JPS632007Y2 - - Google Patents

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JPS632007Y2
JPS632007Y2 JP6952281U JP6952281U JPS632007Y2 JP S632007 Y2 JPS632007 Y2 JP S632007Y2 JP 6952281 U JP6952281 U JP 6952281U JP 6952281 U JP6952281 U JP 6952281U JP S632007 Y2 JPS632007 Y2 JP S632007Y2
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JP
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forceps
disk
dial
brake pad
force
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JP6952281U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、内視鏡の操作ワイヤー牽引装置に関
する。
内視鏡技術においては、わん型やバスケツト型
等の様々な形状を有する鉗子や処置具等を体腔内
に挿入し、これらを内視鏡の視野内で該内視鏡に
よつて方向操作してポリープ等の治療や生検が行
なわれる。このような治療や生検の際、前記鉗子
等の先端をポリープ等の対象に適確に対向させる
ため、螺線管によつて形成された鉗子の先端近傍
を以下に述べる操作ワイヤー牽引装置によつて起
立させるようにしている。
第1図は、このような操作ワイヤー牽引装置の
一例を示し、鉗子1の先端近傍は、軸2によつて
回動可能に支持された誘導子3に当接しており、
該誘導子3を操作ワイヤー4によつて回動させて
鉗子1を起立させ、内視鏡の視野内で該鉗子1を
使用している。すなわち、操作ワイヤー4の後端
にはラツク5が取り付けられており、該ラツク5
にピニオンギア6を噛合させ、該ピニオンギア6
をそれと同軸のダイアル7によつて回動させ、前
記操作ワイヤー4を押し引きし、これにより、前
記誘導子3を回動させて鉗子1を起立させている
のである。
ところで、このような操作ワイヤー牽引装置に
あつては、ダイアル7を介して操作ワイヤー4を
引き、誘導子3を操作して鉗子1を起立させて
も、螺線管である鉗子1の曲げ反力が誘導子3に
働く。このため、該誘導子3は、軸2を中心に元
の方向に回つて戻ろうとする。従つて、このまま
では、術者は、鉗子1を使用して治療や生検を行
なう間中、ダイアル7を押えて後戻りしないよう
にしておかなければならない。そこで、鉗子1の
姿勢が元に戻らないようにするためには、上記曲
げ反力に対抗し得る保持力を操作ワイヤー4に付
与する必要がある。
このため、従来は、前記ダイアルの側面にコル
ク等の摩擦部材を押し当てて、保持力を付与する
ようにしていた。
しかし、ダイアルに摩擦部材を常時押し当てて
おくと、該ダイアルを回動させて鉗子の方向を変
化させる際、前記曲げ反力に保持力を加えた力を
ダイアルに与えなければならず。このため、操作
を行なう手や指の負担及び苦痛が大きく、かつ、
操作性も悪い。そもそも、前記保持力は、鉗子の
方向を変化させる際には不要で、ただ鉗子の方向
を固定する時にのみ必要なものであり、このよう
な保持力は、操作時には術者の負担となり、ま
た、鉗子の方向の微調整も行ないにくい。
本考案は、上記した問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、鉗子を起立させる方向には
容易に力を伝えることができて操作性が良く、反
対に、鉗子の姿勢を戻す方向には適確にブレーキ
をかけるようにした簡易な構成の操作ワイヤー牽
引装置を得ることにあり、このため、ダイアル及
びワイヤーの運動変換手段の軸体に、該軸体の回
動を制限する機構を設けたことを特徴とする。
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第2図は、本考案に係る操作ワイヤー牽引装置
の一実施例を示す断面図であつて、第1図のダイ
アル7、ラツク5及びピニオンギア6等の断面を
示しており、該ダイアル7及びピニオンギア6
は、回動可能に支持された軸体8に取り付けら
れ、これらによつて操作ワイヤー4を押し引きす
ることにより、軸2を中心にして誘導子3を回動
させ、鉗子1を起立させる。
鉗子1を起立させる方向には軸体8を回動させ
易く、反対に、鉗子1を元の方向に戻す曲げ反力
