JPS63212820A - 空気流量計 - Google Patents

空気流量計

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JPS63212820A
JPS63212820A JP62045915A JP4591587A JPS63212820A JP S63212820 A JPS63212820 A JP S63212820A JP 62045915 A JP62045915 A JP 62045915A JP 4591587 A JP4591587 A JP 4591587A JP S63212820 A JPS63212820 A JP S63212820A
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air flow
passage
sensing passage
intake
sensing
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Hidetoshi Sasaki
秀敏 佐々木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は空気流量計に関するものであり、特に、内燃機
関の吸気管に配置され、そのセンサとして白金等の熱線
式センサを用いた空気流量計に関するものである。
(従来の技術) 内燃機関の吸気管に配置される空気流量計には、種々の
方式のものがあるが、その中でも、センサとして白金線
等の熱線を用いたいわゆる熱線式の空気流量計は、応答
が良く、また単位時間当りに流れる空気の質量が測定で
きる等の理由により、広く用いられている。
このような空気流量計においては、センサは、例えば特
開昭56−108911号公報、実開昭59−1580
30号公報等に記載されているように、吸気管内に配置
された筒状体内に設けられたり、あるいは特開昭59−
190623号公報等に記載されているように、吸気管
内の吸気通路から分岐するように配置されたバイパス通
路の直線部内に設けられたりしている。
ところで、周知のように、吸気管内を通過する空気流は
、当該内燃機関のシリンダ内に配置されたピストンの往
復運動により吸引されるものであるから、その速度は前
記往復運動に応じて変動する。すなわち、前記空気流は
、脈動流である。
前述した各公報に記載された空気流量計においては、前
記脈動流により、吸入空気量の測定が不正確になるおそ
れがある。
したがって、例えば、特開昭57−64109号公報お
よび特開昭58−10612号公報に記載されているよ
うに、バイパス通路内に熱線式センサが配置された空気
流量計において、前記バイパス通路の、前記センサより
も空気流下流側に、。
サージタンク、あるいは大気圧が作用するように形成さ
れたダイヤフラム室を設けるように構成された空気流量
計も提案されている。
空気流量計をこのように構成することにより、空気流の
脈動が緩和され、吸入空気量の測定を比較的正確に行う
ことができる。 ゛ (発明が解決しようとする問題点) 上記した従来の技術は、次のような問題点を有していた
(1)センサが、吸気管内に配置された筒状体内に設け
られている場合には、該筒状体内の空気流に乱れが多く
、空気流を層流状態にしてセンサに当てることは困難で
ある。またこの結果、必然的に前記筒状体を空気流通過
方向に長く形成しなければならなくなる。
したがって、空気流量計が少なくとも前記空気流方向に
大型化する。
さらに、バツクファイアが生じたときに、その爆風によ
り、センサが損傷を受けやすく、当該空気流量計の寿命
が短くなるという欠点もある。
さらにまた、バツクファイアが生じたときにも、その爆
風を吸入空気として検出してしまうので、正確な吸入空
気量を測定することができない。
(2)センサがバイパス通路内に配置されている場合に
は、該バイパス通路の、空気流下流側における端部が吸
気管内側面部に開口しているため、該端部よりバイパス
通路内の空気が吸引され、この結果、該バイパス通路内
の空気流を比較的層流状態にしやすい。
ところが、当該内燃機関の回転数が上昇し、吸気管内を
通過する空気流の速度が速くなると、バイパス通路から
吸気管内に流出する空気流の吸引効率が低下し、該バイ
