JPS63214695A - 制御棒駆動水圧系給水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、原子炉水を浄化した後、制御棒駆動水圧系に
給水する制御棒駆動水圧系給水装置に係り、特に、制御
棒駆動水圧系の水源である復水貯蔵タンクが定期検査中
で給水が不可能な場合に、制御棒駆動水圧系に給水可能
な制御棒駆動水圧系給水装置に関する。

（従来の技術） 一般に原子カプラントにおいては、定期的に検査、およ
び燃料の交換を行う。復水貯蔵タンクの検査では、タン
クの水抜き後に内面の塗装を行う場合があり、この作業
中は、復水貯蔵タンクから制御棒駆動水ポンプへ水の供
給が不可能となる。

制御棒駆動水圧系は、制御棒の操作に必要な圧力、流量
の水を制御棒へ供給する系統である。また、供給された
水は制御棒を冷却し、炉水からのクラッド侵入を防いで
いる。

原子炉冷却材浄化系は、炉水を濾過装置により浄化する
系統であり、炉水を放出することによす原子炉水位を調
整する機能を有している。

通常の定期検査中は、第４図に示すように復水貯蔵タン
ク１２より取水し、制御棒駆動水、ポンプ１１を介し制
御棒駆動装置１６へ水を供給する。原子炉１の炉水は原
子炉冷却材浄化系ポンプ２を通り、原子炉冷却材浄化系
濾過脱塩装置３により浄化され、液体廃棄物処理系２６
で送られる。なお３０は再生熱交換器であり、；３１は
非再生熱交換器である。

最終的に、液体廃棄物処理系２６で浄化された水は復水
貯蔵タンク１２へ戻り、水バランスが保たれる。

また、制御棒駆動水ポンプ１１出口配管から弁１４を介
し復水貯蔵タンク１２への最小流量バイパス配管２３を
設け、制御棒駆動水ポンプの締切運転を防止しポンプの
健全性を保っている。

（発明が解決しようとする問題点） 前述の第４図かられかるように、制御棒駆動水ポンプ１
１の水源は復水貯蔵タンク１２シかないため、定期検査
で復水貯蔵タンクを水抜きし、タンク内面の塗装等を行
う場合、制御棒駆動水ポンプ１１の水源がなくなる。し
かし、制御棒駆動装置は炉水クラッドが侵入せぬ様、定
期検査中も水の供給を必要とする。この為、復水貯蔵タ
ンクのメンテナ賢 シス中の代發水源が必要となる。

本発明は、上述の問題点を解決すべく考案されたもので
、復水貯蔵タンクが使用可能の場合に、制御棒駆動水圧
系へ清浄な水を安定して供給することができる制御棒駆
動水圧系給水装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 原子炉水を原子炉冷却材浄化系ポンプを介して取入れて
浄化する原子炉冷却材浄化系濾過脱塩装置と、濾過脱塩
装置からの非出水を更に濾過するフィルターと、このフ
ィルターからの排出水を一時貯留する貯留部と、この貯
留部へ水を給水する水源とを具備し、前記濾過脱塩装置
及びフィルターで処理された水を、制御棒駆動水ポンプ
へ供給することを特徴とする制御棒駆動水圧系給水装置
にある。

（作用） 本発明によれば、原子炉水は、冷却材浄化系濾過脱塩装
置を介し、受はタンクに貯留され、制御棒駆動水ポンプ
を介して制御棒へ供給される。

このように、本発明の制御棒駆動水圧系給水装置は、Ｊ
７に子炉水を原子炉冷却材浄化系濾過脱塩装置により浄
化した後、制御棒駆動水ポンプへ給水する為、復水貯蔵
タンクがメンテナンス中でも制御棒駆動水ポンプが運転
可能となる。また、浄化した炉水を制御棒ｗｊ！、動水
ポンプへ給水する為、非常に低い放射能レベルの水を制
御棒駆動水ポンプへ給水可能となる。

（実施例） 以下本発明の第１実施例を第１図を参照して説明する。

第１図において、符号１は原子炉であり、原子炉冷却材
浄化系ポンプ２．および原子炉冷却材浄化系濾過脱塩装
置３が接続されている。また、原子炉冷却材浄化系濾過
脱塩装置３の出口位置には、受タンク９へ接続する連絡
配管１８がフィルタ４、仕切弁５、流量：Ａ整弁７．バ
イパス弁８を介して設置されている９この連絡配管１８
には、仕切弁６を介して隣接する原子カプラントの復水
サージタンクよりの補給水配管１９が接続されている。

