JPS63199081A - 円周多層盛溶接のテイグ溶接方法 - Google Patents

円周多層盛溶接のテイグ溶接方法

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JPS63199081A
JPS63199081A JP3152987A JP3152987A JPS63199081A JP S63199081 A JPS63199081 A JP S63199081A JP 3152987 A JP3152987 A JP 3152987A JP 3152987 A JP3152987 A JP 3152987A JP S63199081 A JPS63199081 A JP S63199081A
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JP
Japan
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welding
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voltage
joint part
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Yuji Yamashita
山下 裕治
Kiyoshi Baba
馬場 清
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Nippon Kokan Koji KK
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Nippon Kokan Koji KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はV開先円周多層盛溶接のティグ溶接方法、特
に初層溶接のスタートビードと最終ビードの重なる部分
の再溶融の完全化に関する。
[従来の技術] 例えばバイブ等の円周にV開先を設けて、多層盛溶接を
ティグ溶接で行なう場合には、第5図に示すように初層
溶接のスタートビード13と最終ビード14の重なる部
分(以下、つなぎ部分という。)15の溶込みは、スタ
ートビード13を完全に再溶融する必要がある。
しかし、従来はスタートビード13が溶接開始時のビー
ド形状のままではスタートビード13を再溶融する方法
がなく、第6図に示すように、スタートと一ド13の一
部分IBをグラインダ等で研削除去して溶は易いビード
形状に整形してつなぎ部分15の溶接を行なっていた。
[発明が解決しようとする問題点コ 上記従来の円周多層盛溶接におけるつなぎ部分15の溶
接方法においては、スタートビード13のビード形状を
整形するために溶接を一時中断して研削作業を行なわな
ければならず、このためつなぎ部分15を連続して溶接
することができなく、溶接の連続化が妨げられるという
問題点があった。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
であり、初層溶接のつなぎ部分も連続して溶接すること
ができる円周多層盛溶接のティグ溶接方法を提案するこ
とを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る円周多層盛溶接のティグ溶接方法は、母
材のV開先裏面に裏当銅板を当てて、下記条件で初層溶
接のスタートビードと最終ビードのつなぎ部分の溶接を
行なうことを特徴とする。
(イ)つなぎ部分の前方から母材板厚に応じて、最終ビ
ードめ溶接電流を定常電流より5〜20%。
溶接電圧を定常電圧の2〜7%増加して溶接を進行し、 (ロ)溶融プールの先端がスタートビードの近傍に達し
たときにワイヤ送給速度を極力低下し、(ハ)ワイヤ送
給速度を低下した状態でスタートビード上を20〜30
mmアークを走行させた後、溶接電流、溶接電圧及びワ
イヤ送給速度を2層溶接の溶接条件に変更して2層溶接
を行なう。
[作用] この発明においては、厚さが厚くかつビード底部が裏当
銅板に接しているスタートビードのつなぎ部分の溶接の
際、つなぎ部分のワイヤ送給を停止し、つなぎ部分前後
に高い熱エネルギのみ供給することによりスタートビー
ドのつなぎ部分を完全に再溶融する。
[実施例コ 第1図はこの発明の一実施例に係る溶接部を示す部分断
面図であり、図において1は鋼管からなる母材、2は母
材1にルート間隔Cを置いて設けられたV開先、3は不
図示のクランプ装置によりV開先2の裏当に当てられた
裏当銅板であり、裏当銅板3の中央部には深さが約0.
8w程度の溝4が設けられている。
第2図は第1図に示した溶接部を溶接する溶接装置の構
成を示し、図において5は例えばタングステン等からな
る電極6を備えた溶接トーチを有する溶接ヘッド、7は
溶接ヘッド6を母材1の外周に沿って回転させる回転装
置、8は電極6と母材1間に電圧を印加しアークを発生
させる電源装置、9は制御装置、lOはワイヤ、11は
ワイヤ送給装置、12はシールドガスを電極6と母材1
間に供給する電磁弁である。
上記のように構成した溶接装置によりルート間隔Cを有
するV開先2の円周多層盛溶接を行なう場合の動作を説
明する。
まず溶接開始時には電磁弁12を開としてシールドガス
を電極6の周囲に供給しながら裏当銅板3上でアークを
発生させ、同時に溶接電流を徐々に上昇させる。この溶
接電流が通電開始から初層溶接の定常電流に達するまで
の時間(以下、溶接電流スロープアップ時間という。)
