JP2993912B2 - 空気流量計とそれを用いた内燃機関 - Google Patents

空気流量計とそれを用いた内燃機関

Info

Publication number
JP2993912B2
JP2993912B2 JP9148927A JP14892797A JP2993912B2 JP 2993912 B2 JP2993912 B2 JP 2993912B2 JP 9148927 A JP9148927 A JP 9148927A JP 14892797 A JP14892797 A JP 14892797A JP 2993912 B2 JP2993912 B2 JP 2993912B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
sub
main
circuit unit
axial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9148927A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1054746A (ja
Inventor
信勝 荒井
義人 関根
忠雄 大沢
俊文 臼井
博厚 徳田
光圀 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9148927A priority Critical patent/JP2993912B2/ja
Publication of JPH1054746A publication Critical patent/JPH1054746A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2993912B2 publication Critical patent/JP2993912B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの吸気系
で吸入空気量を検出する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関用空気流量計の通路構成
には、実開昭56−135127号公報,特開昭60−185118号公
報のごとく、吸入管路中に、副流路を形成し、この副流
路に熱線素子を配すると共に、機関の吹き戻しやバック
ファイアに対する熱線素子の保護,機関の脈動に起因す
る熱線素子の出力異常の防止のため、熱線素子の下流に
障害物を設けたり、軸方向に長い複雑な屈曲流路を設け
たものがある。これらの装置では、熱線素子を含む副流
路部分が主流にさらされて形成されているため、流量計
ボディの温度上昇による出力誤差も小さい。しかし、こ
れらは、その構成上、長い軸方向寸法が必要であり、か
つまた、部品点数も多く、取り付け性の配慮も十分でな
いため、小形コンパクト化,低コスト化の点で配慮する
必要がある。
【0003】また、特開昭57−23818号公報,57−11392
6号公報などに、熱線式空気流量計とスロットルバルブ
装置を近接し、一体のボディに構成したものがある。特
開昭57−23818号公報では、熱線素子を配する副流路を
直管とし、主流路の中央に配置する点は前述の2つの従
来技術と同じであるが、機関の吹き戻し、バックファイ
アに対する熱線素子の保護が考えられていない。下流の
スロットルバルブは、全閉に近い状態では、その保護部
材の機能を有すると考えられるが、全開及び全開に近い
状態では、ほとんどその保護機能を有さないという問題
があった。また、副流路内の流れがスロットルバルブの
動きに影響され、安定性についての配慮が十分ではな
い。特開昭57−113926号公報では、熱線素子を配する副
流路を、熱容量大で、相対的に広い伝熱面積を持たない
ボディ壁の内部に、主流に並行な流路とこれに直角な流
路でL字形に形成している。この構成によれば、機関の
吹き戻しやバックファイアに対する熱線素子の保護が可
能である。しかし、副流路の構成上、主流の空気が副流
路壁の周囲を流れ得ないため、機関からの伝熱、熱線素
子自身の発熱による副流路壁の温度上昇が大きく、副流
路内空気が加熱され、主流路空気温度との差が大きくな
り吸入空気量の正確な測定が困難であつた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、空気
