JPS6320702B2 - - Google Patents
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- JPS6320702B2 JPS6320702B2 JP58219136A JP21913683A JPS6320702B2 JP S6320702 B2 JPS6320702 B2 JP S6320702B2 JP 58219136 A JP58219136 A JP 58219136A JP 21913683 A JP21913683 A JP 21913683A JP S6320702 B2 JPS6320702 B2 JP S6320702B2
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- sheet
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
本発明は発泡ポリスチレン系樹脂積層シートに
関する。 食品容器、包装容器等としてポリスチレン系樹
脂発泡体よりなるものが広く用いられているが従
来のこの種容器等を構成するポリスチレン系樹脂
発泡体は発泡倍率が通常10倍以上の高発泡倍率の
ものであつたため容器等に強度を付与するために
は肉厚を厚くしなければならず、この結果、高発
泡倍率であることと肉厚が厚いこととが相俟つて
容器等やこれら容器等の原反としての発泡シート
が嵩張り、運搬、保管が不便となる欠点があつ
た。このため近年発泡倍率10倍以下の低発泡のポ
リスチレン系樹脂発泡シートを成形して得られる
容器等が用いられているようになつてきた。しか
しながら、低発泡のポリスチレン系樹脂発泡シー
トより得られる容器等は硬質で剛性がある反面、
脆いという欠点を有し、特に熱湯容器として用い
た場合には、容器の破損による火傷事故を起こし
易い等の問題を有していた。これら上記の欠点を
解消するものとしてゴム分を含有する低発泡の発
泡ポリスチレンシートも提案されているが(特開
昭57―109834号)、ゴム分を含有せしめることに
よつて発泡ポリスチレンシートの柔軟性が増加す
る結果、該発泡シートを成形して得られる容器等
の剛性が低下するとともに、ポリスチレン樹脂に
発泡剤とゴム分を含有せしめて押出発泡せしめて
発泡シートを製造する際に押出機内で樹脂混合物
がゲル化して良好な発泡シートが得られ難い等の
問題を有していた。しかも従来のポリスチレン系
樹脂発泡シートを成形して得られる容器等はいず
れも容器表面の硬度が低いため容器表面に傷が付
き易く、容器の外観を損ない易いとともに、表面
光沢に乏しく外観美麗なものではなかつた。 本発明者らは上記欠点を解消すべく鋭意研究し
た結果、特定の厚さ、気泡数を有し、残存発泡剤
量が0.5重量%以上である低発泡のポリスチレン
系樹脂発泡シートに厚さ50〜300μの未発泡ポリ
スチレン系樹脂フイルムを積層してなる発泡ポリ
スチレン系樹脂シートが成形性良好で、該積層シ
ートを成形して得られる容器等は容器全体として
の硬さ、強度に優れるとともに、表面硬度と、表
面光沢が優れ外観美麗なものとなることを見い出
し本発明を完成するに至つた。 即ち本発明は発泡倍率3〜10倍、厚さ1.0〜3.0
mm、厚さ方向の平均気泡数25〜400個/mm2、残存
発泡剤量0.5重量%以上のポリスチレン系樹脂発
泡シートに、厚さ50〜300μの未発泡ポリスチレ
ン系樹脂フイルムを積層してなることを特徴とす
る発泡ポリスチレン系樹脂積層シートを要旨とす
る。 以下本発明の一実施例を図面に基き説明する。 第1図において1は本発明の発泡ポリスチレン
系樹脂積層シートで該積層シート1は、ポリスチ
レン系樹脂発泡シート2の片面に未発泡ポリスチ
レン系樹脂フイルム3を積層してなる。 上記ポリスチレン系樹脂発泡シート2、未発泡
ポリスチレン系樹脂フイルム3の基材樹脂のポリ
スチレン系樹脂としては、ポリスチレン、耐衝撃
性ポリスチレン、スチレン―無水マレイン酸共重
合体、スチレン―アクリル酸エステル共重合体等
が用いられる。 ポリスチレン系樹脂発泡シート2は発泡倍率3
〜10倍、厚さ1.0〜3.0mm、厚さ方向の平均気泡数
25〜400個/mm2の低発泡のポリスチレン系樹脂発
泡シートであり、該ポリスチレン系樹脂発泡シー
ト2の発泡倍率が3倍未満では積層シート1を成
形して得られる容器等の断熱性が低下し、またポ
リスチレン系樹脂発泡シート2の厚さが1.0mm未
満であると容器等の断熱性、強度が低下する。ま
たポリスチレン系樹脂発泡シート2の発泡倍率が
