピロリ
ドン、1.3−ジメチル−42−イミダゾリジノン、ジ
メチルスルホキシド9等が桔げられ、これらが単独又は
混合物で使用される。特に好ましいものとしてはメタノ
ールが挙げられ、その使用tは特に制限はないが、少な
くとも原料物頁が完全に溶解する量であることが好まし
い。しかし特にそれ以下であっても反応は進行するので
問題はないが操作上、均一溶液で行なうのが好ましい。
本発明に使用するニッケル化合物はニッケルの原子価が
0価又は2価のいずれでもよ(、またこれら化合物は水
和物の形態であってもよい。使用されるニッケル化合物
としては従来公知のものを広く使用できる。例えば、塩
化ニッケル(If)、A化ニッケル(■)、ヨウ化ニッ
ケル([1,ビス(アセチルアセトナト)ニッケル(■
)、ジクロロ(ビピリジル)ニッケル(Ir)、tクロ
ロビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(■)、ジ
クロロ(1,3−(:)フェニルホスフィノ)プロパン
ツニッケル(II)、テトラキス(トリフェニルホスフ
ィン)ニッケル(0)等カ使用し得るものとして挙げら
れる。これらのニッケル化合物は単独又は2af以上混
合して使用することができるが、特に好ましいのはジク
ロロ(ビピリジル)ニッケル(If)である。これらニ
ッケル化合物の使用量としては、出発原料として使用さ
れる一般式(1)で表わされるビニルハライド及びその
誘導体1当量に対して通常0.01〜0.5当量が好ま
しく、0.01当量より少ない場合は効果が少なく。
0.5当量より多い場合は効果に変わりはないものの経
済的でない。
本発明に使用する鉛化合物は鉛の原子価が0価。
2価又は4価のいずれでもよく、またこれら化合物は水
和物の形態であってもよい。使用される鉛化合物として
は従来公仰のものを広く使用できる。
例えば弗化鉛、塩化鉛、臭化鉛、ヨウ化鉛等のハワゲン
化鉛、硝酸鉛、硫酸鉛、過塩素酸鉛、ホウ酸鉛、炭酸鉛
、リン酸鉛等の無棲酸船、酢酸鉛。
シェラ酸鉛、ステアリン酸鉛等の脂肪敵船等が使用し得
るものとして挙げられる。これらの鉛化合物は単独又は
2種以上混合して使用することができる。特に好ましい
のは弗化鉛、塩化鉛、臭化鉛。
ヨウ化鉛等のハロゲン化鉛である。これら鉛化合物の使
用量としては、出発原料として使用される一般式(I)
で表わされるビニルハライド及びその誘導体1当量に対
して通常0.01〜0.5当量が好ましく、0.01当
量より少ない場合は効果が少なく。
0.5当量より多い場合は効果に変わりはないものの経
済的でない。
また本発明に用いる鉛よりイオン化傾向の大きい金属と
しては、アルミニウム、鉄、コバルト。
マグネシウムのいずれか或いはこれらの混合物が挙げら
れるが1%に好ましいものはアルミニウムである。使用
するこれらの金属の形状には特に制限はなく、粉状、板
状、箔状、塊状或いは針状等様々な形状で用いることが
できる。またその使用量は一般式(I)で表わされるビ
ニルハライド及びその誘導体1当欧に対して0.4〜3
当量の範囲であることか好ましく、0.4当量末端では
反応の進行が遅くなるか反応が完結せず、3当量以上で
は経済的でない上に副反応が生じ収率が低下する。
本方法においては以上の溶媒及び触媒の存在が必須であ
り、そのいずれが欠けても本発明の目的全達成すること
ができない。
また本発明において反応の進行を速くするため添加物と
してヨウ化カリウムを使用することもできる。その使用
量には特に制限はないが、一般式(I)で表わされるビ
ニルハライド及びその姦導体1当量に対して0.1〜5
当量の範囲であることが好ましい。
本発明における反応温度は、原料物′ぼ、ニッケル及び
鉛化合物の使用量、溶媒等により好ましい範囲が変化す
るが1通常約0〜100℃、好ましくば0〜40℃にて
行われる。
〔実症例〕
以下に実症例を記し1本発明をより一層具体的に説明す
る。
実症例1 丸底7;yスコにジクロロ(ビピリジル)ニッケル(I
I)143m9C0,5ミリモル)と臭化鉛184m9