を0.5秒がらl。
5秒の範囲に設定し、この溶接電流スロープアップ時間
のほぼ1/2の時間が経過後にワイヤ10の送給を開始
する。このときワ、イヤ10の送給速度も徐々に上昇さ
せ、送給開始から0.5秒から1.5秒経過後に定常速
度に違するように送給しつつ、溶接電流が定常速度に達
したときに回転装置7で溶接ヘッド5の回転を開始して
、裏当銅板3の損傷の防止を図りながら裏当銅板3上に
良好な初期溶融プールを形成して第3図(a)に示すよ
うにスタートビード13を形成する。
その後母材1の外周に沿って溶接ヘッド5を走行させな
がら初層溶接を行なう。溶接ヘッド5がほぼ1回転走行
しスタートビード13の前方までビードが形成されたと
きに、第3図(b)に示すように溶接電流、溶接電圧を
変えてスタートビード13と最終ビード14とのつなぎ
部分15の溶接を行なう。
つなぎ部分15の溶接は第3図(a)に示すように、ス
タートビード13の先端り。と最終ビード14の溶接プ
ールとの距離L1が約30mm程度に達したときに、制
御装置9で第4図に示すように溶接電流■を初層溶接の
定常電流より5〜20%上昇させ、同時に溶接電圧Vも
定常電圧より2〜7%上昇させて溶接を進行する。この
溶接電流Iと溶接電圧Vの上昇の割合は母材1の板厚に
応じて上記範囲で変化させる。
溶接が進行し最終ビード14の溶融プールの先端がスタ
ートビード13の先端り。に接したことを溶接ヘッド5
の回転装置7で検知するとワイヤ送給速度Vを零として
ワイヤ10の供給を停止する。この形態でアークを走行
させ、溶接へラド5がスタートビード13の先端L か
ら一定の距離L 9通常20〜3 (l mu走行した
ことを検知し、溶接電流1と溶接電圧Vを2層溶接の溶
接条件に変更し、かつ2層溶接の溶接条件に合ったワイ
ヤ送給速度Vでワイヤ10の送給を開始して2層溶接を
行なう。
上記で説明したように、スタートビード13の前方から
溶接電流Iと溶接電圧Vを増加することにより母材1の
大熱量を大とし、かつスタートビード13上で20〜3
0酎の間はワイヤ10の送給を停止することにより、厚
さが厚く、また底部が裏当銅板3に接しているスタート
ビード13のつなぎ部分15を完全に再溶融して良好な
表ビードと裏ビードを形成することができる。
上記溶接方法により厚さの異なる鋼管の円周溶接を実際
に行なったときの溶接電流■と溶接電圧■の値を第1表
に示す。
第1表 上記条件で溶接電流Iと溶接電圧Vを変化させた結果多
管種ともにつなぎ部分15に良好なビードが形成され、
放射線透過試験によって検査しても、つなぎ部分15に
以上は認められなかった。
なお、上記実施例においては円周多層盛溶接において説
明したが、溶接ヘッド5がスタートビード13の先端L
 から一定距離L2だけ走行した位置で終了シーケンス
に従って溶接を停止することにより一層溶接にも適用す
ることができる。
[発明の効果] この発明は以上説明したように母材のV開先裏当に裏当
銅板を当ててティグ溶接で円周多層盛溶接を行なう際、
初層溶接のスタートビードと最終ビードとのつなぎ部分
前方から溶接条件を変えて母材に高い熱エネルギを供給
するようにしたことによりスタートビードのつなぎ部分
の再溶融を完全に行なうことができ、つなぎ部分の連続
溶接を行なうことができる。
また、連続した制御シーケンスで溶接ができるため、円
周多層盛溶接を自動ティグ溶接で行なうことができ作業
性の向上を図ることができる効果も存する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係る溶接部を示す部分断面
図、第2図はこの発明の実施例に係る溶接装置の構成図
、第3図(a) 、 (b)は上記実施例の動作説明図
、第4図は上記実施例の溶接変化特性図、第5図は円周
溶接部の断面図、第6図は従来例の説明図である。 1・・・母材、2・・・V開先、3・・・裏当銅板、5
・・・溶接ヘッド、10・・・ワイヤ、13・・・スタ
ートビード、14・・・最終ビード、15・・・つなぎ
部分。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  V開先を用い、V開先裏面に裏当銅板を当てて行う円
    周多層盛溶接のテイグ溶接方法において、(イ)初層溶
    接のスタートビードと最終ビードが重なる部分の前方か
    ら母材板厚に応じて溶接電流を定常電流より5〜20%
    、溶接電圧を定常電圧の2〜7%各々増加し、 (ロ)溶融プールの先端がスタートビードの近傍に達し
    たときにワイヤ送給速度を極力低下させ、(ハ)ワイヤ
    送給速度を低下した状態でスタートビード上を20〜3
    0mmアークを走行させた後、溶接電流、溶接電圧及び
    ワイヤ送給速度を2層溶接の溶接条件に変更して溶接を
    行なう、 ことを特徴とする円周多層盛溶接のテイグ溶接方法。
JP3152987A 1987-02-16 1987-02-16 円周多層盛溶接のテイグ溶接方法 Granted JPS63199081A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61126971A (ja) * 1984-11-22 1986-06-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 管材のtig溶接方法

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