10倍を超える場合および/または厚さが3.0mmを
超える場合には、積層シート1の成形性が低下し
特に第2図に示す如き深底の容器の成形が困難と
なる。 本発明の積層シート1はポリスチレン系樹脂発
泡シート2に未発泡ポリスチレン系樹脂フイルム
3を接着、熱融着等の手段により積層することに
より積層シート1が、表面硬度が高く、表面光沢
に優れたものとなるが、ポリスチレン系樹脂発泡
シート2の厚さ方向の平均気泡数が25個/mm2未満
では未発泡ポリスチレン系樹脂フイルムを積層し
ても表面光沢が低下し、400個/mm2を超えると成
形性が低下する。また未発泡ポリスチレン系樹脂
フイルム3の厚さは50〜300μであることが必要
であり、該フイルム3の厚さが50μ未満では表面
光沢が低下する。 本発明の積層シート1を構成するポリスチレン
系樹脂発泡シート2は、押出機内でポリスチレン
系樹脂と発泡剤とを混練した後、押出機より押出
発泡せしめることにより得られるが、得られたポ
リスチレン系樹脂発泡シート2中に発泡剤が該シ
ート2に対して0.5重量%以上残存していること
が必要である。即ち残存発泡剤量が0.5重量%以
上であると該発泡剤の可塑化効果により分子量の
大きなポリスチレン系樹脂よりなるポリスチレン
系樹脂発泡シート2の場合でも積層シート1の成
形時の延伸性が優れ、特に深底容器等の成形に際
して成形性が良好となる。 本発明の積層シート1は種々の形状の容器等の
成形用に供することができるが、特に第2図に示
す如き深底容器を成形するに際しても成形性に優
れ、良好な深底容器を得ることができる。この際
第2図に示すように未発泡ポリスチレン系樹脂フ
イルム3が容器外表面側4となるように成形を行
なうことにより容器外表面側4が美麗な光沢を有
しかつ該外表面側4の表面硬度に優れ、傷等が付
き難いため美麗な外観を長期間維持できる。 本発明の積層シート1により容器等を成形する
場合、未発泡ポリスチレン系樹脂フイルム3が容
器の外表面側となるように成形を行なうか内表面
側となるように成形を行なうかは成形する容器等
の大きさ、形状、使用目的等に応じて適宜選択す
ればよく、例えば浅底のトレー等の如き、内表面
側が最も目につき易い容器等の場合には未発泡ポ
リスチレン系樹脂フイルム3が内表面側に位置す
るよう成形を行なつてもよい。また必要に応じて
未発泡ポリスチレン系樹脂フイルム3はポリスチ
レン系樹脂発泡シート2の片面のみならず両面に
積層することもできる。 以上説明したように本発明の発泡ポリスチレン
系樹脂積層シートは発泡倍率3〜10倍、厚さ1.0
〜3.0mm、厚さ方向の平均気泡数25〜400個/mm2、
残存発泡剤量0.5重量%以上の低発泡のポリスチ
レン系樹脂発泡シートに厚さ50〜300μの未発泡
ポリスチレン系樹脂フイルムを積層してなるもの
であるため、該積層シートを成形して得られる容
器等は硬質で剛性が高く、しかも未発泡ポリスチ
レン系樹脂フイルムを積層してなることによりポ
リスチレン系樹脂発泡シートの脆さを解消でき、
容器等が容易に破損する虞れがない。更に、本発
明の積層シートは発泡倍率が3〜10倍という低発
泡のポリスチレン系樹脂発泡シートに、厚さが50
〜300μの未発泡ポリスチレン系樹脂フイルムを
積層してなる積層シートであつても、発泡シート
の厚さ方向の平均気泡数を25〜400個/mm2とし且
つ残存発泡剤量を0.5重量%としたことにより、
成形時の延伸性、成形性に優れ、深底容器等の成
形も可能である。また本発明の積層シートより得
られる容器等は、表面光沢、表面硬度に優れるた
め、美麗な外観を有し、しかも傷等がつき難いた
め容器等の外観を低下させる虞れがきわめて小さ
く、長期間に亘つて美麗な外観を維持できる等の
効果を有する。 以下、具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細
に説明する。 実施例1〜3、比較例1〜5 第1表に示すポリスチレン系樹脂発泡シートと
未発泡ポリスチレン系樹脂フイルムを積層して形
成した積層シートを用いて未発泡ポリスチレン系
樹脂フイルムが外表面側となるよう開口部の内径
90mm、底部の内径60mm、深さ100mmのカツプ状容
器の成形を行ない、成形時の成形性の良否を試験
した。また、得られた容器の各種性状を測定し
た。これらの結果を第1表にあわせて示す。
関する。 食品容器、包装容器等としてポリスチレン系樹
脂発泡体よりなるものが広く用いられているが従
来のこの種容器等を構成するポリスチレン系樹脂
発泡体は発泡倍率が通常10倍以上の高発泡倍率の