流量計とスロットルバルブ装置との間の管路長の短縮の
点について配慮がされておらず、吸気管路での圧損の増
大、機器の重量及びコストの増大の問題があった。さら
に個々にみれば、熱線素子の発熱や、外部からの熱侵入
による素子周辺の副流路壁の温度上昇、すなわち熱線素
子及び温度補償素子に当る副流路を流れる空気の温度
と、実際の吸入空気温度との相違による誤差の対策、ま
た、等しい流量であっても流入空気の旋回や変動あるい
は流量計下流の流れの変動に起因して主流路,副流路の
流量分配が変化することに対する対策,副流路内の流れ
の乱れの低減、すなわち出力ノイズの低減、機関の吹き
戻しやバックファイアによる逆流及び脈動に対する素子
の保護や出力異常対策などが不十分であるという問題が
あった。
【0005】本発明の目的は、測定精度が高く、機関の
吹き戻しに対して強いばかりでなく、組立て性と主流路
の軸方向についての小型コンパクト化に優れた空気流量
計を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、空燃比の制御を正確
に行い得る内燃機関を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の空気流量計は、主流路を形成する流路壁面
から主流路中に挿入されて主流路に対して着脱可能に片
持ち支持されるブロック体と、該ブロック体に入口から
出口までの全体の流路が形成されて該流路内に発熱素子
を有する副流路と、前記ブロック体に設けられて前記発
熱素子が接続される回路ユニットとを備え、前記副流路
を、前記ブロック体が主流路に装着された状態で、前記
主流路の軸方向に沿う壁面を有する軸方向流路と、前記
主流路の径方向に沿う径方向流路とを備えて構成し、前
記軸方向流路を、前記回路ユニットよりも前記ブロック
体の挿入方向先端側で、かつ前記ブロック体が主流路に
装着された状態で前記主流路の中心軸に対して前記回路
ユニット側に偏心して位置するように設け、前記径方向
流路を、前記軸方向流路の下流側から前記回路ユニット
と反対側に向けて延設し、前記発熱素子を、前記軸方向
流路を形成する前記回路ユニット側の壁面から前記副流
路内に挿入した。また、上記目的を達成するために、本
発明の空気流量計は、内燃機関の吸入空気流路を構成す
る主流路と、該主流路を形成する流路壁面から主流路中
に挿入されて該主流路に対して着脱可能に片持ち支持さ
れるブロック体と、該ブロック体に入口から出口までの
全体の流路が形成されて該流路内に発熱素子を有する副
流路と、前記ブロック体に設けられて前記発熱素子が接
続される回路ユニットとを備え、前記副流路を、前記主
流路の軸方向に沿う壁面を有する軸方向流路と、前 記主
流路の径方向に沿う径方向流路とを備えて構成し、前記
軸方向流路を、前記回路ユニットよりも前記ブロック体
の挿入方向先端側で、かつ前記主流路の中心軸に対して
前記回路ユニット側に偏心して位置するように設け、前
記径方向流路を、前記軸方向流路の下流側から前記回路
ユニットと反対側に向けて延設し、前記発熱素子を、前
記軸方向流路を形成する前記回路ユニット側の壁面から
前記副流路内に挿入した。また、上記目的を達成するた
めに、本発明の内燃機関は、機関の回転速度を検出する
速度センサと、燃料を噴射する燃料噴射装置と、空気流
量計と、この空気流量計によって検出された吸入空気量
と前記速度センサによって検出された回転速度に基づい
て対応する燃料噴射量を求めて前記燃料噴射装置に指令
する制御装置とを備えた内燃機関であって、前記空気流
量計は、内燃機関の吸入空気流路を構成する主流路と、
該主流路を形成する流路壁面から主流路中に挿入されて
該主流路に対して着脱可能に片持ち支持されるブロック
体と、該ブロック体に入口から出口までの全体の流路が
形成されて該流路内に発熱素子を有する副流路と、前記
ブロック体に設けられて前記発熱素子が接続される回路
ユニットとを備え、前記副流路を、前記主流路の軸方向
に沿う壁面を有する軸方向流路と、前記主流路の径方向
に沿う径方向流路とを備えて構成し、前記軸方向流路
を、前記回路ユニットよりも前記ブロック体の挿入方向
先端側で、かつ前記主流路の中心軸に対して前記回路ユ
ニット側に偏心して位置するように設け、前記径方向流
路を、前記軸方向流路の下流側から前記回路ユニットと
