JPS63203853A - 起毛経編地及びその製造方法 - Google Patents
起毛経編地及びその製造方法Info
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- JPS63203853A JPS63203853A JP3208987A JP3208987A JPS63203853A JP S63203853 A JPS63203853 A JP S63203853A JP 3208987 A JP3208987 A JP 3208987A JP 3208987 A JP3208987 A JP 3208987A JP S63203853 A JPS63203853 A JP S63203853A
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Landscapes
- Knitting Of Fabric (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、起毛経編地及びその製造方法に関し、詳しく
は、引裂強力3.5 kg以上、破裂強力15 kg
/ cj以上であって、特に高級スポーツ靴における補
強部材、特に前押、鳩目、踵等に用いるに好適なスェー
ド調高強度合成皮革用の基布及びその製造方法に関する
。
は、引裂強力3.5 kg以上、破裂強力15 kg
/ cj以上であって、特に高級スポーツ靴における補
強部材、特に前押、鳩目、踵等に用いるに好適なスェー
ド調高強度合成皮革用の基布及びその製造方法に関する
。
従来の技術
従来、スェード調合成皮革は、ポリエステル系合成繊維
糸条、ポリアミド系合成繊維糸条等よりなる編布や織布
を起毛し、これを基材として、その起毛面に樹脂を含浸
加工して、多孔質層を形成した後、その表面にパフィン
グやスカイビング等の研削加工を施して製造されている
。
糸条、ポリアミド系合成繊維糸条等よりなる編布や織布
を起毛し、これを基材として、その起毛面に樹脂を含浸
加工して、多孔質層を形成した後、その表面にパフィン
グやスカイビング等の研削加工を施して製造されている
。
しかしながら、上記のような従来の合成皮革は、高級ス
ポーツ化に用いるには不逍当である。
ポーツ化に用いるには不逍当である。
即ち、高級スポーツ化に用いる合成皮革は、引裂強力3
.5 kg以上、好ましくは4.0 kg以上を「する
と共に、破裂強力15kg/cm3以上、好ましくは2
0 kg / cJを存することが必要であることが経
験上知られているが、上記のような従来の合成皮革は、
かかる強力をもたない。そのために、従来は、合成皮革
の裏側に織布、編布又は不織布等をバッキングとして貼
り合わせることによって、上記強力を得ており、従って
、加工工程数が増えて、製品価格が高いものとならざる
を得ない。
.5 kg以上、好ましくは4.0 kg以上を「する
と共に、破裂強力15kg/cm3以上、好ましくは2
0 kg / cJを存することが必要であることが経
験上知られているが、上記のような従来の合成皮革は、
かかる強力をもたない。そのために、従来は、合成皮革
の裏側に織布、編布又は不織布等をバッキングとして貼
り合わせることによって、上記強力を得ており、従って
、加工工程数が増えて、製品価格が高いものとならざる
を得ない。
更に、従来の合成皮革は、縦及び横方向の伸度の差が大
きいので、適宜に裁断した場合に方向性ををすることと
なり、作業性や加工性に裂る問題を有する。
きいので、適宜に裁断した場合に方向性ををすることと
なり、作業性や加工性に裂る問題を有する。
また、最近においては、スポーツ化に鮮明に着色された
デザインが強く要求されているが、ポリエステル系糸条
からなる編布や織布を基材とする合成皮革は、染色性に
劣るために、上記要求に応えることができない。
デザインが強く要求されているが、ポリエステル系糸条
からなる編布や織布を基材とする合成皮革は、染色性に
劣るために、上記要求に応えることができない。
発明が解決しようとする問題点
本発明は、上記したような従来の合成皮革における問題
を解決するためになされたものであって、バッキングに
よる補強なしにて前記強度要求を溝たすと共に、鮮明で
堅牢な染色が可能である高強度のスェード調合成皮革、
特に、引裂強力a 5 kg以上、破裂強力15kg/
cm3以上であって、高級スポーツ化における補強部材
に用いるに適するスェード調合成皮革用の基布及びその
