JPS63200068A - 電磁センサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、たとえば動いている対象物の速度または近接
のような測定値の関数としてリラクタンスが変化する磁
気回路を定めた電磁センサに関する。

特に本発明は、回転シャフトまたは車両の車輪の回転速
度を測定しようとするセンサに関する。

このような適用において、センサは、たとえば車輪と同
軸であって車輪と同じ角速度で回転するディスクと関連
させられる。その周囲において、ディスクは歯のような
等比凹凸を有している。センサは通常、中に永久磁石お
よび隣接する磁極片を収容する軸方向穴があけられた一
般的な円筒状本体を有している。電気巻線は磁極片と同
中心の本体の外側に巻回されている。本体は、ディスク
と車輪とが回転した時、磁極片に関するディスクの歯の
位置の関数として変化する幅を持ったエヤギャップを、
磁極片とディスクの周囲との間に定めるようにディスク
に関して設けられている。このエヤギャップは磁気回路
の一部であり、したがってそのリラクタンスはセンサの
磁極片の前をディスクの歯が通過する周波数に等しい周
波数で変化する。同じことが、センサの巻線の端子から
取り、波形整形後の信号を関連する車輪の速度の測定に
使用することができる電圧信号にもあてはまる。

１９７５年２月４日出願のフランス実用特許第２，２６
３゜５１９号の序文に記載されているように、リラクタ
ンス形電磁センサは、円筒状保護ハウジングを有し、そ
の中に各種必要ユニット、すなわち電気巻線、永久磁石
、磁極片、巻線を外部ケーブルに接続するタグなどが挿
入され、被覆樹脂がハウジングの中に注入されて部材の
電気絶縁性およびセンサの良好な機械的挙動を保証して
いることが知られている。

そのようにして注入された樹脂が電気巻線を被覆した時
、原則的にはその巻線の満足的な絶縁を与えるが、しか
し、巻線の断線によるセンサ故障が認められる。事実、
そのようなセンサが自動車の場合に２００℃以上にも達
することがある高振幅の温度変化を受ける時、巻線の線
はその／熱膨張係数が被覆樹脂のそれと異なっているた
め、高い応力を受ける。これらの応力は結局、センナの
故障だけではなく、自動変速装置の電子ガバナ、車輪の
アンチロック装置などのようにそのセンサによって与え
られる信号を使った装置の故障を生ぜしめる、巻線の断
線の原因となる。

従来技術により、そのような故障を避けるためには、差
膨張による応力を金属線自体が損傷を受けることなく吸
収できる中間弾性層を成すシリコーンワニスによって電
気巻線を被覆するという工夫がなされている。この方法
はそれでも、センサの組み立てにおいて一行程加えられ
るため、コスト高であり、樹脂が今までどうりに巻線ま
でしみ込んでしまうギャップをその中間層が有している
という欠点を有している。

したがって、本発明の目的は、そのような欠点を有さな
い上述のタイプのセンサであるが、巻線の線が差膨張に
よるあらゆる損傷から保護されてセンサの信頼性を改良
したセンサを提供するにある。

本発明の目的は、永久磁石および磁極片によりて構成さ
れたアセンブリの少なくとも一方の要素を収容している
ハウジングから中空にされているカーカスと、このカー
カスの空間のまわりでカーカスに接して巻回されて端子
にはセンサの電気出力信号を与える電気巻線と、カーカ
スの少なくとも一部を囲って少なくとも電気巻線を覆う
カバーと、このカバーとカーカスとの間に注入される保
護兼電気絶縁樹脂とを備えたタイプの可変リラクタンス
形電磁センサにおいて、カーカスはカバーに接触するよ
う延ばされた阻止壁を有し、これら阻止壁は樹脂の注入
のときに電気巻線への樹脂の流入を阻止するよう配置さ
れていることを特徴とする電磁センサによって達成され
る。

第１図を参照すると、図示のセンサは２つのチーク３お
よび４の間で電気巻線を担持しているカーカス１、カー
カスの軸線６を有する円筒状ハウジング５の端から端ま
で滑り込まされた磁極片および永久磁石（図示しない）
を本質的に含んでいる。

巻線２の線の各端はばんだ７によって接続タグ８に接続
され、その他端９は電気ケーブル１３の２本の導線Ｈ，
１２の一方の線１０にかしめられている。

ケーブル１３はセンサによって形成された電気信号をた
とえば自動変速装置の電子ガバナまたは車輪のアンチロ
ック装置のような使用者装置へ伝送する。

カーカス１は、ケーブル１３を支持して固定するよう軸
線６を横切っているブラケット１４を有している。

上述の部品を含むセンサを組み立てるため、永久磁石お
よび磁極片がカーカスのハウジング５に挿入され、電気
巻線２がカーカスＩに形成され、そしてケーブル１３が
この巻線にタグ８によって接続される。次いで、機械的
保護カバー１５が軸線６のカーカスの部分を越えてはめ
られ、その端部は磁石および磁極片がこのハウジングに
挿入されるハウジングの開口を覆うようにする。次に、
このアセンブリは、センナの外容積、特に上述のように
ケーブルを保護し、周囲に歯を有するディスクに関して
作動位置にセンサを固定するフート１９の容積を定める
金型の中にカバー１５と共に位置される。

したがって、フート１９は金型の中において電気絶縁お
よび機械的保護樹脂２０の注入によって成形され、その
樹脂２０はまたカバー１５内に収容されたセンサの要素
もわずかに浸漬される。