ものであつたため容器等に強度を付与するために
は肉厚を厚くしなければならず、この結果、高発
泡倍率であることと肉厚が厚いこととが相俟つて
容器等やこれら容器等の原反としての発泡シート
が嵩張り、運搬、保管が不便となる欠点があつ
た。このため近年発泡倍率10倍以下の低発泡のポ
リスチレン系樹脂発泡シートを成形して得られる
容器等が用いられているようになつてきた。しか
しながら、低発泡のポリスチレン系樹脂発泡シー
トより得られる容器等は硬質で剛性がある反面、
脆いという欠点を有し、特に熱湯容器として用い
た場合には、容器の破損による火傷事故を起こし
易い等の問題を有していた。これら上記の欠点を
解消するものとしてゴム分を含有する低発泡の発
泡ポリスチレンシートも提案されているが(特開
昭57―109834号)、ゴム分を含有せしめることに
よつて発泡ポリスチレンシートの柔軟性が増加す
る結果、該発泡シートを成形して得られる容器等
の剛性が低下するとともに、ポリスチレン樹脂に
発泡剤とゴム分を含有せしめて押出発泡せしめて
発泡シートを製造する際に押出機内で樹脂混合物
がゲル化して良好な発泡シートが得られ難い等の
問題を有していた。しかも従来のポリスチレン系
樹脂発泡シートを成形して得られる容器等はいず
れも容器表面の硬度が低いため容器表面に傷が付
き易く、容器の外観を損ない易いとともに、表面
光沢に乏しく外観美麗なものではなかつた。 本発明者らは上記欠点を解消すべく鋭意研究し
た結果、特定の厚さ、気泡数を有し、残存発泡剤
量が0.5重量%以上である低発泡のポリスチレン
系樹脂発泡シートに厚さ50〜300μの未発泡ポリ
スチレン系樹脂フイルムを積層してなる発泡ポリ
スチレン系樹脂シートが成形性良好で、該積層シ
ートを成形して得られる容器等は容器全体として
の硬さ、強度に優れるとともに、表面硬度と、表
面光沢が優れ外観美麗なものとなることを見い出
し本発明を完成するに至つた。 即ち本発明は発泡倍率3〜10倍、厚さ1.0〜3.0
mm、厚さ方向の平均気泡数25〜400個/mm2、残存
発泡剤量0.5重量%以上のポリスチレン系樹脂発
泡シートに、厚さ50〜300μの未発泡ポリスチレ
ン系樹脂フイルムを積層してなることを特徴とす
る発泡ポリスチレン系樹脂積層シートを要旨とす
る。 以下本発明の一実施例を図面に基き説明する。 第1図において1は本発明の発泡ポリスチレン
系樹脂積層シートで該積層シート1は、ポリスチ
レン系樹脂発泡シート2の片面に未発泡ポリスチ
レン系樹脂フイルム3を積層してなる。 上記ポリスチレン系樹脂発泡シート2、未発泡
ポリスチレン系樹脂フイルム3の基材樹脂のポリ
スチレン系樹脂としては、ポリスチレン、耐衝撃
性ポリスチレン、スチレン―無水マレイン酸共重
合体、スチレン―アクリル酸エステル共重合体等
が用いられる。 ポリスチレン系樹脂発泡シート2は発泡倍率3
〜10倍、厚さ1.0〜3.0mm、厚さ方向の平均気泡数
25〜400個/mm2の低発泡のポリスチレン系樹脂発
泡シートであり、該ポリスチレン系樹脂発泡シー
ト2の発泡倍率が3倍未満では積層シート1を成
形して得られる容器等の断熱性が低下し、またポ
リスチレン系樹脂発泡シート2の厚さが1.0mm未
満であると容器等の断熱性、強度が低下する。ま
たポリスチレン系樹脂発泡シート2の発泡倍率が
10倍を超える場合および/または厚さが3.0mmを
超える場合には、積層シート1の成形性が低下し
特に第2図に示す如き深底の容器の成形が困難と
なる。 本発明の積層シート1はポリスチレン系樹脂発
泡シート2に未発泡ポリスチレン系樹脂フイルム
3を接着、熱融着等の手段により積層することに
より積層シート1が、表面硬度が高く、表面光沢
に優れたものとなるが、ポリスチレン系樹脂発泡
シート2の厚さ方向の平均気泡数が25個/mm2未満
では未発泡ポリスチレン系樹脂フイルムを積層し
ても表面光沢が低下し、400個/mm2を超えると成
形性が低下する。また未発泡ポリスチレン系樹脂
フイルム3の厚さは50〜300μであることが必要
であり、該フイルム3の厚さが50μ未満では表面
光沢が低下する。 本発明の積層シート1を構成するポリスチレン
系樹脂発泡シート2は、押出機内でポリスチレン
系樹脂と発泡剤とを混練した後、押出機より押出
発泡せしめることにより得られるが、得られたポ
リスチレン系樹脂発泡シート2中に発泡剤が該シ
ート2に対して0.5重量%以上残存していること
が必要である。即ち残存発泡剤量が0.5重量%以
上であると該発泡剤の可塑化効果により分子量の
大きなポリスチレン系樹脂よりなるポリスチレン
