JPS6319658Y2 - - Google Patents

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JPS6319658Y2
JPS6319658Y2 JP6437484U JP6437484U JPS6319658Y2 JP S6319658 Y2 JPS6319658 Y2 JP S6319658Y2 JP 6437484 U JP6437484 U JP 6437484U JP 6437484 U JP6437484 U JP 6437484U JP S6319658 Y2 JPS6319658 Y2 JP S6319658Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
mechanical seal
piston sleeve
pressure
seal
sleeve
Prior art date
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Application number
JP6437484U
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JPS60175958U (ja
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  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスプリング型のメカニカルシールに関
するものでシール側圧力方向の変動に対応して自
動的にシール装置のバランス径を変動し、非均衡
型と均衡型のシール装置に切り変わり、適正なシ
ール性能を維持することのできるメカニカルシー
ルを提供することを目的とする。
従来スプリング型メカニカルシールとして外圧
P2が内圧P1より小さい場合(P2<P1)には第1
図に示すようにバランス径rがメカニカルシール
aの摺動面の内径より小径になる不均衡型のもの
を使用し、外圧P2が内圧P1とほぼ等しいかまた
は大きい場合(P2≒P1,P2<P1)には第2図に
示すようにバランス径rがメカニカルシールaの
摺動面の内外径内にある均衡型のものを使用して
いた。しかし外圧P2は使用条件によつて内圧P1
に対して変動するもので、とくに圧力方向が変動
するような場合はいずれの型のメカニカルシール
もシール性能が発揮できなくなる欠点を有してい
た。
本考案は上記欠点に鑑み、1個のメカニカルシ
ールにおいてシール面に対して変動する圧力方向
に応じて自動的にバランス径を変動して摺動面圧
を維持するようにした新規メカニカルシールを提
供せんとするもので、シールリングとシヤフト間
にピストンスリーブを介挿し、該ピストンスリー
ブを内圧と外圧差によつて軸方向に摺動せしめ、
バランス径を変動するものである。
以下、本考案のメカニカルシールの一実施例を
図面にしたがつて説明すると、第3図は外圧P2
が内圧P1より小さいかまたは両者がほぼ等しい
(P1>P2,P1≒P2)状態における正断面図であ
る。1はシヤフト2に外挿し、ハウジング3の内
段部に対して気密的に担持した環状のフローテイ
ングシート4の摺動面4aに対して摺動面突起1
aの端面を全周にわたつて摺動自在に密接してな
る環状のシールリングであり、該シールリング1
はシヤフト2に外挿した保持スリーブ5の一端に
対して気密的に固着してなる。また6は上記保持
スリーブ5の後端に対向するごとくマウントスク
リユー6aを介してシヤフト2に外挿固着したリ
テーナリングであり、該リテーナリング6に対し
て軸芯と平行になるように円周方向に等配立設し
たガイドピン7を前記保持スリーブ5の係合溝5
aと軸方向摺動自在とし、かつ回動方向に係合す
るとともに、該リテーナリング6と保持スリーブ
5間に弾挿したコイルスプリング8により、シー
ルリング1を矢印Aの方向に押圧付勢してなる。
9は上記保持スリーブ5の内径部に形成した後段
部5bとシヤフト2外周間の環状空間に内挿した
スリーブであり、それぞれOリング10,11を
介して摺動自在かつ気密的に内挿されるととも
に、該ピストンスリーブ9の後端9aと上記リテ
ーナリング6の間に弾挿したコイルスプリング1
2により、ピストンスリーブ9の先端9bが保持
スリーブ5の後段部5bと当接するように適宜押
圧をもつて矢印B方向に弾性付勢してなる。また
該ピストンスリーブ9の内径摺動面9cはメカニ
カルシールの摺動面内径R1より小径に(本実施
例ではシヤフト2と同径)なり、外径摺動面9d
はメカニカルシールの摺動面内径R1より大径、
かつ外径R2より小径に構成される。
上記構成になるメカニカルシールはシールリン
グ1とフローテイングシート4の摺動部によつて
軸封されるもので、内圧P1が外圧P2より大きい
かまたはほぼ等しい場合(P1>P2,P1≒P2)は