本発明によれば、電気巻線２の樹脂による被覆によって
生じる欠点を避けるために、カーカス１はカバーを成し
ているシール結合部に密着するよう成形され、その結合
部は、樹脂注入時に、電気巻線を担持していて樹脂の阻
止壁を構成しているチーク３を越えて樹脂が浸透するの
を阻止する。

このため、チーク３は円筒状カバー１５の内径に実際上
等しい直径の一般的な円形を有している。

樹脂の流れを阻止するため、そのチーク３は実質的に軸
平面内のハウジング５の両側にカーカスから横方向に突
出している別な阻止壁１６と一緒に作用する。この阻止
壁１６はカバーの内壁まで延びてそれと密着し、壁１６
とカバー１５との間に注入樹脂の通過を阻止するシール
結合部を成している。第１図において、この壁１６は軸
線６に平行で、接続タグ８を通り、壁１６を介して通っ
た平面に沿う断面にて見られる。他の半径方向阻止壁１
７はカーカスから突出していて、壁Ｉ６の下に（第１図
で見て）日 カバー１５の内壁の直径に実際上等しい直径の半一状を
有しており、この壁１７とカバー１５との接点において
樹脂に対してシールされた結合部を形成している。この
ようにしてタグ８に巻線の線を接続するはんだ７は、阻
止壁３．１６および１７とカバー１５との組み合せ効果
によって注入樹脂から完全に絶縁された空間１８の中に
置かれ、一方、タグ８の他端９は樹脂によって完全に被
覆されることになる。巻線の線はしたがって、金型への
樹脂の注入の間に樹脂とのあらゆる接触から完全に保護
されることになる。はんだ７によるタグ８への接続のた
めに巻線の線を通すことができる空間１８へのスロット
かチーク３にあけられている時には、そのスロットを介
しての巻線への樹脂の浸透を避けるために、空間１８に
も絶縁をする必要がある。

このため、本発明゛によれば、たとえば自動者の中に置
かれているような環境においてセンサが加熱されても、
上述の差膨張のために電気巻線にかかる機械的応力は全
く発生しない。したがって、巻線の線の断線原因は取り
除かれ、センサの信頼性は相関して改善される。

第２図および第３図は、電気巻線への樹脂の流れを阻止
する結合部のシールの更なる改善を目的とした第１図の
センサの変形例を示している。

これらの図面において、プライム符号または二重のプラ
イム符号を与えた参照符号は同じ参照符号によって第１
図で参照したものと同じ要素あるいは要素の部品を示し
ている。

第２図において、チーク３′および壁１７′はこのチー
クおよび壁によって阻止される樹脂２０′に関する空間
１８′および巻線２′の絶縁を増強するため二重にしで
ある。

第３図においては、２つの壁１７″の間に挿、置したリ
ングシール２１がそれらの壁とカバー１５″との間での
樹脂の浸透に対する保護を更に強化している。

本発明によるセンサのカーカスは、ポリアミド、ポリエ
ステルまたはフェニレンポリスルフィド（ＰＰＳ）のよ
うなプラスチック材料を成形することによって作ること
ができる。カバーを作るにはステンレス鋼、アルミニウ
ムまたは熱可塑性材料が適当である。本発明によるセン
サの被覆樹脂２０゜２０’　、　２０”を成すものには
当業者には周知の多くの熱可塑性樹脂または熱硬化性樹
脂を使用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるセンサの第１の実施例を示す断面
図、第２図は本発明によるセンサの第２の実施例を示す
部分断面図、第３図は本発明の第３の実施例を示す部分
断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　永久磁石および磁極片によって構成されたアセンブ
   リの少なくとも一方の要素を収容しているハウジングか
   ら中空にされているカーカスと、このカーカスの空間の
   まわりでカーカスに接して巻回されて端子にはセンサの
   電気出力信号を与える電気巻線と、カーカスの少なくと
   も一部を囲って少なくとも電気巻線を覆うカバーと、こ
   のカバーとカーカスとの間に注入される保護兼電気絶縁
   樹脂とを備えたタイプの可変リラクタンス形電磁センサ
   において、カーカスはカバーに接触するよう延ばされた
   阻止壁を有し、これら阻止壁は樹脂の注入のときに電気
   巻線への樹脂の流入を阻止するよう配置されていること
   を特徴とする電磁センサ。 ２　巻線の線の端部が接続タグによってセンサの電気出
   力ケーブルにそれぞれ接続されているとき、阻止壁はカ
   バーに密着させて巻線の線に接続されている側の各タグ
   の端部を樹脂から隔離するようにしたことを特徴とする
   請求項１記載のセンサ。 ３　各接続タグはカーカスの阻止壁（１６）を貫通させ
   、出力ケーブルに接続されている側のタグの端部が樹脂
   の中に沈められていることを特徴とする請求項２記載の
   センサ。 ４　カーカスは半径方向の阻止壁（３，１７）とこれら
   半径方向の阻止壁の間の通常軸方向の阻止壁（１６）と
   を包含することを特徴とする請求項１，２または３記載
   のセンサ。 ５　阻止壁の少なくとも１つは二重にしてカバーとの結
   合部のシールを強化したことを特徴とする請求項１，２
   ，３または４記載のセンサ。 ６　阻止壁の少なくとも１つとカバーとの間の結合部の
   シールはリングシールによって強化したことを特徴とす
   る請求項１，２，３，４または５記載のセンサ。