JPS63197581A - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

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JPS63197581A
JPS63197581A JP2739087A JP2739087A JPS63197581A JP S63197581 A JPS63197581 A JP S63197581A JP 2739087 A JP2739087 A JP 2739087A JP 2739087 A JP2739087 A JP 2739087A JP S63197581 A JPS63197581 A JP S63197581A
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paint
thickness
coating
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貴和 山根
Yoshio Tanimoto
谷本 義雄
Tadamitsu Nakahama
中浜 忠光
Makoto Aizawa
誠 相澤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、塗装方法に関するものである。
(従来技術およびその問題点) 被塗物例えば自動車ボディの外表面を塗装する場合、被
塗物に塗料を塗布する工程と、塗布された塗料を乾燥さ
せる乾燥工程とを有する。この乾燥工程は、一般に、セ
ツティング工程と焼付工程との2段階で行なわれ、セツ
ティング工程は、焼付工程の前において、この焼付工程
よりも低い温度、例えば常温あるいは仮焼付けとも呼ば
れるように40°〜60”Cの温度雰囲気で行われる(
焼付工程での焼付温度は通常140℃前後)。
また、被塗物に対する塗装方法としては、下塗り後に、
中塗りと上塗りを行なうことが多い。したがって、下塗
り後は、中塗塗装工程と中塗乾燥工程と上塗塗装工程と
上塗乾燥工程とが行なわれることになる。
ところで、塗装面の品質を評価する1つの基準として、
平滑度(平坦度)があり、この平滑度が大きい程塗装面
の凹凸の度合が小さくて、良好な塗装面となる。この塗
装面の平滑度を向上させるには、塗膜の厚さ、すなわち
塗布された塗料の膜厚を大きくすればよいことが既に知
られている。
一方、塗装面の品質を阻害するものとして、塗料の“ダ
レ”がある、このダレは、重力を受けることによって塗
布された塗料が下方に流動することにより生じ、1回に
塗布する塗料の膜厚が大きい程“ダレ”を生じ易くなる
、この“ダレ”の原因は、つまるところ重力の影響であ
るため、被塗物のうち上下方向に伸びる面すなわちいわ
ゆる縦面において生じ易いものとなる。
したがって、塗料の“ダレ”かさ程問題とならない被塗
物の水平方向に伸びる面すなわちいわゆる横面は、塗布
する塗料の厚さを縦面よりも太きくすることが可能であ
る。また、横面に対する塗膜の厚さと縦面に対する塗膜
の厚さをたとえ同じにしても、横面ではダレには至らな
い程度の塗料の若干の流動によって凹凸が小さくなり、
縦面における平滑度よりも良好な平滑度が得られること
になる。
上述のような観点から、従来は、の塗料の“ダレ”を防
止しつつ極力平滑度の大きい塗装面を得るため、極力流
動性の小さい(粘性の小さい)塗料を用いて塗装を行な
うようにしていた。そして、縦面において塗料の“ダレ
”が生じるいわゆいる“ダレ限界”は、従来の上塗り塗
料では塗膜の厚さで40JLm程度が最大であった。よ
り具体的には、塗料の゛ダレ”は、セツティング工程初
期と焼付工程初期、特に焼付工程で生じ易く、この時期
に“ダレ”が生じないように、塗装工程で塗布される塗
料の厚さが決定され、この決定された厚さの最大値がす
なわちダレ限界値が401Lm程度となる。したがって
、絶対的により一層平滑度の大きい塗装面を得ようとす
れば、従来の塗装方法では、例えば2回塗り等、塗装工
程から焼付工程に至るまでの一連の工程を複数回繰り返
して行なう必要があった。
前述した平滑度は、中塗りと上塗りとを行なう場合に、
中塗り後の平滑度が上塗り後の平滑度に大きな影響を与
えることになる。そして、従来は、上塗りによって平滑
度を向上させるには限度があるため、中塗乾燥工程後に
水研ぎを行なって、中塗塗装面の平滑度を向上させるよ
うにしていた。
しかしながら、中塗乾燥工程後に水研ぎを行なうことは
、この水研ぎそのものを行なう工程は勿論のこと、水研
ぎによって凄れた被塗物を乾燥させる乾燥工程とを別途
