JPS6320613Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6320613Y2 JPS6320613Y2 JP1981062414U JP6241481U JPS6320613Y2 JP S6320613 Y2 JPS6320613 Y2 JP S6320613Y2 JP 1981062414 U JP1981062414 U JP 1981062414U JP 6241481 U JP6241481 U JP 6241481U JP S6320613 Y2 JPS6320613 Y2 JP S6320613Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- defroster
- panel
- cab
- front panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 claims description 11
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 claims 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000010257 thawing Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はキヤブオーバ型自動車の前部構造に関
するものである。
するものである。
キヤブオーバ型自動車は車体前面はフロントパ
ネルのみにて外部と車室を区画している（例え
ば、実開昭56−33772号公報参照）ので、車室前
面にエンジンルームを有するボンネツト型自動車
に比し正面衝突時の耐衝撃性が極めて弱く、更に
車室内の余裕空間が狭いので空調装置のデフロス
タダクト等のダクト類の引き廻し構成が極めて厄
介である等の諸問題を有している。
ネルのみにて外部と車室を区画している（例え
ば、実開昭56−33772号公報参照）ので、車室前
面にエンジンルームを有するボンネツト型自動車
に比し正面衝突時の耐衝撃性が極めて弱く、更に
車室内の余裕空間が狭いので空調装置のデフロス
タダクト等のダクト類の引き廻し構成が極めて厄
介である等の諸問題を有している。
本考案は上記のようなキヤブオーバ型自動車の
諸問題にすべて対処し得る前部車体構造を提供す
ることを目的とするもので、以下附図実施例につ
き説明する。
諸問題にすべて対処し得る前部車体構造を提供す
ることを目的とするもので、以下附図実施例につ
き説明する。
図において１はフロントパネルであり、該フロ
ントパネル１の内面には、下方部及び上方部に内
方膨出部２ａ及び２ｂをそれぞれ形成したインナ
パネル２が接合固定され、該インナパネル２の
上，下の内方膨出部２ａ，２ｂとフロントパネル
１により車体幅方向に延びるロアダクト３及びア
ツパダクト４がそれぞれ独立して形成される。
ントパネル１の内面には、下方部及び上方部に内
方膨出部２ａ及び２ｂをそれぞれ形成したインナ
パネル２が接合固定され、該インナパネル２の
上，下の内方膨出部２ａ，２ｂとフロントパネル
１により車体幅方向に延びるロアダクト３及びア
ツパダクト４がそれぞれ独立して形成される。
ロアダクト３は左右の前照灯５，５の背面部を
それぞれ覆う左右のライトベセル６，６と連通口
７，７により連通し、該ライトベセル６，６から
連通口７，７を通つてロアダクト３内に第１，２
図矢印Ａの如く外気が導入されるよう構成され、
又アツパダクト４にはその上面部及び両側肩部等
にデフロスタ用吹出口８が形成されている。
それぞれ覆う左右のライトベセル６，６と連通口
７，７により連通し、該ライトベセル６，６から
連通口７，７を通つてロアダクト３内に第１，２
図矢印Ａの如く外気が導入されるよう構成され、
又アツパダクト４にはその上面部及び両側肩部等
にデフロスタ用吹出口８が形成されている。
ロアダクト３の幅方向のほぼ中央部にはブロア
９，ヒータコア１０等を内蔵した空調ユニツト１
１が取付けられ、該空調ユニツト１１のヒータコ
ア１０下流部と前記アツパダクト４間はデフロス
タダクト１２によつて連通しており、ブロア９の
回転によつてライトベセル６，６及び連通口７，
７を通つてロアダクト３内に吸入された外気は空
調ユニツト１１内に入り、ヒータコア１０にて加
熱されて温風となり、車室内に該温風が吹出して
車室内の暖房を行い得ると共に、該温風はデフロ
スタダクト１２よりアツパダクト４内に入り、デ
