JPS63201060A - 低膨張性ZrTiO↓4−Al↓2TiO↓5−ZrO↓2系組成物 - Google Patents

低膨張性ZrTiO↓4−Al↓2TiO↓5−ZrO↓2系組成物

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JPS63201060A
JPS63201060A JP63022138A JP2213888A JPS63201060A JP S63201060 A JPS63201060 A JP S63201060A JP 63022138 A JP63022138 A JP 63022138A JP 2213888 A JP2213888 A JP 2213888A JP S63201060 A JPS63201060 A JP S63201060A
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ceramic composition
2tio
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composition according
zirconium titanate
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フレデリツク・ジヨン・パーカー
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WR Grace and Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 −明の (1)本発明の技術分野 本発明は高融点及び高温度又は加熱サイクル条件におけ
る優れた相安定性を有するチタン酸ジルコニウムとA1
□T i Osを基剤とした低熱膨張性セラミック複合
組成物、及びその固溶体に関する。
(2)従来技術の概説 優れた耐熱衝撃性を有する材料は、自動車用触媒支持体
、溶融金属フィルター、溶接用取り付は共、炉材料等を
含む広範囲の用途に需要がある。
i ooo℃以上の高温の場合は、このためにセラミン
ク材料を使用することが必要となる it 7%衝撃性
は、強度、ヤング率、熱膨張係数、熱伝導率及び形状物
の物理的形態を含む材料の特性に依存することが知られ
ている。熱膨張係数値が低いことは広い温度範囲にわた
って材料の寸法変化が最少であることを意味するので、
熱膨張係数は特に重要である。
従って当該分野の熟練者により通常デルタTと称される
、迅速な大きい温度変化を示す用途に熱膨張の低い材料
を使用することは極めて望ましい。
これらの材料は大きい応力の発生(buildup)及
び極端な加熱循環又は大きいデルタT値の結果としての
破壊に屈伏しないものである。
かような用途に対し、各種の結晶性セラミックがその低
熱膨張/高融点のために利用されてきた。
結晶性材料は異方性又は等方性の熱膨張、即ち各結晶方
向に対して同一、類似又は非常に異なっている膨張を有
することができる。リチウムアルミニウムシリケート(
ベーターリチア輝石[spodumenel)は、その
C−細に沿った熱膨張アルファ24−1000℃ は−17,6X 10−”C−’であるに対し、C−軸
に垂直な二つの値は各々+8.2X10−’°c−’で
あるというように、者しい異方性を示す。その融点のた
めに使用温度は約1200℃に制限されている。菫青石
(cordierite)、Mg2A +48150 
+aは約1450℃の温度まで広く使用されている。N
青石はそのC−軸に沿って−1,lX10−6℃−1、
及びC−軸に垂直には+2.90X10−6℃−1の結
晶膨張を有している。しかし結晶性型青石セラミックの
平均膨張は0.7ないし1.5X10−6℃−1の範囲
である。
チタン酸アルミニウム、A1□T i Osはその三つ
の結晶方向に対し−3,0、+11.8及び+21゜8
X10  6℃ 1の膨張値を有している。チタン酸ア
ルミニウムをムライ) (mullite)と混合して
ムライ)−Al□T i Os (M A T )粒子
複合物を形成させることは、熱衝撃用として多くの研究
が為されてきた。その多結晶質的膨張は約0.5ないし
1゜5xio−6℃−1の範囲である。得られる材料の
性質はA1□Tiesの低強度/低膨張及びムライトの
商強度/中膨張の妥協を反映している。これらの材料は
A1□Tiesが激しく微少亀裂し易い性質、及び80
0−1250℃の間でA1□T i OsがAl。
0、とTiO2に分解し、それ以上の温度では再結合し
て再度A1□Tiesを形成する性質によって非常に複
雑である。固溶体中にMgO及びF ex Osを含む
少量の安定剤を添加することにより、ALTi05の分
解を調節するために多くの研究が為された。これは従来
技術、特に米国特許第2,776゜896号において認
められる。
他の文献は希土類、5iOa、CaO1BaO等をA 
I 27 + Osに添加することにより成程度有益な
結果を得たことを記しているが、これらは余り注目され
なかった。しかし微少亀裂、相安定性及び物理的/機械
的性質の間の複雑な相互間係によりAl2TiO5又は
ムライト−A1□Tie@は制御が極めて困難な材料と
見なされている。
酸化ジルコニウムはセラミック工業で大きな注目を浴び
ており、多くのZrO□の商業製品及び工業的方法が存
在する。Zr0zがY2O,、CaO又はMgOのよう
な添加剤で安定化されて、準安定な高温相を保持する性
能があることは認められている。安定化されていない、
又は部分的に安定化されたZ r O2を、Al2Ti
O5又はムライトのような第二のセラミックの束縛する
(constraining)マトリックスに添加する
ことにより、ZrO2は得られるセラミック複合物によ
り大きな靭性を付与し、それによってその機械的性質を
増強する。添加されたZ r O2の影響はZ r O
2の量、並びに効果的な靭性化を達成するために必須で
ある粒子径(一般に0.5 μ論の桁である)に強い依
存性を呈する。
米国特許第4,316,964号参照のこと。
A1□T i Osは種々な物質と組み合わされた。例
えば日本国特許公報第55062840号、55062
841号、55062842号及び55062843号
はジルコン(ZrSiO<)及びアルカリ土類金属酸化
物又は水酸化物の添加を開示している。日本国特許公報
第55063387号はジルコニウム(Zr)とアルカ
リ土類金属酸化物を開示している。ドイツ国特許第1,
915,787号はジルコニウムシリケートの添加を開
示している。
日本国特許公報fjS52023113号はジルコニア
又はシリカを開示している。ゾルフェアに関しては他に
、M、シリッチ(Silieh>等によるステクロ・シ
タリー・イ・シリカチー(S teklow  S 1
tally  i  S 1likaty)、13巻、
110−14頁(1984年)、ソヴイエト国特許第8
99600号及び日本国特許公報155121967号
に記載されている。日本国特許公報第79025045
号はチタン酸アルミニウムにジルコニア、及びY、O,
、Ce O23)及び/又はLa2O3の添加を開示し
ている。日本国特許公報第60046970号は100
重量部のチタン酸アルミニウム、0゜5−10重量部の
L120及び4.5−30重量部f) S i 02 
f)組成物にFe2O,、S i O23)MgO,Z
r2O%菫青石、ムライト及び粘土の少な(とも一種を
1−10重量%添加することを開示している。
ベルギー国特許第898.604号は更に二酸化チタン
を添加できるジルコン及びアルミナを記載している。
ZrTi0=及びその固溶体(特にS n O2との)
はマイクロ披領域における良好な絶縁的性質によって電
子工業の分野で広く利用されてきた。ZrTi01は又
高温用の多相顔料の基剤として使用されてきた。しかし
ZrTi0.が本発明で提案されたような工業的セラミ
ックとして2v慮された例は文献上はとんど見られない
。マクヘイル(McHale)及びロス(Roth)に
よる最近の研究(1986年)は、チタン酸ジルコニウ
ムが約1150℃以下で受ける連続的な相移転の複雑な
系を記載している。
化学量論的な量でZr0z:TiO2が1:1で反応し
た時には、従米信じられたようにZr’「io、は生成
しないことが見出だされた。その代わりに載量のZ r
 O2が沈殿して、可能なチタン酸ジルコニウム組成物
の連続系が生成し得る。チタン酸ジルコニウムが固溶体
を形成する傾向、及びチタン酸ジルコニウムの挙動に及
ぼす少量の不純物の果たす重要な役割が注目される。
セラミックの微細vt造及び構成成分の組成的効果の間
の関係は文献中で既知である。徽#I構遺としでは、粒
径、粒子の配向、多孔率、相分布及びセラミックの他の
物理的性質が考慮されている。