上記タンク９には、換気空調系へ接続するベント配ｙｚ
ｏ、制御棒駆動水ポンプ１１の吸込配管２２へ仕切弁１
０を介して接続する給水配管２１、制御棒駆動水ポンプ
１１の出口から仕切弁１４を介し復水貯蔵タンク１２へ
接続する最小流量バイパス配管２３から分岐して受タン
ク９へ接続する最小流量バイパス配管２４が設置されて
いる。制御棒駆動水ポンプ１１の吐出配管２５は制御棒
駆動装置１６へ接続されている。

次に本実施例の作用について説明する。

制御棒駆動水ポンプ１１の給水に際しては、まず、仕切
弁５、流量調整弁７を開とする。これにより、原子炉水
は原子炉冷却材浄化系ポンプ２により原子炉冷却材浄化
系濾過脱塩装置３に送られ、ここで浄化された後、連絡
配管１８を通って、更にフィルタ４で浄化され、受タン
ク９へ送られる。この場合、受タンク９の水位は流ｆ調
整弁７により調整される。次に仕切弁１０を開とするこ
とにより、浄化された炉水は制御棒駆動水ポンプ１１へ
給水配管２１を通って供給される。また、仕切弁１５を
開とすることにより、制御棒駆動水ポンプ１１の出口水
の一部が最小流量バイパス配管２４を通って受タンク９
へ戻る。また、原子炉付属機器からの排水等により当ル
ープの保有水が減少した場合には、仕切弁６を開とする
ことにより、受タンク９へ水を供給し、保有水の補給を
行う。

このように、復水貯蔵タンク１２がメンテナンス中の場
合でも、制御棒駆動水ポンプ１１へ浄化された炉水を給
水でき、しかも、この給水の放射能レベルを非常に低く
抑えることができる。

第２図は本発明の第２実施例を示すもので、前記第１実
施例における連絡配管１８へ仕切弁６を介し、液体廃棄
物処理系より補給水配管１９Ａが接続されている。

第３図は本発明の第３実施例を示すもので、再循環配管
のない沸騰水型原子炉への適用例である６前記第１、第
２実施例と同様に、連絡配管１８へ仕切弁６を介し、隣
接する原子力発電プラントの復水サージタンクまたは液
体廃棄物処理系よりの補給水配管１９Ｂが接続されてい
る。

次に本実施例の作用について説明する。

前記第１実施例の作用において、原子炉付属機器からの
排水等により当ループの保有水が減少した場合には、仕
切弁６を開とすることにより、受タンク９へ液体廃棄物
処理系より保有水の補給を行う。

このように、本実施例によっても、前記第１実施例と同
様の効果が期待でき、更に１本実施例では隣接する原子
力発電プラントからの水の補給を受けない構成と出来る
。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、原子炉水を原子炉冷却材
浄化系濾過脱塩装置を介し受タンクに貯留し、制御棒駆
動水ポンプへ給水する為、復水貯蔵タンクのメンテナン
ス中にも低放射能レベルの水を制御棒駆動水ポンプへ給
水可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示す系統図、第２図は本
発明の第２実施例を示す系統図、第３図は本発明の第３
実施例を示す系統図、第４図は従来の制御棒駆動水圧系
を示す系統図である。 １・・・原子炉 ２・・・原子炉冷却材浄化系ポンプ ３・・・原子炉冷却材浄化系濾過脱塩装置４・・・フィ
ルタ　　　　　７・・・流量調整弁８・・・バイパス弁
　　　　９・・・受タンク１１・・・制御棒駆動水ポン
プ １２・・・復水貯蔵タンク　　１６・・・制御棒駆動装
置１８・・・連絡配管　　　　　１９−・・補給水配管
２０・・・ベント配管　　　　２１・・・給水配管２２
・・・吸込配管 ２３　、２４・・・最小流量バイパス配管２５・・・吐
出配管　　　　　２６・・・液体廃棄物処理系２７・・
・再循環配管　　　　２８・・・給水配管代理人　弁理
士　則　近　憲　佑 同　　三俣弘文 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、原子炉水を原子炉冷却材浄化系ポンプを介して取入
   れて浄化する原子炉冷却材浄化系濾過脱塩装置と、濾過
   脱塩装置からの排出水を更に濾過するフィルターと、こ
   のフィルターからの排出水を一時貯留する貯留部と、こ
   の貯留部へ水を給水する水源とを具備し、前記濾過脱塩
   装置及びフィルターで処理された水を、制御棒駆動水ポ
   ンプへ供給することを特徴とする制御棒駆動水圧系給水
   装置。 ２、水源は、液体廃棄物処理系であることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の制御棒駆動水圧系給水装置
   。 ３、水源は、隣接する原子力発電プラントの復水貯蔵タ
   ンクであることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の制御棒駆動水圧系給水装置。