JPS6320808Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6320808Y2
JPS6320808Y2 JP6381682U JP6381682U JPS6320808Y2 JP S6320808 Y2 JPS6320808 Y2 JP S6320808Y2 JP 6381682 U JP6381682 U JP 6381682U JP 6381682 U JP6381682 U JP 6381682U JP S6320808 Y2 JPS6320808 Y2 JP S6320808Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
exhaust
port
pipes
expansion chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6381682U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58167718U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6381682U priority Critical patent/JPS58167718U/ja
Publication of JPS58167718U publication Critical patent/JPS58167718U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6320808Y2 publication Critical patent/JPS6320808Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関の排気浄化装置に関するも
のであり、とくに酸素センサ部位に到るまでの排
出ガスのミキシングを改良した排気浄化装置に関
するものである。
現今の排気浄化装置においては、排気通路途中
における熱損失によつて触媒コンバータの暖機性
が低下されることを避けるために、排気マニホル
ドの直下に触媒コンバータを配設した触媒コンバ
ータ付排気マニホルドが用いられる傾向にある。
この触媒コンバータ付排気マニホルドは、通常、
排気マニホルドの中央部に、通路断面積の拡大さ
れた拡張室を有しており、この拡張室に左右から
排気マニホルドのポートが開口している。そして
中央の拡張室に通常酸素センサが設置されて、左
右の排気ポートから拡張室を通つて触媒コンバー
タへと流れる排気ガスの酸素濃度を検出するよう
になつている。
ところで、左右の排気ポートを流れる各気筒か
ら排気ガスは、気筒の点火順序に従つて互いに若
干の時間的ずれをもつて流れるので、酸素センサ
は各気筒からの排出ガスの酸素濃度のばらつきの
影響を受け易く、すなわち各気筒からの排出ガス
の酸素濃度の平均の濃度を検出し難く、このため
酸素センサの酸素濃度検出特性が低下し、排気ガ
ス浄化制御にとつて好ましくないという問題があ
つた。
本考案は、このような問題を解消するために、
拡張室に到るまでの各気筒の排出ガスのミキシン
グを良好にし、酸素センサが各気筒からの排出ガ
スの平均的な酸素濃度を検出できるようにして、
排気浄化制御性能を向上させることを目的とす
る。
この目的を達成するための、本考案の排気浄化
装置は次の排気浄化装置から成る。すなわち、複
数管部および複数管部の下流側に接続する複数管
集合部を有する排気マニホルドの左右のポート
を、左右のポートの中間に設けた拡張室に左右か
ら開口させ、拡張室に酸素センサを取付けた排気
浄化装置において、左右ポートのうち少なくとも
一方のポートの複数管集合部の壁に、前記少なく
とも一方のポートの複数管集合部内を時間差をも
つて流れる、該ポートの上流に位置する複数管部
からの排出ガスの流れを、前記上流に位置する複
数管部の一部の管からの流れの一部を一時滞留さ
せる、通路断面積が拡大された副室を設けたこと
を特徴とする排気浄化装置。
このようにすることによつて、複数管部を若干
の時間差をもつて流れる排出ガスは一部が副室で
滞留されその後に流入してくる排出ガスに混合さ
れるので、拡張室に流入する前で混合が促進さ
れ、酸素センサは排出ガスの平均的酸素濃度を検
知することとなり、酸素濃度検知精度が大幅に向
上され、所期の目的が達成される。
以下に、本考案の排気浄化装置の望ましい実施
例を図面を参照しながら説明する。
第1図は本考案の第1の実施例に係る排気浄化
装置を4気筒エンジンの場合について示してい
る。図中、1は排気マニホルドで、その左右方向
中間に、通路断面積の拡大された拡張室2を有し
ている。拡張室2の中央には酸素センサ3がその
素子部を拡張室2内に延して取付けられている。
拡張室2の直下には触媒コンバータ4が配設され
ており、触媒コンバータ4の中心部上流に酸素セ
ンサ3が位置している。
排気マニホルド1は、#1および#2排気ポー
ト5、6からなりセパレータ7によつて各ポート
が隔てられている複数管部8と、#3および#4
排気ポート9、10からなりセパレータ11によ
つて各ポートが隔てられている複数管部12と、
複数管部8の下流に接続し拡張室2側に湾曲して
拡張室2に向かつて延びる湾曲通路部13と、複
数管部12の下流に接続し拡張室2側に湾曲して
拡張室2に向かつて延びる湾曲通路部14とを有
しており、両湾曲通路部13、14は排気マニホ
ルド1の中間部の拡張室2に左右から開口してい
る。湾曲通路部13、14のうち複数管部8、1
2に接続する部分は、セパレータ7、11がない