ムライト−チタン酸アルミニウム組成物を例として挙げ
て説明する。チタン酸アルミニウムは高度な結晶的な異
方性によって微小亀裂を受け、その結果概観的には小さ
い熱膨張をもたらすことが知られている。しかし、微小
亀裂の大きさは微#I構造におけるチタン酸アルミニウ
ム粒子の大きさに直接関連している。従って熱膨張は役
立ち得る微小亀裂の寸法を反映し、引いては粒径に依存
している。粒径が小さ過ぎると効果的な微小亀裂が可能
でなくなり、熱膨張の効果的な減少が有り得なくなる。
反対に、粒径が余りに大き過ぎると、非常に大きい微小
亀裂が発生し、それが熱膨張を小さくするが、セラミッ
クの機械的結着性の者しい減少を誘発することが有り得
ることとなる。かくしてチタン酸アルミニウムの平均粒
径が15 μlであるムライト−チタン酸アルミニウム
セラミックは、 7tk7r       =1,5X10−’で−12
4−100℃ を与えるに対し、より細かい平均粒径が1−2μ−であ
るチタン酸アルミニウムを持った同一の組成物はフル7
ア    =4,5X10−6℃−124−1000℃ を与え、且つ平均粒径が10 μmである中間の粒径の
ものはアルファ  =2.8X10−b24−100℃ を与える。この効果はチタン酸アルミニウムに少量の相
安定剤を加えることによって更に変えることができる。
安定剤は分解を抑制するように結晶の異方性を減少させ
るから、こうした固溶体は微小亀裂の寸法を変化させ、
従って熱膨張をも変化させる結果を招く。それ故粒径対
チタン酸アルミニウムの組成を操作することにより、例
えば熱膨張のような諸性質の変化を生じさせるために、
構成分の化学組成と微細構造との間の関係の均衡を達成
することができる。
(3)本発明の目的 耐熱衝撃性を必要とする高温用の用途に、捕成成分とし
てチタン酸ジルコニウムを利用することにより、低膨張
性セラミック組成物を製造することが本発明の一つの目
的である。
1soo℃又はそれ以上の高融点、及び高温における相
安定性を有する、低熱膨張性セラミック組成物を製造す
ることが本発明の一つの目的である。
焼成された生成物の結晶相が主としてA1□Ti○5、
チタン酸ジルコニウム及びノルコニ7から成り、又は適
切に形成された微細構造を有する固溶体から成る、主と
してA LO、、Ti0z及びZrO2から構成された
低膨張性セラミックを製造することが本発明の一つの目
的である。該セラミック組成物は25−1000℃の温
度範囲で1.5×106℃1以下の平均熱膨脹係数を有
し、空気中で200−1150℃の間に300回の加熱
サイクルの後もその低い熱膨張性及び相安定性を保持し
ている。
好適には少なくとも一つの最終相を予め反応させ;バッ
チを成形し;必要に応じてバッチを乾燥し;且つ125
0℃又はそれ以上の温度でバッチを焼成することからな
る、原料としてA I i Os、TiO23)ZrO
23)更にS i O2及び/又はFezO3から選択
された安定剤を混合することにより、低膨張性セラミッ
クを製造する方法を提供することが本発明の別な目的で
ある。
水又は可塑剤を添加し;押し出し法により一体式のハネ
カム様の形状に調製し;成形物を乾燥し;且つ1250
℃又はそれ以上の温度にバッチを焼成することにより、
上記のようにしてバッチを製造することが本発明のもう
一つの目的である。
A I 27 r Os及びチタン酸ジルコニウムの予
備反応した(pre −reacted)粉末、又は適
当な添加剤と共にその固溶体を混合し;バッチを成形し
;必要に応じてバッチを乾燥し;且っ1250“C又は
それ以上の温度においてバッチを焼成することにより低
膨張性セラミックを製造する方法を提供することが本発
明の更に別な目的である。これら及び他の目的は本発明
の記載が進行するにつれて明らかになるであろう。
本3Jじす1y 本文で記載する発明は、総体的に低い熱膨張を有する複
合材料を創生するために三種の酸化物相成分の性質を利
用するものである。その性質は限定された固溶体を創出
することにより諸成分の結晶化学を調節することによっ
て増強することができる。焼成されたセラミック複合体
組成物は、最終的な総合的セラミック組成物が24−1
000℃の開で1,5X10−6℃−1以下の低い熱膨
張係数を有し、且つ(a)1200℃に少なくとも4時
間加熱しても、X−線回折で測定して、A1□TiO3
相のルチル又はアルミナへの分解が事実上生起しない、
(b)200及び1150℃の間に300回の加熱サイ
クルの後の物理的伸びは1.5%を超えない、且つ(e
)組成物は等温加熱又は加熱サイクル条件後にも24−
1000℃の間で1゜5xio−6℃−1以下の低い平
均熱膨張を保持するような、空気中における熱安定性を
有しており、X−線回折によれば、チタン酸ジルコニウ
ム及1ジルコニア相を伴った主成分のA12TiO5相
から成っている。これらの相は焼成又は焼結工程の間に
生成した固溶体中に、少量の相溶性酸化物を含有するこ
とができる。得られるセラミックは主要なチタン酸アル
ミニウム相と共に、充分に分散したチタン酸ジルコニウ
ム及びジルコニア相を含んでいる。得られるセラミック
は少なくとも1000℃までは低い熱膨張係数を有し、
総ての相は高温相安定性を保持している。純粋な各成分
の平均熱膨張値は第1表に示されている。個々の成分の
加法的な膨張値はかなり高いが、複合組成物の測定値は
膨張値が小さく、場合により負を示すこともある。これ
は相互に組み合わせた場合に本文で記載したような高温
/低膨張的性質をもたらす、三成分の微少亀裂及び相的
挙動に帰せられる6セラミツク組成物はZrO2原料、
T’i02原料及びA1□0.原料が適当な比率を為す
出発混合物を、1250℃又はそれ以上の温度において
焼成することによって製造できる。
より好適な具体例においては、焼成前の出発混合物は、
少なくとも化学量論的に当量な50−90容量%のA1
□T i Os又は固溶体中に相当量のA1□Ties
を有する固溶体、及び1o−so容量%のチタン酸ノル
コニウムがC成る。これは、出発混合物は(i)予備反
応したA I 27 r Os及び予備反応したチタン
酸ジルコニウム、(ii)予備反応したA I 2 T
 i Os及びチタン酸ジルコニウムを形成するTiO
□及びZ r O2の原料、及び(iii)予備反応し
たチタン酸ジルコニウム及びA1□T + Osを形成
するAl2O,及びT i O2の原料いずれであって
も良いことを意味している。
化学量論的な原料チタン酸ジルコニウム又はその酸化物
成分は好適には約I  Zr0t:1  ’rio2で
なければならない。焼結の間に幾分過剰なZrO2は別
な相として析出し、複雑なチタン酸シルジニフムの系列
の一つを創出する。最終的組成物は特許請求の範囲記載
の低膨張/高温度的性質を有する均質な微細構造を持つ
三種の複雑な組成物を含有する。
な   の−明 低い熱膨張及び高温相安定性を有するセラミック組成物
が開発された。これらの焼成セラミックは加工法に基づ
いた、三つの相の制御された組成物から成る複合物であ
る。チタン酸アルミニヮム又はその固溶体は、チタン酸
ノルコニフム及びジルコニア又はその固溶体と共に一次
相である。相とはそれ自体の内部は物理的に均一である
が、他の成分とは別個である成分と定義される。この場
合は、A LT io 5、ZrTi○、及びZrO2
は、固溶体中に少量の相溶性素成分を含んでいても各一
つの相であろう。更にZrO2は三種の多形状態;正方
晶系、単斜晶系及び立方晶系として存在することができ
る。立方晶系及び正方晶系は形状は類似しているのでは
っきりとした同定は困難であるが、これらはX−線回折
によって区別される。ラマン分光分析を含む最近の技術
によれば不確実性は減少するが、かような技術は工業上
広く利用されてはいない。高温のZrO2の正方晶系及
び立方晶系は少量のCaO1Y201、又はMgOを添
加することによって安定化できる。かような添加剤はそ
の正常な転位温度以下で正方晶系及び立方晶系構造を保
有し、これは本分野では強靭なセラミックの製造方法と
して知られている。単斜晶系が好適であるが、ZrO2
の立方又は正方晶系の存在又は過剰量の添加は、本発明
の意図から逸脱するものではない。
固溶体とは少量の他の素成分が溶は込んでおり、所与の
相の一部となっていることを意味する0例えばFe2O
3はA I 2 T i O9又はT i O2中に、
ZrO2中に入ることができ、焼成又は焼結の間に固溶
体を形成する。
固溶体が生じるためには、溶質元素は置換される元素と
約同じイオン半径及V類似の(±1filンの原子価を
持つ必要がある。結晶構造の類似性は役立つが、常に必
要ではない。例えば0.64人の半径を持つFe”は、
0.50人の半径を持つA1+3の代わりに容易にAi
□T i Os中に入って固溶体を形成する。従ってC
r+3(半径=0.69人)及びMg+2(半径=0.