製造方法に関する。
を解決するためになされたものであって、バッキングに
よる補強なしにて前記強度要求を溝たすと共に、鮮明で
堅牢な染色が可能である高強度のスェード調合成皮革、
特に、引裂強力a 5 kg以上、破裂強力15kg/
cm3以上であって、高級スポーツ化における補強部材
に用いるに適するスェード調合成皮革用の基布及びその
製造方法に関する。
問題点を解決するための手段
本発明によるスェード調合成皮革用の基布は、表側の起
毛面は、ポリアミド系マルチフィラメント糸条が4針又
は5針の振り幅を存する振り編み編成され、起毛されて
なると共に、中側及び裏側は、ポリアミド系マルチフィ
ラメント糸条の2本がそれぞれ3針以下の異方向振り編
み編成されてなり、引裂強力3.5 kg以上、破裂強
力15kg/cm3以上を存することを特徴とする。
毛面は、ポリアミド系マルチフィラメント糸条が4針又
は5針の振り幅を存する振り編み編成され、起毛されて
なると共に、中側及び裏側は、ポリアミド系マルチフィ
ラメント糸条の2本がそれぞれ3針以下の異方向振り編
み編成されてなり、引裂強力3.5 kg以上、破裂強
力15kg/cm3以上を存することを特徴とする。
また、かかる合成皮革は、本発明に従って、3枚おさく
筬)の経編機にてトータルデニール50〜100のポリ
アミド系マルチフィラメント糸条を各おさの振り幅をフ
ロントおさ〉ミドルおさ≧バックおさとすると共に、ミ
ドルおさとバックおさの振り編方向とし、且つ、フロン
トおさの振り幅を4針又は5針として振り編み編成して
経編地とシ、次いで、この経編地のフロントおさに配し
たポリアミド系マルチフィラメント糸条を起毛すること
によって製造することができる。
筬)の経編機にてトータルデニール50〜100のポリ
アミド系マルチフィラメント糸条を各おさの振り幅をフ
ロントおさ〉ミドルおさ≧バックおさとすると共に、ミ
ドルおさとバックおさの振り編方向とし、且つ、フロン
トおさの振り幅を4針又は5針として振り編み編成して
経編地とシ、次いで、この経編地のフロントおさに配し
たポリアミド系マルチフィラメント糸条を起毛すること
によって製造することができる。
以下に本発明について詳細に説明する。
本発明によるスェード調合成皮革用の基布として用いる
ポリアミド系マルチフィラメント糸条からなる経編地は
、3枚おさの経編機による経編地であって、フロントお
さ、ミドルおさおよびバックおさによる編組織からなり
、表側の起毛面は、マルチフィラメント糸条が4針又は
5針の振り幅を存する振り編み編成されてなる編組織を
育し、中側及び裏側は、2本のマルチフィラメント糸条
が振り幅を中側≧裏側とし、且つ、それぞれ3針以下の
異方向振り編み編成されてなる編組織を有する。
ポリアミド系マルチフィラメント糸条からなる経編地は
、3枚おさの経編機による経編地であって、フロントお
さ、ミドルおさおよびバックおさによる編組織からなり
、表側の起毛面は、マルチフィラメント糸条が4針又は
5針の振り幅を存する振り編み編成されてなる編組織を
育し、中側及び裏側は、2本のマルチフィラメント糸条
が振り幅を中側≧裏側とし、且つ、それぞれ3針以下の
異方向振り編み編成されてなる編組織を有する。
本発明において、振り幅は、第1図に示すように、わた
り針の数を意味するものとし、第1図に示す編組織にお
ける振り幅は、マルチフィラメント糸条aがわたり1か
ら入って、針Aを巻いてわたり0に至り、次いで、わた
り3から針りを巻いてねたり4に至り、この後、再びわ
たり1から入って、針Aを巻いてわたり0に至り、これ
を繰り返して編組織を形成するので、1−0/3−4で
表わされる4針振り幅である。同様に、第2図に示す編
組織における振り幅は、1−0/4−5で表わされる5
針振り幅である。これらは閉じ目と称される振り幅であ
るが、本発明においては、開く目と称される4針又は5
針の振り幅でもよい。
り針の数を意味するものとし、第1図に示す編組織にお
ける振り幅は、マルチフィラメント糸条aがわたり1か
ら入って、針Aを巻いてわたり0に至り、次いで、わた
り3から針りを巻いてねたり4に至り、この後、再びわ
たり1から入って、針Aを巻いてわたり0に至り、これ
を繰り返して編組織を形成するので、1−0/3−4で
表わされる4針振り幅である。同様に、第2図に示す編
組織における振り幅は、1−0/4−5で表わされる5
針振り幅である。これらは閉じ目と称される振り幅であ
