JPS632019A - 液晶表示体用複合フイルタの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、テレビ、ビデオモニタあるいはコンピュータ
端末等のカラー画像を表示する装置に利用される液晶表
示体用複合フィルタの製造法に関する。

従来の技術 光の透過量あるいは反射量を制御する液晶とカラーフィ
ルタとを構成要素とするカラー液晶表示装置においては
、透明基板上にカラーフィルタ。

透明電極及び配向膜を設け、他の透明基板に画素駆動素
子及び透明電極を設け、それぞれを液晶を介在して対向
させ、次洗液晶と接する面と反対面に偏光フィルタを設
けて表示パネルを作製する。

また、カラーフィルタは、ガラス基板等の透明基板上に
直接、染色法、印刷法などで一枚毎に位置制御を行なっ
て作製されている。

発明が解決しようとする問題点 上記のように、従来では、透明基板上にカラーフィルタ
、透明電極及び配向膜を個々に作製し、パネル組立て後
偏光フィルタを貼り付けているため、量産性２品質の安
定性に乏しい。次に画像表示面の大型化を図る場合、従
来のガラス基板等のように剛性の高い基板に直接カラー
フィルタや配向膜を作製すると、その基板のそり等が均
一な厚みの成膜を妨げる。また、大型画像表示の場合に
、視野の均一性を図るため、画面の凹面形状にする場合
は、直接作製は、極めて困難である。

そこで本発明は、画像表示面の大型化に適応し、量産性
９品質の安定性による歩留シ向上、低コスト化を図るも
のである。

問題点を解決するための手段 上記問題を解決するため本発明は、偏光フィルタ、カラ
ーフィルタ、透明電極及び配向膜を長帯状の偏光フィル
タを具備したプラスチックフィルム上に連続で積層作成
し複合フィルタをつくる。

作　　用 長帯状の偏光フィルタを具備したプラスチックフィルム
上にカラーフィルタを連続多色印刷（赤、緑、青、黒）
法で作成する場合、初期の位置決め操作を行なうだけで
精度の高い量産化ができる。

配向膜についてもカラーフィルタ同様の方法で効果が得
られる。偏光フィルタ、カラーフィルタ。

透明電極及び配向膜を積層−体化してパネル基板に接着
剤等で貼シ付けるため、大型化、パネル形状に制約がな
い。

実施例 本発明の一実施例を第１図、第２図をもって説明する。

１は偏光フィルタを具備するプラスチックフィルムで、
偏光フィルタ１ａと保護フィルム１ｂから基本的になり
たっている。パネル基板への接着層１Ｃは、本発明の液
晶表示体用複合フィルタ（以下複合フィルタと略記する
）の作製の前後のいずれに設けても良い。偏光フィルタ
１ａは、−軸延伸したポリビニルアルコールとヨウ素錯
体化したものまたは二色性染料から構成され、保護フィ
ルムトシては、トリアセチルセルロース、ポリメタクリ
ル酸メチルが従来−般的に用いられたが、本発明の場合
は、その他、ポリイミドフィルム、ポリサルホンフィル
ム等熱変形温度が１５０℃以上のものが用いられる。接
着層１Ｃとしては、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂等
で熱または紫外線によって硬化接着するものが用いられ
る。

２はカラーフィルタで、印刷法によって作製される。カ
ラーフィルタは、赤、緑、青からなる画素部２ａと画素
間のブラックマトリックス２ｂ及び画素表面の保護膜２
Ｃから成り立っている。印刷法としては、オフセット印
刷、ダイリソ印刷。

グラビア印刷等が用いられるが、本発明では、特にオフ
セット印刷が良好で、量産化として輪転オフセット印刷
機を使用した。

印刷インクとしては、赤、緑、青及び黒色の熱または紫
外線で硬化するオフセットインクを使用した。

３は、透明電極で、スパッタ法や連続蒸着法等により形
成したＩＴＯ薄膜からなる。４は配向膜でポリイミド樹
脂からなり、印刷または塗布法で作成される。カラーフ
ィルタ及び配向膜の印刷は第２図に示す様に連続で長帯
状のフィルムで印刷され、さらに液晶表示パネルの視野
角度の関係から偏光フィルタの偏光面Ａとカラーフィル
タの長軸方向Ｂとのなす角度θが０〜９０’の範囲で作
成され、４０〜４Ｃが最適である。次に配向膜４は、印
刷または塗布後偏光フィルタの入方向と同方向にラビン
グ処理を連続で行なう。

