JPS63216805A - 農園芸用殺菌剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ）発明の目的 星１」！■１１九二 本発明は、トリアゾール誘導体とジチオカーバメート系
殺Ｔ：Ｉｉ成分の混合物を活性成分として含有する６園
芸用ｆｆＶｉ剤に関する。

更に詳しくは、本発明は一般式（Ｉ） （Ｙ）、 （式中、ｘ、Ｙは同一または異なる水素原子−。

ハロゲン原子または低級ハロアルキル基を示し。

＾ｌまたは２のｇｌ数を示す）で示されるトリアゾール
誘導体の少なくとも１種とジチオカーバメート系Ｍｔｍ
成分、例えば、下記の化学構造式で示される。マンガニ
ーズエチレンビスジチオカーバメート（以下「マンネブ
」と称する）、ジンクエチレンビスジチオカー八メート
（以下「ジネブ」と称する）、亜鉛イオン配位マンガニ
ーズエチレンビスジチオカーバメート（以Ｔ「マンゼブ
」と称する）、ビスジメチルジチオカルハモイルジンク
エチレンビスジチオカーハメート（以下ポリカーバメー
ト」と称する）ダジンクジメチルジチオカーハメート（
以下「ジラム」と称する）、ビス（ジメチルチオカルバ
モイル）ジスルフィド（以下「チウラム」と称する）と
の混合物を活性成分として含有することを特徴とする農
園芸用殺菌剤に関する。

本３’ｉａ　Ｉ！ＩＪの農園芸用殺菌剤は、果樹、野菜
、穀類などの各種作物を加納して多大な被害をもたらす
植物病原菌の防除に有効である。

ゆえに、本発明は農業ならびに園芸分野で殺菌剤として
使用することかできる。

１＋ ＣＨ２ＨＮ　ＣＳ　Ｚ　ｎ　Ｓ　ＣＮ　　（ＣＨｘ　　
）ｚ■ Ｓ　　　　　　　　　Ｓ ポリカーバメート Ｉｔ　　　　　　１ｌ ＣＣＨｘ　）２　ＮＣ３ＳＣＮ　（ＣＨｚ　）２チウラ
ム 従来の技術 本発明の農園芸用殺菌剤の一方の活性成分であるジチオ
カーバメート系殺菌成分、例えば、マンネブ、ジネブ、
マンゼブ、ポリカーバメート、ジラムおよびチウラムは
、農園芸用殺菌剤として公知であり、野菜、果樹、花杏
、穀類の各種病害防除に散布剤として、あるいは土壌施
用剤１種子消ｒｎ剤として広く使用されている。これら
の薬剤は、防除活性スペクトラムが広く、また薬害のな
い優れた薬剤である。これらのことは「農薬ハンドブッ
ク　１９８５年版」（社団法人　１１本植物防疫協会　
ｒ６和６０年１月３０８発行）の第１６６頁、第１７０
頁〜第１８１頁などに記載されている。また、これらの
１種を含む混合剤が農園芸用殺菌剤として使用されるこ
とも、例えば、マンネブとチオファネートメチル、マン
ゼブとＤＰＣ、チウラムとチオファネートメチル、チウ
ラムとベノミル、チウラムとポリオキシン、チウラムと
ＴＰＮ、チウラムとキャブタンとＰＣＮＨなどの組み合
わせについて、前記「農薬ハンドブック　１９８５年版
」の第１７２頁、第１７３頁、第１７９頁〜第１８１頁
に記載されている。