(0,5ミリモル)と細かに切ったアルミはり94m9
(3,5ミリモル)をとりアルゴン置換し、これにメタ
ノール20m1とβ−ブロモスチレン(1)915ml
;+(5ミリモル)ヲ加え、20℃で21時間かきまぜ
て反応を行った。反応終了後、大部分のメタノールを減
圧除去したあと5チ塩酸10rILlを加え酢酸エチル
で抽出した。その抽出液は飽和重曹水及び飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、濃縮す
ると微黄色結晶が470m9得られた。このものを再結
晶法により精製すると、白色結晶(2)が449mLy
(収率87%)得られた。
化合物(2) : IH−NMR(CDC/3)δ 6
.4〜71(m、  4H,CH−OH)、  7.1
5〜7.45(m、 IOH。
Ar)。
実症例2 実症例1と同様の反応において、さらにヨウ化カリウム
830m9(5ミリモル)を添加して20℃で6時間か
きまぜて反応を行った。そして前記と同様の後処理を行
なうと、白色結晶が428■(収率83%)得られた。
その結晶のNMRスペクトルは、実症例1で得られた生
成物(2)のNMRスペクトルと完全に一致した。
実症例3 p−メチル−β−ブロモスチレン(3)985Fn9(
5ミリモル)を実症例2と同様の系中で20℃で6時間
かきまぜて反応させた。反応締了後、前記と同様の後処
理を行なうと白色結晶(4)が480m9(収率82%
)得られた。
化合物(4) : ”H−NMR(CDC13)  δ
 2.33 (s。
6 J CH3)−6,53〜6.83 (m、 4 
H,CH−OH) 。
6.90〜7.40(m、8H,Ar)。
実施例4 p−クロロ−β−ブロモスチレン(5)  1.099
 ((5ミリモル)f:、実症例2と同様の系中で20
℃で6時間かきまぜて反応させた。反応終了後、前記と
同様の後処理を行なうと白色結晶(6)が516m9(
収率75%)得られた。
化合物(6) : ”H−NMR(CDC/3)δ 6
.56〜6.92(m * 4 H−CH−CH) 、
7.23〜7.36 (” t 8 H−Ar)。
比較例 実施例1と同様の反応において、ジクロロ(ビピリジル
)ニッケル(■)、臭化鉛または細かに切っ九アルミは
くのいずれかを除いて実験全行なうと。
いずれの場合も目的とする二量化体は全く得られず、β
−ブロモスチレン(11がそれぞれ93.90及び10
0%回収された。
(外4名)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中R^1、R^2及びR^3は水素又は鎖状若しく
    は環状のアルキル、アルケニル、アルキニル基或いはア
    ラルキル基、アリール基、複素環基、アシルオキシ基、
    アリールオキシ基を示し、同一であっても異なっていて
    もよく、炭素鎖又はヘテロ原子を含む炭素鎖で環を形成
    していてもよい。さらにこれらは置換基を有していても
    よい;またXは塩素、臭素又はヨウ素である。〕で表わ
    されるビニルハライド及びその誘導体を極性溶媒中、ニ
    ッケル化合物、鉛化合物及び鉛よりイオン化傾向の大き
    い金属の存在下で反応させることを特徴とするビニルハ
    ライド及びその誘導体の還元二量化法。
  2. (2)鉛よりイオン化傾向の大きい金属がアルミニウム
    、鉄、コバルト、マグネシウムのいずれか或いはこれら
    の混合物である特許請求の範囲第1項記載の還元二量化
    法。
  3. (3)ヨウ化カリウムを共存させる特許請求の範囲第1
    項記載の還元二量化法。
JP63050161A 1988-03-03 1988-03-03 ビニルハライド及びその誘導体の環元二量化法 Pending JPH01224331A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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