65人)のような他の元素もA1+3と相溶性ある固溶
体をつくると期待できる。Ti”を代置するSi”、Z
、+4等も類似のケースとすることができよう。少量の
異元素が焼結/焼成の際に相の間に拡散し、意図したよ
りも一層複雑な固溶体を生じることが当然とされている
。置換のいかんを問わず、全体の電荷の均衡は保持され
なければならない、生成物は単−相のままであり、融点
、熱膨張、相安定性等の幾つかの性質は変化し得るが、
ホス) (host)相の総体的な結晶学的構造は保存
される。
チタン酸アルミニウムーチタン酸ジルコニワムーノルコ
ニア複合物は又高融点(1600℃以上)を有し、高温
において及び加熱サイクル条件下で優れた相安定性を有
している。安定性は少なくと。
もi oooでの温度における酸化的雰囲気中で実証さ
れた。かような性質によって記載された材料は高温、熱
衝撃性用途に極めて有用なものとなつている。特殊な用
途として単一体の触媒支持体がある。
チタン酸アルミニウムーチタン酸ジルコニウム−ジルフ
ェアの組合せ、又はその固溶体が低膨張及び相安定性を
持った複合セラミックを形成することは予期しないこと
であった。総ての材料は三種を組み合わせた時よりも夫
々高い熱膨張を有している。更に約800−1260℃
の間でA l2Ti05のA l 203とTiO2へ
の分解を防止することが困it’あることは周知である
。慎重に安定剤、特にMg0SFc203及び希土類を
添加することにより分解を防ぐ努力は充分に文献中で証
明されている。チタン酸アルミニウム、チタン酸ノルコ
ニクム及びジルコニアを含む複合物の予想しなかった低
い膨張率及び優れた高温的性質は、それらの結晶化学的
性質及びそれによる微細構造に基づいた成分間の相乗作
用の結果であり、且つこれが本発明の新規性の本質であ
る。
本発明の組成物の24℃ないし1500℃の温度におけ
る熱膨張の分析は、オートン(Orton)記録式膨張
計を用いて行なわれた。大部分の組成物は第1図の特性
部Aに示されるように400−900℃の間に初期下降
曲線を持った膨張図形を表し、その下降の大きさは組成
物により異なっている。1100℃より高温において、
曲線の上方への反曲(第1図の特性部B)がある。X−
線回折によって痕跡量のジルコニアのみを含む組成物、
又は載量の又は或量の添加剤を含む組成物は400−9
00℃の間に顕肴な下降線を呈さない。
この温度範囲にわたる熱膨張の平均計算値、アよって、
−1ないし+1.5X10−s℃”−’であった。この
値は熱膨張曲線上で24゛Cから1000℃の点に直線
を引き、下記式: 但し デルタし=デルタTの間の試料の長さの変化、 デルタT=温度間隔(1000−24=976℃) Lo=試料の始めの長さ、 を用いて測定される。
これは第1図に示されている。かような低い熱膨張値は
、X−線回折によって示された構成諸相の平均熱膨張値
からは予想できなかった。文献中に報告されたこれらの
化合物の熱膨張値は第1表に示されている。熱膨張は存
在する成分の量に対して相加的であるから、独特の挙動
が生起しなければ本特許の請求事項の対象となる組成物
は7.8−9,8X10  6℃ 1の桁の膨張が予想
できる値であったろう。
平均アルファ 材  料          ×106°c’AhTi
0.       10.2 (チタン酸アルミニウム) Alasizoos         5.3(ムライ
ト) ZrTiO45,8 (チタン酸ジルコニウム) ZrO□           8 (単斜晶系ジルコニア) 1    表 融点 ℃所 189〇       三種の結晶学的膨張の平均 2500より大 低い熱膨張及び高温安定性を付与するのに必要な所望の
相組成及び微細構造を獲得するために、加工法は重要で
ある。少なくとも一種の予備反応させたチタン酸アルミ
ニウム又はチタン酸ノルコニウム粉末を原料として用い
ることが、組成物及び微#l構造の適度な均衡を達成す
る好適な方法である。チタン酸ジルコニウムは焼結の間
に載量のZ r Ozが沈殿するか又は過剰のZrO,
とじて存在するように、約I  ZrO2:I  Ti
O□の割合でなければならない、ZrT!++ X 0
4+ 2X s但し0≦x<1、によって表される組成
範囲が出発時の化学量論的関係の好適な範囲である。出
発時のZro2の過剰な添加によって所望の相の集合体
が得られ、それによって特許請求事項である有益な性質
を付与することができる。このZ′r02は固溶体中に
T i O2を含むことができる。得られるチタン酸ツ
ルコニツムは、マクヘイル及びロス(1986年)によ
りZrTi0<に関する最近の研究でamされたものと
類似した、複雑な化学を論の系列の一つであろう。
特許請求事項であるチタン酸アルミニウムーチタン酸ジ
ルコニウム−ジルコニア組成物は、各種の加工技術によ
って製造することができる。 ZrTi0<:Al□T
ies、又はそれらの固溶体の最初の比率は、好都合な
高温度的性質を達成する必要があれば、調整すべきであ
る。焼成前の原料混合物は、50−90容量%のA l
 2 T i Os相及び残りの5O−10IFffi
%のチタン酸ノルコニウムの等測量を含むように、原材
料の適正な比率を保持しなければならない。
好適な製造法は少なくとも一種のチタン酸塩の予備反応
を伴う。即ち1:1のモル比のA I20 、及びTi
O2を焼結することにより製造したA12TiO6、及
び/又は1:1のモル比のZrO2及びTiO□粉末を
焼結することにより製造したZ r T i O4が必
要である。実際に、Z r O2がI  ZrO□:2
T i O2の過剰に存在するZrO,対T i O2
化学iuは、本発明の特許請求事項である所望の三相セ
ラミック組成物を製造するのに必要な過剰なZ r O
2を珂出することができる。予備反応したチタン酸塩粉
末、又は予備反応した一種のチタン酸塩と、第二のチタ
ン酸塩を形成するのに適当な量の酸化物を次いで同時に
磨砕/混合してバッチを形成し、1250℃又はそれ以
上の温度で焼成することができる。
5iOz又はFezO3のような少量の添加剤を、上記
の方法のいずれかにおいてチタン酸アルミニウムに一成
分として添加することがで鯵る。かような添加剤はA1
2TiO6の性質を保ち、且つ例えばS i Ot、F
ezO3又はそれらの混合物を1ないし5モル%添加す
ることは有利であることが見出だされた。更に焼成又は
焼結の間に、開成分間に陽イオンの拡散が起こり、少量
のZrO2がA1.TiO3内に溶液として進入し、好
都合な性質を付与するということが有り得る。
合成の試みによって、熱膨張が小さいという長所は原料
のZr0z粉末の粒径が充分に大きい時にのみ可能であ
ることが示された。このZ r O2粉末は予備反応し
たチタン酸アルミニウム又はチタン酸ジルコニウムを製
造するために使用でき、或いは別個の成分として添加す
ることができる6かくして0.1 μ曽の粒径を有する
微細な安定化されていない(単斜晶系)Zr02粉末(
ゾルカール[Z 1rcarlZ Y P )は熱膨張
が1.3X10−6℃−1である焼成生成物を与え、一
方5.1 μmの粒径のZr02(T A Mジo ッ
クス[Z 1rox1250 )を用いて製造された同
一の組成物は一〇、lX10−6℃−1の熱膨張を与え
る。これは所望の最終セラミックを得るためには、加工
の際に微細構造並びに相岨威を最適化する必要があるこ
とを例示している。
更に特許請求事項である組成物は、原料的に適当な化学
量論が保持されるならば、他の化学的手段によって製造
できることが認められている。沈殿又はゾルデル化学に
よりチタン酸アルミニウムーチタン酸ノルコニウム−ジ
ルコニア又はその先駆物質を製造するために、湿式化学
的方法が利用できる。共沈殿又は化学的に被覆された粒