反対側に向けて延設し、前記発熱素子を、前記軸方向流
路を形成する前記回路ユニット側の壁面から前記副流路
内に挿入して構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1により説明
する。ボディ240は内燃機関の吸気管路を構成する。
吸入空気は図1の左側から流入する。流れの下流に内燃
機関が接続される。ボディ240の主流路241中には
屈曲副流路242が設けられている。副流路242の後
流には、全空気流量を制御するスロットルバルブ3が設
けられている。
【0009】本実施例は、比較的大きな流体抵抗を持つ
副流路を、軸方向寸法が長くならないような構成で実現
したものである。ボディ240とは別体で、回路ユニッ
ト2と結合されたプローブホルダブロック230の中
に、主流路241と並行な副流路242b、これと直角
で半径方向を向く角断面の副流路242c、さらに該副
流路242cと直角で、主流に対して上流へ向う副流路
242d、さらに該副流路242dに直角で半径方向に
向う副流路242で全副流路242が形成されてい
る。このような流路構成は機関からの逆流の減衰、脈動
の熱線素子2aの近傍への伝播の防止の作用を持つ。副
流路242cの主流に対して下流側の壁は、板状カバー
243で形成され、該カバー243は、ボルト244
で、ホルダブロック230に固定されている。本実施例
では、熱線素子2aの上流の副流路242bの長さが、
その構成上短いので、ノイズ低減のため、ボディ240
の入口開口部に全網体245を設けている。また、ホル
ダブロック230の主流に対して上流側の壁を、副流路
242eの出口に対してさらに主流中に延長した部分2
30aを設け、該副流路242eの出口に主流が直接当
らないよう形成し、この部分の静圧を安定させ、副流路
内の流れを安定させてノイズ低減を計っている。
【0010】本実施例では、副流路242の流体抵抗
は、3ケ所の直角ベンドからなる管路形状抵抗要素及
び、長い通路長に比例する摩擦抵抗とからなり、流路の
等価長さが増大している。すなわち、本実施例では、比
較的大きな流体抵抗を持つ副流路を比較的体積の小さい
突出部に形成することができ、吹き戻しやバックファイ
ヤ、吸入脈動に対しても強い。また、副流路の流体抵
抗、特に形状抵抗を大きくとると、高流量(高流速域)
での主流路に対する副流路の流量分配比を小さくでき
る。これは、熱線素子付近の流速を下げられるというこ
とで、長期的にみた埃塵付着による汚損に対して有利で
ある。
【0011】本実施例では、副流路242の加工形成
上、副流路242を形成したプローブホルダブロック2
30の部分をボディ240と別体に形成し、着脱可能に
している。
【0012】図2に、第一の実施例で達成している副流
路の流体抵抗の増大、すなわち、吹き戻しが強いあるい
はバックファイヤの起りやすい、あるいは吸気脈動の大
きい内燃機関に適した構造、さらには、長期的な埃塵付
着に対し有利な構造を、より単純な構造で達成した例
を、副流路262をボディ260と一体に形成した構造
で説明する。すなわち、ボディ260の突出部260d
に形成する副流路262の主流に並行な副流路262b
の熱線素子2aの下流部分に、絞り262eを設け、主
流に直角な副流路262cの断面積(径)を主流に並行
な副流路262bに対して小さくしている。また、副流
路262cの出口262dの手前に拡大部262fを設
け、出口262dの面積を副流路262bの入口262
aの面積と同等にしている。
【0013】絞り262eを設けたこと、流路262c
の径を小さくしたことで、縮小,拡大の管路形状抵抗の
付加により熱線素子2aより下流の副流路の流体抵抗、
特に逆流に対しての流体抵抗が増加できる。従って当初
述べたような効果が達成される。また、出口262dの
面積を大きくし、かつ相対的に流路260dの断面積を
大きく設定したことで、入口〜出口の動圧変化分による
静圧損失、低減及び、流路260dの部分の管摩擦抵抗
が低減が得られるので、低流量域での流量分配比が相対
的に高められる効果もある。
【0014】図3〜図4に、回路ユニットと一体のモー
ルド部の長さを短く構成できる例を示す。主流73に並
行な副流路74はボディ71からの突出部72の先端で
はなく、ボディ71の内壁に近い部分に構成されてい
る。副流路74の後流の屈曲副流路75は突出部72の