パス通路内を通過する空気流を層流状態にできなくなる
おそれがある。
この結果、空気流口の計測が不正確になる。
(3)当該内燃機関の回転数が上昇し、吸気管内を通過
する空気流の脈動の周期が速くなると、該空気流の速度
変動が小さくなり、該速度はほぼ一定になる。
このとき、バイパス通路の空気流下流側にサージタンク
、あるいはダイヤフラム室を設けていると、該サージタ
ンクあるいはダイヤフラム室のエアダンパ効果により、
バイパス通路内を通過する空気流の吸引が効率良く行わ
れることができなくなったり、また、該サージタンクあ
るいはダイヤフラム室内に流入した空気流か過度に圧縮
されて振動し、バイパス通路の空気流下流側において空
気流が乱れ、熱線式センサに層流状態の空気流を当てる
ことができなくなるおそれかある。
この結果、当該内燃機関の回転数が高いときに、吸入空
気量の計測が不正確になる。
本発明は、前述の問題点を解決するためになされたもの
である。
(問題点を解決するための手段および作用)前記の問題
点を解決するために、本発明は、空気流下流側に底部を
有し、その内部に熱線式センサを備えたセンシング通路
と、該センシング通路に隣接して配置された吸気通路と
を設けるとともに、前記センシング通路と前記吸気通路
とを連通ずるように連通路を設け、さらに、前記底部に
、当該内燃機関の回転数に応じて前記センシング通路内
を通過する空気流方向に移動する摺動体を配置するとい
う手段を講じた点に特徴がある。
これにより、当該内燃機関の回転数に応じて前記緩衝室
の容積が変化もしくは消失し、また、前記連通路の、セ
ンシング通路側の断面積が変化するので、内燃機関の回
転数の高低にかかわらず、センシング通路内を通過する
空気流が、吸気通路内に常に効率良く吸引され、この結
果、該空気流が乱れず、センシング通路内を通過する空
気流を確実に層流状態にすることができる。
(実施例) 以下に、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。
第1図は第3図をB−B線で切断した断面図、第2図は
本発明の第1の実施例の側面図、第3図は第2図を空気
流上流側から見た本発明の第1の実施例の正面図、第4
図は第2図を空気流下流側から見た本発明の第1の実施
例の背面図、第5図は第1図をC−C線で切断した断面
図である。第4図においては、第1図に示されたパイプ
45、動圧検出器46、および駆動装置47が、また、
第5図においては、第1〜4図に示されたカバー13、
および該カバー13内に配置された回路基板11(第1
図)等が省略されている。
まず、第2図において、空気流量計100は、車両に搭
載された内燃機関の吸気管に配置される。
空気流量計100には、その両端部にジヨイント101
および102が接続され、前記ジヨイント101は、吸
気管のエアクリーナ(図示せず)側に、また前記ジヨイ
ント102は、吸気管の燃料噴射弁および絞り弁(いず
れも図示せず)側に、それぞれ接続される。
したがって、エアクリーナから吸入される空気は、矢印
A方向に通過する。
つぎに、第1. 3. 5図において、−L流側ボディ
1の、前記ジヨイント101との接続部側には、ジヨイ
ント101の内径とほぼ同一の内径を有する大径部IB
が形成され、さらに該大径部IBの周囲には、0リング
配置用の環状溝12.および前記ジヨイント101と接
続を行うための複数のボルト穴IYが形成されている。
また、前記上流側ボディ1の、下流側ボディ2と対向す
る側には、Oリング15配置用の環状溝IWおよび複数
のめねじ18B(第5図)が形成されている。
前記上流側ボディ1の中央部には、この例においては、
第1図に示されるように、筒状の圧入カラー3およびタ
ーミナルカラー4が配置されている。前記圧入カラー3
およびターミナルカラー4の内壁は、吸入空気量を検出
するセンシング通路21を構成している。
前記圧入カラー3およびターミナルカラー4は、樹脂、
セラミック、金属等の材料により形成されている。
また、前記圧入カラー3およびターミナルカラー4は、
上流側ボディ1および/あるいは後述するターミナルホ
ルダ5等と一体的に形成されてもよい。
前記圧入カラー3の空気流上流側端部(以下、先端部と
いう)、すなわちセンシング通路21の先端部は、後述