なお、■−記薬剤名は、前記の「農薬ハンドブック」に
記載の一般名である。

一方、一般式（１）化合物は、本発明者らによって見出
された化合物であって、野菜、果樹のうどんこ病、さび
病、黒星病、ビートの褐斑病などの防除に有効な公知化
合物である（特開昭５８−６５２８１号公報）、また一
般式（Ｉ）化合物を含む混合剤として、特開昭５９−７
１０５号公報〔一般式（Ｉ）の化合物＋プロシミドン）
、特開昭５９−７１０３号公報（式（１）の化合物子カ
スガマイシン〕、特開昭５９−１３７０３号公報（一般
（Ｉ）の化合物＋ポリオキシン群抗生物質〕、特開昭５
９−１６８０３号公報〔（一般式（Ｉ）の化合物＋イプ
ロジオン、ビンクロゾリン〕、特開昭５９−１１１５Ｊ
１０８号公報（一般式（１）の化合物＋ベノミル、チオ
ファネートメチル、チアベンダゾール、ＭＢＣ（２−（
メトキシカルボニルアミノ）−ベンツイミダゾール〉〕
などか知られている。かっこ内は、前記の「農薬ハンド
ブック」に記載の一般名である。しかし、マンネブ、ジ
ネブ、マンゼブ、ポリカーバメート、呈 ジラム、チウラムなどのジチオカーハメーｉ菌成分と一
般式（１）化合物との混合剤を農園芸用殺菌剤として用
いることは知られていない。

ンゼブ、ポリカーバメート、ジラム、チウラムは広い防
除活性スペクトラムを有する。しかし、常に安定した高
い防除効果を得ようとすれば、著しく高濃度で散布しな
ければならず、このような高濃度散布は作物に薬害をも
たらす危険性かある。

しかも、病害発生前からｆ・病的に散布する必要があり
、病原菌の植物体侵入後の散布では効果がない、また、
高濃度で散布しても多発ドでの病害防除効果は不１−分
である。そのため、／ｌｋ＃回数を多くするなどの必要
があり、経済的、労力的に問題がある。

また、もう一方の活性成分である一般式（Ｉ）の化合物
は、キュウリ、メロン、ナス、リンゴ、ブドウ、バラ、
ムギ類のうどんこ病や、ムギ類。

ブドウ、ネギ、キクなどの結納に対しても比較的低薬ら
（で高い効果を示す、そして、一般式（Ｉ）の化合物は
、ビート褐斑病、リンゴ斑落病、リンゴ黒星病、リンゴ
赤星病、モモ縮葉病、ブドウ黒とう病などの病害に防除
活性を示すが、これらの病害を防除するに要する薬二間
は、各種作物のうどんこ病、結納な防除する場合の薬ゆ
の５倍以りをＭ　ｈ　Ｌ／なければならないという欠点
を右する。

耐性菌に対しても感受性菌と同等の効果を示すにとどま
り、持続性も低いため実用性に欠ける。

本発明は、従来の薬剤の有するこのような欠点を補い、
低薬量の散布でも安定して相乗的で持続性の高い防除効
果を発揮しうる農園芸用殺菌剤を提供することを目的と
するものである。

１１）、！更立膚Ａ ［ｉ点を解決するための手段 本発明者らは、従来の殺菌剤の欠点を補い、活性成分の
優れた特性を活かした農園芸用殺菌剤を開発すべく鋭意
研究を重ねた。その結果、本発明を完成した。

本発明によれば、前記一般式（Ｉ）化合物の少なくとも
１種とジチオカーバメート系殺ＩＪ成分、例えば、マン
ネブ、ジネブ、マンゼブ、ポリメカ−バメート、ジラム
、チウラムのいずれか１種からなる２種混合殺菌剤を散
布することにより、ｆ期しがたい低薬量で相乗的で持続
性の高い病害防除効果を発揮し、各種植物病害を完全に
防除しうろことを見出して１本発明を完成するにいたっ
た。

次に、本発明で使用される一般式（Ｉ）の化合物の具体
例を第１表に挙げるか、これ、らの例示のみに限定され
るものではない。

第　　１　　表 （Ｙ）ｆｆ１ 作用 本発明の農園芸用殺菌剤において、一般式（Ｉ）の化合
物とジチオカーバメート系殺菌成分、例えば、マンネブ
、ジネブ、マンゼブ、ポリカーバメート、ジラム、チウ
ラムから選ばれたｌ種との組み合わせは、野菜のうどん
こ病、リンゴ、ナシの黒星病、赤星病、輪数病、リンゴ
斑点落葉病、ナシ黒斑病、モモの縮菓病、黒星病、灰星
病、ブドウ黒どう病、ビート、ラッカセイの褐斑病、ト
マト葉かび病、イチゴ灰色かび病、麦類のなまぐさ黒穂
病などの防除のための活性成分として作用する。そして
、これらの活性成分を使用したときの効果は、巾独使用
では防除効果の弱い薬剤耐性菌や薬１１１１Ｉ１１！受
性閑に対しても併用することによって、実用し、ト分な
防除効果か発揮される。