子も又、焼成又は焼結によって所望の組成及び対応する
微細構造を生じる所望の組成物又はその先駆物質を製造
する方法を提供する。
溶融加工法を用いる複合体の一種又は多種の成分の粉末
の製造法も認められている。液体状態から構成相又は先
駆相の形成によって所望の組成物及び/又は有利な微1
lIlll遺を獲得することができる。化学的均質性及
び充分発達した微細構造を持つ材料の生成は、液状溶融
加工技術から誘導された材料を使用すれば可能である。
本文に記載された組成物の焼成から得られる微細構造は
、分散したジルコニア及びチタン酸ジルコニウムと共に
主成分であるチタン酸アルミニウムを含んでいる。チタ
ン酸アルミニウム粒子は不規則な円形から細長い形状ま
で種々である。大部分の粒径は3−20 μmの範囲に
ある。チタン酸ジルコニウムの粒子は不規則な形状から
円形までの種々であり、大部分の粒径は2−10 μm
の範囲にある。ツルフェアの粒子は不規則な形状から円
形までの種々であり、大部分の粒径は1−15 μ箇の
範囲にある。ジルコニア及び/又はチタン酸ジルコニウ
ム粒子の凝集体も観察された。
チタン酸アルミニウムーチタン酸ジルコニウム−ジルコ
ニア複合体全体にわたって、種々の寸法の分散した微小
亀裂に富む微細構造が通常見られる。
分散した気孔は、加工方法によって存在する場合としな
い場合がある。
これらの組成物を述べるに当たって用いられた原料粉末
の平均粒径は、利用できる市販材料の反映である0、5
−3.0  μmの開の1@聞にある。
予備反応したチタン酸アルミニウム及びチタン酸ジルコ
ニウムは1.5−5  μmの間の平均粒径となるまで
磨砕される。しかし、絶対的又は相対的粒径、相の分布
、空隙率の変化、微小亀裂、挙動等の変更等に関して最
終微細構造に影響を及ぼす原材料の粒径、焼成時間及び
温度等のようなパラメーターの付加的変動は周知であり
、当該分野に熟達した人々には自明である。
セラミックの低い膨張性及び相安定性の機構の説明は完
全に理解されている訳ではないが、何が生起しているか
を説明する可能な方法として下記のことが示唆される。
A I 2 T 10 s中のSiO23)Fe2O,
及び/又はZrO2の固溶体は結晶の異方性の減少によ
りその相の安定性並びに制御された微小亀裂的挙動に一
定の役割を果たしていると信じられている。従来技術の
説明の文節で述べた希土類、MgO、BaO,CaO1
及び他の酸化物も成程度好都合な効果をもたらし得るこ
とが認められている。しかし、それらは本発明に記載さ
れた組成物においては効果が少ないように見える。微小
亀裂を起こすと考えられているチタン酸ジルコニウムも
焼結の間に幾分かのZrO2を溶@ (exso l 
ve )し、又は“追い出しくkick  out)″
、がわりにZrO2は固溶体中に幾分かのTiO□を含
むと信じられている。ZrO2中にTiO□が存在する
と、単針晶系から正方晶系への転位を、純粋なZrO□
の場合(約1100℃)よりも低い温度(例えば40〇
−900℃)で生起せしめる。二種の像小亀裂相プラス
収縮性相転位の相乗作用により、集団的に亀裂及び空隙
が肩出され、その中に諸成分が顕微鏡的な尺度で膨張す
ることができ、それにより全体的にわたり低い巨視的な
熱膨張をもたらすと考えられる。
この可能性ある説明が特許請求の範囲に記載された本発
明の範囲及び精神を限定するものと考慮すべきではない
本発明の基本的な態様を記載したので、本発明の特定な
具体化を説明するために下記に実施例を示す。
X1jし−L 本実施例は本文に記載されたセラミック組成物の好適な
製造方法を例示する。その構成成分及び焼成条件がMS
2表に示されている一連の組成物を製造した。試料は表
示のA12TiO5の諸成分をスペックス・ミル(Sp
ex  Mill)中で30分間磨砕して混合し、構成
成分を1500−1550℃で予備反応することにより
製造された。得られた焼成片を次いで破砕し、平均粒径
が細か< (2−5μ係)なるまで磨砕した。チタン酸
ジルコニウム粉末(3/jm)は、1:1のモル比でZ
rO2及び′riO□を添加し、且つA1□Tiesの
場合に述べたのと同一の方法で予備反応粉末を製造する
ことによってバッチに作成された。次いで各A1□Ti
○5粉末を第2表に表示された量のチタン酸ジルコニウ
ム粉末と混合し、スペックス・ミル中で30−60分間
磨砕し、生成物をプレスしてベレットとした。
ベレットを1550℃で2時間焼結した。
焼結片の諸性質が測定された。
次いでマイクロプロセッサ−で制御された底部Vti型
テレスコ(’I” ere、5co)キルンを用いて、
試料の加熱サイクル試験を行った。キルンは下記の大要
に従って連続的にサイクルするようにプログラムされて
いた。−サイクルとして、10分間を要して200℃か
ら1000℃に加熱された。組成物は1000℃で5分
園保たれ、その後迅速に空冷されて200℃とし、そこ
で13分間保持された。次いでこのサイクルが繰り返さ
れた。
試料は300サイクルの前後に、何等かの顕著な性質及
び相の変化が生じているが否かを決定するために評価さ
れた。嵩密度はアルキメデスの方法(水置換法)を用い
て測定された。骨格密度はカンタクローム(Q uan
tachrome)社の自動式ベンタビクツメーター(
P er+tapyenometer) ・ヘリウム・
ビクノメーターを用いて測定された。開口中1ift率
は水押し込み法によって測定された。X−線回折はトレ
ーに載せた粗末標本について実施された。
Ni枦光したC u K y47ア照射を用いて2°2
θ/分で4−80’ 2θまで試料を走査した。データ
は相互比較ができるように一定尺度で表示した。結果は
第3表に示されている。
30−45° 2θの間の領域はピークの高さに何か変
化が起きているかどうか、又は分解生成物を測定するた
めに縦軸目盛りを一定としてプリントした。利用した標
準データは、粉末回折標準に関するASTM合同委員会
(JCPDS)により評価され刊行されたものであった
。これらのデータは標準的なX−線回折の基準として学
界、工業界及び私的研究の総ての分野において日常的に
使用され、且つ一般に極めて信゛頼できるとして認めら
れている。基準として用いたピークは下記の通りであっ
た: 虞jと    仙幻ユ   上/」ユ  JCPDS#
A1□0 、   113   100    1O−
173(コランダム) Z r′r io 4111    100    7
−290Z ro 2    111    85  
  13−307単斜晶系 1’ i 02101    50    2l−12
76(ルチル形) A1□Tie5023    64    26−40
0分解試験のために焼結したばかりの試料のX−線回折
図形と、300回加熱サイクル試験した試料の図形を比
較した。300回加熱サイクル試験後にもA LO、又
はT i O2のピークの強度の増大がないこと、並び
にAl27iO,のピーク強度のIt者な変化がないこ
とは、加熱サイクル試験による分解が存在しないことを
示すものであった0分解が起らなければ加熱サイクル試
験後にA I20□又はAlzTiOsのいずれのピー
ク強度も変化しないから、こうしてA I 203ジヤ
ー(jar)中で磨砕することによるA I20 、不
純物の導入が考慮された。
I52表の組成物1−5は300回の加熱サイクル試9
.後も、ALTiOs又はA1□0.(サイクル試験し
ない試料番号1における結果)ピーク強度に変化が示さ
れなかった。更にルチル形又は他の二酸化チタンはいず
れのX−線の結果においても顕萱ではなく、A1□T 
i Os相の分解はながうたことを指示している。更に
加熱サイクル試験の結果として、Zr0z又はZrT!