に対してはブレーキをかけるようにするため、該
軸体8の一端には、以下に詳述する機構が設けら
れている。
すなわち、9は、コルク等の摩擦部材10を有
するブレーキパツドを示し、該ブレーキパツド9
は、軸体8と一体に回動するように該軸体8に取
り付けられている。
11はデイスクを示し、該デイスク11は、軸
体8と嵌合してはいるが取り付けられてはおら
ず、従つて、該軸体8に対してフリーであり、前
記ブレーキパツド9の摩擦部材10によつてブレ
ーキパツド9の回動力が伝えられるようになつて
いる。また、該デイスク11は、軸体8との嵌合
部分に延出部12を有し、プレート13の延出部
14と対向している。
プレート13は、ネジ等の締結手段15によつ
て外部のケース16に固定されているが、軸体8
には遊嵌されているだけで係止されていない。そ
して、前記締結手段15の締結力及び軸体8の軸
方向に関する締結位置を変えてプレート13の位
置を変えることにより、デイスク11のブレーキ
パツド9に対する押圧力を変化させることができ
る。このことによる利点は、以下の通りである。
すなわち、内視鏡の種類により使用される鉗子1
やその他の付属品(例えば処置具)には様々の径
のものがあり、これに従つて曲げ反力も変化し、
誘導子3の保持に必要な摩擦力も変化する。従つ
て、例えば小径の鉗子1の場合には、曲げ反力も
少ないので、デイスク11をブレーキパツド9に
軽く押し当てるだけでよく、操作に必要な力も低
減することができる。
プレート13と軸体8との嵌合部分には、デイ
スク11の延出部12に対向して前記延出部14
が設けられており、かつ、両延出部12,14に
は、コイルの中心方向に圧縮力を有し、しかも、
各コイル同士が密着した弾性部材17が巻回され
ている。このように弾性部材17を巻回したこと
により、該弾性部材17は、デイスク11及びプ
レート13の相対的回動を一方向のみに規制する
ことができる。すなわち、弾性部材17の巻回方
向に応じ、両延出部12,14が共に締め付けら
れる方向と、弾性部材17が両延出部12,14
によりゆるめられる方向とが存在するのである。
詳述すると、デイスク11及びプレート13は、
共に軸体8に対しては回動可能であるが、このう
ちプレート13は、締結手段15によつてケース
16に固定されており、また、デイスク11は、
ブレーキパツド9の摩擦部材10に押圧されてい
る。この時、術者がダイアル7を鉗子1が起立す
る方向に回動させると、その回転力は、軸体8に
よつてブレーキパツド9に伝えられる。そして、
ブレーキパツド9は、摩擦部材10とデイスク1
1との間の摩擦力のため、該デイスク11と一体
であり、このデイスク11が回動される。この
時、該デイスク11の延出部12及びプレート1
3の延出部14に巻回された弾性部材17は、こ
の方向に関してはデイスク11の回動を許し、こ
の結果、軸体8が回動してピニオンギア6を回動
させる。そして、ピニオンギア6の回動は、ラツ
ク5によつて操作ワイヤー4の引き運動に変換さ
れ、該操作ワイヤー4は、誘導子3をその軸2を
中心にして回動させ、これにより、該誘導子3に
当接する鉗子1が起立する。
術者がダイアル7を放すと、誘導子3は、鉗子
1の反力により軸2を中心に元の方向に回動して
元の位置に戻ろうとし、操作ワイヤー4を引く。
しかし、該操作ワイヤー4に牽引力が働き、従つ
てラツク4によつてピニオンギア6を元の方向に
回動させようとする力が働いても、該ピニオンギ
ア6と一体の軸体8は、元の方向に回動すること
はできない。この理由は、ケース16に固定され
たプレート13の延出部14とデイスク11の延
出部12とに巻回された弾性部材17が以前とは
逆にプレート13とデイスク11との間の相対的
回動を許さないからである。そして、該デイスク
11に当接するブレーキパツド9も、摩擦部材1
0の摩擦力のため回動することができず、このた
め、該ブレーキパツド9を係止させた軸体8は、
回動することができないのである。
しかし、術者がダイアル7を回動させて意図的
に鉗子1を元の方向に戻そうとすると、弾性部材
17がデイスク11の逆転を阻止しても、該デイ
スク11とブレーキパツド9の摩擦部材10との
間に滑りが生じ、これにより、ブレーキパツド9
及び軸体8の回動が許される。軸体8がダイアル
7によつて元の方向に回動されると、ピニオンギ
ア6も一体に回動し、ラツク5及び操作ワイヤー
4を介して誘導子3を元の方向に逆転させ、鉗子
1の位置を戻すことができる。
上記した作動から理解されるように、弾性部材
17は、一方向クラツチとしての役割を果たすと
共に、このクラツチ機能を、従来のラチエツト式