ので各複数管部の独立した排気ポートが互いに集
合する複数管集合部13a、14aを形成してい
る。
一方の湾曲通路部、たとえば図示例では#3、
#4排気ポートに連なる湾曲通路部14の拡張室
2へのポート開口部には、冷間始動時に図の2点
鎖線の閉位置を、暖機後には図の破線の開位置を
とるヒートコントロールバルブ15が軸心16を
中心に回動可能に取付けられている。17はライ
ザ部の直下の位置に配設されるので、排気マニホ
ルド1の左右の中心に位置している。拡張室2、
触媒コンバータ4はヒートコントロールバルブ1
5が閉位置のときにヒートコントロールバルブ1
5と吸気マニホルドライザ部間を通つて流れる排
出ガスが円滑に流入するように、ライザ部17に
対してヒートコントロールバルブ15が取付けら
れているポート14と反対側のポート13側に偏
らせて配設されている。したがつて、ヒートコン
トロールバルブ15取付側のポート14は、他の
ポート13にくらべて管長は長い。
このヒートコントロールバルブ15が取付けら
れている側の湾曲通路部14の複数管集合部14
aには通路断面積を拡大して形成した副室18が
設けられている。この副室18は#4排気ポート
10からの排出ガスが沿つて流れる下面側の通路
壁に、#4排気ポート10の直下の位置から#3
排気ポート9の直下の位置までにわたつて形成さ
れている。なお、副室18は他のポート13側に
形成されてもよく、また、両方のポート13、1
4に同時に形成されてもよい。
上記のように構成された排気浄化装置において
は、排出ガスは排気マニホルド1から拡張室2を
経て触媒コンバータ4へと流れる。
このうち、複数管部12から湾曲通路部14に
流入する排出ガスは、複数管集合部14aで一た
ん通路面積が拡大されるので流速が減少され、複
数管部12の各排気ポート9、10を通つて流入
してくる排出ガスのミキシングが良くなる。すな
わち、各気筒の点火順序が#1、#3、#4、
#2気筒であり、#3排気ポート9からの排出ガ
スの流入の直後で流入する#4排気ポート10か
らの排出ガスはまだ残留している先行して流入し
た#3排気ポート9からの排出ガスと混合する。
しかし、#4排気ポート10からの排出ガスの流
入の後#2、#1気筒からの排出ガスの流入の後
で#3排気ポート9から流入する排出ガスは、時
間の経過により先行して流入した#4排気ポート
10からの排出ガスの残留量が少なくなつている
ので、#4排気ポート10から先行して流入して
流入した排出ガスと十分に混合することが通常難
しいが、本考案では副室18の壁に沿つて流れる
流路長が増大されるので、#4排気ポート10か
ら先行して流入した排出ガスの一部が複数管部1
4aに未だ残留しており、排出ガスの混合がよく
なる。
また、このように副室18部で十分に混合され
た排出ガスは、再び通路断面積が副室に比べて絞
られた湾曲通路部14を通るので、流速が増し、
かつ指向性も強められて、拡張室2内に流入し酸
素センサ3に到達する。したがつて、湾曲通路部
14から流入する排出ガスは、副室部18での混
合作用により#3または#4排気ポート9、10
の何れか一方の影響を受けることはそれだけ少な
くなり、混合後の前記流速の増大と相剰的に作用
し合つて、酸素センサの適確な検知が促進され
る。
つぎに、本考案の第2の実施例に係る排気浄化
装置を第2図に示す。ただし、第2図において第
1の実施例に準じる部分は第1図と同一の符号を
付すことにより説明を省略し、第1の実施例と異
なる部分についてのみ説明する。
本実施例においては、副室19は、湾曲通路部
14の下面側の通路壁の、#3排気ポート9の直
下の位置近傍に下方に向けて通路を凸化すること
により形成されている。
上記の構成を有する第2実施例の装置において
は、#4排気ポート10から複数管集合部14a
に流入した排出ガスは、複数管集合部14aで副
室19の存在も寄与して速度が弱まり、かつ副室
19およびその近傍に一部残留し、つぎに流入し
てきた#3排気ポート9からの排出ガスと良好に
混合する。この良好に混合された排出ガスは、第
1の実施例のときと同様に、拡張室2の入口で絞
られて流速を上げられ、酸素センサ3に触れ、下
方の触媒コンバータ4へと流れる。したがつて、
副室19の存在により、排出ガスの混合が促進さ
れる。なお、副室19は#1、#2ポートに連な
る排気ポート13側に設けられていてもよく、ま
た、両方のポート13、14に設けられていても
よい。
つぎに、本考案の第3の実施例に係る排気浄化
装置を第3図に示す。本実施例においては、副室
20は、湾曲通路部14の複数管集合部14aの
酸素センサ3が取付けられている側のたて壁部2
1に、望ましくは#4排気ポート10を通る排出
ガスが沿つて流れるたて壁部に外方に向けて通路
を凸化することにより形成されている。なお、こ
の副室の構造は、第1の実施例の如き単に通路を
拡張する形式のものであつてもよい。
このような構成を有する第3実施例の装置にお
いては、#4排気ポート10から複数管集合部1
4aに流入する排出ガスは、その噴出慣性力によ
りたて壁21に沿つて流れるので、複数管集合部
14aで副室20の存在も寄与して速度が弱まる
とともに流路長も長くなり、副室20およびその
近傍に一部残留するので、つぎに流入してきた
#3排気ポート9からの排出ガスと良好に混合す
る。したがつて、この場合も副室20の存在によ
り、排出ガスの混合が促進される。なお、副室2
0は、排気ポート13側に設けられていてもよ
く、また、両方のポート13、14に設けられて
いてもよい。
以上の通りであるから、本考案の排気浄化装置
によるときは、排気マニホルドの複数管集合部に