後端壁72aとボルト7でこの壁72aに取り付けられ
た副流路カバー76により構成されている。突出部72
の後端部は、主流路73の中央付近まで形成されてお
り、従って、屈曲副流路75内の流れは、まず、ボディ
71の内周壁側から、壁72aにそって、主流路73の
中央部へ向って流れ、次に屈曲流路出口75aより左右
ないし下流側に流れる。屈曲流路75の後流 には、スロ
ットルバルブ20及び駆動シャフト21が一体のボディ
内に配置されている。
【0015】本例の特徴は、回路ユニット84と一体の
モールド部83の長さが短くでき、コスト的に有利であ
る。また、突出部72が比較的小さくできるため、主流
路73の流通抵抗が小さくでき、また、オーバーハング
質量も小さいので、泰一の実施例に比べると、耐振的に
有利である。但し、副流路74への流入する流れの乱れ
は若干大きくなり、その分、ベルマウス径を大きくする
のに加え、副流路74の熱線素子10までの距離を長く
することが望ましい。
【0016】図5〜図6に、比較的大きな流体抵抗を持
つ副流路を、比較的体積の小さい突出部に形成すること
をねらった例を示す。すなわち、主流に並行で熱線素子
を配する副流路222bと直角な流路222cをドーナ
ツ状に形成している。これにより、主流路221に突出
するボディ220の突出部220d、副流路222cの
通路の割には小さくなる。副流路222cの主流に対し
て下流側の壁は、ボルト224などにより突出部220
dに固定させる板状カバー223により形成される。副
流路222cの流体抵抗は、実質的な直角ベントと、約
270°の比較的曲率の大きい角断面エルボの管路形状
抵抗、及びやや長い通路長の摩擦抵抗とからなり、副流
路222cの断面積を極端に大きくしない限り、これま
での実施例の副流路より流体抵抗、すなわち、管路の等
価長さを大きく出来る。従って、吹き戻りの大きい、あ
るいはバックファイアの起りやすい、あるいは、吸気脈
動の大きい内燃機関に対して有利である。その他の効果
は、基本的には、上記の例とほぼ同等である。
【0017】図7に副流路出口に逆止弁を設けた例を示
す。本実施例は、ボディ250の突出部250dに、主
流路251と並行な副流路252b及び該副流路に直角
な副流路252cを設け、さらに副流路の出口開口25
2dを主流の下流方向に向けて形成し、かつ逆止弁25
4を設けたものである。出口開口252dが流線に対し
直角であるため、そのままだと吹き戻しやバ ックファイ
ヤによる逆流があると、これまでの実施例、すなわち副
流路の出口面が流線と並行な方向に形成されている場合
に比べ、副流路内の逆流が強くなる。これを防止するの
が逆止弁254である。薄板体の逆止弁254は、ボル
ト256で固定され、逆止弁254より短く形成された
リテーナ255でバックアップされており、副流路出口
252dからの流れを大きく阻害しないため、通常時に
図示のようにリテーナ255側すなわちノーマルオープ
ンとなるようになつている。逆流があると、逆止弁25
5に動圧がかかり、副流路出口252dをふさいで、副
流路252内への逆流の進入を防止する。
【0018】本例の副流路252の流体抵抗は、2ケ所
の直角ベンドの管路形状抵抗と、管摩擦抵抗とからな
り、第一の実施例の流体抵抗よりやや小さい。しかし、
逆止弁の機能の分、より吹き戻しやバックファイアには
強い構成である。また、第一の実施例で述べたように長
期的な汚損に対し有利である。尚、本例の副流路252
cは、ボディ250の外部から円形断面に形成されてお
り、プラグ253,257が、各々の流路形成のため付
加されている。
【0019】次に図を用いて本発明の内燃機関につい
て説明する。図は、本発明の内燃機関用熱線式空気流
量計が適用される電子制御式燃料噴射装置を備えた内燃
機関のシステム実施例である。尚、図面上では副流路の
構成が図1と相違しているが、副流路部分は図1と置き
換えられるものとする。
【0020】シリンダ500ヘの空気は、エアフィルタ
ー503より吸入され、接続管504,流量計1,吸気
マニホールド501を通って供給される。流量計1に
は、主流路241に突出した副流路242が形成されて
おり、該副流路242内には回路ユニット2と一体に形
成された熱量素子2a及び温度補償素子2bが設けら
れ、この部分の空気流速を検知して、全吸入空気量に対
する出力を得る。流量計1の通路には、車のアクセルペ