Onに関するピークの高さの着しい差は認められなかっ
た。密度及び空隙率における小さい差異は、加熱サイク
ル試験に使用された試料が小さい(0,5−2,0cJ
)ので、実験誤差に帰することができる。
一体式の触媒支持体は排気装置における金属容器の破裂
を防止するために伸びが最小でなければならないので、
加熱サイクル試験の場合に物理的な伸びが欠如している
ことは重要な因子である。
前記の加熱サイクル環境においては、ムラ゛イ)−チタ
ン酸アルミニウムのような微小亀裂セラミックを以てし
ても1.5%の目標は達成が困難である。しかし、棒状
の本実施例における組成物は伸びが0.5%を超えなか
った。
実[ 本実施例は少量の添加剤の存在が最終複合セラミックの
全体的な性質に影響を及ぼさないことを示している。
2.3208  gのアルコア(A 1coa)A l
 6 S GA 1.0、.1.9997 gのベーカ
−(Baker)試薬’ri02(2us )、及(1
0,1600g )McB試薬Fe2O3を混合するこ
とにより鉄安定化A’l□T i Osのバッチを製造
した。混合物を1450℃で1時間焼成し、次いでvl
t細な粉末(3−5μm)として再磨砕した。0.95
01  gのべ一カー試薬Tie2及び1.4239 
gのTAM98%Z「02粉末を混合することによりチ
タン酸ジルコニウムのバッチを製造した。混合物を14
50℃で1時間焼成し、次いで微細な粉末(3−5μ輪
)として再磨砕した6次いで4.2541  fIの予
備反応L タA 12 T iOs粉末及1/2.37
409の予備反応したチタン酸ジルコニウムヲー緒にし
て混合し、プレスしてペレットとし、且つ1550℃で
2時間焼成した。
前記のような熱膨張曲線が得られた。その熱膨である。
該曲線は400−900℃の間で自縄の降下を示さず、
低い熱膨張値を保ち続ける。本実施例の曲線は実施例1
、第2表、組成物2の曲線と対比して第2図に示されて
いる。
X111−」ユ 本実施例はZrTio4の含量が高いことが物理的性質
及び熱膨張に悪影響を及ぼさないことを示している。
5.08009 ノZr’l”io<(安定剤トシテ2
−1ニル%の5if2を含む)粉末をスペックス・ミル
中のALO,ジャー中で30分間磨砕した。粉末の一部
を取り、結合剤として鉱物油を用い直径1/8”のベレ
ットにプレスした6次いでペレットをリンドバーグ(L
 indbergh)箱形炉中で空気中で1550℃に
2時間焼成した。諸性質は下記に示す通りである: 嵩密度、      g/cc:  3.72骨格密度
、     y/cc:  4.I9開口空隙率、  
 %:     10.5膨張針曲線は440℃に始ま
る明瞭な下降及び1150℃における上方への反曲を示
した。X−線回折の結果大部分の相はチタン酸アルミニ
ウム及びチタン酸ジルコニウムで、少量の単斜晶系ジル
コニアの相を伴っていた。X−線回折の範囲内では他の
相は認められなかった。
微細構造は不規則形ないし先細形粒から成る主成分であ
るチタン酸アルミニウム相から成っていた。大部分は3
−10 μmの範囲であった。着量の不規則形チタン酸
ジルコニウム及びジルコニアが微細構造全体にわたって
分散しており、2−18 μmの範囲にあった。微小亀
裂が認められた。
本実施例は本発明による組成物を用いたセラミック管の
製造を記載する。
15.1500.のアルコアAl68G アル77− 
A I203.11.5497 g ノテz、f、ン(
Dupont)タイピュア(TiPure)、T i 
O2,0,27OS、、のグヴイソン(D aviso
n)シロイド(S yl。
1d)S io 2及び0.5098.のダイナマイト
−ノーベル(D ynamite −N obel)Z
 ro 2粉末から成るAl2TiO5固溶体組成物を
スペックス・ミル中で磨砕し、微細な(1,5μm)粒
径を持った均質な混合物とした。この混合物に6.59
99 gの予備反応した化学量wi的なZrTio、粉
末を添加した。混合物を30分分間式ボールミルに掛け
、濾過し、乾燥した。下記のような押し出し配合物を9
1遺した: 16.89 g    粉末混合物 0.209     ポリエチレン FD  6001
8重合体 0.60 g    ガル7(Gulf)鉱物油0.2
0 g    ステアリン酸亜鉛(J、T。
ベーカー社) メルトインデックス測定装置を改造し、それに管を成形
するためのダイを装填することにより実験室規模の熱開
押し出し磯を作成した。上記の配合物を150℃で少な
くとも4回押し出し機に供給し、その後押し出し磯の運
転を行った。押し出し物を冷却するために水を入れた容
器中に押し出した。優れた稠度を持つセラミック管が押
し出され、105℃で10時間ベーキングした。一連の
押し出し管について14−23.5%の重量損失が記録
された。1450℃で2時間焼結した試料は嵩密度3.