要し、工程数増加の大きな原因となる。また、水研ぎに
よって塗れた被塗物、特に自動車ボディのように複雑な
形状をしておりかつ開口部分が多いものにあっては、完
全に水分を除去することが難しく、残留水分がそその後
の上塗り(最終的に得られる塗装面の品質)に悪影響を
与えることになっていた。
本発明は、以上のような事情を勘案してなされたもので
、中塗り後に上塗りを行なうものを前提として、この中
塗り塗料の乾燥後における水研ぎを行わなくてすむよう
にした塗装方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用)前述の目的を達
成するため、本発明においては、次のような構成としで
ある。すなわち被塗物にダレ限界以上の厚さに中塗塗料
を塗布する中塗塗装工程と、 被塗物を水平軸線周りに回転させつつ中塗塗料を乾燥さ
せる中塗乾燥工程と、 中塗乾燥工程後に水研ぎを行なうことなく、被塗物に上
塗り塗料を塗布する上塗塗装工程と、を備えた構成とし
である。
このように、本発明では、被塗物に塗布された中塗塗料
に対して作用する重力の方向が、被塗物を水平方向に回
転させることによって変更されるため、ダレ限界以上に
厚く塗布された中塗塗料は、“°ダレ”を生じることな
く乾燥されることになる。すなわち、このダレ限界以上
の中塗塗料塗布とこの後の被塗物回転とにより、同じ中
塗塗料の厚さであれば従来よりも一層平滑度の債れた塗
装面を得ることができると共に、この中塗塗料そのもの
の厚さを従来限界とされていたレベルを越えてはるかに
大きくすることが可能になる。
これにより、中塗乾燥工程後に得られる塗装面の平滑度
が、水研ぎを行なわなくとも、水研ぎを行なう場合と同
じかそれ以上の優れたものにすることができる。したが
って、上塗り後に得られる最終的な塗装面の平滑度が、
水研ぎを行なわなくとも、従来と同じかそれ以上の優れ
たものとすることができる、これに加えて、上塗り後に
最終的に得られる塗装面の平滑度を絶対的に大きくさせ
る必要のないときは、中塗り塗料の厚さを極力厚くして
この中塗り後に得られる平滑度を十分高めておくことに
より、その後の上塗り塗料の厚さを極力落して、コスト
低減を図ることができる(上塗り塗料は中塗り塗料と比
してはるかにコストの高いものである)。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明す
る。
金上JLl末 第1図は、被塗物としての自動車用ボディWを塗装する
場合の全体工程を示してあり、各工程をPi−P8で示
しである。
先ず、電着塗装によって既知のように下塗りが完了され
たボディWが、台車りに保持されつつ準備工程Piに送
り込まれる。この準備工程P1では、ボディW内外のゴ
ミが例えば真空吸引によって除去される。この後、工程
P2において、ボディWに対して中塗り用の塗料が吹き
付けられる。そして、中塗り塗料の乾燥がセツティング
工程P3および焼付工程P4においてなされる。
中塗り用の焼付工程P4の後は、従来行なわれていた水
研ぎおよび水研ぎに伴う乾燥を行なうことなく、上塗り
用の工程P5〜P8を経る。この上塗り用のP5〜P8
の工程は、中塗り用の工程Pi−P4に対応しているが
、従来と同じようにしてなされる。
ここで、中塗りについて詳述すると、先ず、P2での塗
料(中塗り用)の吹付けは、塗膜の厚さがダレ限界以上
となるようにして行なわれる。すなわち、従来一般に用
いられている塗料では、“ダレ”を生じない塗料の最大
厚さすなわちダレ限界値は40pm程度であるが、工程
P2では、このダレ限界となる40pmよりもはるかに
厚い塗膜となるように(例えば85gm)となるように
中塗塗料が吹付けられる。
また、セツティング工程P3では、第2図(a)〜(i
)で示すように、ボディWが水平方向にに回転される。
すなわち、ボディWが水平方向に伸びる回転軸必見を中
心として回転され、実施例では、この回転軸縁立が、ボ
ディWの前後方向に伸びるものとされている。なお、こ
のセツティング工程P3での温度雰囲気は、実施例では
常温としであるが、40°〜60@C等次の焼付工程P
4での温度雰囲気よりも低い温度の範囲で適宜の温度に
設定し得る。勿論、このセツティング工程P3は、あら
かじめ塗料中の低沸点分を揮発させるためであり、これ
により、次の焼付工程P4で低沸点分が急激に揮発され
ることによる塗装面でのピンホール発生が防止される。
焼付工程P4においては、例えば、140@Cの温度雰
囲気で、中塗塗料の焼付けが行なわれる。このP4でも
、P3のセツティング工程と同様に、第2図(a)〜(