ダルと連動する吸入空気量制御用スロットルバルブ3、
バルブ駆動シャフト21が設けられている。さらに、流
量計1には、スロットルバルブ全閉(アイドリング)時
の流量を制御するアイドルフピードコントロール(IS
C)バルブ8が設けられている。
【0021】一方、燃料は、燃料タンク505からポン
プ506により、インジェクタ507より吸気マニホー
ルド501内に噴射、エンジン500に空気と共に供給
される。
【0022】コントロールユニット510では、熱線素
子回路ユニット2の出力信号、スロットルバルブ3の回
転角度信号、排気マニホールド507に設置された酸素
濃度センサー508の出力信号、機関の回転速度センサ
ー509の出力信号等が入力され、燃料噴射量、ISC
バルブ開度等が演算される。この結果に応じインジェク
タ507,ISCバルブ8等を制御する。また、コント
ロールユニット510には吸入空気量及び回転速度に対
応する燃料噴射量のテーブルを記憶されていて、説線素
子からの吸入空気量と速度センサからの回転速度から直
ちに燃料噴射量を求められ、燃料噴射装置から噴射され
る燃料噴射量を制御している。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、副流路を主流路中に設
けたことにより、副流路を流れる空気温度と主流路を流
れる空気温度との差を小さくでき、また副流路を形成し
たブロック体を片持ち支持したことにより、主流路壁面
を通じて副流路側に伝わる熱を低減でき、副流路内を流
れる空気はブロック体内に形成した長い屈曲副流路内を
流れても暖められにくくなるので、測定精度が向上す
る。また、副流路の軸方向流路をブロック体の回路ユニ
ット側に形成し、この軸方向流路の回路ユニット側の壁
面から副流路内に挿入したことにより、回路ユニットと
発熱素子との間を短くでき、電波障害に強くなり、高精
度の測定が可能になる。 また、副流路を構成したブロッ
ク体を主流路に対して着脱可能に片持ち支持したことに
より、空気流量計の組立性が向上し、センサの交換やメ
ンテナンスが容易になる。また、屈曲流路を含む副流路
全体を発熱素子とともに主流路から着脱できるので、セ
ンサのキャリブレ−ションにおいて、副流路の構成が実
装時と変化しない。従って、センサを主流路に実装した
ときに吸入空気量の計測結果に生じる誤差を小さくする
ことが出来る。また、副流路を屈曲副流路としたことに
より、主流路の軸方向寸法を短くして小型化を図ること
ができる。また、吸入空気量の計測結果に生じる誤差が
小さくなるので、内燃機関において空燃比を正確に制御
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を表す断面図である。
【図2】副流路の流体抵抗の増大を図る構造を説明する
ための断面図である。
【図3】空気流量計の他の例を示す断面図である。
【図4】図3のV−V線矢視図である。
【図5】空気流量計の他の例を示す断面図である。
【図6】図5のI−I線矢視図である。
【図7】空気流量計の他の例を示す断面図である。
【図8】本発明の内燃機関の一実施例を説明する図であ
る。
【符号の説明】
230…プローブホルダブロック、240…ボディ、2
41…主流路、242…副流路、2a…熱線素子、3…
スロットルバルブ、21…バルブ駆動シャフト、500
…シリンダ、501…吸気マニホールド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 臼井 俊文 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会 社 日立製作所 佐和工場内 (72)発明者 徳田 博厚 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会 社 日立製作所 佐和工場内 (72)発明者 筒井 光圀 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会 社 日立製作所 佐和工場内 (56)参考文献 特開 昭61−65053(JP,A) 特開 昭59−147221(JP,A) 実開 昭62−168430(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 35/00 G01F 1/68