るが、本発明においては、開く目と称される4針又は5
針の振り幅でもよい。
例えば、第3図は、O−1/4−3で表わされる開き目
の4針振り幅を示す。
の4針振り幅を示す。
本発明においては、フロントおさの編組織は、4針又は
5針の振り幅ををする。振り幅が4針よりも少ない場合
、例えば、1−0/2−3や、0−1/3−2のような
振り編み編成にては、フロントおさに配したマルチフィ
ラメント糸条を起毛したときに、起毛立ちが悪い。従っ
て、このような起毛面に樹脂を含浸させ、多孔質層とし
ても、得られる合成皮革は、繊維層が少なく、樹脂層が
多いので、スェード調を呈しないこととなり、外観及び
商品価値の観点から好ましくない。他方、振り幅かせ5
針を越える場合、例えば、1−015−6(閉じ目)や
、0−115−8 (開き目)の振り編み編成にては、
フロントおさの繊維層が過多であるので、これを起毛し
たとき、起毛が過多となり、糸条の層が厚すぎることと
なる。従って、かかる起毛面に樹脂を含育加工して、発
泡層を形成しても、表面が均質な発泡層を仔する合成皮
革を得ることが困難となるほか、表面にピンホーメが発
生したりする。
5針の振り幅ををする。振り幅が4針よりも少ない場合
、例えば、1−0/2−3や、0−1/3−2のような
振り編み編成にては、フロントおさに配したマルチフィ
ラメント糸条を起毛したときに、起毛立ちが悪い。従っ
て、このような起毛面に樹脂を含浸させ、多孔質層とし
ても、得られる合成皮革は、繊維層が少なく、樹脂層が
多いので、スェード調を呈しないこととなり、外観及び
商品価値の観点から好ましくない。他方、振り幅かせ5
針を越える場合、例えば、1−015−6(閉じ目)や
、0−115−8 (開き目)の振り編み編成にては、
フロントおさの繊維層が過多であるので、これを起毛し
たとき、起毛が過多となり、糸条の層が厚すぎることと
なる。従って、かかる起毛面に樹脂を含育加工して、発
泡層を形成しても、表面が均質な発泡層を仔する合成皮
革を得ることが困難となるほか、表面にピンホーメが発
生したりする。
本発明においては、合成皮革用の基布が前記所用の強度
を有するためには、経編地の編成に用いるポリアミド系
マルチフィラメント糸条のトータルデニール数と、ミド
ルおき及びバックおさの編組織が所定の条件を演だすこ
とが必要である。
を有するためには、経編地の編成に用いるポリアミド系
マルチフィラメント糸条のトータルデニール数と、ミド
ルおき及びバックおさの編組織が所定の条件を演だすこ
とが必要である。
先ず、経編地の編成に用いるポリアミド系マルチフィラ
メント糸条は、そのトータルデニール数が50〜100
デニールであることが必要である。
メント糸条は、そのトータルデニール数が50〜100
デニールであることが必要である。
即ち、トータルデニール数が50デニール未膚の場合は
、本発明による編成によっても前記した所用の強度を付
与することができず、他方、100デニールを越える場
合は、第1図に示すように、編地におけるコース数Xウ
ェル数で表わされる編地密度が粗くなるので、同様に、
本発明による編成によっても前記した所用の強度を与え
ることができない。
、本発明による編成によっても前記した所用の強度を付
与することができず、他方、100デニールを越える場
合は、第1図に示すように、編地におけるコース数Xウ
ェル数で表わされる編地密度が粗くなるので、同様に、
本発明による編成によっても前記した所用の強度を与え
ることができない。
次に、ミドルおさとバックおさの編組織は、その振り幅
がフロントおさ〉ミドルおさ≧バックおさなる条件をi
Rたすと共に、ミドルおさとバックおさの編組織が相互
に異方向の振り幅にて編成されることが必要である。フ
ロントおさ、ミドルおき及びバックおさのそれぞれの振
り幅が上記条件を溝ださない場合は、得られる経編地が
起毛性に著しく劣るからである。上記振り幅の条件を溝
たすには、前述したように、フロントおさの編組織にお
ける振り幅が4針又は5針であるので、本発明において
は、例えば、ミドルおさを1−0/2−3やO−1/3
−2等とし、バックおさを1−2/1−0等とすればよ
い。他方、ミドルおさとバックおさの編組織が相互に同
方向の振り幅である場合は、マルチフィラメント糸条が
殆ど交叉することなく揃うために、特に、前記所定の引
裂強力を存せしめることができないので、本発明におい
ては、ミドルおさとバックおさの編組織を相互に異方向
の振り幅にて編成するのである。