i)に示すようにボディWが水平方向に回転される。
上述したP3、P4でのボディWの水平方向の回転によ
り、P2でダレ限界以上の厚さに中塗塗料を吹付けても
、ダレが生じることなく塗料が乾燥される。これにより
、中塗塗料の厚さを同じとしても、従来の塗装方法では
得られなかった平滑度の極めて高い高品質の塗装面が得
られる。その後に従来行なわれていた水研ぎが不用にな
る。
なお、中塗乾燥工程においては、焼付工程P4において
のみボディWを回転させるようにすることも可能である
平滑度と回転と水研ぎの関係 先ず、第3図は、中塗り後の塗装面の平滑度が、上塗り
後に得られる塗装面の平滑度に与える影響を示すための
データである。すなわち、平滑度を既知のPGD値(反
射映像の識別度で、値が小さい程平滑度が悪い)で示し
た場合に、中塗り後のPGD値がro 、2J、ro 
、4J、「0゜6」、rO,8Jというように大きくな
る程、上塗り後の平滑度が向上されることが理解される
また、中塗り後の平滑度が同じであったとしても、上塗
塗料の厚さが大きい程この上塗り後に得られる塗装面の
平滑度が向上されることが理解される。
上記第3図に示すデータは、次のような試験条件によっ
て得た。
■中塗り 塗料:ポリエステルメラミン 色相:ダレー 粘度:22秒/フォードカップ#4 塗装41!1:ミニベル 2ステージ吹き(インターバル3分) ■上塗り 塗料:ポリエステルメラミン 色相:レッド 粘度:20秒/フォードカップ#4 塗装a:ミニベル 2ステージ吹き(インターバル3分) 一方、第4図は、中塗り塗料の膜厚と中塗り後に得られ
る塗装面の平滑度と被塗物の回転との関係を示すための
データである。この第4図破線で示すように、中塗り後
の平滑度は、中塗り塗料の厚さが大きい程向上されるが
、従来の中塗り塗装方法では得られる平滑度が絶対的に
悪く、このため水研ぎをして平滑度を大幅に向上させざ
るを得ないことが理解される。これに対して、中塗塗料
をダレ限界以上の厚さに塗布すると共に、この後の乾燥
工程で被塗物を回転させることによって、第4図実線で
示すように、同じ中塗り塗料の厚さであったとしても、
得られる平滑度が従来方法よりも大幅に向上されること
が理解される。
この第4図に示すデータは、次のような試験条件によっ
て得た。
■水耕ぎ 耐水ペーパー#800を用いて、中塗塗膜の光沢がなく
なるまで均一に水研ぎした(完全水研ぎ)。
■回転 セツティング工程(P3)全期間10分と、焼付工程初
期の10分間の両方の時期について行ない、回転速度は
forpmである。
なお、用いる中塗塗料等は第3図の場合における試験条
件に用いたものと同じであり、ダレ限界を変更させるの
には、シンナーの含有量を変更することにより行なった
(以下余白) 厘邊J■直A 次に、ボディWを台車りに対して水平方向に回転可能に
支持させるために用いる治具の具体例について説明する
第5図は、ボディWの前部に取付けられる前側の治具I
Fを示す。この治具IFは、左右一対の取付用ブラケッ
ト2と、この左右の各ブラケット2に溶接された左右一
対のステー3と、左右一対のステ−3同士を連結する連
結バー4と、連結バー4に一体化された回転軸5と、を
有する。このような治具IFは、そのブラケット2部分
を、ボディWの前部強度部材、例えばフロントサイドフ
レーム11の前端部に固定される。すなわち、フロント
サイドフレーム11には、通常バンバ(図示略)取付用
のブラケット12が溶接されているので、このボディW
側のブラケッ)12に対して、上記ブラケット2をボル
ト(図示略)を利用して固定する。
一方、ボディWの後部に取付けられる後側の治具IRを
、第6図に示しである。この後側の治具1Rも前側の治
具IFと同じような構成とされ、この前側治具IFに対
応した構成要素には同一符号を付しである。この後側の
治具IRのボディWに対する取付けは、そのブラケット
2をボディW後端部にある強度部材としてのフロアフレ
ーム13に対してボルトによって固定することにより行
なわれる。勿論、上記フロアフレーム13後端部には、
一般にバンパが取付けられる関係上該バンパ取付用のブ
ラケットがあらしめ溶接されているので、このバンパ取
付用ブラケットを利用して後側治具IRの取付を行なう
こともできる。
上記、前後の治具IFとIRとは、ボディWに対する取
付状態において、その回転軸5同士がボディWの前後方
向に伸びる同一直線上に位置するようにされる。この同
一直線がボディWの回転軸縁立となるもので、好ましく
は、この回転軸縁立がボディWの重心G(第7図参照)
を通るようにされでいる。なお1回転軸線文が重心Gを