系樹脂発泡シート2の場合でも積層シート1の成
形時の延伸性が優れ、特に深底容器等の成形に際
して成形性が良好となる。 本発明の積層シート1は種々の形状の容器等の
成形用に供することができるが、特に第2図に示
す如き深底容器を成形するに際しても成形性に優
れ、良好な深底容器を得ることができる。この際
第2図に示すように未発泡ポリスチレン系樹脂フ
イルム3が容器外表面側4となるように成形を行
なうことにより容器外表面側4が美麗な光沢を有
しかつ該外表面側4の表面硬度に優れ、傷等が付
き難いため美麗な外観を長期間維持できる。 本発明の積層シート1により容器等を成形する
場合、未発泡ポリスチレン系樹脂フイルム3が容
器の外表面側となるように成形を行なうか内表面
側となるように成形を行なうかは成形する容器等
の大きさ、形状、使用目的等に応じて適宜選択す
ればよく、例えば浅底のトレー等の如き、内表面
側が最も目につき易い容器等の場合には未発泡ポ
リスチレン系樹脂フイルム3が内表面側に位置す
るよう成形を行なつてもよい。また必要に応じて
未発泡ポリスチレン系樹脂フイルム3はポリスチ
レン系樹脂発泡シート2の片面のみならず両面に
積層することもできる。 以上説明したように本発明の発泡ポリスチレン
系樹脂積層シートは発泡倍率3〜10倍、厚さ1.0
〜3.0mm、厚さ方向の平均気泡数25〜400個/mm2、
残存発泡剤量0.5重量%以上の低発泡のポリスチ
レン系樹脂発泡シートに厚さ50〜300μの未発泡
ポリスチレン系樹脂フイルムを積層してなるもの
であるため、該積層シートを成形して得られる容
器等は硬質で剛性が高く、しかも未発泡ポリスチ
レン系樹脂フイルムを積層してなることによりポ
リスチレン系樹脂発泡シートの脆さを解消でき、
容器等が容易に破損する虞れがない。更に、本発
明の積層シートは発泡倍率が3〜10倍という低発
泡のポリスチレン系樹脂発泡シートに、厚さが50
〜300μの未発泡ポリスチレン系樹脂フイルムを
積層してなる積層シートであつても、発泡シート
の厚さ方向の平均気泡数を25〜400個/mm2とし且
つ残存発泡剤量を0.5重量%としたことにより、
成形時の延伸性、成形性に優れ、深底容器等の成
形も可能である。また本発明の積層シートより得
られる容器等は、表面光沢、表面硬度に優れるた
め、美麗な外観を有し、しかも傷等がつき難いた
め容器等の外観を低下させる虞れがきわめて小さ
く、長期間に亘つて美麗な外観を維持できる等の
効果を有する。 以下、具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細
に説明する。 実施例1〜3、比較例1〜5 第1表に示すポリスチレン系樹脂発泡シートと
未発泡ポリスチレン系樹脂フイルムを積層して形
成した積層シートを用いて未発泡ポリスチレン系
樹脂フイルムが外表面側となるよう開口部の内径
90mm、底部の内径60mm、深さ100mmのカツプ状容
器の成形を行ない、成形時の成形性の良否を試験
した。また、得られた容器の各種性状を測定し
た。これらの結果を第1表にあわせて示す。
【表】
図面は本発明の一実施例を示すもので第1図は
本発明の発泡ポリスチレン系樹脂積層シートの要
部縦断面図、第2図は第1図の積層シートを成形
して得られる容器の一例を示す縦断面図である。 1……発泡ポリスチレン系樹脂積層シート、2
……ポリスチレン系樹脂発泡シート、……未発泡
ポリスチレン系樹脂フイルム。
本発明の発泡ポリスチレン系樹脂積層シートの要
部縦断面図、第2図は第1図の積層シートを成形
して得られる容器の一例を示す縦断面図である。 1……発泡ポリスチレン系樹脂積層シート、2
……ポリスチレン系樹脂発泡シート、……未発泡
ポリスチレン系樹脂フイルム。
Claims (1)
- 1 発泡倍率3〜10倍、厚さ1.0〜3.0mm、厚さ方
向の平均気泡数25〜400個/mm2、残存発泡剤量0.5
重量%以上のポリスチレン系樹脂発泡シートに、
厚さ50〜300μの未発泡ポリスチレン系樹脂フイ
ルムを積層してなることを特徴とする発泡ポリス
チレン系樹脂積層シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21913683A JPS60110437A (ja) | 1983-11-21 | 1983-11-21 | 発泡ポリスチレン系樹脂積層シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21913683A JPS60110437A (ja) | 1983-11-21 | 1983-11-21 | 発泡ポリスチレン系樹脂積層シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60110437A JPS60110437A (ja) | 1985-06-15 |
