JP2529855B2 - 内視鏡の湾曲操作装置 - Google Patents
内視鏡の湾曲操作装置Info
- Publication number
- JP2529855B2 JP2529855B2 JP62162144A JP16214487A JP2529855B2 JP 2529855 B2 JP2529855 B2 JP 2529855B2 JP 62162144 A JP62162144 A JP 62162144A JP 16214487 A JP16214487 A JP 16214487A JP 2529855 B2 JP2529855 B2 JP 2529855B2
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- Japan
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- wire
- piece
- bending
- operating
- stopper
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、内視鏡の湾曲部を遠隔的に屈曲操作する
内視鏡の湾曲操作装置に関するものである。
内視鏡の湾曲操作装置に関するものである。
［従来の技術］ この種の内視鏡の湾曲操作装置には、従来は、湾曲部
に一端が連結された操作ワイヤの他端をラックに連結
し、そのラックと咬み合うピニオンを操作レバーで回転
させるようにしたラック−ピニオン方式や、操作ワイヤ
をプーリに巻回し、そのプーリを回転させるようにした
プーリ方式、あるいは、操作ワイヤを連結したチェーン
にスプロケットを咬み合わせ、そのスプロケットを回転
するようにしたチェーン−スプロケット方式などが用い
られていた。
に一端が連結された操作ワイヤの他端をラックに連結
し、そのラックと咬み合うピニオンを操作レバーで回転
させるようにしたラック−ピニオン方式や、操作ワイヤ
をプーリに巻回し、そのプーリを回転させるようにした
プーリ方式、あるいは、操作ワイヤを連結したチェーン
にスプロケットを咬み合わせ、そのスプロケットを回転
するようにしたチェーン−スプロケット方式などが用い
られていた。
［発明が解決しようとする問題点］ 内視鏡の湾曲操作は、左手の指先が無理なく届く一定
範囲内で操作レバーを動かすことにより全ての湾曲操作
をできるようにすることが、操作性のうえから極めて重
要である。したがって湾曲操作装置は、操作レバーの一
操作によって、操作ワイヤを充分に牽引できるものでな
ければならない。しかし、従来の内視鏡の湾曲操作装置
は、いずれも、操作レバーにより回転させられるピニオ
ン、プーリ又はスプロケットの外縁の移動量以上には操
作ワイヤを牽引することができなかった。そのため、操
作レバーの回転量に対して湾曲部を充分に屈曲させよう
とすると、ピニオンやプーリを非常に大きなものにする
か、歯車を幾つか組み合わせて回転角を増やす等の手段
を講じなければならず、装置が大型化又は複雑化して操
作部が重くなり、操作性が悪くなる欠点があった。
範囲内で操作レバーを動かすことにより全ての湾曲操作
をできるようにすることが、操作性のうえから極めて重
要である。したがって湾曲操作装置は、操作レバーの一
操作によって、操作ワイヤを充分に牽引できるものでな
ければならない。しかし、従来の内視鏡の湾曲操作装置
は、いずれも、操作レバーにより回転させられるピニオ
ン、プーリ又はスプロケットの外縁の移動量以上には操
作ワイヤを牽引することができなかった。そのため、操
作レバーの回転量に対して湾曲部を充分に屈曲させよう
とすると、ピニオンやプーリを非常に大きなものにする
か、歯車を幾つか組み合わせて回転角を増やす等の手段
を講じなければならず、装置が大型化又は複雑化して操
作部が重くなり、操作性が悪くなる欠点があった。
この発明は、そのような従来の欠点を解消し、小型軽
量な装置で操作ワイヤを充分な長さ牽引することができ
る内視鏡の湾曲操作装置を提供することを目的とする。
量な装置で操作ワイヤを充分な長さ牽引することができ
る内視鏡の湾曲操作装置を提供することを目的とする。
［問題点を解決するための手段］ 上述の問題点を解決するための、本発明による内視鏡
の湾曲操作装置は、挿入部の先端付近に屈曲自在に設け
られた湾曲部に操作ワイヤの一端を取着し、その操作ワ
イヤを操作部から遠隔的に牽引することにより上記湾曲
部を屈曲させるようにした内視鏡の湾曲操作装置におい
て、上記操作部に回転自在に設けられて操作手段により