副室を設けたので、排出ガスの良好な混合を行な
うことができ、これにより酸素センサによる酸素
検知の適確化を促進することができ、より適正な
排気浄化制御を行なうことができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例に係る排気浄化
装置の正面図、第2図は本考案の第2の実施例に
係る排気浄化装置の正面図、第3図は本考案の第
3の実施例に係る排気浄化装置の側面図、であ
る。 1……排気マニホルド、2……拡張室、3……
酸素センサ、8,12……複数管部、13,14
……湾曲通路部、13a,14a……複数管集合
部、15……ヒートコントロールバルブ、18,
19,20……副室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数管部および複数管部の下流側に接続する複
    数管集合部を有する排気マニホルドの左右のポー
    トを、左右のポートの中間に設けた拡張室に左右
    から開口させ、拡張室に酸素センサを取付けた排
    気浄化装置において、左右ポートのうち少なくと
    も一方のポートの複数管集合部の壁に、前記少な
    くとも一方のポートの複数管集合部内を時間差を
    もつて流れる、該ポートの上流に位置する複数管
    部からの排出ガスの流れを、前記上流に位置する
    複数管部の一部の管からの流れの一部を一時滞留
    させる、通路断面積が拡大された副室を設けたこ
    とを特徴とする排気浄化装置。
JP6381682U 1982-05-04 1982-05-04 排気浄化装置 Granted JPS58167718U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6381682U JPS58167718U (ja) 1982-05-04 1982-05-04 排気浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6381682U JPS58167718U (ja) 1982-05-04 1982-05-04 排気浄化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58167718U JPS58167718U (ja) 1983-11-09
JPS6320808Y2 true JPS6320808Y2 (ja) 1988-06-09

Family

ID=30073898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6381682U Granted JPS58167718U (ja) 1982-05-04 1982-05-04 排気浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58167718U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012112356A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Daihatsu Motor Co Ltd 多気筒エンジンの排気構造

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6179079B2 (ja) * 2012-08-30 2017-08-16 株式会社Ihi 排気システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012112356A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Daihatsu Motor Co Ltd 多気筒エンジンの排気構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58167718U (ja) 1983-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6217678B2 (ja) シリンダヘッド
EP1722089A1 (en) Exhaust gas purifying device for engine
JP2010001869A (ja) 内燃機関の排気装置
US6745561B2 (en) Exhaust manifold for vehicle
US20060053782A1 (en) Exhaust manifold
JPS61261617A (ja) 多気筒内燃エンジンの排気マニホ−ルド
JPH0413376Y2 (ja)
JPS6320808Y2 (ja)
JPH09236053A (ja) エンジンの排気浄化装置
JPS632006B2 (ja)
JPS6233942Y2 (ja)
JPS6115208Y2 (ja)
JPS6146453Y2 (ja)
JPS6210424Y2 (ja)
JP6447813B2 (ja) 多気筒内燃機関の排気装置
JP2002089245A (ja) 内燃機関の排気ガス浄化システム
JPH0540257Y2 (ja)
JPS6233058Y2 (ja)
JPS6233943Y2 (ja)
JPH0541215Y2 (ja)
JPS645050Y2 (ja)
JPS6335155Y2 (ja)
JP3856207B2 (ja) 多気筒内燃機関の排気装置
JPS6320809Y2 (ja)
JPS5922287Y2 (ja) 多気筒内燃機関のegr通路装置