JPS6320702B2 true JPS6320702B2 (ja) | 1988-04-28 |
Family
ID=16730790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21913683A Granted JPS60110437A (ja) | 1983-11-21 | 1983-11-21 | 発泡ポリスチレン系樹脂積層シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60110437A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63205223A (ja) * | 1987-02-20 | 1988-08-24 | 鐘淵化学工業株式会社 | 電子レンジ加熱調理容器用積層発泡シート |
JPH0423634Y2 (ja) * | 1987-03-03 | 1992-06-02 | ||
JPH066050Y2 (ja) * | 1987-05-18 | 1994-02-16 | 積水化成品工業株式会社 | 包装容器用の断熱蓋 |
JPS6487339A (en) * | 1987-09-30 | 1989-03-31 | Kanegafuchi Chemical Ind | Laminated foamed sheet for molding |
JPH01188537A (ja) * | 1988-01-23 | 1989-07-27 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 耐熱性スチレン系樹脂発泡シート |
EP1142684A3 (en) * | 2000-04-03 | 2002-06-26 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Thermoplastic resin sheet and container |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5320212B2 (ja) * | 1973-09-20 | 1978-06-26 | ||
JPS5440266A (en) * | 1977-09-07 | 1979-03-29 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Shaping method by welding |
JPS5619321B2 (ja) * | 1971-09-22 | 1981-05-07 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5759477Y2 (ja) * | 1976-07-29 | 1982-12-18 | ||
JPS55120929U (ja) * | 1979-02-20 | 1980-08-27 | ||
JPS5619321U (ja) * | 1979-07-20 | 1981-02-20 | ||
JPS6213784Y2 (ja) * | 1981-06-12 | 1987-04-09 |
-
1983
- 1983-11-21 JP JP21913683A patent/JPS60110437A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5619321B2 (ja) * | 1971-09-22 | 1981-05-07 | ||
JPS5320212B2 (ja) * | 1973-09-20 | 1978-06-26 | ||
JPS5440266A (en) * | 1977-09-07 | 1979-03-29 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Shaping method by welding |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60110437A (ja) | 1985-06-15 |
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