JP2567030B2 - 残留熱除去装置 - Google Patents
残留熱除去装置Info
- Publication number
- JP2567030B2 JP2567030B2 JP63087173A JP8717388A JP2567030B2 JP 2567030 B2 JP2567030 B2 JP 2567030B2 JP 63087173 A JP63087173 A JP 63087173A JP 8717388 A JP8717388 A JP 8717388A JP 2567030 B2 JP2567030 B2 JP 2567030B2
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- JP
- Japan
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- reactor
- residual heat
- heat removal
- sparger
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は原子力プラントの残留熱除去装置に関する。
(従来の技術) 従来のわが国の原子力プラントにおいては、再循環ポ
ンプを用いた外部再循環ループを採用していた。このよ
うな外部再循環ループを採用している原子力プラントの
残留熱除去装置を第2図について説明する。
ンプを用いた外部再循環ループを採用していた。このよ
うな外部再循環ループを採用している原子力プラントの
残留熱除去装置を第2図について説明する。
同図は炉停止時の冷却モードの残留熱除去装置の系統
図を示したものである。すなわち、炉心冷却材は再循環
ループ12の再循環ポンプ13の吸い込み側より分岐し、残
留熱除去系ポンプ3にて加圧され熱交換器4で除熱され
た後、再循環ポンプ13の吐出側に接続された配管からな
る流路を流れる。
図を示したものである。すなわち、炉心冷却材は再循環
ループ12の再循環ポンプ13の吸い込み側より分岐し、残
留熱除去系ポンプ3にて加圧され熱交換器4で除熱され
た後、再循環ポンプ13の吐出側に接続された配管からな
る流路を流れる。
次に、インターナルポンプ採用プラントの停止時冷却
モードの残留熱除去装置を第3図の系統図について説明
すると、インターナルポンプ1の採用に伴ない外部再循
環ループが削除されたため、炉停止時冷却モードの残留
熱除去装置は炉水を原子炉圧力容器2より直接導き、残
留熱除去系ポンプ3,熱交換器4を経た後にバルブ5を介
して原子炉給水系ライン7に合流し、原子炉圧力容器内
の給水スパージャ9により炉水を循環させる方法が採ら
れている。
モードの残留熱除去装置を第3図の系統図について説明
すると、インターナルポンプ1の採用に伴ない外部再循
環ループが削除されたため、炉停止時冷却モードの残留
熱除去装置は炉水を原子炉圧力容器2より直接導き、残
留熱除去系ポンプ3,熱交換器4を経た後にバルブ5を介
して原子炉給水系ライン7に合流し、原子炉圧力容器内
の給水スパージャ9により炉水を循環させる方法が採ら
れている。
(発明が解決しようとする課題) 従来の外部再循環ループを保有しないプラントの停止
時冷却モードの残留熱除去系において、炉水は給水スパ
ージャより原子炉圧力容器内に流入するため燃料交換中
に燃料バンドルが揺れ、このために燃料の自動交換がで
きなくなるという不具合がある。このような不具合を回
避するために、残留熱除去系の流量を絞って運転を行な
うか、または残留熱除去系の系統切り替え運転を行なう
等の対策がとられている。しかしながら、前者において
は冷却性能の低下,後者においては運転操作の複雑化が
欠点となっている。
時冷却モードの残留熱除去系において、炉水は給水スパ
ージャより原子炉圧力容器内に流入するため燃料交換中
に燃料バンドルが揺れ、このために燃料の自動交換がで
きなくなるという不具合がある。このような不具合を回
避するために、残留熱除去系の流量を絞って運転を行な
うか、または残留熱除去系の系統切り替え運転を行なう
等の対策がとられている。しかしながら、前者において
は冷却性能の低下,後者においては運転操作の複雑化が
欠点となっている。
本発明は上述した背景からなされたもので、その目的
は、外部再循環ループを備えていない原子力プラントに
おいて、残留熱除去系の冷却性能の低下,運転操作の複
雑化を伴わずに燃料交換が可能となる残留熱除去装置を
提供することにある。
は、外部再循環ループを備えていない原子力プラントに
おいて、残留熱除去系の冷却性能の低下,運転操作の複
雑化を伴わずに燃料交換が可能となる残留熱除去装置を
提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上述した目的を達成するために、本発明の残留熱除去
装置は原子炉停止時冷却時に原子炉圧力容器より炉水を
導きポンプ,熱交換器を経た後に分岐しバルブを介して
原子炉給水系戻りラインおよび燃料プール冷却浄化系戻
りラインに接続することを特徴とするものである。
装置は原子炉停止時冷却時に原子炉圧力容器より炉水を
導きポンプ,熱交換器を経た後に分岐しバルブを介して
原子炉給水系戻りラインおよび燃料プール冷却浄化系戻
りラインに接続することを特徴とするものである。
(作 用) 上述のように構成された残留熱除去装置においては、
原子炉の停止時冷却モード時にバルブの操作により炉水
の戻りを給水スパージャより原子炉ウェルスパージャに
切り替え運転を行なうことができるため、燃料交換時に
炉水の戻りの流れによる燃料バンドルの揺れの影響がな
くなり、従来の残留熱除去系系統切り替え運転,流量制
限運転等の操作が不要となり、運転操作が簡素化され
る。
原子炉の停止時冷却モード時にバルブの操作により炉水
の戻りを給水スパージャより原子炉ウェルスパージャに
切り替え運転を行なうことができるため、燃料交換時に
炉水の戻りの流れによる燃料バンドルの揺れの影響がな
くなり、従来の残留熱除去系系統切り替え運転,流量制
限運転等の操作が不要となり、運転操作が簡素化され
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の系統図である。図は原子
炉停止時冷却モード時の残留熱除去装置を示したもので
ある。すなわち、原子炉圧力容器2より炉水が導かれ、