がフロントおさ〉ミドルおさ≧バックおさなる条件をi
Rたすと共に、ミドルおさとバックおさの編組織が相互
に異方向の振り幅にて編成されることが必要である。フ
ロントおさ、ミドルおき及びバックおさのそれぞれの振
り幅が上記条件を溝ださない場合は、得られる経編地が
起毛性に著しく劣るからである。上記振り幅の条件を溝
たすには、前述したように、フロントおさの編組織にお
ける振り幅が4針又は5針であるので、本発明において
は、例えば、ミドルおさを1−0/2−3やO−1/3
−2等とし、バックおさを1−2/1−0等とすればよ
い。他方、ミドルおさとバックおさの編組織が相互に同
方向の振り幅である場合は、マルチフィラメント糸条が
殆ど交叉することなく揃うために、特に、前記所定の引
裂強力を存せしめることができないので、本発明におい
ては、ミドルおさとバックおさの編組織を相互に異方向
の振り幅にて編成するのである。
上記のようにして編成される編地を常法に従って精練リ
ラックスし、染色、屹燥しねフロントおさに配したマル
チフィラメント糸条を起毛し、通常の所用の仕上げ加工
を施こすことによって、本発明による高強度スェード調
合成皮革用の基布を得ることができる。勿論、編地を先
に起毛し、その後に精練リラックスしてもよい。
ラックスし、染色、屹燥しねフロントおさに配したマル
チフィラメント糸条を起毛し、通常の所用の仕上げ加工
を施こすことによって、本発明による高強度スェード調
合成皮革用の基布を得ることができる。勿論、編地を先
に起毛し、その後に精練リラックスしてもよい。
発明の効果
以上のように、本発明による合成皮革用の基布は、所定
のトータルデニール数を有するポリアミド系マルチフィ
ラメント糸条にて表側、中側及び裏側が所定の振り幅数
及び振り幅方向ををするように振り編み編成され、表面
側が起毛されてなるので、引裂強力3.5 kg以上、
破裂強力15 kg / cJ以上を存し、従って、バ
ッキングなしに高級スポーツ靴の補強部材として好適に
用いることができる。
のトータルデニール数を有するポリアミド系マルチフィ
ラメント糸条にて表側、中側及び裏側が所定の振り幅数
及び振り幅方向ををするように振り編み編成され、表面
側が起毛されてなるので、引裂強力3.5 kg以上、
破裂強力15 kg / cJ以上を存し、従って、バ
ッキングなしに高級スポーツ靴の補強部材として好適に
用いることができる。
更に、本発明による合成皮革用の基布は、上記したよう
な編組織を存するために、縦及び横方向の伸度の差、即
ち、方向性が小さく、従って、例えば、靴製造における
作業性及び加工性にすぐれ、そのうえ、基材が編布から
なるので、切口にほつれが生じず、外観にすぐれるスポ
ーツ靴の製造を可能とするものである。また、本発明に
よる合成皮革用の基布は、マルチフィラメント糸条がポ
リアミド系合成繊維からなるので、鮮明に染色すること
ができ、且つ、染色された合成皮革は摩擦堅牢性にすぐ
れる。
な編組織を存するために、縦及び横方向の伸度の差、即
ち、方向性が小さく、従って、例えば、靴製造における
作業性及び加工性にすぐれ、そのうえ、基材が編布から
なるので、切口にほつれが生じず、外観にすぐれるスポ
ーツ靴の製造を可能とするものである。また、本発明に
よる合成皮革用の基布は、マルチフィラメント糸条がポ
リアミド系合成繊維からなるので、鮮明に染色すること
ができ、且つ、染色された合成皮革は摩擦堅牢性にすぐ
れる。
実施例
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例1
糸使いとして、フロントおさに70デニール×24フイ
ラメント、ミドルおさに50デニール×10フイラメン
ト、バックおさに70デニール×24フイラメントのポ
リアミド系合成繊維マルチフィラメント糸条を用い、編
組織をフロントおさ1−0/3−4(振り幅4針)、第
4図に示すように、ミドルおさ1−0/2−3(*り幅
3針)、第5図に示すように、バックおさ1−2/1−
0(振り幅2針)とし、カールマイヤー社製経編機(2
8ゲ一ジ×130インチxKE3)を用いて、ミドルお
さとバックおさとが異方向振り幅にて編成された密度6
0コースX40ウエルの経編地を製造した。これを精練
リラックス、染色、乾燥し、フロントおさに配したマル
チフィラメント糸条を常法に従って起毛仕上した。
ラメント、ミドルおさに50デニール×10フイラメン
ト、バックおさに70デニール×24フイラメントのポ
リアミド系合成繊維マルチフィラメント糸条を用い、編