フロスタ用吹出口８より矢印Ｂ及びB′の如くフ
ロントガラス１３及びサイドガラス１４の内面に
吹きつけ、デフロスト機能を果し得るようになつ
ている。
９，ヒータコア１０等を内蔵した空調ユニツト１
１が取付けられ、該空調ユニツト１１のヒータコ
ア１０下流部と前記アツパダクト４間はデフロス
タダクト１２によつて連通しており、ブロア９の
回転によつてライトベセル６，６及び連通口７，
７を通つてロアダクト３内に吸入された外気は空
調ユニツト１１内に入り、ヒータコア１０にて加
熱されて温風となり、車室内に該温風が吹出して
車室内の暖房を行い得ると共に、該温風はデフロ
スタダクト１２よりアツパダクト４内に入り、デ
フロスタ用吹出口８より矢印Ｂ及びB′の如くフ
ロントガラス１３及びサイドガラス１４の内面に
吹きつけ、デフロスト機能を果し得るようになつ
ている。
上記においてインナパネル２の上，下の内方膨
出部２ａ，２ｂの間２ｃは第２図示のようにフロ
ントパネル１の内面に接合されて２枚重ね部とな
つており、該２枚重ね部はロア及びアツパのダク
ト３，４部に対し車室内側から見て凹み部１５を
形成していることは当然であるが、該凹み部１５
を形成する２枚重ね部にワイパモータ１６，リン
ク機構１７等よりなるワイパ駆動システム１８を
配設し、該２枚重ね部外側に回転可能なるよう取
付けられたワイパアーム１９を回動させ得るよう
になつている。
出部２ａ，２ｂの間２ｃは第２図示のようにフロ
ントパネル１の内面に接合されて２枚重ね部とな
つており、該２枚重ね部はロア及びアツパのダク
ト３，４部に対し車室内側から見て凹み部１５を
形成していることは当然であるが、該凹み部１５
を形成する２枚重ね部にワイパモータ１６，リン
ク機構１７等よりなるワイパ駆動システム１８を
配設し、該２枚重ね部外側に回転可能なるよう取
付けられたワイパアーム１９を回動させ得るよう
になつている。
以上のように本考案においては、１枚のインナ
パネルをフロントパネル内側に接合することによ
り、ロア及びアツパの各独立したダクトを形成
し、ロアダクトの左右両側部を前照灯のライトベ
セル内に連通させると共に該ロアダクトの中央部
に空調ユニツトを装着してライトベセル部からロ
アダクトを通つて空調ユニツトへと外気を吸入し
得るよう構成し、アツパダクトにデフロスタ用吹
出口を設けると共に前記空調ユニツトとアツパダ
クトをデフロスタダクトにて連結して空調ユニツ
トよりアツパダクトを通つてデフロスタ用空気を
フロントガラス及びサイドガラス内面にまんべん
なく吹きつけ得るよう構成したもので、このよう
に上，下に内方膨出部を形成したインナパネル１
枚をフロントパネル内面に接合固定するだけの極
めて簡単なる施策によつて、空調用の外気吸込ダ
クトとなるロアダクト及びデフロスタ用吹出ダク
トとなるアツパダクトが下部及び上部に形成され
ると共に、該下部及び上部の独立したダクトを形
成する箱型断面構造及びその間のパネルの２枚重
ね構造部等により車体前面部の強度，剛性の著し
い向上をはかることができるものである。
パネルをフロントパネル内側に接合することによ
り、ロア及びアツパの各独立したダクトを形成
し、ロアダクトの左右両側部を前照灯のライトベ
セル内に連通させると共に該ロアダクトの中央部
に空調ユニツトを装着してライトベセル部からロ
アダクトを通つて空調ユニツトへと外気を吸入し
得るよう構成し、アツパダクトにデフロスタ用吹
出口を設けると共に前記空調ユニツトとアツパダ
クトをデフロスタダクトにて連結して空調ユニツ
トよりアツパダクトを通つてデフロスタ用空気を
フロントガラス及びサイドガラス内面にまんべん
なく吹きつけ得るよう構成したもので、このよう
に上，下に内方膨出部を形成したインナパネル１
枚をフロントパネル内面に接合固定するだけの極
めて簡単なる施策によつて、空調用の外気吸込ダ
クトとなるロアダクト及びデフロスタ用吹出ダク
トとなるアツパダクトが下部及び上部に形成され
ると共に、該下部及び上部の独立したダクトを形
成する箱型断面構造及びその間のパネルの２枚重
ね構造部等により車体前面部の強度，剛性の著し
い向上をはかることができるものである。
更に本考案では上記ロアとアツパの両ダクトの
間に形成される凹み部にワイパモータ及びリンク
機構等よりなるワイパ駆動システムを収納取付け
たことにより、車室内前部の構成をバランス良
く，又大きなスペースをとることなくすつきりと
まとめることができるもので、組付工数及びコス
ト面にて非常に有利なることと相俟つて実用上多