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主流路を形成する流路壁面から主流路中に
    挿入されて主流路に対して着脱可能に片持ち支持される
    ブロック体と、該ブロック体に入口から出口までの全体
    の流路が形成されて該流路内に発熱素子を有する副流路
    と、前記ブロック体に設けられて前記発熱素子が接続さ
    れる回路ユニットとを備え、 前記副流路を、前記ブロック体が主流路に装着された状
    態で、前記主流路の軸方向に沿う壁面を有する軸方向流
    路と、前記主流路の径方向に沿う径方向流路とを備えて
    構成し、 前記軸方向流路を、前記回路ユニットよりも前記ブロッ
    ク体の挿入方向先端側で、かつ前記ブロック体が主流路
    に装着された状態で前記主流路の中心軸に対して前記回
    路ユニット側に偏心して位置するように設け、 前記径方向流路を、前記軸方向流路の下流側から前記回
    路ユニットと反対側に向けて延設し、 前記発熱素子を、前記軸方向流路を形成する前記回路ユ
    ニット側の壁面から前記副流路内に挿入した空気流量
    計。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の空気流量計において、 前記ブロック体は副流路出口の主流路に対して上流側の
    壁を副流路出口よりも主流路中に延長した部分を有する
    空気流量計。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の空気流量計において、 前記発熱素子を前記軸方向流路に備え、前記軸方向流路
    の前記発熱素子の下流側に絞りを設けた空気流量計。
  4. 【請求項4】内燃機関の吸入空気流路を構成する主流路
    と、該主流路を形成する流路壁面から主流路中に挿入さ
    れて該主流路に対して着脱可能に片持ち支持されるブロ
    ック体と、該ブロック体に入口から出口までの全体の流
    路が形成されて該流路内に発熱素子を有する副流路と、
    前記ブロック体に設けられて前記発熱素子が接続される
    回路ユニットとを備え、 前記副流路を、前記主流路の軸方向に沿う壁面を有する
    軸方向流路と、前記主流路の径方向に沿う径方向流路と
    を備えて構成し、 前記軸方向流路を、前記回路ユニットよりも前記ブロッ
    ク体の挿入方向先端側で、かつ前記主流路の中心軸に対
    して前記回路ユニット側に偏心して位置するように設
    け、 前記径方向流路を、前記軸方向流路の下流側から前記回
    路ユニットと反対側に向けて延設し、 前記発熱素子を、前記軸方向流路を形成する前記回路ユ
    ニット側の壁面から前記副流路内に挿入した空気流量
    計。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の空気流量計において、 前記副流路の出口を、前記主流路の中心軸に対して前記
    軸方向流路と反対側に偏心して位置するように設け、 前記副流路の下流側に設けられたスロットルバルブを、
    その回動軸回りに回転して開口したときに、前記回動軸
    よりも上流側に変位する側が前記軸方向流路側に位置す
    るように、かつ前記回動軸よりも下流側に変位する側を
    前記副流路の出口側に位置するように設けた空気流量
    計。
  6. 【請求項6】請求項1又は4に記載の空気流量計におい
    て、 前記副流路の出口を、前記ブロック体が主流路に装着さ
    れた状態で、前記主流路の中心軸に対して前記軸方向流
    路と反対側に偏心して位置するように設けた空気流量
    計。
  7. 【請求項7】機関の回転速度を検出する速度センサと、
    燃料を噴射する燃料噴射装置と、空気流量計と、この空
    気流量計によって検出された吸入空気量と前記速度セン
    サによって検出された回転速度に基づいて対応する燃料
    噴射量を求めて前記燃料噴射装置に指令する制御装置と
    を備えた内燃機関であって、 前記空気流量計は、 内燃機関の吸入空気流路を構成する主流路と、該主流路
    を形成する流路壁面から主流路中に挿入されて該主流路
    に対して着脱可能に片持ち支持されるブロック体と、該
    ブロック体に入口から出口までの全体の流路が形成され
    て該流路内に発熱素子を有する副流路と、前記ブロック
    体に設けられて前記発熱素子が接続される回路ユニット
    とを備え、 前記副流路を、前記主流路の軸方向に沿う壁面を有する
    軸方向流路と、前記主流路の径方向に沿う径方向流路と
    を備えて構成し、 前記軸方向流路を、前記回路ユニットよりも前記ブロッ
    ク体の挿入方向先端側で、かつ前記主流路の中心軸に対
    して前記回路ユニット側に偏心して位置するように設
    け、 前記径方向流路を、前記軸方向流路の下流側から前記回
    路ユニットと反対側に向けて延設し、 前記発熱素子を、前記軸方向流路を形成する前記回路ユ
    ニット側の壁面から前記副流路内に挿入して構成された
    内燃機関。
JP9148927A 1987-06-17 1997-06-06 空気流量計とそれを用いた内燃機関 Expired - Lifetime JP2993912B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9148927A JP2993912B2 (ja) 1987-06-17 1997-06-06 空気流量計とそれを用いた内燃機関