01g/ca、骨格密度3.861/ec及び開口空隙
率23%(水押し込み法による)を有していた。熱膨張
、アルファ 24−1000 ℃ は0.6X10−6℃−1であった。X−線回折の結果
、主要相はほぼ等容積のZrTiO4の細分用及び単斜
晶系ZrO□を持ったA1□Ties相であることが示
された。これらの管の内部微細構造は極めて多孔質であ
り、大部分の粒径は3−8 μmの間であった。管の外
部は非常に丸みのある、相互に融合し合った粒子を有し
、その境界を見分けることは困難であった。
大111−」一 本実施例は本発明によって製造された生成物を従来法の
組成物と比較するものである。
L、M、シリッチ等はステクロ・シタリ・イ・シリカチ
、13巻、110−14頁(1984年)の“チタン酸
アルミニウムの生成に及ぼすZr0zの影響”という論
文中に、ZrO2及びチタン酸アルミニウムから作られ
た各種のセラミック組成物を記載しでいる。本発明者等
はそれらの一つのAl2”l”io、中に15重量%の
ZrO2を含む組成物を下記のように複製した。
シリッチ等は合成法の充分に詳細な処方を示していない
。しかし、当該分野の熟練者が報告されたものと非常に
近い性質を示す試料を確信を以て合成できるのに適当な
程度の情報は示されていた。
例えば加熱速度は示されていないが、焼結条件は記載さ
れていた。更に正確な粉末及び粒径は示されていないが
、酸化物の使用は記されていた。
これは該研究はA1□T i Osに及ぼすZ r O
2の影響を決定するように組み立てられており、新規セ
ラミック材料を安定化し、諸性質を実証する意図のもの
ではなかったという事実によって説明される。
シリッチ等の方法を再現する試みにおいて、5゜100
3 gのアルコアAl65G ALO3,3゜200 
gのベーカー試薬級Ti0z(ルチル形)、及び1.2
3071?のジルカール(Z 1rcar)未安定化(
単斜晶系)ZrOzを秤量した。粉末をスペツクス・ミ
ル中のA !203ジヤー中で0.5時間混合し、力−
ヴアー(carver)・プレス上で円盤状にプレスし
、空気中で2時間/1500℃焼結した。
生成物は3.17  g/ccの嵩密度、17%の開口
の熱膨張を有していた。X−線回折の結果によれば、相
の大部分はA I 27 i O5であり、少量のZr
O2及びZrTi0.、並びに痕跡量のA1□O1を伴
っていることが示された。
記載された試料をシリッチ等の分解試験に倣って、12
00℃に4時間加熱した。18重量%のZ r OZ相
当量を有する特許請求事項のA I2T io 5−Z
rTiO=の試料(実施例1の第2表番号3の試料)も
又比較のために試験した。各試料の一部を分解の進行を
検査するために2時間後に取り出した。
X−#!回折の結果、シリッチ等の11M試料中のA 
I 27 i O5は、2時間の時点でAl2O,とT
iO2に激しい分解を受けていることが示された。Al
T + Q sはシリッチ等が指摘したように、120
0℃で4時間後にはほとんど完全に消滅し、それに対応
してA1□o3とT i O2のピークが増大していた
。Z r TiC,相も外観上分解を受けたが、ZrO
□は影響を受けたように見えなかった。対照的に、実施
例1に記載された試料はA I 2 T i O*又は
ZrTie、のビークの強度に目立った変化が示されず
、Al2O3又はTiO2が次第に増大することもなく
、分解が欠如していることが指v4された。
熱衝撃に及ぼす分解の有害作用を更に例示するために、
同じくシリッチ等の方法に倣って製造し、1200℃/
4時間にi露された棒を前節に述べたような熱膨張を測
定するための膨張計にかけて試験した。1200℃暴露
以前の膨張はアルファ      =−0,7X10−
6℃″″124−1000℃ であった。しかし暴露後の膨張は アルファ        =8,4X10−6℃−12
4−1000℃ に増大した。この値はA I20 、及びT i O2
の分解生成物の高い膨張率(夫々8.8及び7.5×1
0−6℃−’)により与えられたとして合理的に説明で
きる。
本災施例は本特許の請求事項であるAl□’ri Os
−チタン酸ジルコニウム−ジルコニア材料の優れた高温
相安定性と対応する長期的低熱膨張的挙動を例示してい
る。文献に記載されたMaの材料に比較してその優れた
性能は、その最終的性質及びI!i造法の独自性を強調
するものである。
xlll−」− 電子マイクロプローブ(microprobe)分析を
Al2Ti○5−チタン酸ジルコニウム−ジルコニア複
合物及びシリッチ等の研究を再現した試料について実施
した。標準的波長分散性(dispersive)分析
はカメ力・ケイムバックス・オートメイティッド・スリ
ー・スペクトロメーター・マイクロプローブ(cae+
eca   Cae+ebax   A utomat
ed   ′Fhree   S pectromet
er  M 1crprobe)を用いて行なわれた。
ビーム条件は25ナノアンペア/20 KVであった。
分析は1 μ容積から得られ、計数時間は一点あたり1
0秒間であった。使用された標準品は下記の通りであっ
た: Zr5S 1(Zr= 45 、02重量%、5i=1
7゜67重重景)用のジルコン(N B S標準品)A
1、Ti(Al=29.20重量%、′ri=25゜3
6重社%)用のチタン酸アルミニウム(合成品)精度は
Al、]゛iにライては±1%、及びZr、Tiについ
ては±3%であった。総ての分析はZAF及び他の標準
ソフトウェアプログラムによって補正された。質量収支
(mass  balance)はタングステン灯の老
化の関数として試料毎に変化した。
分析された4個の試料は下記の通りである:A、15A
l%のZ r T r O4−差引き分のA I2T 
1O5(2モル%のS r 02安定剤を含む)の原料
組成物:第1表組成物2に類似した合成/焼結処理 B、25容量%のZrTiO49M引き分のAL’T’
i0、(2モル%の5in2安定剤を含む)の原料組成
物:熱間圧延し、1500℃で焼きなまし処理 C,SO容量%のZrTiO4−差引き分のA I27
 io、(2モル%のSi○2io剤を含む)の原料組
成物:第1表組成物4に類似した合成/焼結処理 り、実施例5に記載されたようなシリツチ等の研究によ
るAl2TiO5  Zr0=組成物。
典型的なポイント分析の結果はI54表に示されている
三種のチタン酸アルミニウムーチタン酸ジルコニウムー
ノルフニア組成物の場合は、チタン酸アルミニウム相内
の少量成分Z「02及びS i O2の者しい均一性が
見られる。試料内、及び特許請求事項の組成物の範囲内
においては、分析の結果、ZrO□は約1.5−2.0
重量%の狭い範囲内にあり、一方S i O2の範囲は
約0.3−1.0重量%であった。A1□O1及び’F
i O2の一分析は又技術の精度内で同様である。
シリッチ等に倣ったA12TiOs−ZrOz岨成物組
成分析は上記のA12TiOs内の均一性を示さなかっ
た6Zr02は、A 1□0 、及びTie2値内でも
顕著な重要な変動を示して2.6から23.1重量%ま
で広範囲に変化した。SiO□の分析値は一定であるが
、しかし存在する5iOzはZ r O2原料、及びそ
の加工処理から白米するもので、これは予期されたこと
であった。
微細構造の比較によれば、シリッチ等のソヴイエトの研
究に倣った組成物は不規則な、相互に混合成長したA1
2TiOs粒を有していることを示す。
粒はやや不明瞭で特許請求事項の組成物の粒よりは幾分
か小さい(夫々的5−7 μm対7−10μl11)。
ジルコニア担持相は、加工法(こよるカイ平均して5−
10 μmの−)−角ばった粒である特許請求範囲の組
成物中の同等物よりは、やや小さく(1−3μm)丸み
を帯びている傾向がある。
特許請求の範囲のチタン酸アルミニウムーチタン酸シル
フニウムージルコニア複合物とシリツチ等の組成物を比
較すると顕微鏡的尺度で重要な差異が示される。特許請
求の範囲のit物の範囲内のm界的なチタン酸アルミニ
ウム相の化学的均一性は、得られる微細構造と共に、適
当な好ましいA1□T io s:Z rT io 、