通ることにより、ボディ・Wの回転の際に、回転速度の
大きな変動が防止される。これにより、ボディWには、
回転変動に伴なう衝撃が発生するのが防止され、ダレ防
止上より好ましいものとなる。
なお、前後の治具IF、IRは、車種(ボディWの種類
)に応じて専用のものがあらかじめ用意される。
台車 少なくともP3、P4で使用されて、ボディWを回転さ
せる機能を備えた台車である。第7図において、台車り
は基台21を有し、この基台21に取付けられた車輪2
2が、路面23上を走行される。この基台2工は、走行
方向前側から後側(第7図右側から左側)へ順次、それ
ぞれ上方へ向けて伸びる1本の前支柱24.2本の中間
支柱25.26、および1本の後支柱27を有し、中間
支柱25.26と後支柱27との間が、前後方向に大き
く間隔のあいた支持空間28とされている。
ボディWは、上記支持空間28に配設され、その前部が
、前治具IFを利用して中間支柱26に対して回転自在
に支持される一方、その後部が、後治具IRを利用して
後支柱27に回転自在に支持される。
前後の治具IF、IR(の回転軸5)は、上下方向から
支柱26.27に対して係脱自在とされると共に、後側
の治具IRが回転軸線見方向に不動として係合される。
このため、中間支柱26にはその上端面に開口する切欠
き26aが形成される一方(第1θ図〜第12図参照)
、後支柱27にはその上端面に開口する切欠き27aが
形成されている(第10図、第14図、第15図参照)
、この両切欠き26a、27aは、治具IF、IRの回
転軸5が嵌合し得る大きさとされている。そして、後側
治具IRの回転軸5にはフランジ部5aが形成される一
方、後支柱27には前記切欠き27aに連通ずるフラン
ジ部5aに対応した形状の切欠き27bが形成されてい
る。これにより、後治具IRは、後支柱27の切欠き2
7a、27bに対して、上下方向から係脱されると共に
、フランジ部5aのストッパ作用によって後支柱27に
対して前後方向に不動とされる。なお、ボディWに対す
る回転力の付与は、前側治具IFの回転軸5を介して行
われ、このため前治具IFの回転軸5先端部には、後述
する接続部5b(第5図をも参照)が形成されている。
基台21からは、下方へ向けてステー29が突設され、
このステー29の下端部に、牽引用ワイヤ30が連結さ
れている。このワイヤ30は、エンドレス式とされて、
図示を略ナモータにより一方向に駆動され、これにより
台車りが所定の搬送方向に駆動される。勿論、上記モー
タは、防爆の観点上安全な箇所に設置されている。
ボディWの回転は、台車りの移動を利用して、すなわち
台車りの走行路面23に対する変位を利用して行われる
。この台車りの変位を回転として取出すための回転取出
機構31が、次のようにして構成されている。すなわち
、回転取出機構31は、基台21に上下方向に伸ばして
回転自在に支持された回転軸32と、回転軸32の下端
部に固定されたスプロケット33と、スプロケット33
に噛合されたチェーン34と、から構成される装る、こ
のチェーン34は、前記ワイヤ30と並列に、走行路面
23に対して不動状態で配設されている。これにより、
台車りがワイヤ30を介して牽引されると、チェーン3
4が不動であるため。
このチェーン34に噛合うスプロケット33したがって
回転軸32が回転される。
上記回転軸32の回転を、前側治具IF(の回転軸5)
に伝達するための伝動機構35が、次のようにして構成
されている。すなわち、伝動機構35は、前記前支柱2
4の後面に固定されたケーシング36と、ケーシング3
6に横方向(前後方向)に伸ばして回転自在に支持され
た回転軸37と、この回転軸37と前記上回転軸32と
を連動させる一対のベベルギア38.39と、前記中間
支柱25に対して回転自在かつ前後方向に摺動自在に保
持された連結軸40と、を有する。この連結軸40は1
回転軸37に対してスプライン結合され(この係合部を
第7図中材号41で示す)、これにより回転軸32が回
転されると、連結軸40も回転されることになる。勿論
1回転軸37と連結軸40とは、回転軸縄文上に位置す
るように設置されている。
前記連結軸40は、前側治具IFの回転軸5に対して、
係脱される。すなわち、第10図〜第12図に示すよう
に、前治具IF用回転軸5の先端部には、十字形の接続
部5bが形成される一方、連結軸40の端部には、第1
O図、第13図に示すようにこの接続部5bががたつき
なく嵌合される係合凹所40cを有するボックス部40
aが形成されている。したがって、例えば空気圧式のシ
リンダ42によってロッド43を介して連結軸40を摺