このような憬れた作用を発揮するようになる原因は必ず
しも明らかではないか、本発明の一般式（Ｉ）の化合物
は、病原菌の細胞膜に含まれる必須成分であるエルゴス
テロールの生合成を阻害して膜ａ　ｆｌを失わせること
によって、病原菌の生育を阻止するものと思われる。

一方、マンネブ、ジネブ、マンゼブ、ポリカーバメート
、ジラム、チウラムなどのジチオカーバメート系殺ＯＩ
成分のｉＲ菌作用は、菌体内のＳＨ酵素や金属酵素と反
応して、その働きを抑制することによると考えられてい
る。この相互に異なった作１１目ν性を有する２剤の混
用による相乗活性は、一般式（Ｉ）の化合物により病原
菌の膜ａｆＥの低Ｆによって、マンネブ、ジネブ、マン
ゼブ、ポリカーバメート、ジラム、チウラムなどのジチ
オカーバメート系殺菌成分の菌体内への取り込みが容易
となり、より強力に作用するようになるためてはないか
と推定される。

２ＪＬｆＭ（農園１１用殺菌　の製剤化−Ｉ法）本発明
の農園芸用殺菌剤を製造するには、本発明の活性成分と
適当な担体および補助剤、例えば、界面活性剤、結合剤
、安定剤などを配合して、常法によって、水和剤、乳剤
、液剤、ゾル剤（フロアブル剤）、油剤、粉剤、ＤＬ（
トリフトレスｐａ）粉剤、微粒剤、粗粉剤などに製剤化
すればよい。

これらの製剤中の活性成分の含有率は、水和剤、乳剤、
液剤、ゾル剤、油剤の場合は１〜９０％（重分％：以下
同じ）の範囲、粉剤、ＤＬ粉剤、微粒剤１粒剤の場合は
０．５〜ｌＯ％の範囲１粒剤の場合は１〜ｌＯ％の範囲
で含有することかてきる。

前記において、使用できる担体としては、農園芸用薬剤
に常用されるものであれば固体または液体のいずれでも
使用でき、特定のものに限定されるものではない。

例えば、固体担体としては、鉱物質粉末（カオリン、ベ
ントナイト、クレー、モンモリロナイト、タルク、珪藻
上、雲母、バーミキュライト、末（大豆粉、小麦粉、木
粉、タバコ粉、でんぷん、結品セルロース、など）、高
分子化合物（石油樹脂、ボッ塩化ビニル、ケトン樹脂、
ダンマルガム、など）、アルミナ、珪酸塩、側型合体、
高分散性珪酸、ワックス類、などが挙げられる。

また、液体担体としては、水、アルコール類（メチルア
ルコール、エチルアルコール、ｎ−プロピルアルコール
、１ｓｏ−プロピルアルコール、ｎ−ブチルアルコール
、エチレングリコール、ベンジルアルコール、など）、
芳香族炭化水素類（ベンゼン、トルエン、キシレン、エ
チルベンゼン、クロルベンゼン、クメン、メチルナフタ
レン、など）ハロゲン化炭化水素類（クロロホルム、四
塩化炭素、ジクロルメタン、クロルエチレン、トリクロ
ロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、など）
、エーテル類（エチルエーテル、エチレンオキシド、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン、など）、ケトン類（ア
セトン、メチルエチルケトン、ジクロヘキサノン、メチ
ルイソブチルケトン、など）、エステル類（酢酸エチル
、酢酸ブチル、エチレングリコールアセテート、酢酸ア
ミル、など）、酸アミド類（ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド、など）、ニトリル類（アセトニト
リル、プロピオニトリル、アクリロニトリル、など）、
スルホキシド類（ジメチルスルホキシド、など）、アル
コールエーテル類（エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、など）
、脂肪族または脂環式炭化水素類（ｎ−へキサン、シク
ロヘキサン、など）、工業用ガソリン（石油エーテル、
ソルベントナフサ、など）、そして石油留分（パラフィ
ン類、灯油、軽油、など）が挙げられる。