回動させられる駆動片と、上記操作ワイヤの他端に取り
付けられたワイヤ止め片と、上記ワイヤ止め片を上記操
作ワイヤの進退方向に案内するように上記操作部に固定
的に設けられた案内手段と、一端が上記駆動片に回動自
在に連結され他端が上記ワイヤ止め片に回動自在に連結
された連結片とを設け、上記操作ワイヤが牽引されてい
ない状態から上記駆動片を回動させることにより、上記
ワイヤ止め片が上記操作ワイヤを牽引する方向に上記案
内手段に沿って移動すると共に、上記ワイヤ止め片が上
記案内手段に沿って移動するのに伴って、上記操作ワイ
ヤの牽引量をさらに増加させる方向に上記連結片の向き
が変化するようにしたことを特徴とする。
の湾曲操作装置は、挿入部の先端付近に屈曲自在に設け
られた湾曲部に操作ワイヤの一端を取着し、その操作ワ
イヤを操作部から遠隔的に牽引することにより上記湾曲
部を屈曲させるようにした内視鏡の湾曲操作装置におい
て、上記操作部に回転自在に設けられて操作手段により
回動させられる駆動片と、上記操作ワイヤの他端に取り
付けられたワイヤ止め片と、上記ワイヤ止め片を上記操
作ワイヤの進退方向に案内するように上記操作部に固定
的に設けられた案内手段と、一端が上記駆動片に回動自
在に連結され他端が上記ワイヤ止め片に回動自在に連結
された連結片とを設け、上記操作ワイヤが牽引されてい
ない状態から上記駆動片を回動させることにより、上記
ワイヤ止め片が上記操作ワイヤを牽引する方向に上記案
内手段に沿って移動すると共に、上記ワイヤ止め片が上
記案内手段に沿って移動するのに伴って、上記操作ワイ
ヤの牽引量をさらに増加させる方向に上記連結片の向き
が変化するようにしたことを特徴とする。
［作用］ 操作手段により駆動片を回動させると、それに伴って
連結片が回動し、連結片に連結されたワイヤ止め片を介
して操作ワイヤが牽引されて湾曲部が屈曲する。そし
て、この際に、連結片の動きは案内手段に案内され、駆
動片の回動量に比較して操作ワイヤが大きく牽引され
る。
連結片が回動し、連結片に連結されたワイヤ止め片を介
して操作ワイヤが牽引されて湾曲部が屈曲する。そし
て、この際に、連結片の動きは案内手段に案内され、駆
動片の回動量に比較して操作ワイヤが大きく牽引され
る。
［実施例］ 本発明の実施例を第１図ないし第４図にもとづいて説
明する。
明する。
第４図は内視鏡の略示図であり、図中、１は可撓管に
より外装された挿入部、２は遠隔操作により屈曲自在な
湾曲部、３は対物光学系などが内蔵された先端部、４は
操作部、５は接眼部である。６は、操作部４に回動自在
に設けられた操作手段である操作レバー、７は、その操
作レバー６と一体に回転する回転軸であり、操作レバー
６を回動することにより、湾曲部２の先端に一端が取着
された操作ワイヤが牽引されて、湾曲部２が屈曲するよ
うになっている。
より外装された挿入部、２は遠隔操作により屈曲自在な
湾曲部、３は対物光学系などが内蔵された先端部、４は
操作部、５は接眼部である。６は、操作部４に回動自在
に設けられた操作手段である操作レバー、７は、その操
作レバー６と一体に回転する回転軸であり、操作レバー
６を回動することにより、湾曲部２の先端に一端が取着
された操作ワイヤが牽引されて、湾曲部２が屈曲するよ
うになっている。
第１図は、操作部４内に設けられた湾曲操作装置の中
立状態の平面図、第３図はそのIII-III線切断面図であ
る。図中、８は、操作部４内に固設されたフレームであ
り、そのフレーム８に形成された一対の凹溝（案内手
段）９内に角棒状のワイヤ止め10が進退自在に挿入され
ている。そして、操作ワイヤ11の端部が半田付などによ
りワイヤ止め10に固着されている。尚、ワイヤ止め10内
に操作ワイヤ11の端部を遊挿させて、戻し側に生ずるワ
イヤのたるみを吸収するようにしてもよい。
立状態の平面図、第３図はそのIII-III線切断面図であ
る。図中、８は、操作部４内に固設されたフレームであ
り、そのフレーム８に形成された一対の凹溝（案内手
段）９内に角棒状のワイヤ止め10が進退自在に挿入され
ている。そして、操作ワイヤ11の端部が半田付などによ
りワイヤ止め10に固着されている。尚、ワイヤ止め10内
に操作ワイヤ11の端部を遊挿させて、戻し側に生ずるワ
イヤのたるみを吸収するようにしてもよい。
12は、操作部４内に回転自在に設けられ、上記回転軸
７と一体に回転するように回転軸７に固着された駆動ア
ーム（駆動片）である。この駆動アーム12には、第１図
に示されるように、回転軸７の側方から角度αだけ先端