組織をフロントおさ1−0/3−4(振り幅4針)、第
4図に示すように、ミドルおさ1−0/2−3(*り幅
3針)、第5図に示すように、バックおさ1−2/1−
0(振り幅2針)とし、カールマイヤー社製経編機(2
8ゲ一ジ×130インチxKE3)を用いて、ミドルお
さとバックおさとが異方向振り幅にて編成された密度6
0コースX40ウエルの経編地を製造した。これを精練
リラックス、染色、乾燥し、フロントおさに配したマル
チフィラメント糸条を常法に従って起毛仕上した。
本発明による厚さ1.0報の起毛経編地を得た。
比較例1
実施例1と同じ糸使いにて、編組織をフロントおさ1−
0/3−4 (振り幅4針)、ミドルおさ1−0/2−
3(振り幅3針)、バックおさ1−0/1−2(振り幅
2針)とし、且つ、ミドルおさとバックおさの振り幅を
同方向として、仕上密!f60コースX40ウェルの経
編地を製造し、実施例1と同じ処理によって起毛仕上し
た後、実施例1と同じ厚さ1.0■1の起毛経編地を得
た。
0/3−4 (振り幅4針)、ミドルおさ1−0/2−
3(振り幅3針)、バックおさ1−0/1−2(振り幅
2針)とし、且つ、ミドルおさとバックおさの振り幅を
同方向として、仕上密!f60コースX40ウェルの経
編地を製造し、実施例1と同じ処理によって起毛仕上し
た後、実施例1と同じ厚さ1.0■1の起毛経編地を得
た。
比較例2
糸使いとして、フロントおさに70デニール×24フイ
ラメント、バックおさに70デニール×24フイラメン
トのポリアミド系合成eA維マルチフィラメント糸条を
用い、編組織をフロントおさ1−0/4−5(振り幅4
針)、バックおさ1−2/1−0(振り幅2針)とする
異方向振り幅にて、密度60コースX40ウエルの経編
地を製造した。これを実施例1と同じ処理によって起毛
仕上した後、厚さ1.1龍の起毛経編地を得た。
ラメント、バックおさに70デニール×24フイラメン
トのポリアミド系合成eA維マルチフィラメント糸条を
用い、編組織をフロントおさ1−0/4−5(振り幅4
針)、バックおさ1−2/1−0(振り幅2針)とする
異方向振り幅にて、密度60コースX40ウエルの経編
地を製造した。これを実施例1と同じ処理によって起毛
仕上した後、厚さ1.1龍の起毛経編地を得た。
以上のようにして得たそれぞれの起毛経編地についての
物性を第1表に示す。尚、引裂強力の測定はJIS K
−6772の方法によって、また、破裂強力の測定はJ
IS L−1018^の方法にそれぞれ準拠した。
物性を第1表に示す。尚、引裂強力の測定はJIS K
−6772の方法によって、また、破裂強力の測定はJ
IS L−1018^の方法にそれぞれ準拠した。
本発明によるスェード調合成皮革用の基布は、引裂強力
3.5 k、以上、破裂強力15kg/cm3以上を存
し、しかも、伸度差(縦方向−横方向)が15%以下で
ある。これに対して、編組織においてねミドルおさとバ
ックおさの振り幅が同方向である以外は、実施例1と同
じ方法にて得た比較例1による起毛経編地は、引裂強力
が方向によって3、0 kgに膚たず、また、破裂強力
も15kg/cJに清たない。更に、伸度差も30%に
達する。
3.5 k、以上、破裂強力15kg/cm3以上を存
し、しかも、伸度差(縦方向−横方向)が15%以下で
ある。これに対して、編組織においてねミドルおさとバ
ックおさの振り幅が同方向である以外は、実施例1と同
じ方法にて得た比較例1による起毛経編地は、引裂強力
が方向によって3、0 kgに膚たず、また、破裂強力
も15kg/cJに清たない。更に、伸度差も30%に
達する。
また、従来の代表的な起毛経編地の一例として、編組織
をフロントおさとバックおさのみとした比較例2による
合成皮革は、引裂強力3.0 kg以上を満たさず、伸
度差も大きい。
をフロントおさとバックおさのみとした比較例2による
合成皮革は、引裂強力3.0 kg以上を満たさず、伸
度差も大きい。
第1図乃至m5図は、それぞれ振り編み編成における振
り幅を示だめの編成図であり、図であり、図中、数字は
わたり番号を示し、aはマルチフィラメント糸条を示し
、A、B、C及びDはわたり針を示す。 特許出願人 東洋紡績株式会社 第1図 つρし 第2図 第3図 第4図 第6図
り幅を示だめの編成図であり、図であり、図中、数字は
わたり番号を示し、aはマルチフィラメント糸条を示し
、A、B、C及びDはわたり針を示す。 特許出願人 東洋紡績株式会社 第1図 つρし 第2図 第3図 第4図 第6図