また、乳剤、水和剤、ゾル剤（フロアブル剤）などの製
剤に際して、乳化１分散、可溶化、湿潤、９．泡、潤滑
、拡展などの目的で界面活性剤（または乳化剤）が使用
される。このような界面活性剤としては２次に示される
ものが挙げられるか、もちろんこれらの例示のみに限定
されるものではない。

非イオン型 ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタン
アルキルエステル、ソルビタンアルキルエステル、など
。

陰イオン型 アルキルベンゼンスルホネート、アルキルスルホフサネ
ート、アルキルサルフェート、ポリオキシエチレンアル
キルサルフェート、アリールスルホネート、など。

陽イオン型 アルキルアミン類（ラウリルアミン、ステアリルトリメ
チルアンモニウムクロリド、アルキルジメチｌルベンジ
ルアンモニウムクロリト、など）、ポリオキシエチレン
アルキルアミン類、など。

両性型 カルボン酸（ベタイン型）、硫酸ニスデル、など。

また、これらのほかに、ポリビニルアルコール（ＰＶＡ
）、カルボキシメチルセルロース（ＣＭＣ）、アラビア
ゴム、ポリビニルアセテート、ゼラチン、カゼイン、ア
ルギン酸ソーダ、トラガカントガム、などの各種補助剤
を使用することかできる。

また、本発明の農園芸用殺菌剤に他の殺１２ｉ成分、殺
虫成分を混合して用いることができる。そして、その混
用により適用性（適用病害虫、使用方法、使用時期、な
どの拡大をはかることができる。

次に本５１明の実施例を示す、なお、実施例中で部とあ
るのはすべて屯量部である。

実施例１（水和剤） マンゼブ　６０部、化合物＆、１３部、ホワイトカーボ
ン　１（Ｉｌｌ、ラウリルサルフェート３部、リグニン
スルホン酸カルシウム　２部およびクレー　２２部を混
合して）−分粉砕し、水和剤を得る。

実施例２（水和剤） ポリカーバメート　４０部、化合物崩、２３部、ホワイ
トカーボン　ｔＯＳ、　　ラウリルサルフェート　３部
、ナフタレンスルホン酸ソーダホルマリン縮合ｖ４２部
およびクレー　４２部を混合して１−分粉砕し、水和剤
を得る。

実施例３（水和剤） ジネブ　５０部、化合物動、３５部、ホワイトカーボン
　１０部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
　３部、リグニンスルホン酸カルシウム　２部およびク
レー　３０部を混合して（−分粉砕し、水和剤を得る。

′Ｚ　例４　（和　　） マンゼブ　４０部、化合物崩、４４部、ホワイトカーボ
ン　１０ｉ’ｌ、アルキルベンゼンスルホン酸　３部、
リグニンスルホン酸カルシウム　２部およびクレー　４
１部を混合して１−分粉砕し、水和剤を得る。

′を一例５　水和顆粒　） ジラム　５０部、化合物動、５５部、ラウリルサルフェ
ート８部およびクレー　３７部を混合し、粉砕する０次
いで、水　１５部を添加し、混練後、押し出し造粒機で
造粒し、乾燥後、篩別（１４〜３２　ｍｅｓｈ）　Ｌ／
て水和顆粒剤を得る。

−一−６フロアブル） 水　２２部、ポリオキシエチレンノニルフェニントＩ）
−１７７Ａ ルエーテル　１部およびリグニンスルホニ４ｆ！！。

４部を加えて攪拌し１次に微粉砕したマンザブ６０部と
化合物Ｎｏ、１３部を加えて攪拌し、更に２％キサンタ
ンガム水溶液　１０部を加えて更に、攪拌ｉ’ｓ　ｚ　
ｚ　Ｉｊ膚でフロアツルを得る。