第３図に複合フィルタの製造工程を示した。以下実施例
をもって具体的に説明する。

実施例１ ポリビニルアルコールとヨウ素錯体からなる偏光フィル
タに保護フィルムとして芳香族ポリイミドフィルム（厚
み３μｒＱ）を両面積層し全厚み２０μｍの長帯状フィ
ルム（幅２Ｏａ）となし、この長帯状フィルム上に輪転
オフセット印刷機で、赤、緑、青からなる画素（１５０
μｍ　Ｘ　３０．０μｍ）とブラックマトリックからな
るｅ′のカラーフィルタをθ＝４３°で連続印刷した。

次にＩＴＯ透明電極をインラインスパッタ装置でカラー
フィルタ全面に面積抵抗９ｏΩ１０１に作製し、次いで
可溶性芳香娘ポリイミドのｒ−ブチロラクトン溶液を用
いてオフセット印刷機でＩＴＯ透明電極の一部を残して
カラーフィルタ全面に印刷し、１５０℃で乾燥、熱処理
を行ない、次にナイロン製ラビング用布でラビング距離
７ｍで配向膜処理を行なった。この複合フィルタの工程
の製造速度は、２０ｍ／分で行ない１枚当シ約１秒の速
度で製作することができた。その後は、自動切断機で複
合フィルタを長帯状フィルムよシ切り離した。

比較例１ 従来のカラーフィルタを染色法で作製する場合、ガラス
基板に染色可能の樹脂をパタニーングし、次に染色とい
う工程を赤、緑、青、黒と４回繰り返して行ない、塗布
、乾燥、パタニング、染色とも少なくとも１〜２分の時
間を有するために１枚当りの作製時間は約２０分となり
、この時間を合理化するためガラス基板の大形化と多面
取りを行なって透明電極、配向膜作製を含めて、１枚２
〜１０分の製作時間を有する。

実施例１と比較例１から明らかな様に、本発明は、従来
と比べて量産性とコストの低減に優れているものである
。

実施例２ 実施例１と同様な方法で４０１複合フィルタを巾１ｍの
フィルム上に作製し、第４図に示す様に複合フィルタ６
ａと透明ポリメタアクリレート板（曲率半径１ｍ）５ｂ
を紫外線硬化変性アクリレート樹脂で接着して基板６を
構成した。次に上記と同じ透明ポリメタアクリレート板
間基板（曲率半径１ｍ）６ｂにＴＦＴ素子とＩＴＯ電極
６ａを設けた基板６を基板６と対向させ、エポキシ樹脂
シール材＼８で液晶セルを作製し、ＴＮ型液晶了を真空
含浸し、基板６ｂの外側に偏光フィルタ６Ｃを複合フィ
ルタの偏光面と平行に接着してノーマルブラックタイプ
液晶カラー表示パネルを作製した。このようにして凹面
を持ち、軽量な大型液晶パネルを容易１（作製すること
ができた。

発明の効果 本発明は、偏光フィルタ、カラーフィルタ、透明電極及
び配向膜からなる複合フィルタを長帯状のプラスチック
フィルム上に作製するため、量産性９品質安定性に優れ
、低コスト化を図ることができ、さら（・′こ長帯状の
フィルム巾を自由に変えることにより液晶カラー表示体
の大型化、低コスト化を可能とする。犬なるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における複合フィルタの断面図
、第２図は同要部の平面図、第３図は複合フィルタの製
造工程を示す図、第４図は複合フィルタを利用した大型
曲面パネルの実施例を示す断面図である。 １・・・・・・偏光フィルタ、２・・・・・・カラーフ
ィルタ、３・・・・・・透明電極、４・・・・・・配向
膜。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ａつ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）プラスチックフィルム上に、カラーフィルタ、透
   明電極及び配向膜を連続で積層作成することを特徴とす
   る液晶表示体用複合フィルタの製造法。
2. （２）前記プラスチックフィルムが偏光フィルタを具備
   する特許請求の範囲第１項記載の液晶表示体用複合フィ
   ルタの製造法。
3. （３）前記プラスチックフィルムが、長帯状でその一方
   の面にカラーフィルタを印刷法で作成することを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の液晶表示体用複合フィ
   ルタの製造法。
4. （４）カラーフィルタをオフセット印刷法で作成するこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の液晶表示体
   用複合フィルタの製造法。
5. （５）透明電極を、前記プラスチックフィルム上に設け
   られたカラーフィルタ表面に連続蒸着法で形成すること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の液晶表示体用
   複合フィルタの製造法。
6. （６）配向膜を前記透明電極表面上に塗布法または印刷
   法で形成し、かつラビング処理を連続的に行なうことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の液晶表示体用複
   合フィルタの製造法。