する吸気通路29よりも、空気流上流側に突出するよう
に描かれているが、前記吸気通路29の先端部と同一面
となるように、あるいは該先端部よりも空気流下流側に
後退するように構成されてもよい。
前記上流側ボディ1の、圧入カラー3およびターミナル
カラー4の外側には、複数の吸気通路IAが穿設されて
いる。
前記ターミナルカラー4の内側には、熱線式の空気流量
センサ7および温度補償センサ8が配置されている。前
記センサ7.8のリード線は、おねじ19Dにより上流
側ボディ1に取付けられたターミナルホルダ5を介して
、当該上流側ボディ1の外部に引出されている。
前記ターミナルホルダ5は、樹脂、セラミック、金属等
の材料により形成されている。
前記空気流量センサ7および温度補償センサ8を用いて
吸入空気量を検出するための吸入空気量検出回路は、上
流側ボディ1の外壁に固着された回路基板11に形成さ
れている。そして、この回路基板11に、前記リード線
が接続されている。
前記回路基板11には、前記吸入空気量検出回路に加え
て、該検出回路により検出された吸入空気量に応じた燃
料を燃料噴射弁より噴射するために、前記検出回路より
出力布れた信号を増幅し、そしてその増幅信号より燃料
噴射弁の開弁時間(デユーティ比)を設定する制御回路
が形成されている。前記吸入空気量検出回路および制御
回路は、公知であるので、その説明は省略する。
前記回路基板11は、電気的外乱を遮る特性を有する、
樹脂性のカバー13で覆われている。前記カバー13は
、上流側ボディ1との間にガスケット14を配置した状
態で、おねじ19Cにより上流側ボディ1に取付けられ
ている。
符号12は、電力制御用抵抗素子である。
つぎに、第1.4.5図において、前記下流側ボディ2
の、前記ジヨイント102との接続部側には、該ジヨイ
ント102の内径とほぼ同一の内径を有する大径部2B
が形成され、さらに該大径部2Bの周囲には、0リング
配置用の環状溝2Z。
および前記ジヨイント102と接続を行うための複数の
ボルト穴2Yが形成されている。
前記下流側ボディ2には、前記センシング通路21の、
空気流下流側端部(以下、後端部という)に対応するよ
うに、筒状の凹部30が穿設されている。前記四部30
は、その中心軸がセンシング通路21内を通過する空気
流方向と一致するように、穿設されている。
また、前記下流側ボディ2の、前記四部30よりも空気
流下流側には、アクチュエータ40が取付けられている
。前記アクチュエータ40は、その中心軸方向に動作す
るロッド41の先端部が前記凹部30内に配置されるよ
うに、かつ該ロッド41の摺動方向が、前記凹部30の
中心軸、すなわちセンシング通路21内を通過する空気
流方向と一致するように、取付けられている。
前記アクチュエータ40は、電磁リニアソレノイド、空
気圧シリンダ、あるいは油圧シリンダ等により構成され
ることができ、またこの例においては、前記ロッド41
の進退動の大きさが、その入力信号に応じて変化するよ
うに構成されている。
摺動体42は、前記四部30内に配置され、前記ロッド
41の先端部に固着されている。前記摺動体42は、こ
の実施例においては、前記四部30の深さよりも短く、
かつその中央部が、前記センシング通路21内を通過す
る空気流の上流側に突出するように形成されている。
これにより、前記センシング通路21の後端部、換言す
れば、センシング通路21の底部には、凹状の緩衝室3
1が形成される。
前記摺動体42には、その先端部と後端部とを連通ずる
ように、すなわち前記センシング通路21内を通過する
空気流の全圧を検出することができるように、空気穴4
3が穿設されている。
また、前記下流側ボディ2には、四部30の後端部と該
下流側ボディ2の後端部とを連通ずるように、空気穴4
4が穿設されている。
また、前記センシング通路21には、該通路21内を通
過する空気流の静圧を検出することができるように、空
気穴97が穿設されている。前記空気穴97は、第1図
においては、その一部が省略されているが、センシング
通路21の内壁と下流側ボディ2の後端部とを連通ずる
ように形成されている。
動圧検出器46は、バイブ45を介して前記空気穴44
に、またパイプ99を介して前記空気穴97に接続され
ている。
前記動圧検出器46は、センシング通路21内を通過す