残留熱除去系ポンプ3,熱交換器4を経て分岐しバルブ5,
6を介した後に、一方は原子炉給水系戻りライン7へ、
他方は燃料プール冷却浄化系ライン8へ接続される。更
に原子炉給水系戻りライン7より原子炉圧力容器内の給
水スパージャ9へ、また、燃料プール冷却浄化系ライン
8より原子炉ウェル10内の原子炉ウェルスパージャ11へ
戻りを導くことができるように構成されている。
炉停止時冷却モード時の残留熱除去装置を示したもので
ある。すなわち、原子炉圧力容器2より炉水が導かれ、
残留熱除去系ポンプ3,熱交換器4を経て分岐しバルブ5,
6を介した後に、一方は原子炉給水系戻りライン7へ、
他方は燃料プール冷却浄化系ライン8へ接続される。更
に原子炉給水系戻りライン7より原子炉圧力容器内の給
水スパージャ9へ、また、燃料プール冷却浄化系ライン
8より原子炉ウェル10内の原子炉ウェルスパージャ11へ
戻りを導くことができるように構成されている。
次に、本実施例の作用について説明する。
定検中、原子炉ウェル10を満水にした後にバルブ5を
閉,バルブ6を開に操作し、停止時冷却モードの残留熱
除去系の戻りを給水スパージャ9より原子炉ウェルスパ
ージャ11へ変更する。これにより給水スパーシャ9から
の原子炉圧力容器2内への流れがなくなり、燃料交換時
の燃料バンドルの揺れは回避できる。したがって、従来
のような残留熱除去系の系統切り替え運転,流量制限運
転等の必要性がないので原子炉停止時冷却モード時の運
転操作の簡素化がもたらされる。
閉,バルブ6を開に操作し、停止時冷却モードの残留熱
除去系の戻りを給水スパージャ9より原子炉ウェルスパ
ージャ11へ変更する。これにより給水スパーシャ9から
の原子炉圧力容器2内への流れがなくなり、燃料交換時
の燃料バンドルの揺れは回避できる。したがって、従来
のような残留熱除去系の系統切り替え運転,流量制限運
転等の必要性がないので原子炉停止時冷却モード時の運
転操作の簡素化がもたらされる。
以上説明したように、本発明の残留熱除去装置は、外
部再循環ループを保有しないプラントの停止時冷却モー
ド時に残留熱除去系ポンプ吐出後に分岐させて給水スパ
ージャ,原子炉ウェルスパージャのいずれにも戻すこと
ができる。したがって、原子炉定検時に残留熱除去系の
戻りを原子炉ウェルスパージャとすることで燃料交換時
の燃料バンドルに対する流れの影響をなくすことがで
き、残留熱除去系の系統切り替え運転,流量制限運転等
の操作の必要がなくなり、停止時冷却モード時の運転操
作が簡素化される。
部再循環ループを保有しないプラントの停止時冷却モー
ド時に残留熱除去系ポンプ吐出後に分岐させて給水スパ
ージャ,原子炉ウェルスパージャのいずれにも戻すこと
ができる。したがって、原子炉定検時に残留熱除去系の
戻りを原子炉ウェルスパージャとすることで燃料交換時
の燃料バンドルに対する流れの影響をなくすことがで
き、残留熱除去系の系統切り替え運転,流量制限運転等
の操作の必要がなくなり、停止時冷却モード時の運転操
作が簡素化される。
第1図は本発明一実施例の系統図、第2図および第3図
はいずれも従来の残留熱除去系の系統図である。 1……インターナルポンプ 2……原子炉圧力容器 3……残留熱除去系ポンプ 4……残留熱除去系熱交換器 5,6……バルブ 7……原子炉給水系戻りライン 8……燃料プール冷却浄化系ライン 9……給水スパージャ 10……原子炉ウェル 11……原子炉ウェルスパージャ 12……外部再循環ループ 13……再循環ポンプ
はいずれも従来の残留熱除去系の系統図である。 1……インターナルポンプ 2……原子炉圧力容器 3……残留熱除去系ポンプ 4……残留熱除去系熱交換器 5,6……バルブ 7……原子炉給水系戻りライン 8……燃料プール冷却浄化系ライン 9……給水スパージャ 10……原子炉ウェル 11……原子炉ウェルスパージャ 12……外部再循環ループ 13……再循環ポンプ
Claims (1)
- 【請求項1】外部再循環ループを保有しない原子炉プラ
ントにおいて、原子炉停止時冷却時に原子炉圧力容器よ
り炉水を導きポンプ,熱交換器を経た後に分岐し給水ス
パージャおよび原子炉ウェルスパージャのいずれからも
炉水を前記原子炉圧力容器内に戻せるように構成したこ
とを特徴とする残留熱除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63087173A JP2567030B2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | 残留熱除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63087173A JP2567030B2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | 残留熱除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01259295A JPH01259295A (ja) | 1989-10-16 |
JP2567030B2 true JP2567030B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=13907596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63087173A Expired - Lifetime JP2567030B2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | 残留熱除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567030B2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-11 JP JP63087173A patent/JP2567030B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01259295A (ja) | 1989-10-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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