のもの等と異なり、無段階的に行なうことがで
き、このため、ブレーキパツド9の摩擦部材10
と相俟つて、鉗子1の起立方向を無段階的に微調
整することができる。
また、締結手段15の位置を変化させてデイス
ク11とブレーキパツド9の摩擦部材10との押
圧力を変化させることにより、鉗子1の径に応じ
て操作に必要な力を加減することができる。
更に、鉗子1を起立させる方向に関しては、弾
性部材17は、何等支障にならないため、鉗子1
の曲げ反力のみに抗してダイアル7を軽く回すだ
けで操作することができる。
以上述べたように、本考案に係る内視鏡の操作
ワイヤー牽引装置によれば、ダイアル及びワイヤ
の運動変換手段を取り付けた軸体の一端に、該軸
体の回動を無段階的に一方向に制限しながらも逆
方向に滑り戻ることができる機構を設けたことに
より、鉗子の起立方向の操作を行ない易く、ま
た、軽い力で起立操作を行なうことができ、鉗子
の生検能が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、内視鏡の操作ワイヤー牽引装置の全
体概略説明図、第2図は、本考案に係る内視鏡の
操作ワイヤー牽引装置の一実施例を示す断面図で
ある。 1……鉗子、2……軸、3……誘導子、4……
操作ワイヤー、5……ラツク、6……ピニオンギ
ア、7……ダイアル、8……軸体、9……ブレー
キパツド、10……摩擦部材、11……デイス
ク、12……延出部、13……プレート、14…
…延出部、15……締結手段、16……ケース、
17……弾性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 操作ワイヤーの後端の運動変換手段をダイアル
    によつて作動させ、前記操作ワイヤーを押し引き
    して鉗子等の方向を変える装置において、前記ダ
    イアル及び運動変換手段の軸体に取り付けられた
    ブレーキパツドと、前記軸体に遊嵌され、かつ、
    ブレーキパツドに圧着されたデイスクと、該デイ
    スクに対向し、かつ、外部のケースに係止された
    プレートと、前記デイスク及びプレートに係合
    し、両者の相対的回動を一方向のみに規制する弾
    性部材とを有することを特徴とする内視鏡の操作
    ワイヤー牽引装置。
JP6952281U 1981-05-14 1981-05-14 Expired JPS632007Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6952281U JPS632007Y2 (ja) 1981-05-14 1981-05-14

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JP6952281U JPS632007Y2 (ja) 1981-05-14 1981-05-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57182402U JPS57182402U (ja) 1982-11-19
JPS632007Y2 true JPS632007Y2 (ja) 1988-01-19

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JP6952281U Expired JPS632007Y2 (ja) 1981-05-14 1981-05-14

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JP (1) JPS632007Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10028643B2 (en) 2014-09-30 2018-07-24 Fujifilm Corporation Endoscope apparatus
US10478152B2 (en) 2014-09-30 2019-11-19 Fujifilm Corporation Endoscope apparatus
US10485403B2 (en) 2014-09-30 2019-11-26 Fujifilm Corporation Endoscope apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10028643B2 (en) 2014-09-30 2018-07-24 Fujifilm Corporation Endoscope apparatus
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