る空気流の全圧および静圧により、該空気流の動圧を検
出する。前記動圧検出器46の構成は公知であるので、
その説明は省略する。
駆動装置47は、前記動圧検出器46より検出される、
センシング通路21後端部における空気流の動圧が高く
なるにつれて、前記アクチュエータ40のロッド41を
空気流上流側に突出させるように、前記アクチュエータ
40を付勢する。
前記下流側ボディ2の、前記整流器6の周囲には、前記
上流側ボディ1に形成された吸気通路IAに対応するよ
うに、複数の吸気通路2人が形成されている。
前記下流側ボディ2は、上流側ボディ1の環状溝IWに
Oリング15を配置した状態で、上流側ボディ1に固着
される。前記固着は、上流側ボディ1に形成されためね
じ18B(第5図)に、おねじ19B(第4図)を螺合
させることにより行われる。
前記各吸気通路IAおよび吸気通路2Aにより構成され
る吸気通路29は、センシング通路21と平行になるよ
うに形成されている。
また、この実施例においては、前記吸気通路29は、ベ
ンチュリ形状に形成されているが、本発明においては特
にこれのみに限定されることはなく、単に筒状となるよ
うに形成されてもよい。
前記」二流側ボディ1およびターミナルカラー4、なら
びに下流側ボディ2には、第1. 3. 5図に示され
たように、それらが接合されたときに、前記センシング
通路21が、前記各吸気通路29の側壁に連通ずるよう
に、連通路22が形成されている。
前記連通路22の、センシング通路21内を通過する空
気流の下流側の面は、この実施例においては、下流側ボ
ディ2の、上流側ボディ1側の面に沿うように形成され
ている。また、前記連通路22の、センシング通路21
内を通過する空気流の」二流側の面は、センシング通路
21内を通過する空気流が吸気通路29内に乱れること
なく流出するように、滑らかに形成されている。
以上の構成を有する本発明の第1の実施例において、当
該空気流量計100が搭載された内燃機関の運転を開始
すると、該内燃機関の吸気管先端部に配置されたエアク
リーナがら空気が吸引され、空気流量計100内を矢印
入方向(第1,2図)に通過する。前述したように、セ
ンシング通路21は、各吸気通路29の側壁に開口して
いるので、該センシング通路21内に流入した空気は、
連通路22より前記各吸気通路29内に吸引される。
ここで、前述したように、各吸気通路29は、それぞれ
同一の形状を有するとともに、第3〜5図に示したよう
に、その隣合うもの同士の距離が等しくなるように、か
つそれぞれの、センシング通路21の中心部からの距離
が等しくなるように、形成されている。
また、前記各連通路22も、各々が同一形状となるよう
に形成されている。
この結果、センシング通路21内に流入した空気は、該
センシング通路21の後端部において放射状に広がるよ
うに均一に流出するので、センシング通路21、ひいて
は当該空気流量計100を空気流通過方向にあまり長く
形成することなく、該センシング通路21内を通過する
空気流を、層流状態とすることができる。
また、センシング通路21後端部における空気流の動圧
が低いとき、すなわち当該内燃機関の回転数が低いとき
には、摺動体42が空気流下流側に後退しているので、
センシング通路21の後端部に、該下流側にへこむ形の
凹状の緩衝室31が形成される。したがって、当該空気
流量計100内を通過する空気流に脈動が生じていても
、該緩衝室31内に流入する空気が、いわゆるエアダン
パとして機能し、これにより、センシング通路21内を
通過する空気流の脈動が平滑化され、あるいぽ゛緩和さ
れる。この結果、空気流量センサ7および温度補償セン
サ8に速度があまり変動することのない、安定した空気
流を当てることができる。
センシング通路21後端部における空気流の動圧が高く
なると、すなわち当該内燃機関の回転数が高くなると、
摺動体42が、空気流上流側に徐々に前進し、緩衝室3
1の深さ、すなわち容積が徐々に小さくなる。そして、
当該内燃機関の回転数が最大回転数に達すると、符号4
2Aで示されるようにセンシング通路21の後端部に凹
状の緩衝室31が形成されなくなるので、センシング通
路21内を通過する空気流は、連通路22を介して吸気
通路29内へ効率良く吸引されるようになる。