本発明の農園芸用殺菌〜１の使用方法は、一般に次のと
おりである、すなわち、水和剤、ゾル剤（フロアブル剤
）の場合は、水で２００〜３０００倍に希釈して、一般
に２００〜２０００　ｐ　ｐ　ｍの溶液に調製される。

モしてｌＯアール当り、この希釈液を５０〜４００文の
範囲で植物の病害発生部位の茎葉に散布される。

また、粉剤の場合は、ｌＯアール当り２〜５ｋｇ（活性
成分として５０〜５００ｇ程度）を植物体１−に散布す
ればよい。

八）発明の効果 本発明の農園芸用殺菌剤を使用すると１次のような作用
効果がもたらされる。すなわち、各種の植物病害、例え
ば、リンゴの黒星病、赤星病、うどんこ病、斑点落葉病
１輪紋病、黒点病、すす魚病、すす斑病、モニリア病、
褐斑病、ナシの黒星病、赤星病、うどんこ病、黒斑病、
輪数病、モモのｊＩｉｌｌＪ病、黒星病、フォモプシス
腐敗病、灰層病、ブドウの晩腐病、褐斑病、灰色かび病
、黒とう病、うどんこ病、さび病、オウトウの灰星病、
ウメの黒星病、カキの内雇落葉病、うどんこ病。

キュウリ、メロン、カポチャのうどんこ病、炭そ病、べ
と病、黒星病、ナスのうどんこ病、トマトのうどんこ病
、疫病、菓かび病、イチゴのうどんこ病、灰色かび病、
ネギのさび病、茶の炭そ病、網もち病、もち病、麦類の
うどんこ病、さび病、なまぐさ黒穂病、眼紋病、ビート
、ラッカセイの褐斑病、ハラの黒星病、うどんこ病、黒
点病、キクの自さび病、黒さび病、芝のさび病、ブラウ
ンバッチ、ピシウムパッチなどに対し相乗的て持続性の
高い防除効果を示す。この高い防除効果は。

一般式（Ｉ）の化合物１部（屯呈部：以ド同し）に対し
て、マンネブ、ジネブ、マンゼツ、ポリカーバメート、
ジラム、チウラムなどのジチオカーハメー＾菌成分を各
々１０〜２５部の混合比で配合することによりもたらさ
れる。

第２に、本発明の農園芸用殺菌剤はこのような優れた作
用効果を奏するため、薬剤の使用にを各々の薬剤の中独
使用の場合の２分の１から５分のｌに減らしてもト分な
防除効果が得られ、薬埴低減効果を有する。

Ｌ記したような優れた防除効果を発揮させるには１本発
明の農園芸用殺菌剤を、病害の発生前あるいは発生後に
適当な散布Ｓｔ置を用いて、植物茎葉に直接ｒＩ！Ｉ４
ｊすることによつて、対象病害を有効に防除することが
できる。

第３に、このような使用によっても有用作物。

例えば、リンゴ、ナシ、モモ、ブドウ、オウトウ、ウメ
、カキ、キュウリ、メロン、スイカ、ナス、トマト、イ
チゴ、ネギ、茶、大麦、小麦、ビート、ラッカセイ、バ
ラ、キク、芝などに薬害をＩｊ−えることもない。

第４に、本発明の農園芸用殺菌剤は、耐性菌による植物
病害にも有効である。すなわち１本発明の活性成分は、
現在問題となっているベノミル、チオファネートメチル
などのベンズイミダゾール系薬剤あるいはビンクロゾリ
ン、イプロジオン、プロシミドンなどのジカルボキシイ
ミド系薬剤とは、全く化学構造の異なる薬剤の組み合わ
せである。そのため、ベンズイミダゾール系薬剤、ジカ
ルボキシイミド系薬剤の多用により発生した耐性菌によ
る病害（例えば、ベンズイミダゾール系薬剤耐性菌とし
てリンゴやナシの黒星病、リンゴうどんこ病、ジカルボ
キシイミド系薬剤耐性菌としてキュウリ灰色かび病など
）には、感受性菌による病害と同等かあるいはむしろよ
り有効に作用する。