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14899387 1987-06-17
JP62-148993 1987-06-17
JP9148927A JP2993912B2 (ja) 1987-06-17 1997-06-06 空気流量計とそれを用いた内燃機関

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63148128A Division JP2845894B2 (ja) 1987-06-17 1988-06-17 空気流量計とそれを用いた内燃機関

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10317221A Division JP3112077B2 (ja) 1987-06-17 1998-11-09 空気流量計とそれを用いた内燃機関

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1054746A JPH1054746A (ja) 1998-02-24
JP2993912B2 true JP2993912B2 (ja) 1999-12-27

Family

ID=26478970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9148927A Expired - Lifetime JP2993912B2 (ja) 1987-06-17 1997-06-06 空気流量計とそれを用いた内燃機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2993912B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4957081B2 (ja) * 2005-09-15 2012-06-20 株式会社デンソー 流量測定装置
CN113464714B (zh) * 2021-08-02 2023-02-24 九通集团有限公司 一种泵出口最小流量阀

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1054746A (ja) 1998-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3112077B2 (ja) 空気流量計とそれを用いた内燃機関
US5892146A (en) Heating resistor type air flow meter with a measuring module inside the main air flow passage body
JP2694664B2 (ja) 熱線式空気流量計及び該流量計を備えた内燃機関
US6810725B2 (en) Exhaust gas recirculation measurement device
EP0054887B1 (en) Air flow meter assembly
JP2857787B2 (ja) 熱式空気流量計及び該流量計を備えた内燃機関
GB2158590A (en) Air induction system for an internal combustion engine
US4624134A (en) Hot-wire air-flow meter
JP2656570B2 (ja) 熱線式空気流量計
JP2993912B2 (ja) 空気流量計とそれを用いた内燃機関
USRE34403E (en) Hot-wire type air flow meter and an internal combustion engine with the same
JP2845894B2 (ja) 空気流量計とそれを用いた内燃機関
JP3211818B2 (ja) 空気流量計及び内燃機関
JPH0953482A (ja) スロットルボディ一体形空気流量測定装置
JPH1054745A (ja) 空気流量計
JP2812329B2 (ja) 空気流量計
JPH07286878A (ja) 熱線式空気流量計
JP2635143B2 (ja) 空気流量計
JPH08278179A (ja) 発熱抵抗式空気流量測定装置
JPH06288805A (ja) 空気流量計
JPH0684899B2 (ja) 空気流量計
JPH0151131B2 (ja)
KR19990027687A (ko) 인듀션시스템의 센싱에러 보정방법 및 디퓨져구조
JPS63210726A (ja) 空気流量計
JPS63210724A (ja) 空気流量計

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071022

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022

Year of fee payment: 9