この結果、当該内燃機関の回転数が高くなっても、セン
シング通路の空気流下流側において、空気流が乱れるこ
とがなく、センサ7.8に層流状態の空気流を確実に当
てることができる。
したがって、当該空気流量計を、空気流通過方向にあま
り長く製作することなく、かつ当該内燃機関の回転数の
高低にかかわらず、・吸入空気量の検出を常に正確に行
うことができる。
ところで、この実施例においては、摺動体42は、該摺
動体42が空気流下流側に後退しているときは、緩衝室
31の底面を構成し、また空気流上流側に突出している
ときは、連通路22の、センシング通路21内を通過す
る空気流の下流側の面を構成する。
内燃機関の回転数が低いときに、センシング通路21内
を通過する空気流の脈動を平滑化、あるいは緩和するた
めに形成される緩衝室31の最適な形状、大きさ、ある
いは深さは、当該内燃機関の排気量、気筒数、吸気管の
形状および長さ、もしくは当該内燃機関が搭載される車
両の形態、あるいは当該空気流量計の吸気通路、センシ
ング通路の形状、大きさ等の種々の要因により決定され
る。
逆に内燃機関の回転数が高いときに、センシング通路2
1内を通過する空気流を吸気通路29内に効率良く吸引
させるための、連通路22およびセンシング通路21底
部の最適な形状、あるいは大きさも、当該内燃機関の排
気量、気筒数、吸気管の形状および長さ、もしくは当該
内燃機関が搭載される車両の形態、あるいは当該空気流
量計の吸気通路、センシング通路の形状、大きさ等の種
々の要因により決定される。
したかって、第1図に関する説明においては、緩衝室3
1の底部を構成する摺動体42は、その中央部がセンシ
ング通路21内を通過する空気流の上流側に突出するよ
うに形成されるものとじて説明したが、本発明において
は特にこれのみに限定されることはなく、前記種々の要
因に応じた形状に設定されることが望ましい。具体的に
は、前記摺動体42は、その緩衝室31の底部を構成す
る部分が、四部を有するように、あるいはセンシング通
路21内を通過する空気流に対して垂直な平面状となる
ように、形成されることができる。
また、前述の説明においては、センシング通路21内を
通過する空気流の動圧が上昇するにつれて、摺動体42
が空気流上流側に徐々に突出するものとして、すなわち
前記動圧と前記摺動体42の突出の度合い(突出率)と
の関係は線形であるものとして説明したが、本発明にお
いては特にこれのみに限定されることはなく、非線形で
あってもよい。
つまり、前記動圧すなわち当該内燃機関の回転数に対す
る前記摺動体42の最適な突出位置は、内燃機関の排気
量、気筒数、吸気管の形状および長さ、もしくは内燃機
関が搭載される車両の形態、あるいは当該空気流量計の
吸気通路、センシング通路の形状、大きさ等の種々の要
因により決定されるから、これらの要因を勘案したうえ
で、前記動圧と摺動体42の突出率との関係を決定する
のが望ましい。
第6図は本発明の第2の実施例の断面図であり、第1図
と同様の図である。第6図において、第1図と同一の符
号は、同一または同等部分を示しているので、その説明
は省略する。
前述した第1の実施例においては、連通路22の一部を
構成する、下流側ボディ2の、上流側ボディ1側の面、
換言すれば、連通路22の、センシング通路21内を通
過する空気流の下流側の面は、センシング通路21内を
通過する空気流に対してほぼ垂直な平面状に形成されて
いる。このような連通路を有する空気流量計においては
、前記空気流が吸気通路29内に吸引されるときに、該
空気流が、前記連通路22の空気流下流側の面に衝突し
て乱れ、その吸引効率が低下する゛おそれがある。
本発明の第2の実施例は、この欠点を除去するために創
作されたものである。
第6図において、下流側ボディ202の、センシング通
路21後端部に相当する部分には、緩衝室231の側壁
を構成する四部3oが穿設されている。
前記凹部30の外側に位置し、連通路222の、センシ
ング通路内を通過する空気流の下流側の面を構成する部
分Rは、前記凹部3oに向がうにしたがって、前記空気
流の上流側に突出するように形成されている。
この構成を有する空気流量計200においては、摺動体
42が符号42Bで示されるように凹部30から完全に
突出しているときだけでなく、緩衝室231が形成され