大の効果をもたらし得るものである。
間に形成される凹み部にワイパモータ及びリンク
機構等よりなるワイパ駆動システムを収納取付け
たことにより、車室内前部の構成をバランス良
く，又大きなスペースをとることなくすつきりと
まとめることができるもので、組付工数及びコス
ト面にて非常に有利なることと相俟つて実用上多
大の効果をもたらし得るものである。
附図は本考案の実施例を示すもので、第１図は
車室内前面部の正面図、第２図は第１図のＸ−Ｘ
断面図である。 １……フロントパネル、２……インナパネル、
２ａ，２ｂ……内方膨出部、３……ロアダクト、
４……アツパダクト、５……前照灯、６……ライ
トベセル、７……連通口、８……デフロスタ用吹
出口、１１……空調ユニツト、１２……デフロス
タダクト、１５……凹み部、１８……ワイパ駆動
システム。
車室内前面部の正面図、第２図は第１図のＸ−Ｘ
断面図である。 １……フロントパネル、２……インナパネル、
２ａ，２ｂ……内方膨出部、３……ロアダクト、
４……アツパダクト、５……前照灯、６……ライ
トベセル、７……連通口、８……デフロスタ用吹
出口、１１……空調ユニツト、１２……デフロス
タダクト、１５……凹み部、１８……ワイパ駆動
システム。
Claims (1)
- キヤブオーバ型自動車の車室前面壁となるフロ
ントパネル内面に、下方部及び上方部にそれぞれ
内方膨出部を形成した１枚のインナパネルを接合
固定して該フロントパネルとインナパネルの内方
膨出部によりそれぞれ独立したロアダクトとアツ
パダクトを車幅方向のほぼ全幅にわたつて構成
し、該ロアダクトの左右両側部を左右の前照灯の
ライトベセル内に連通させ、アツパダクトに窓ガ
ラス内面にデフロスタ用空気を吹きつけるデフロ
スタ用吹出口を設け、ロアダクト中央部に取付け
た空調ユニツトのデフロスタダクトをアツパダク
トに連結し、且つロアとアツパの両ダクト間に形
成される凹み部にワイパモータ、リンク機構等よ
りなるワイパ駆動機構を配設したことを特徴とす
るキヤブオーバ型自動車の前部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981062414U JPS6320613Y2 (ja) | 1981-04-28 | 1981-04-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981062414U JPS6320613Y2 (ja) | 1981-04-28 | 1981-04-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57174173U JPS57174173U (ja) | 1982-11-02 |
| JPS6320613Y2 true JPS6320613Y2 (ja) | 1988-06-08 |
Family
ID=29858601
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1981062414U Expired JPS6320613Y2 (ja) | 1981-04-28 | 1981-04-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6320613Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5343641B2 (ja) * | 1975-02-05 | 1978-11-21 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52123923U (ja) * | 1976-03-17 | 1977-09-20 | ||
| JPS5615095Y2 (ja) * | 1976-09-18 | 1981-04-09 |
-
1981
- 1981-04-28 JP JP1981062414U patent/JPS6320613Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5343641B2 (ja) * | 1975-02-05 | 1978-11-21 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57174173U (ja) | 1982-11-02 |
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