以ヒから未発１１の農園芸用殺菌剤は各種の植物防除剤
として有用である。

次に、このような本発明の作用効果を試験例により示す
。

試験例１　ビート褐斑病防除効果試験（ボット試狭上 直径９ｃｍの大きさの素焼鉢に播種したビート（品種ハ
イラーベ）の第４葉が展開したときに、実施例４に準じ
て調製した水和剤を所定濃度に希釈し、ターンテーブル
Ｌで３鉢当り３０−＾ブレーガンで散布した。播種源は
、まえもってチオファネートメチルにｌ耐性を有するビ
ート褐斑病菌（サーコスポーラ　ベチコラ：Ｃｅｒｃｏ
ｓ−ｐｏｒａ　　ｂｅｔｉｌｙｃｏｌａ）の胞ｆ−を播
種して発病させた罹病伎を、２１１間湿室に入れて胞子
−形成させ、これを展着剤（ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル）の５０ｐｐｍ液で胞子−懸濁液としたもの
を用いた。そしてこの胞子−懸濁液を胞子Ｃ度か１０６
ｓｐｏｒｅｓ／　ｍ　ｌとなるよう調整後、散布Ｉ　Ｉ
Ｉ後および故、／＋１７　［１後の植物体【二に噴霧接
種した。接種後は２５°Ｃ１湿度１００％の湯室内に２
１１間静４後、ガラス温室に移して発病させた。

発病調査は、病菌接種の１６［１後に１葉当りの病斑数
を調査し、これより無散布区との対比からド記式により
防除価（％）を求めた。また、薬害程度ｌは、下記の薬
害指数によりその程度を表示した。

その結果は、第２表に示すとおりである。

ｌＯ０ 薬害指数 ０；薬害なし　　　３＝多 ｌ＝少　　　　　　４＝川 ２＝中 第２表　ビート褐斑病に対する防除効果（持続性効果）
注１）　対照区のチオファネートメチルおよび鳩ヒドリ
フェニルスズは、前記の農薬ハンドブックに記載の市版
殺菌剤注２）　メ盾玲賦φ（）内数値は、無数４１区の
１葉当りのト匂病斑数を示す。

試験例２　リンゴｌＦ点落葉病防除効果試験（は場試験
） 試験方法 （＋）供　試　品　種：ふじ　１１年生（２）区　　　
　　制：１区ｌ樹３連制（］）薬剤散１．．　ｉ＋ｊ・
方法：実施例３に準じて調製した水和剤を所定濃度に希
釈し、５ＪＪ２８１１．６月１０１１．６月２１目、７
　ＪＪ　２　ＩＩに合、汁４回。

動力噴霧機を用いｌ樹当りに１回にっき３０立の希釈液
を散布した。

（４）病害の発生状況：リンゴ斑点落葉病の初期の自然
発生は少なかったが、６月中旬から増加し、多発生とな
った。

（５）　ｉ　　病　調　査ニアＪＪ１６ｒｌ（ＩＪｉ終
散Ｉμ１４　ＩＩ　′ｆ＆’）に各区１５新梢を任意に
選び、その全集にリンゴ斑点落葉病の発病の有無を調査
しくｆ均調査菓数は約４００枚）、発病菓率（％）を求
め、これより防除価（％）を算出した。また薬害程度は
、試験例１と同様な指標で調べた。

その結果は、第３表に示すとおりである。

第３表　リンゴ斑点落葉病防除効果 注１）　対照区は、市販のサンアップ永和剤（商品名で
、キャブタン６註 た。

なお、キャブタンは化学名、Ｎ−トリクロルメチルチオ
テトラヒドロフタルイミドであり，ビナバクリルは化学
名　２，４−ジニトロ−６−セコンダリープチルフエニ
ルジメチルアクリレートである。