側へずれた対称の位置に、連結アーム（連結片）13が回
動自在に連結されている。αは０〜30度程度がよい。14
は、駆動アーム12と連結アーム13とを回動自在に連結す
る連結ピンであり、このピン14は凹溝９より外側に位置
している。
７と一体に回転するように回転軸７に固着された駆動ア
ーム（駆動片）である。この駆動アーム12には、第１図
に示されるように、回転軸７の側方から角度αだけ先端
側へずれた対称の位置に、連結アーム（連結片）13が回
動自在に連結されている。αは０〜30度程度がよい。14
は、駆動アーム12と連結アーム13とを回動自在に連結す
る連結ピンであり、このピン14は凹溝９より外側に位置
している。
連結アーム13の他端側はワイヤ止め10に回動自在に連
結されている。したがって連結アーム13の一端側は駆動
アーム12の回動にともなって回動され、他端側は凹溝９
によって案内されて溝９に沿って直線的に運動する。こ
のようにして、本実施例においては、駆動アーム12、連
結アーム13、ワイヤ止め10、及びフレーム８によってリ
ンク機構が構成されており、ワイヤ止め10を介して操作
ワイヤ11が連結アーム13に回動自在に連結されている。
15は連結ピンである。
結されている。したがって連結アーム13の一端側は駆動
アーム12の回動にともなって回動され、他端側は凹溝９
によって案内されて溝９に沿って直線的に運動する。こ
のようにして、本実施例においては、駆動アーム12、連
結アーム13、ワイヤ止め10、及びフレーム８によってリ
ンク機構が構成されており、ワイヤ止め10を介して操作
ワイヤ11が連結アーム13に回動自在に連結されている。
15は連結ピンである。
16は、長孔17に通されたビス18によりフレーム８に固
定されたストッパであり、その固定位置をずらすことに
より、ストッパ先端16aと連結アーム13の当接位置が変
わるので、操作ワイヤ11の牽引ストローク、即ち湾曲部
２の最大屈曲角度を調整することができる。
定されたストッパであり、その固定位置をずらすことに
より、ストッパ先端16aと連結アーム13の当接位置が変
わるので、操作ワイヤ11の牽引ストローク、即ち湾曲部
２の最大屈曲角度を調整することができる。
第２図は、上記実施例の操作レバー６を回動し、駆動
アーム12を反時計方向いっぱいに回転させた状態を示し
ている。第１図から第２図への変化に示されるように、
本実施例においては、駆動アーム12の先端の連結ピン14
の移動量よりも、連結アーム13とワイヤ止め10とを連結
する連結ピン15の移動量（即ち、操作ワイヤ11の移動
量）の方が大幅に大きくなっている。湾曲操作装置をリ
ンク機構で構成したことにより、小さな装置で操作ワイ
ヤ11のストロークを大きく拡大しているのである。操作
レバーの回転角に対する操作ワイヤ11のストロークの大
きさは、回転軸７の中心から凹溝９までの距離、及び連
結ピン14までの距離、あるいは連結アーム13の長さ等を
変えることによって適宜設定することができる。
アーム12を反時計方向いっぱいに回転させた状態を示し
ている。第１図から第２図への変化に示されるように、
本実施例においては、駆動アーム12の先端の連結ピン14
の移動量よりも、連結アーム13とワイヤ止め10とを連結
する連結ピン15の移動量（即ち、操作ワイヤ11の移動
量）の方が大幅に大きくなっている。湾曲操作装置をリ
ンク機構で構成したことにより、小さな装置で操作ワイ
ヤ11のストロークを大きく拡大しているのである。操作
レバーの回転角に対する操作ワイヤ11のストロークの大
きさは、回転軸７の中心から凹溝９までの距離、及び連
結ピン14までの距離、あるいは連結アーム13の長さ等を
変えることによって適宜設定することができる。
［発明の効果］ 本発明の内視鏡の湾曲操作装置によれば、駆動片の回
動量に比較して操作ワイヤが大きく牽引されるので、操
作レバーの一操作であらゆる湾曲操作を行うことができ
て操作性が良く、しかも装置の構造が簡単で操作部を小
型軽量にすることができ、極めて優れた操作性を得るこ
とができる効果がある。
動量に比較して操作ワイヤが大きく牽引されるので、操
作レバーの一操作であらゆる湾曲操作を行うことができ
て操作性が良く、しかも装置の構造が簡単で操作部を小
型軽量にすることができ、極めて優れた操作性を得るこ
とができる効果がある。
第１図は本発明の第１の実施例の平面図、第２図はその
実施例を動作させた状態の平面図、第３図は第１図にお
けるIII-III線切断面図、第４図は内視鏡の全体略示図
