JPS6319803Y2 - - Google Patents

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JPS6319803Y2
JPS6319803Y2 JP1981101640U JP10164081U JPS6319803Y2 JP S6319803 Y2 JPS6319803 Y2 JP S6319803Y2 JP 1981101640 U JP1981101640 U JP 1981101640U JP 10164081 U JP10164081 U JP 10164081U JP S6319803 Y2 JPS6319803 Y2 JP S6319803Y2
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JP
Japan
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boss member
coil
moving coil
movable
movable coil
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JP1981101640U
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English (en)
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JPS588163U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、可動コイル形計器に関し、特に可
動コイルへのボス部材取付構造の改良に関する。
可動コイル形計器においては、永久磁石による
平等磁界の中に可動コイルが回動自在に支持され
ているが、この可動コイルは、通常、対向する二
辺の回転軸線上にそれぞれ外方に向けて取付けら
れたボス部材を有し、このボス部材を介して張帯
もしくはピボツト軸によつて支持されるようにな
つている。ところで、可動コイルへのボス部材の
取付けは、可動コイルにボス部材を直接取付ける
と、ボス部材のエツジによつて巻線の絶縁被覆が
剥離して短絡が生じたり、あるいは断線したりす
るおそれがあるため、ボス部材と可動コイルとの
間に絶縁紙を介在させて接着するようにしてい
る。しかしながら、絶縁紙は接着剤の浸透性が悪
いため、まず、可動コイルに絶縁紙を接着し、次
いでボス部材を接着するという二段操作を必要と
し、作業性が極めて悪かつた。また、巻線による
可動コイル表面の凹凸によりボス部材の取付けの
際にその芯出し位置がズレたり、あるいはボス部
材を圧接すると巻線に傷がつき短絡を生じる危険
があつた。
そこでこの考案の目的は、ボス部材の可動コイ
ルへの取付け操作を容易にし、また、取付けの
際、巻線による可動コイル表面の凹凸を平坦にし
てボス部材を正確な位置に取付けられるように
し、さらに、ボス部材を圧接しても巻線に傷がつ
かないようにした可動コイル形計器を提供するこ
とにある。
以下、この考案の実施例を添付した図面を参照
して説明する。
この可動コイル形計器は、第1図および第2図
に示されているように、張帯支承部を構成するボ
ス部材1と、指針取付板2とを有し、この指針取
付板2はボス部材1を介してコイル枠3に巻装さ
れてなる可動コイル4上に取付けられるようにな
つている。この場合、ボス部材1および指針取付
板2はともにアルミニウムもしくはバネ用金属か
らつくられている。ボス部材1は、平板状の台板
5を有し、この台板5上には、フレーム側に取付
けられる変位防止筒(図示せず)内に所定のギヤ
ツプをもつて遊嵌するように形成された略円柱状
をなす突起6が設けられている。なお、この突起
6は縦方向に延びるスリツト7と、このスリツト
7を横切るように挿入されたピン8とを有し、こ
のピン8と協働する楔9によつて、張帯10が係
止されている。指針取付板2は、平板状に形成さ
れた取付基部11と、指針(図示せず)が取付け
られる指針アーム12と、3つのバランスアーム
13とを備えている。この場合、取付基部11に
は、ボス部材1の突起6に適嵌するように穿設さ
れた開口14と、この開口14をはさんで前後に
位置し、かつボス部材1の台板5に向つて開口す
る一対の小孔15,15とが設けられている。
この実施例において、指針取付板2は接着剤に
よつてボス部材1に固着されている。すなわち、
開口14を突起6に嵌合させて指針取付板2とボ
ス部材1とを組合せたのち、小孔15,15から
取付基部12と台板6との間に接着剤を滲込ませ
て、両者を固着する。これによると、台板6上に
予め接着剤を塗布しておいて、この上から指針取
付板2を取付ける方法に比べて、両者の接合部か
ら余分な接着剤が流れ出ることは殆どない。な
お、これに用いられる接着剤は比較的低粘度のも
のが好ましい。
ボス部材1は、可動コイル4上に同じく接着剤
によつて固着されるのであるが、この考案におい
ては、ボス部材1と可動コイル4との間に電気絶
縁性網体16を介在させるようにしている。この
絶縁性網体16としては、例えば、ポリアミド、
ポリ塩化ビニル、ポリエチレン等の電気絶縁性に
優れた合成繊維もしくはガラス繊維の編組物が用
いられる。なお、網体の代わりに多孔性の合成樹
脂シートを用いてもよい。これによつて接着剤
は、絶縁性網体16を浸透するので、ボス部材1
と絶縁性網体16と可動コイル4とを重ねて同時
に接着することができる。また、ボス部材1を圧
着させると、接着剤が巻線による凹凸の隅々にま
で浸透し、その空間に充填されるので、可動コイ
ル4への取付表面が平坦化されるとともに、可動
コイル4に均一な力が加えられることになる。
なお、前記した実施例は、ボス部材1を張帯1
0によつて吊持する構造のものについて説明した
が、この考案は、ボス部材1にピボツト軸を挿着
する構造のものにも適用できることは勿論であ
る。
前記した実施例の説明から明らかなように、こ
の考案によれば、ボス部材の可動コイルへの取付
け操作が一段階でなされるようになり、また、ボ
ス部材を可動コイルに圧接すると、接着剤が巻線
による可動コイル表面の凹凸に充填されて、可動
コイル表面が平坦化されるので、ボス部材の芯出
し位置を正確に設定でき、さらに、可動コイルに
は均一な力が加えられるので巻線の損傷を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による可動コイル形計器の要
部を示す分解斜視図、第2図はその縦断面図であ
る。 図中、1はボス部材、2は指針取付板、3はコ
イル枠、4は可動コイル、5は台板、6は突起、
7はスリツト、8はピン、9は楔、10は張帯、
16は電気絶縁性網体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイル枠に巻装されてなる可動コイルと、該可
    動コイルの対向する二辺の回転軸線上にそれぞれ
    外方に向けて取付けられたボス部材と、該ボス部
    材を介して可動コイルを回転可能に支持するため
    の張帯もしくはピボツト軸とを備えた可動コイル
    形計器において、前記ボス部材は、電気絶縁性網
    体を介して前記可動コイルに接着されていること
    を特徴とする可動コイル形計器。
JP10164081U 1981-07-07 1981-07-07 可動コイル形計器 Granted JPS588163U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10164081U JPS588163U (ja) 1981-07-07 1981-07-07 可動コイル形計器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10164081U JPS588163U (ja) 1981-07-07 1981-07-07 可動コイル形計器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS588163U JPS588163U (ja) 1983-01-19
JPS6319803Y2 true JPS6319803Y2 (ja) 1988-06-02

Family

ID=29896298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10164081U Granted JPS588163U (ja) 1981-07-07 1981-07-07 可動コイル形計器

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JP (1) JPS588163U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5137271A (en) * 1974-09-26 1976-03-29 Yasushi Maeda Dotaiseiobinyoru meetaa no shootoringu

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5137271A (en) * 1974-09-26 1976-03-29 Yasushi Maeda Dotaiseiobinyoru meetaa no shootoringu

Also Published As

Publication number Publication date
JPS588163U (ja) 1983-01-19

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