動させることによって、上記ボックス部40a(係合凹
所40c)と接続部5bとが係脱され、その係合時に連
結軸40と回転軸5とが一体回転可能とされる。なお、
上記ロッド43は、第10図に示すように、連結軸40
の回転を阻害しないように、ボックス部40aの外周に
形成された環状14Ob内に嵌入されている。
以上のような構成によって、連結軸40を第7図右側へ
変位させた状態で、ボディWを台車りに対して下降させ
ることにより、前後の治具IF。
IRの各回転軸5が、中間支柱26.27によって回転
自在かつ前後方向に不動状態で支持される。この後、連
結軸40(係止凹所40c)が、前治具IFにおける回
転軸5(の接続部5b)に係合される。これにより、台
車りをワイヤ30を介して牽引すれば、ボディWが所定
の水平軸縁立を中心にして回転されることになる。なお
、ボディWの台車りからの取外しは、上記した手順とは
逆の手順で行えばよい。
第16図、第17図および第18図、第19図は、それ
ぞれ前治具IFの回転軸5と、連結軸40との結合部位
の変形例を示すものである。
第16図、第17図のものにおいては、先ず、中間支柱
26の切欠き26aが、ボックス部40aを回転自在に
支承し得るように半円状に形成されている。また、回転
軸5の接続部5b−1がL字形に形成される一方、ボッ
クス部40aに形成される係合凹所40cm1が、L字
形の接続部5b−1が相対回転不能に係合される形状と
しだものである。そして、係合凹所40cm1は、ボッ
クス部40aの一側面に開口して、この開口部分が上方
を向いているときに、接続部5b−1が係合凹所40c
m1に対して上下方向から係脱されるようになっている
(連結軸40の摺動不用)。
第18図、第19図は、第17図、第18図と同じよう
に、ボックス部40aに形成した係合凹所40cm2が
上方を向いているときにのみ、前側治具IFの回転軸5
に形成した接続部5b−2が係脱され得るようにしたも
のであり、接続部5cm2が断面四角形とされる一方、
係合凹所40cm2がこの四角形に対応した形状とされ
ている点が第16図、第17図に示す場合と異なってい
る。
勿論、第16図〜第19図の場合においては、連結軸4
0と前側治具IFとの係脱可能な状態(係合凹所40c
m1.40cm2が上方を向いた状態)では、ボディW
が正立位M(第7図に示すボディWのルーフパネルが上
向きの状態)とされる。
(以下余白) 補足説明 さて次に、本発明に関連した補足的な説明について順次
説明する。
■先ず、工程Plでのゴミ除去の際には、ボディWを回
転軸縁立を中心にして回転させつつ行なうとよい(第2
図(a)〜(i)参照)、これにより、ボディWの内面
、特に正立位置では下向きとなる面等に付着していたゴ
ミが1重力により下方へ落下するので、より確実にゴミ
の除去を行なえることになる。このことは、セツティン
グ工程P3や焼付工程P4でのボディWの回転の際にゴ
ミが落下してこないということになって、高品質の塗装
面を得る上で重要となる。
■上塗りにおいても、中塗りと同じように、ダレ限界以
上の塗料塗布(P6)、および被塗物の回転(P7、P
8)を行なうようにしてもよい。
■台車りの走行、停止に拘らずボディWの回転、停止の
切換えと、回転方向の変更切換えとは、例えば次のよう
にしても行なうことができる。先ず、第7図の例におい
て、スプロケット33にその径方向反対側からそれぞれ
噛合する第1、第2の一対のチェーン(チェーン34に
相当するもの)を設け、各チェーンをそれぞれ、適宜駆
動し得るようにすしておく、このような構成とすれば、
次のような駆動態様に応じて、ボディWの回転制御がな
されることになる。
■第1チェーン停止かつ第2チエーンをフリm:この場
合は、台車りの走行に伴なってボディWが一方向に回転
される。
■第1チェーンフリーかつ第2チェーン停止:この場合
は、台車りの走行に伴なって上記■とは逆方向にボディ
Wが回転される。
■両方のチェーン共にフリm:この場合は、台車りの走
行に伴なってボディWが回転されない。
■第1チェーンを一方向に駆動かつ第2チエーンをフリ
ー:この場合は、台車りが停止していても、ボディWが
一方向に回転される。
■第1チェーンを他方向に駆動かつ第2チエーンをフリ
ー(第1チエーンをフリーかつ第2チエーンを他方向に
駆動でも同じ):この場合は台車りが停止していても、
ボディWが上記■の場合とは逆方向に回転される。
なお、上述したことは、チェーンに代えてラックバ−を
用いても同様である。このラックバ−を常に固定状態と
して配置する場合は(この場合は台車りの走行がボディ
Wの回転の前提となる)、ラックバ−を間欠的に配置し
たり、あるいはラックバ−を配置する位置を左右任意に
設定することにより、台車りの走行位置に応じてボディ
Wを任意の方向に回転させ得ると共に、任意の位置でボ
ディWの回転を停止させ得る。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、中塗りと
上塗りを行なう場合に、中塗り後に水研ぎを行なうこと
なく、最終的に得られる塗装面の平滑度を良好なものと
することができる。また、中塗塗膜を従来よりも厚くし
て、この分上塗塗料を薄膜化することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
!$1図は本発明の一実施例を示す全体工程図。 第2図は被塗物としての自動車用ボディが回転すること
に伴う姿勢変化の状態を示す図。 第3図、第4図は中塗塗料のHさと塗装面の平滑度と回
転と水研ぎとの関係を示すグラフ。 第5図、第6図はボディを回転させるために、用いる治
具の例を示す斜視図。 第7図はボディを回転させるようにしたボディ搬送用の
台車の一例を示す側面図。 第8図は台車の走行路下方の状態を示す一部切欠き平面
図。 第9図は第8図のX9−X9線断面図。 第10図は回転用治具と台車との結合部分を示す側面断
面図。 第11図は第1O図X1l−Xll線断面図。 第12図は第11図の平面図。 第13図は第10図(7)X13−X13線断面図。 第14図は第1θ図(7)X14−X14線断面図。 第15図は第14図の平面図。 第16図、第17図は回転用治具と台車との結合部分の
変形例を示すもので、第16図は第17図のX16−X
16線断面図、第17図は側面断面図。 第18図、第19図は回転用治具と台車との結合部分の
さらに他の変形例を示すもので、第18図は第19図(
7)X18−X18線断面図、第19図は側面断面図。 PINP8:工程 W:ボディ Q:回転軸線 D:搬送用台車 1F、IR:回転用治具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被塗物にダレ限界以上の厚さに中塗塗料を塗布す
    る中塗塗装工程と、 被塗物を水平軸線周りに回転させつつ中塗塗料を乾燥さ
    せる中塗乾燥工程と、 中塗乾燥工程後に水研ぎを行なうことなく、被塗物に上
    塗り塗料を塗布する上塗塗装工程と、を備えていること
    を特徴とする塗装方法。
JP2739087A 1987-02-10 1987-02-10 塗装方法 Granted JPS63197581A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2739087A JPS63197581A (ja) 1987-02-10 1987-02-10 塗装方法
EP88101888A EP0278482B1 (en) 1987-02-10 1988-02-09 Coating method
DE8888101888T DE3861471D1 (de) 1987-02-10 1988-02-09 Beschichtungsverfahren.
US07/323,237 US4919977A (en) 1987-02-10 1989-03-15 Coating method
US07/490,715 US4968530A (en) 1987-02-10 1990-03-08 Coating method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2739087A JPS63197581A (ja) 1987-02-10 1987-02-10 塗装方法

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Publication Number Publication Date
JPS63197581A true JPS63197581A (ja) 1988-08-16
JPH059152B2 JPH059152B2 (ja) 1993-02-04

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ID=12219731

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JPH059152B2 (ja) 1993-02-04

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