比率での適当な原料のセラミック加工法の産物である。
単にA I 2 T i Os及びZrO2を混合する
ことにより得られる顕微化学的(microchemi
cal)性質、並びに微細構造の差異、及び明らかに劣
る高温時安定性は、特許請求の範囲の組成物の特異の性
質を立証するものである。
及[ 本実施例はA12TiOsに加えるFe2O3添加物が
用いられた二つの25容量%ZrTi0.  Al21
’ i 0 s原料組成物の優れた高温的性質の特質を
示し、且つ例示するものである。その組成を下記に示す
二種の組成物はAi□T i Os中に存在するFe2
O、の量以外は同一であった。
A     4.9453 go、2403 g  4
.0000 gB    15,5404 gl、07
00 g 13.3903 g各基金において、粉末を
1450℃で2時間空気中で焼成する前に、スペックス
・ミル中で粉末を0.5時間磨砕した。得られた予備反
応した粉末を微細な粒径゛とするため1%時時間スラッ
クスミル処理した(組成物Aは2.7 μmで、組成物
Bは4.5 μmであった)。
各粉末の一部として4,500.を秤量し、次いで化学
量論的なZrTi0.粉末−1i2.OOOgを分は取
って混合した。次いで各混合物を%時間スペックス・ミ
ル処理し、得られた粉末をカーヴアー(carvcr)
 ・プレス中で10,0OOpsiをかけ、直径IKイ
ンチのベレットとして圧縮した。焼結は12.3°/分
の加熱/冷却速度を用いて空気中で2[Ii!/開15
00℃で行った0次いで保持温度を1000℃でなく1
150℃とした以外は、実施例1に記載された試験法を
用いて二つの組成物を加熱サイクル試験した。新しい試
料及びサイクル試験した試料の熱膨張及び相安定性の特
性を決定し、下記のような結果を得た:な 痕跡 なし 試料Bは又長期暴露が分解を促進するか否かを決定する
ために、1150℃で50時間、等温均熱(heat 
 5oak)処理を受けた。試験後、X−線回折図形は
αALOi及びT i O2分解生成物を示さず、原料
のX−線回折図形との差異は存在しなかった。
熱膨張は50時開/1150℃均熱後に、0.6から1
.2X10  ”℃ 1に変化した。
A1□T i Os相における固溶体の存在を確認する
ために電子マイクロプローブ分析を両試料について実施
した。総てのマイクロプローブ条件及び標準品は灰鉄ザ
クロ石(ca=23.8、Fe=21゜9、Si”16
.4重量%)の形の鉄の標準品を追加して使用した以外
は、実施例6に記載されたものと同一であった。第5表
に示すように、各試料において粒間の濃度が極めて一致
していることから予想されるように、F e20 )は
固溶体中に入っている。又痕跡量のZ r O2が存在
している。
実施例 8 本実施例は予備反応したチタン酸ジルコニウム−チタン
酸アルミニウムの混合物に過剰のジルコニアを添加した
効果を示す。
予備反応した25容量%のチタン酸ノルコニワムー75
容量%のチタン酸アルミニウム(安定剤として2モル%
のシリカを含む)から成る焼成粉末(粒径5 μm)5
.4996 gを、0.5007gのグイナマイトーノ
ーベルZr02(5モル%のY、O,で部分的に安定化
され;粒径0,5  μ、)と共にスペックス・ミル中
で30分間混合した。得られた混合物をカーヴアー・プ
レス中で10,000psiの圧力をかけて圧縮し、ベ
レットを8.6゜7分で1550℃まで焼成し、155
0℃で2時間保持し、次いで2時間で周囲温度まで冷却
した。
X−線回折の結果、生成物は少量のチタン酸ジルコニウ
ム、及び単斜晶系及1正方晶系v7J系のZrO2と共
に主成分であるA1□TiO,を含んでいた。
ヘリウム比重計による骨格密度は4.16 g /ce
であった。第1図で示された方法を用いて測定した熱膨
張係数は一〇、3X10−’で桐であった。
従って、過剰な部分的に安定化されたZrO2を添加し
ても、X−線回折図形によって類似の相の集合状態、及
び過剰のZ r O2が添加されない場合と同様な低い
熱膨張を与え、最終セラミック体に悪い効果をもたらさ
ない、かような添加は強度及び靭性に影響することが認
められている。過剰の安定化されないジルコニアの存在
は類似した性質を与える結果を招き、従って本発明の範
囲から逸脱しないものである。
m−扛 本実施例はチタン酸ジルコニウム−チタン酸アルミニウ
ム粉末をハネカム付形物とする押し出し適性を開示する
200びのグラ・ケミカル(Dow  Chellic
al)社のメチルセルロース、及び4800 、の微細
(粒径5 μm)なセラミ7り粉末から成る装入量を作
成する。セラミック粉末は実施例1、第2表、組成物2
として記載された技術を用い、成分を比例して拡大し製
造された。粉末は25容量%のチタン酸ノルコニウム−
75容量%のチタン酸アルミニウム(シリカで安定化さ
れた)から成っていた。
次いで627 gの各粉末バッチをシグマブレードミキ
サー中で120gの蒸留水と共にバッチが一様な粘稠度
を有するまで混合した6バツチを一緒にし、直径2−5
/8インチのラム押し出し磯を持ったルーミス(Loo
mis)40 )ンプレス中に装入した。装入物を1/
4インチの孔から成るグイ(″スパゲツティ ダイ″)
を通して数回押し出し、ストランドを製造した。これら
のストランドを押し出し機に再装入し、1−3トンの圧
力をかけてハネカムグイを通して押し出した。ハネカム
押し出し物を迅速に電子オープンに移し、そこで15−
20分間乾燥した。乾燥した押し出し物を次いで下記の
ように焼成した:3°/分で400℃に、400℃で2
時間保持し、4.6°/分で1500℃に加熱し、15
00℃で1時間保持し、2時間以内に周囲温度に冷却し
た。生成物は1平方インチ当たり約484の四角な細胞
を含むハネカム断面を持った一体的なセラミックであっ
た。
X−線回折によれば、生成物はチタン酸アルミニツム、
チタン酸ジルコニウム及びジルコニアであることが示さ
れた。
微細構造的には不規則ないし伸びた形のA1□T i 
Os粒を示し、その大部分が3−10 μmの範囲にあ
った。押し出し方向に粒子が配向している証拠があった
。チタン酸ジルコニウム及びジルコニア粒は角状ないし
丸状であって、その大部分は1−5 μ鐘の範囲にあっ
た。ジルコニア相ハ個々に分離した粒状又は凝集状とし
て微細構造全体にわたって分布していた。
前述の詳細な説明は単に例を挙げて説明するために為さ
れたものであり、本発明の精神から離れることなく多く
の変更を加えることができることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による或組成物の膨張計による曲線であ
る。 第2図は本発明による他のM成物の膨張計による曲線で
ある。 瑣iざ 〆 メ ; 嗅  8 +#+  ロζ  N−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)最終的な総合的セラミック組成物が24−1000
    ℃の間で1.5×10^6℃^1以下の平均熱膨脹係数
    を有し、且つ(a)1200℃に少なくとも4時間加熱
    しても、X−線回折で測定した結果、Al_2TiO_
    5相のルチル又はアルミナへの分解が事実上生起せず、
    (b)200及び1150℃の間に300回加熱サイク
    ルした後の物理的伸びが1.5%を超えず、且つ(c)
    組成物は1200℃で少くとも4時間の等温加熱又は加
    熱サイクル条件後にも24−1000℃の間で1.5×
    10^−^6℃^−^1以下の低い平均熱膨張を保持す
    るような、空気中における熱安定性を有していることを
    特徴とする、チタン酸ジルコニウム及びジルコニア相を
    随伴した主成分のAl_2TiO_5相から成るセラミ
    ック組成物。 2)少なくともチタン酸ジルコニウム又はAl_2Ti
    O_5と共に、ZrO_2、TiO_2、SiO_2、
    Fe_2O_3及びそれらの混合物から成る群から選択
    された酸化物を更に固溶体として含むことを特徴とする