ているときにおいても、空気流が滑らかに吸気通路29
内に流出することができる。
第7図は本発明の第3の実施例の断面図である。
第7図において、第1.6図と同様の図は、同一または
同等部分をあられしているので、その説明は省略する。
第7図に示された空気流量計300の下流側ボディ30
2には、前記第1および第2の実施例と同様に、凹部3
0が穿設されている。そして前記四部30内には、アク
チュエータ40のロッド41の先端部に固着された摺動
体342が配置されている。
前記摺動体342は、ロッド41が空気流下流側に最も
後退したときに、緩衝室が形成されないように、すなわ
ち、ロッド41が空気流下流側に最も後退したときにお
いても、その凹部30の側壁に当接する外周部が該凹部
30よりも空気流上流側に突出するように、形成、配置
されている。
以上の構成を有する本発明の第3の実施例は、前述した
ように、内燃機関の回転数が低いときにおいては緩衝室
が形成されないので、空気流の脈動をあまり緩和するこ
とができない。
しかし、内燃機関の回転数が高くなり、センシング通路
21後端部における空気流の動圧が高くなるにつれて、
摺動体342、すなわちセンシング通路21の底部が符
号42Cで示されるように突出し、連通路322の、セ
ンシング通路21側の部分が狭窄な形状となるので、セ
ンシング通路21内を通過する空気流が吸気通路29内
に吸引されるときに該空気流が拡散されるようになり、
吸引効率が低下しない。
さて、前述の説明においては、連通路は、1つの吸気通
路に対して1つだけ設けられるものとしたが、本発明に
おいては特にこれのみに限定されることはなく、2以上
設けられてもよい。
また、センシング通路21の周囲には、空気流通過方向
から見た形状が円形で、同一の大きさの吸気通路29が
、互いに隣合うもの同士の距離が等しくなるように、か
つセンシング通路21の中心からの距離が等しくなるよ
うに、4個形成されているが、本発明においては、特に
これのみに限定されることはない。
つまり、前記吸気通路29は、連通路を介して、センシ
ング通路21内の空気流を吸引することにより、該セン
シング通路21内の空気流を層流にするためのものであ
り、そのための最適な形状、個数および配列は、前記セ
ンシング通路21もしくは連通路の断面形状、大きさ、
長さ、または当該内燃機関の排気量、気筒数、吸気管形
状、吸気管長さ等の種々の要因により変化する。
したがって、前記吸気通路29の形状、個数および配列
は、前記柱々の要因に応じて、変形されることが望まし
い。
さらに、吸気通路29はセンシング通路21の周囲に複
数段けられ、その各々に1つずつ連通路が形成されるも
のとして説明したが、センシング通路21を取巻くよう
に、すなわちC字形状に1つだけ吸気通路を設け、該吸
気通路に連通路を複数個、あるいは該吸気通路に沿うよ
うにC字形状の連通路を1つ形成するようにしてもよい
さらにまた、吸気通路29がベンチュリ状を成している
ときは、該吸気通路29は、第1,6゜7図においては
、そのベンチュリ最狭部に連通路が開口するように形成
されているが、本発明においては特にこれのみに限定さ
れることはなく、前記ベンチュリ最狭部から空気流上流
側あるいは下流側にずれた位置に連通路が開口するよう
に形成されてもよい。
さらにまた、センシング通路21および連通路の形状も
当該内燃機関の気筒数、吸気管長さ等の各種要因に応じ
て、いかなる形状に設定されてもよいことは当然である
第8図は本発明の第4の実施例の断面図である。
第8図において第1図と同一の符号は同一または同等部
分をあられしているので、その説明は省略する。
第8図に示された空気流量計は、従来より提案されてい
るバイパス通路を有するものである。
第8図において、空気流量計400のボディ491には
、吸気通路429、および該吸気通路429に隣接して
配置され、その内部に空気流量センサ7および温度補償
センサ8が配置されたセンシング通路(バイパス通路)
492が形成されている。前記センシング通路492は
、その空気流下流側において、連通路422により前記
吸気通路429と連通している。
前記センサ7.8のリード線70は、公知の空気流量検
出回路(図示せず)に接続されている。
前記センシング通路492の後端部には、該センシング