である。 １……挿入部、２……湾曲部、４……操作部、６……操
作レバー（操作手段）、７……回転軸、８……フレー
ム、９……凹溝（案内手段）、10……ワイヤ止め、11…
…操作ワイヤ、12……駆動アーム、13……連結アーム。
実施例を動作させた状態の平面図、第３図は第１図にお
けるIII-III線切断面図、第４図は内視鏡の全体略示図
である。 １……挿入部、２……湾曲部、４……操作部、６……操
作レバー（操作手段）、７……回転軸、８……フレー
ム、９……凹溝（案内手段）、10……ワイヤ止め、11…
…操作ワイヤ、12……駆動アーム、13……連結アーム。
Claims (1)
- 【請求項１】挿入部の先端付近に屈曲自在に設けられた
湾曲部に操作ワイヤの一端を取着し、その操作ワイヤを
操作部から遠隔的に牽引することにより上記湾曲部を屈
曲させるようにした内視鏡の湾曲操作装置において、上
記操作部に回転自在に設けられて操作手段により回動さ
せられる駆動片と、上記操作ワイヤの他端に取り付けら
れたワイヤ止め片と、上記ワイヤ止め片を上記操作ワイ
ヤの進退方向に案内するように上記操作部に固定的に設
けられた案内手段と、一端が上記駆動片に回動自在に連
結され他端が上記ワイヤ止め片に回動自在に連結された
連結片とを設け、上記操作ワイヤが牽引されていない状
態から上記駆動片を回動させることにより、上記ワイヤ
止め片が上記操作ワイヤを牽引する方向に上記案内手段
に沿って移動すると共に、上記ワイヤ止め片が上記案内
手段に沿って移動するのに伴って、上記操作ワイヤの牽
引量をさらに増加させる方向に上記連結片の向きが変化
するようにしたことを特徴とする内視鏡の湾曲操作装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62162144A JP2529855B2 (ja) | 1987-06-29 | 1987-06-29 | 内視鏡の湾曲操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62162144A JP2529855B2 (ja) | 1987-06-29 | 1987-06-29 | 内視鏡の湾曲操作装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS645522A JPS645522A (en) | 1989-01-10 |
| JP2529855B2 true JP2529855B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=15748873
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62162144A Expired - Fee Related JP2529855B2 (ja) | 1987-06-29 | 1987-06-29 | 内視鏡の湾曲操作装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2529855B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013150871A1 (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-10 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 挿入機器 |
| CN107374570A (zh) * | 2017-09-04 | 2017-11-24 | 广州瑞派医疗器械有限责任公司 | 电子软性输尿管肾盂镜 |
| CN107495918A (zh) * | 2017-09-15 | 2017-12-22 | 广州瑞派医疗器械有限责任公司 | 电子胆道镜 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62162145A (ja) * | 1986-01-10 | 1987-07-18 | Nec Corp | 間欠故障の再試行方式 |
-
1987
- 1987-06-29 JP JP62162144A patent/JP2529855B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS645522A (en) | 1989-01-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |