JPS6319785A - シ−ズヒ−タユニツトの製造方法 - Google Patents

シ−ズヒ−タユニツトの製造方法

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JPS6319785A
JPS6319785A JP16279986A JP16279986A JPS6319785A JP S6319785 A JPS6319785 A JP S6319785A JP 16279986 A JP16279986 A JP 16279986A JP 16279986 A JP16279986 A JP 16279986A JP S6319785 A JPS6319785 A JP S6319785A
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JP
Japan
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metal pipe
flange
heater unit
corrosion cracking
stress corrosion
Prior art date
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Pending
Application number
JP16279986A
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English (en)
Inventor
中山 佳則
滝沢 貴久男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は温水タンク等の加熱に用いるシーズヒータユニ
ットに関する。
(ロ)従来の技術 この種のシーズヒータユニットとしては特公昭61−2
264号公報に示されている構成がある。
これは金属パイプの中央部にヒータ線を配置して成るシ
ーズヒータの両端部をフランジ金具の孔に嵌挿しkもの
である。そしてかかるシーズヒータユニットは一般に、
金属パイプにはSUS316L、フランジ金具にはSU
S304を夫々用いて、両者をタングステンイナートガ
ス溶接(以下、TIG浴接という)により接合している
(/−1発明が解決しようとする問題点しかしながら上
記した従来のシーズヒータの欠点は、引張応力と腐食作
用の両因子の協同で起こる割れ状の腐食、即ち応力腐食
割れが発生することである。ここで引張応力としては金
属パイプの折曲或いは溶接による残留応力があり、また
腐食作用としては加熱すべき水に含まれている塩化物が
原因となっている。
したがって本発明は応力腐食割れに強いシーズヒータユ
ニットの製造方法を提供するものである。
に)問題点を解決するための手段 金属パイプ(2)にはインコロイ800を使用して真空
雰囲気で焼鈍した後折曲し、SUS 304にて形成の
フランジ(3)に介挿する。そして金属パイプ(2)と
フランジ(3)とをSUS 329 J 1を溶接棒と
して溶接し、然る後に水素雰囲気で焼鈍するものである
。また金属パイプ(2)におけるヒータ線(1)の封入
口はエポキシ樹脂にてシールする。
(ホ) 作用 インコロイ800は、Feと比べて責な元素で腐食電位
の上昇が起きにくいNi の含有量が多いために、金属
パイプ(2)の応力腐食割れに対する抵抗が増す。金属
パイプ(2)とフランジ(3)の溶接KSUS329J
lの溶接棒を用いると、溶接棒を用いないT I Cr
@接に比べて溶接部近傍の応力腐食割れに対する抵抗が
大きくなる。そして金属パイプ(2)の折曲前の熱処理
を真空雰囲気で行うと酸化被膜ができにくく、また溶接
後の成形品の熱処理を真空雰囲気で行うと熱処理で生じ
る窒化現象を抑制できるために、かかる成形行程により
耐応力腐食割れ性が向上する。また封入口のシールなエ
ポキシ樹脂にすると、シールの際にフランジ(3)及び
金属パイプ(2)に熱が加わらないために、熱応力に起
因した応力腐食割れが防止される。
(へ) 実施例 第1図はシーズヒータユニットの構成を示しており、ヒ
ータ線(1)を挿入する金属パイプ(2)を折曲して両
端をフランジ(3)の孔(4)に介挿し溶接して成る。
このようなシーズヒータユニットは温水タンクに挿入さ
れてフランジ(3)で固定されるもので、フランジ(3
)には更に給水用パイプ(5)を設けている。
金属パイプ(2)にはインコロイ800を用いるが、第
2図の鋼種毎のFe以外の含有成分表からも明らかなよ
うに、インコロイ800はSUS 304等のようなオ
ーステナイト系ステンレス鋼と比べてNiの含有量が多
いために、応力腐食割れの抵抗性が数倍高くなる。この
理由は、NiはFeより責な元素で腐食電位の上昇が起
きにくく耐食性に優れているからである。そして金属パ
イプ(2)は折曲前に真空雰囲気で熱処理が行われるが
、従来大気雰囲気での熱処理で生成されていた酸化被膜
を除去或いは減少できる。
次に折曲した金属パイプ(2)をフランジ(3)の孔(
4)に嵌挿しSUS329J1の溶接棒を用いて溶接す
るが、かかる溶接棒を用いないTIG溶接に比べて溶接
部の近傍の応力腐食割れ抵抗性力V高くなる。この埋白
として、(a)SUS 329 J 1はフェライト相
生体の結晶構造を有するために負荷による粗大すべりを
起こしにくいこと、(b)フェライト相はオーステナイ
ト相に比較してCrの量が高くNi の量が少ないため
、これがアノードになってオーステナイト相を防食する
こと、(c) N i の含有値が8%以下ではNiが
少ないほど応力腐食割れの抵抗性を増す傾向かあるので
オーステナイト相よりもNi量の少ないフェライト相に
おいて割れ速度が低下することなどがあげられる。SU
S329J1の代表的な組成は第2図の通りであるが。
一部の化学成分かこの範囲外となる場合もある。
また図示した化学成分に加えて、或いは一部の化学成分
に侯えて、Cu等の化学成分を含有するSUS329J
1の存在についても知られている。
第3図はSUS316Lによる材料A、インコロイ80
0とSUS304とをSUS329J1の溶接棒にてT
 I G浴接した材料B、及びインコロイ800とSU
S 304とを溶接棒を用いないでTIG溶接した材料
Cを、それぞれ42%MgC1,(142±IC)溶液
中に放置したときの応力腐食割れ発生時間を示す実験結
果である。同図において、材料Bは1000分が経過し
ても応力腐食割れを発生していない。第4図はこの実験
に供した材料Cのミクロ組識を示しており、写真で示す
応力腐食割れは10分ぐらいで認められた。
また第5図はこの実験に供した材料Bのミクロ組識を示
しており、溶接棒に使用したSUS 329J1のオー
ステナイト相及びフェライト相の2相組織が認められる
。そして材料Bには応力腐食割れは発生しておらず、S
US329J1は耐応力腐食割れ性に富んでいることか
分かる。
しかしてSUS 329 J 1の溶接棒にて溶接した
成形品を水素雰囲気にて熱処理を行うが、これにより従
来の真空雰囲気での熱処理で生じていた窒化現象が抑制
でき腐食の防止となる。その後、必要に応じて酸洗かt
解研磨により成形品の表面処理を行なう。モしてヒータ
線(1)の金属パイプ(2)への封入口をエポキシ樹脂
にてシールして、ヒータユニットが完成する。かかるエ
ポキシシールは、シールの際にフランジ(3)及び金属
パイプ(2)に熱が加わらないために、熱応力に起因す
る応力腐食割れが防止される。
このように金属パイプ(2)にはインコロイ800を使
用し、これを真空雰囲気で焼鈍した後折曲し、SUS 
304にて形成のフランジ(3)に介挿してSUS32
9J1を溶接棒として浴接した後に、水素雰囲気で焼鈍
して成形するとともに、金属パイプ(2)のヒータ線封
入口をエポキシ樹脂にてシールしたヒータユニットは、
応力腐食割れに対して強い抵抗性を有し、且つ耐孔食性
にも優れる。ところでSUS329J1は耐応力腐食割
れ性に優れた鋼材であることが確かめられたのであるか
ら、フランジ(3)及び金属パイプ(2)にSUS32
9J1を使用することも考えられるが、SUS329J
1は高価であるためにこのようなヒータユニットでは採
算がとれない。一方、温水タンクを食品機器に使用した
場合においては、温水を飲食に使用するために耐食性に
優れた材料が望まれており、その点フランジ(3)Kは
SUS304を使用するのが好ましい。しかもSUS 
304は比較的安価な鋼材である。そして応力腐食割れ
が発生する金属パイプ(2)には、SUS329J1よ
り安価であるインコロイ800を使用することで、この
割れに対する抵抗性を上げている。このインコロイ80
0は耐熱性にも優れヒータパイプとしても最適である。
またインコロイ800の金属パイプ(2)とSUS 3
04のフランジ(3)との溶接部は通常のTIG済接で
あると、応力腐食割れが発生しやすいのは上記実験の通
りである。しかしながらSUS 329J1を溶接棒と
して浴接することで、溶接部の応力腐食割れに対する抵
抗性も犬ぎくなる。
(ト) 発明の効果 本発明によれは、金属パイプ部及び金属パイプとフラン
ジとの接合部において、耐応力腐食割れに優れたヒータ
ユニットが提供される。そして接合部にのみSUS 3
29 J 1を使用して溶接するために安価であり、し
かもフランジにSUS304を使用して、且つ金属パイ
プにはインコロイ800を使用したことで耐孔食性及び
ヒータとしての性能も侵れる。更に成形行程においては
酸化被膜や窒化現象が抑制されるために、表面仕上げの
面でも応力腐食割れが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図はシーズヒータユニットの一例を示す図。 第2図はSUS304自3US329J1・インコロイ
800の含有成分を示す図、第3図はSUS316Lに
よる材料A、インコロイ800とSUS304とをSU
S329J1の溶接棒にてT工G溶接した材料B、及び
インコロイ800とSUS 304とを溶接棒な用いな
いでTIG浴接した材料Cを、それぞれ42%MgCl
、(142士1’C)溶液中に放置したときの応力腐食
割れ発生時間を示す図、第4図は応力腐食割れが発生し
た上記材料Cの組織vsoo倍に拡大して示す写真、第
5図は上記材料Bの組織を800倍に拡大して示す写真
である。 (1)・・・ヒータ線、 (2)・・・金属パイプ、 
(3)・・・フランジ。 出願人 三洋電機株式会社 外1名 代理人 弁理士 西野卑嗣 外1名 □□ 第1図 第2図 ん力腐食割れ虎りそ間 力i;4 H,::2 こ(:、 5 r、、、2 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 昭和61年特許願第162799号 2、発明の名称 シーズヒータユニットの製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 4、代 理 人 住 所 守口市京阪本通2丁目18番地6、補正の対象 明細書の「4、図面の簡単な説明」の欄7、補正の内容 1、明細書の第9頁第20行目に「上記材料Cの組織」
とあるを、「インコロイ800とSUS304とを溶接
棒な用いないでTIG溶接して成る金属材料の組織」と
補正する。 2、明細書の第10頁第1行目に「上記材料Bの組織」
とあるな、「インコロイ800とSUS304とをSU
S329J1の溶接棒にてTIG浴接して成る金属材料
の組織」と補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ヒータ線を挿入する金属パイプを折曲して両端をフ
    ランジに介挿して成るシーズヒータユニットにおいて、
    前記金属パイプにインコロイ800を使用し、前記フラ
    ンジにはSUS304を使用して、前記金属パイプは真
    空雰囲気で焼鈍した後折曲し、SUS329J1を溶接
    棒として該金属パイプと前記フランジとを溶接し、然る
    後水素雰囲気で成形品を焼鈍し、前記金属パイプにおけ
    る前記ヒータ線の封入口をエポキシ樹脂にてシールする
    ことを特徴としたシーズヒータユニットの製造方法。
JP16279986A 1986-07-10 1986-07-10 シ−ズヒ−タユニツトの製造方法 Pending JPS6319785A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009206023A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Sukegawa Electric Co Ltd ケーブルアダプタ
JP2014517465A (ja) * 2011-05-18 2014-07-17 コミサリア ア レネルジィ アトミーク エ オ ゼネ ルジイ アルテアナティーフ 液体を電気加熱するための装置およびその製造方法

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