    特許請求の範囲1項記載のセラミック組成物。 3)Al_2TiO_5相がSiO_2、ZrO_2、
    Fe_2O_3又はそれらの混合物から成る群から選択
    された相分解安定剤を含むことを特徴とする特許請求の
    範囲2項記載のセラミック組成物。 4)相分解安定剤酸化物が全Al_2TiO_5組成物
    の1ないし5モル%の量で存在することを特徴とする特
    許請求の範囲3項記載のセラミック組成物。 5)該組成物がZrO_2の原料、TiO_2の原料及
    びAl_2O_3の原料の出発混合物を1250℃又は
    それ以上高い温度で焼成することにより製造されること
    を特徴とする特許請求の範囲1項記載のセラミック組成
    物。 6)焼成前の出発混合物が少なくとも (a)50−90容量%のAl_2TiO_5又は固溶
    体中に相当量のAl_2TiO_5を有する固溶体、及
    び(b)10−50容量%のチタン酸ジルコニウム の等価量から成ることを特徴とする特許請求の範囲5項
    記載のセラミック組成物。 7)チタン酸ジルコニウムが10ないし50容量%の量
    で存在し、且つZrTi_1_+_xO_4_+_2_
    x、但し0≦x<1、の範囲の組成を有することを特徴
    とする特許請求の範囲6項記載のセラミック組成物。 8)原料混合物が更に遊離したZrO_2の相を含むこ
    とを特徴とする特許請求の範囲7項記載のセラミック組
    成物。 9)遊離のZrO_2が更に固溶体としてTiO_2を
    含むことを特徴とする特許請求の範囲8項記載のセラミ
    ック組成物。 10)焼成された微細構造がチタン酸アルミニウム、チ
    タン酸ジルコニウム及びジルコニアの別個の相を含むこ
    とを特徴とする特許請求の範囲6項記載のセラミック組
    成物。 11)焼成前の出発混合物が少なくとも一つの予備反応
    したAl_2TiO_5、チタン酸ジルコニウム又は少
    量の相溶性酸化物を含むそれらの固溶体の相、及び焼成
    後に残余の相を形成するのに必要な成分を含むことを特
    徴とする特許請求の範囲5項記載のセラミック組成物。 12)焼成前の出発混合物が (a)Al_2TiO_5又は固溶体中に少量の相溶性
    酸化物を含むAl_2TiO_5の固溶体、及び(b)
    約等モル量のZrO_2及びTiO_2から予備反応的
    に製造されたチタン酸ジルコニウムの混合物から成るこ
    とを特徴とする特許請求の範囲5項記載のセラミック組
    成物。 13)該相溶性の酸化物がSiO_2、Fe_2O_3
    又はそれらの混合物からなる群から選択されることを特
    徴とする特許請求の範囲12項記載のセラミック組成物
    。 14)化学量論的に (a)50−90容量%のAl_2TiO_5又は固溶
    体中に相当量のAl_2TiO_5を有する固溶体、及
    び (b)10−50容量%のチタン酸ジルコニウム; を有する反応体の混合物を形成し、該混合物が(i)予
    備反応したAl_2TiO_5及び予備反応したチタン
    酸ジルコニウム、 (ii)予備反応したAl_2TiO_5及びチタン酸
    ジルコニウムを形成するTiO_2及びZrO_2の原
    料、又は (iii)予備反応したチタン酸ジルコニウム及びAl
    _2TiO_5を形成するAl_2O_3及びTiO_
    2の原料 のいずれかであり;及び 該混合物を1250℃又はそれ以上高い温度に加熱する
    ことから成る特許請求の範囲1項に定義したような熱膨
    張の小さいセラミック組成物の製造方法。 15)チタン酸ジルコニウムが10ないし50容量%の
    量で存在し、且つZrTi_1_+_xO_4_+_2
    _x、但し0≦x<1、の範囲の組成を有することを特
    徴とする特許請求の範囲14項記載の方法。 16)加熱が空気の存在において為されることを特徴と
    する特許請求の範囲第14項記載の方法。 17)原料混合物が更に遊離したZrO_2の相を含む
    ことを特徴とする特許請求の範囲第15項記載の方法。 18)遊離のZrO_2が更に固溶体としてTiO_2
    を含むことを特徴とする特許請求の範囲17項記載の方
    法。 19)少なくとも一つの予備反応したAl_2TiO_
    5の相及びチタン酸ジルコニウムを形成するTiO_2
    及びZrO_2の原料を一緒に混合し、該混合物を12
    50℃又はそれ以上高い温度に加熱することを特徴とす
    る特許請求の範囲14項記載の低熱膨張性セラミック組
    成物の製造方法。 20)少なくとも一つの予備反応したチタン酸ジルコニ
    ウムの相及びAl_2TiO_5を形成するAl_2O
    _3及びTiO_2の原料を一緒に混合し、該混合物を
    1250℃又はそれ以上高い温度に加熱することを特徴
    とする特許請求の範囲14項記載の低熱膨張性セラミッ
    ク組成物の製造方法。 21)Al_2TiO_5及び約等量のZrO_2及び
    TiO_2から予備反応的に製造されたチタン酸ジルコ
    ニウムを一緒に混合し、該混合物を1250℃又はそれ
    以上高い温度に加熱することを特徴とする特許請求の範
    囲14項記載の低熱膨張性セラミック組成物の製造方法
    。 22)SiO_2、Fe_2O_3又はそれらの混合物
    からなる群から選択された相溶性の酸化物を更に出発混
    合物に添加することを特徴とする特許請求の範囲21項
    記載の方法。 23)特許請求の範囲1項記載の低熱膨張性セラミック
    組成物から製造され、且つ良好な耐熱衝撃性を有する触
    媒支持体用押し出し物。 24)該支持体の断面がハネカム状であることを特徴と
    する特許請求の範囲23項記載の触媒支持体用押し出し
    物。 25)特許請求の範囲5項記載の低熱膨脹性セラミック
    組成物から製造され、且つ良好な耐熱衝撃性を有する触
    媒支持体用押し出し物。 26)該支持体の断面がハネカム状であることを特徴と
    する特許請求の範囲25項記載の触媒支持体用押し出し
    物。 27)特許請求の範囲6項記載の低熱膨張性セラミック
    組成物から製造され、且つ良好な耐熱衝撃性を有する触
    媒支持体用押し出し物。 28)該支持体の断面がハネカム状であることを特徴と
    する特許請求の範囲27項記載の触媒支持体用押し出し
    物。
JP63022138A 1987-02-13 1988-02-03 低膨張性ZrTiO↓4−Al↓2TiO↓5−ZrO↓2系組成物 Pending JPS63201060A (ja)

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JP (1) JPS63201060A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5061665A (en) * 1989-01-13 1991-10-29 The Japan Carlit Co., Ltd. Process for producing an improved alumina-zirconia composite sintered material
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JP2016524587A (ja) * 2013-06-18 2016-08-18 コーニング インコーポレイテッド 低温膨張性チタン酸アルミニウム−ジルコニウム・スズ・チタネートセラミックス
JP2018534226A (ja) * 2015-09-28 2018-11-22 コーニング インコーポレイテッド チタン酸ジルコニウムスズ組成物、それを含むセラミック体、およびそれを製造する方法

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