通路492内を通過する空気流方向に凹部430が穿設
されている。そして、前記凹部430内に配置されたロ
ッド41の先端には、摺動体42が取付けられている。
以上の構成を有する本発明の第4の実施例においても、
内燃機関の回転数が高くなって、センシング通路492
後端部における空気流の動圧が高くなると、摺動体42
が符号42Aで示されるように、空気流上流側に突出し
、緩衝室431が形成されなくなるので、空気流が吸気
通路429内に吸引されるときの吸引効率が低下するこ
とがなく、センシング通路492内を通過する空気流を
確実に層流状態にすることができる。したがって、当該
内燃機関の回転数の高低にかかわらず、常に正確な吸入
空気量を計測することができる。
なお、このようにバイパス通路を有する空気流量計にお
いては、第1図ないし第7図に示された空気流量計のよ
うに、センサ7.8を通過した空気流が放射状に吸引さ
れないので、該吸引部、すなわちセンシング通路492
後端部において、空気が均一に流れなくなるおそれがあ
る。したがって、センサ7.8に均一な空気流を当てる
には、該センサを、前記センシング通路492の後端部
を避けて配置しなければならなくなり、この結果、セン
シング通路492をその空気流通過方向に比較的長く形
成する必要性が生じる。したがって、当該空気流量計4
00は、第1図ないし第7図に示された空気流量計に比
べて、空気流通過方向にやや大形化する。
さて、前述した各実施例においては、センシング通路2
1あるいは492の後端部における空気流の動圧を検出
する動圧検出器46を設け、該動圧検出器46の出力信
号に応じて、摺動体をセンシング通路内を通過する空気
流方向に移動させるものとして説明したが、本発明にお
いては、特にこれのみに限定されることはなく、例えば
、空気流量センサ7および温度補償センサ8により検出
される空気流量に応じて摺動体を移動させても良いし、
また、当該内燃機関の回転数を直接検出し、該回転数に
応じて摺動体を移動させても良い。
また、前記実施例においては、摺動体42゜342は、
内燃機関の回転数に応じて、その摺動量が変化するもの
として説明したが、本発明においては、特にこれのみに
限定されることはなく、内燃機関の回転数が基準回転数
よりも高いか低いかのみを判断して、その結果に応じて
、前記摺動体42.342を突出あるいは後退の2位置
のみに制御するようにしてもよい。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、その
内部に熱線式センサを備えたセンシング通路の、空気流
下流側に配置された底部に、当該内燃機関の回転数に応
じて、空気流通過方向に移動する摺動体を設けたので、
次のような効果が達成される。
(1)前記底部に緩衝室が形成される場合には、内燃機
関の回転数に応じて前記緩衝室の容積が変化し、あるい
は前記緩衝室が消失する。また、前記底部に緩衝室が形
成されない場合には、内燃機関の回転数に応じて、連通
路の、センシング通路側の端部の断面積が変化する。
したがって、内燃機関の回転数が変化しても、センシン
グ通路後端部において、空気流が乱れることがない。
また、センシング通路から吸気通路へ吸引される空気流
の吸引効率が低下することがなく、センシング通路内を
通過する空気流を常に確実に層流状態にすることができ
る。
この結果、吸入空気量の計測を常に正確に行うことがで
きる。
(2)センシング通路は、吸気通路の側面と連通してい
るので、換言すれば、センシング通路は底部を備えてい
るので、バツクファイアが生じても、′前記センシング
通路内に爆風が流入しにくくなる。
この結果、バツクファイアによりセンサの寿命が短くな
ったり、劣化したりすることが少なくなる。
また、バツクファイアによる爆風を吸入空気量として計
測することが少なくなるので、常に正確な吸入空気量を
計測することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第3図をB−B線で切断した断面図である。第
2図は本発明の第1の実施例の側面図である。第3図は
第2図を空気流上流側から見た本発明の第1の実施例の
正面図である。第4図は第2図を空気流下流側から見た
本発明の第1の実施例の背面図である。第5図は第1図
