JPS6320280B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6320280B2
JPS6320280B2 JP10652979A JP10652979A JPS6320280B2 JP S6320280 B2 JPS6320280 B2 JP S6320280B2 JP 10652979 A JP10652979 A JP 10652979A JP 10652979 A JP10652979 A JP 10652979A JP S6320280 B2 JPS6320280 B2 JP S6320280B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cysteine
antibacterial
soap
weight
discoloration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10652979A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5630500A (en
Inventor
Masahiro Toyonaga
Masahiro Watanabe
Ryuichi Morita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARUBOOSU YAKUSHO KK
Original Assignee
ARUBOOSU YAKUSHO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by ARUBOOSU YAKUSHO KK filed Critical ARUBOOSU YAKUSHO KK
Priority to JP10652979A priority Critical patent/JPS5630500A/ja
Publication of JPS5630500A publication Critical patent/JPS5630500A/ja
Publication of JPS6320280B2 publication Critical patent/JPS6320280B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は抗菌性石けん、特に変色の少ない抗菌
石けんに関する。 各種フエノール系抗菌剤は抗菌性石けんの抗菌
成分として有用であり、広く用いられているもの
であるが、これを配合した抗菌石けんは日光に晒
されると茶褐色に変色し、美観を損なうのみでな
く、使用者に非衛生的な印象を抱かせることがあ
る。この日光による変色を防止するため、例えば
芳香族カルボン酸またはそのアルカリ金属塩を抗
菌性石けんに配合する方法(米国特許第3284362
号)、遊離脂肪酸を用いる方法(米国特許第
3625903号)、マロン酸、クエン酸、フマル酸等の
有機酸を配合する方法(特開昭49−45923号)、ヒ
ドラジンまたは水和ヒドラジンを添加する方法
(特開昭52−68134号)等が提案され、その一部は
既に実用化されている。しかしながら、これら従
来公知の変色防止剤は変色防止作用が不十分であ
つたり、経時的にその効力が低下したり、毒性が
強い等何らかの欠点を有し実用上満足すべきもの
ではない。 本発明者らは、フエノール系抗菌剤を配合した
抗菌性石けんの変色防止に有効な物質を見出すべ
く研究を重ねた結果、システイン類が優れた作用
を有することを見出し、本発明を完成するに到つ
た。 即ち、本発明はフエノール系抗菌剤とシステイ
ン類を含有する抗菌性石けんに関する。 本発明においてフエノール系抗菌剤とは、例え
ばフエノール、クレゾール、オルトフエニルフエ
ノール(以下、OPPと記す)等のごときフエノ
ール類、パラクロロフエノール(以下、PCPと
記す)、オルトベンジルパラクロロフエノール
(以下、S―1と記す)、2,4,4′―トリクロロ
―2′―ヒドロキシジフエニルエーテル(以下、
DP―300と記す)、2,2′―メチレンビス(3,
4,6―トリクロロフエノール)(以下、G―11
と記す)、パラクロロメタキシレノール(以下、
PCMXと記す)等のごときハロゲン化フエノー
ル類、およびそれらの誘導体等フエノール性水酸
基を有する抗菌剤を云う。 変色防止剤として用いられるシステイン類とは
L―システイン、DL―システイン、D―システ
イン等の他、これらのシステイン誘導体、例えば
L―システイン・一塩酸塩・一水化物、L―シス
テイン酸アルカリ金属塩等のごとき塩類、N―ア
セチル―L―システイン、L―システインメチル
エステル塩酸塩、L―システインエチルエステル
塩酸塩、S―ベンジル―L―システイン等Lまた
はD型のシステイン骨格を有する化合物を云う。
好ましいシステイン類はL―システイン、N―ア
セチル―L―システイン、L―システイン・一塩
酸塩・一水化物であり、固形石けんに対してはN
―アセチル―L―システインが特に有効である。 抗菌性石けんへのシステイン類の配合量は抗菌
石けん中のフエノール系抗菌剤1重量部に対し、
0.1〜6重量部、好ましくは0.3〜4重量部であ
る。システイン類は単独で用いてもよく、二種以
上配合してもよく、また公知の変色防止剤、例え
ばクエン酸、コハク酸、酒石酸等と併用してもよ
い。 また、抗菌性石けんへのフエノール系抗菌剤と
システイン類との総配合量は両者の種類や組み合
わせ等によつて左右されるが、通常は40重量%以
下である。 システイン類は更にシネルジスト類、例えば、
L―アスコルビン酸、チオ硫酸ナトリウム、亜ニ
チオン酸、アミノ酸、例えばメチオニン、ロイシ
ン、イソロイシン、アラニン等と併用してもよ
い。 本発明抗菌性石けんは石けんを基剤とし抗菌剤
を含有する固形石けん、粉末石けん、液体石け
ん、ペースト状石けん等の他、石けんを含有する
車輛、トイレ等の洗浄剤、シヤンプー等を包含す
る。 本発明抗菌性石けんは染料、香料等適宜の添加
剤を配合してもよい。 本発明抗菌性石けんは長期間日光に照射されて
も変色せず、また抗菌性も低下しない。 以下、実施例をあげて説明する。 実施例 1 表―1に示す抗菌剤、変色防止剤および相剰剤
を所定量含有するアルコール溶液または分散液10
重量部を以下の処方の石けん液90重量部に添加
し、十分に混和して液状の抗菌性石けんを調製し
た。 石けん液処方 重量部 やし油カリ石けん(固形分換算) 35 グリセリン 3 EDTA・ナトリウム塩 0.7 香料 微量 水 残部 計 90 変色防止効果を表―1に示すが、評価は0から
10で表わし、0は変色を全く生じないもの、10は
着色防止効果の全くないものを示す。中間の数値
は数値の低いものほど着色しないことを示し、0
〜4までが製品として使用できる範囲、5〜6が
製品として使用するにはやや効果の不十分なも
の、7〜10は製品として使用できないものを示
す。実験例中1〜3、6〜8、11〜13、23〜25は
比較例として掲げた。
【表】 注:表中の配合割合は全て重量部で表わ
す。
実施例 2 表―2に示す抗菌剤、変色防止剤および相剰剤
を所定量含有するアルコール溶液または分散液を
EDTA・ナトリウム塩0.7重量部、香料0.3重量部
と共に、水分約5〜10重量%の固形ナトリウム石
けん100重量部に加え、十分練り合わせて常法に
より固形石けんを調製した。得られた抗菌性石け
んの変色状態を表―2に示す。変色は実施例1と
同様の基準で評価した。 実験例28〜30、32〜34、36〜39、44および47は
比較例として示した。
【表】 注:表中の配合割合は全て重量部で表
わす