Claims (2)
- (1)表側の起毛面は、ポリアミド系マルチフィラメン
ト糸条が4針又は5針の振り幅を有する振り編み編成さ
れ、起毛されてなると共に、中側及び裏側は、ポリアミ
ド系マルチフィラメント糸条の2本がそれぞれ3針以下
の異方向振り編み編成されてなり、引裂強力3.5kg
以上、破裂強力15kg/cm^3以上を有することを
特徴とする起毛経編地。 - (2)3枚おさの経編機にてトータルデニール50〜1
00デニールのポリアミド系マルチフィラメント糸条を
各おさの振り幅をフロントおさ>ミドルおさ≧バックお
さとすると共に、ミドルおさとバックおさの振り編方向
を異方向とし、且つ、フロントおさの振り幅を4針又は
5針として、振り編み編成して経編地とし、次いで、こ
の経編地のフロントおさに配したポリアミド系マルチフ
ィラメント糸条を起毛することを特徴とする引裂強力3
.5kg以上、破裂強力15kg/cm^3以上を有す
る起毛経編地の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62032089A JP2535871B2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 | 起毛経編地及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62032089A JP2535871B2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 | 起毛経編地及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63203853A true JPS63203853A (ja) | 1988-08-23 |
JP2535871B2 JP2535871B2 (ja) | 1996-09-18 |
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ID=12349150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62032089A Expired - Fee Related JP2535871B2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 | 起毛経編地及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535871B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010043386A (ja) * | 2008-08-15 | 2010-02-25 | Asahi Kasei Fibers Corp | 布バネ用布帛 |
WO2015022772A1 (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-19 | セーレン株式会社 | 開口部を有する合成皮革 |
CN111534917A (zh) * | 2020-04-02 | 2020-08-14 | 信泰(福建)科技有限公司 | 一种骨骼结构鞋面编织工艺及其鞋面 |
-
1987
- 1987-02-13 JP JP62032089A patent/JP2535871B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015022772A1 (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-19 | セーレン株式会社 | 開口部を有する合成皮革 |
CN111534917A (zh) * | 2020-04-02 | 2020-08-14 | 信泰(福建)科技有限公司 | 一种骨骼结构鞋面编织工艺及其鞋面 |
CN111534917B (zh) * | 2020-04-02 | 2021-07-30 | 信泰(福建)科技有限公司 | 一种骨骼结构鞋面编织工艺及其鞋面 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2535871B2 (ja) | 1996-09-18 |
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