をC−C線で切断した断面図である。第6図は本発明の
第2の実施例の断面図である。第7図は本発明の第3の
実施例の断面図である。第8図は本発明の第4の実施例
の断面図である。 1・・・上流側ボディ、IA、2A、29,429・・
・吸気通路、2,202,302・・・下流側ボディ、
3・・・圧入カラー、4・・・ターミナルカラー、5・
・・ターミナルホルダ、7・・・空気流量センサ、8・
・・温度補償センサ、11・・・回路基板、21゜49
2・・・センシング通路、22,222゜322.42
2・・・連通路、30.430・・・凹部、31.23
1.431・・・緩衝室、40・・・アクチュエータ、
41・・・ロッド、42,342・・・摺動体、46・
・・動圧検出器、47・・・駆動装置、100.200
,300,400・・・空気流量計、491・・・ボデ
ィ 代理人弁理士 平木通人 外1名 第1図 第2図 1              t IS            IY と巴 第5図 第6図 第7図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸入空気流量を計測すべく内燃機関の吸気管に介
    装される空気流量計であって、 空気流下流側に底部を有するセンシング通路と、前記セ
    ンシング通路に隣接して配置された少なくとも1つの吸
    気通路と、 前記センシング通路内に配置された熱線式センサと、 前記センシング通路の底部に、該センシング通路内を通
    過する空気流方向に形成された凹部と、前記凹部内に配
    置され、該センシング通路内を通過する空気流方向に摺
    動可能に構成された摺動体と、 前記摺動体を、前記センシング通路内を通過する空気流
    方向に移動させるアクチュエータと、前記アクチュエー
    タを当該内燃機関の回転数に応じて付勢する駆動手段と
    を具備したことを特徴とする空気流量計。
  2. (2)前記吸気通路は、前記センシング通路を外囲する
    ように形成されたことを特徴とする前記特許請求の範囲
    第1項記載の空気流量計。
  3. (3)前記センシング通路、および前記吸気通路の側面
    を連通する連通路をさらに備えたことを特徴とする前記
    特許請求の範囲第1項あるいは第2項記載の空気流量計
  4. (4)前記駆動手段は、前記センシング通路内を通過す
    る空気流の動圧に応じて、前記アクチュエータを付勢す
    ることを特徴とする前記特許請求の範囲第1項ないし第
    3項のいずれかに記載の空気流量計。
  5. (5)前記駆動手段は、前記熱線式センサにより検出さ
    れる空気流量に応じて、前記アクチュエータを付勢する
    ことを特徴とする前記特許請求の範囲第1項ないし第3
    項のいずれかに記載の空気流量計。
  6. (6)前記アクチュエータは、前記凹部の側面および前
    記摺動体により緩衝室が形成されるように配置されたこ
    とを特徴とする前記特許請求の範囲第1項ないし第5項
    のいずれかに記載の空気流量計。
  7. (7)前記摺動体は、その中央部が前記センシング通路
    内を通過する空気流の上流側に突出するように形成され
    たことを特徴とする前記特許請求の範囲第1項ないし第
    6項のいずれかに記載の空気流量計。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5167147A (en) * 1989-07-08 1992-12-01 Robert Bosch Gmbh Air-measuring device
JP2012145496A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Denso Corp 空気流量測定装置

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JP2012145496A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Denso Corp 空気流量測定装置

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