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フエノール系抗菌剤、およびL―システイ
    ン、L―システイン・1塩酸塩・1水化物および
    N―アセチル―L―システインから成る群から選
    択される1種もしくはそれ以上のシステイン類を
    1:0.1〜6の重量比で40重量%以下含有する抗
    菌性石けん。 2 フエノール系抗菌剤がフエノール、クレゾー
    ル、オルトフエニルフエノール、パラクロロフエ
    ノール、オルトベンジルパラクロロフエノール、
    2,4,4′―トリクロロ―2′―ヒドロキシジフエ
    ニルエーテル、2,2′―メチレンビス(3,4,
    6―トリクロロフエノール)、パラクロロメタキ
    シレノールから選択される抗菌剤である第1項記
    載の抗菌性石けん。
JP10652979A 1979-08-20 1979-08-20 Antibacterial soap Granted JPS5630500A (en)

Priority Applications (1)

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JP10652979A JPS5630500A (en) 1979-08-20 1979-08-20 Antibacterial soap

Applications Claiming Priority (1)

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JP10652979A JPS5630500A (en) 1979-08-20 1979-08-20 Antibacterial soap

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Publication Number Publication Date
JPS5630500A JPS5630500A (en) 1981-03-27
JPS6320280B2 true JPS6320280B2 (ja) 1988-04-27

Family

ID=14435912

Family Applications (1)

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JP10652979A Granted JPS5630500A (en) 1979-08-20 1979-08-20 Antibacterial soap

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JP (1) JPS5630500A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01164585U (ja) * 1988-05-06 1989-11-16
JPH0235273U (ja) * 1988-08-31 1990-03-07
JPH039081U (ja) * 1989-06-12 1991-01-29
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JPH0317875U (ja) * 1989-06-28 1991-02-21
JPH0321181U (ja) * 1989-07-07 1991-03-01

Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6582494B1 (en) 1999-09-09 2003-06-24 Billiton Intellectual Property, B.V. Recovery of nickel and copper from sulphide concentrates by bioleaching
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JPS5630500A (en) 1981-03-27

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