注２）　　（　）内の数値は無数４区の発病葉率（％）
を示す。

試験例３　リンゴ黒星病、リンゴ赤ＪＩ髪病に対する試
験方法 （１）供　　試　　品　　種二千秋　５年生蹟性台（２
）Ｘ　　　　　　　　制：１区ｌ樹３連制（３）　　薬
剤散布Ｊ１１・方法：実施例３に準して調製した水和剤
を所定濃度に希釈し、５ＪＪ２ｏｒＩ（開花直前）、５
月３０日（落花直後）、６ＪＪ１４１１、６　ＪＪ　３
　０　［３の合計４回、動力噴霧機を用いてｌ樹当りに
１回につき１０文の希釈液を散１７ｓ　１７だ。

（４）病害の発生状況：リンゴ黒星病は多発生、リンゴ
赤星病は中発生であった。

（５）発　病　調　査：黒星病は７月１４！］（最終散
＃１４０後）に１樹当り３０新梢の完全展開菓全葉につ
いて発病の４１無を調査し２発病巣率（％）を求めた．
また、赤星病は６月１４０（第２回散布１５日後）に、
発病の有無を調査し、発病菓率（％）を求め、これより
無数４区との対比から防除価（％）を算出した．また薬
害程度は，試験例１と同様な指標で調べた。

その結果は，第４表に示すとおりである。

第４表　リンゴ黒星病、リンゴ赤星病に対する防除効果
注ｌ）　対照区は石版のサンアップ永和剤（前記）を使
用した。

注２）　　（）内の数値は、無数布置の発病葉率（％）
を示す。

試験例４　モモ縮望病に対する防除効果試験（は場試験
） 試験方法 （１）供　試　品　種：白鳳　７年少 （２）Ｋ　　　　　　制：１区ｌ樹３連制（３）薬剤散
４ｊ量・方法：実施例１に準して調製した水和剤を所定
濃度に希釈して、萌芽直前（３月２７　ｔｌ　）に動力
噴Ａ機を用いて、ｌ樹名りに７２を散布した。

（４）病害の発生状況：４月り旬からの出芽期に降雨か
多く多発生であった。

（５）発　病　調　査＝５月２５［］に１８１当り約４
００巣についてもも縮葉病の発病の有無を調査し、発病
葉−＠（％）を求め、これより無数Ｊ区との対比で防除
価（％）を算出した。また薬害程度は試験ｌと同様な指
標で調べた。

その結果は、第５表に示すとおりである。

第５表　モモ１ｉｌｆｆｌ病に対する防除効果性ｌ）　
対照区のオキシン銅は化学名は８−ヒドロキシキノリン
銅である。

注２）　（）内の数値は、無数布置の発病葉＋（％）を
示す。

試験例５　ブドウ黒どう病に対する防除効果（は場試験
） 試験方法 （１）供　試　品　種゛巨峰 （２）丙　　　　　制：１区ｌ樹３連制（３）薬剤散４
１埴・方法：実施例３に準じて調製しりに１回につき２
０交の孔釈液を散１９　Ｌ／た。

（４）病害の発生状況、多発生てあった。

（５）発　病　調　査：最終散布１４　ｒｌ後の６　ｎ
８［１に、６樹の果房２００房について発病程度別に調
査し、下記式により発病度を求め、無敗装置との対比か
ら防除価（％）を算出した。また、薬害は試験ｌと同様
の指標で調査した。

Ｎ：Ｊｇ査果房数 ａｌｌ果房の発病粒数１１以上の果房数ｂ＝ｌ果房の発
病粒子ｋ６〜ｌＯの以上の果ｍ数Ｃ：ｌ果房の発病粒ａ
５以下の果房数 第６表　ブドウ黒どう病に対する防除効果性１）　対照
区は、石版のトモテクト水和剤（商品名で、オキシン銅
６５％＋チアベンダゾール７．５％を含有するもの）を
使用した。

注２）　　（）内の数イめは、％散装置の果房の発病度
を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ （式中、Ｘ、Ｙは同一または異なる水素原子、ハロゲン
   原子または低級ハロアルキル基を示し、ｎ、ｍは１また
   は２の整数を示す）で示されるトリアゾール誘導体の少
   なくとも１種とジチオカーバメート系殺菌成分の少なく
   とも１種との混合物を活性成分として含有することを特
   徴とする農園芸用殺菌剤。