第3図に示すように、ピストンスリーブ9がコイ
ルスプリング12の弾性によつて矢印B方向に押
され、その先端9bが保持スリーブ5の後段部5
bと当接する。したがつてシールリング1に加わ
る内圧P1は該ピストンスリーブ9の後端9aに
加わるようになり、外圧P2とのバランス径rは
ピストンスリーブ9の内径摺動面9cに位置する
ようになり、従来の不均衡型メカニカルシールと
同様の作用構成を呈する。
また第4図に示すように外圧P2が内圧P1より
きわめて大きい(P1≪P2)場合は外圧P2と内圧
P1の差圧によりピストンスリーブ9がコイルス
プリング12の弾性に抗して矢印Bと反対の方向
に摺動せしめられ、外圧P2と内圧P1のバランス
径rはピストンスリーブ9の外径摺動面9dに位
置するようになり、従来の均衡型メカニカルシー
ルと同様の作用構成を呈するようになる。
すなわち、本考案のメカニカルシールでは第3
図に示すような状態で運転中に急に外圧P2が内
圧P1より異常に高圧になつた場合でも、該外圧
P2と内圧P1の圧力差によつてコイルスプリング
12によつて矢印B方向に押圧しているピストン
スリーブ9を後退せしめ、外圧P2がメカニカル
シールの面圧に加わるようにバランス径rが変動
するため、摺動部の面圧が高まり軸封作用を維持
するとともに、外圧P2が低くなると同時にコイ
ルスプリング12の弾性復帰によりピストンスリ
ーブ9を元の位置に押し戻してバランス径rを小
径にし、内圧P1がメカニカルシールの摺動部に
適正な押圧を付加するようになる。
以上述べたように本考案によれば、ピストンス
リーブをシールリング後方に摺動自在に設け、内
圧と外圧の差圧によつて軸方向に摺動せしめ内圧
と外圧の加わるバランス径を自動的に変動する構
造にしたため、外圧が急に高圧になつた場合でも
常時メカニカルシールの摺動部は適正なシール圧
を維持するようになり、常時安定したシール性能
を有するもので、本考案の実用的効果はきわめて
大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の不均衡型メカニカルシールの半
裁正断面図、第2図は従来の均衡型メカニカルシ
ールの半裁正断面図、第3図は本考案メカニカル
シールの通常使用時の正断面図、第4図は同高外
圧時の半裁正断面図である。 1……シールリング、2……シヤフト、3……
ハウジング、4……フローテイングシート、5…
…保持スリーブ、6……リテーナリング、7……
ガイドピン、8,12……コイルスプリング、9
……ピストンスリーブ、10,11……Oリン
グ、r……バランス径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジング側に気密的に担持したフローテイン
    グシートに対してシヤフト側に気密的に外挿した
    保持スリーブに固着したシールリングを密接摺動
    してなるメカニカルシールにおいて、上記保持ス
    リーブのシールリングに背向する位置の内周部に
    構成した段部とシヤフト間の環状空間に対して軸
    方向に摺動自在のピストンスリーブを気密的に内
    挿するとともに、該ピストンスリーブを上記段部
    のシールリング側端面に当接する方向に弾性付勢
    してなり、該ピストンスリーブが内圧と外圧の差
    圧と、上記弾性押圧力関係により摺動し、メカニ
    カルシールのバランス径を変えるようにしたこと
    を特徴とするメカニカルシール。
JP6437484U 1984-05-02 1984-05-02 メカニカルシ−ル Granted JPS60175958U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6437484U JPS60175958U (ja) 1984-05-02 1984-05-02 メカニカルシ−ル

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6437484U JPS60175958U (ja) 1984-05-02 1984-05-02 メカニカルシ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60175958U JPS60175958U (ja) 1985-11-21
JPS6319658Y2 true JPS6319658Y2 (ja) 1988-06-01

Family

ID=30595399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6437484U Granted JPS60175958U (ja) 1984-05-02 1984-05-02 メカニカルシ−ル

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JP (1) JPS60175958U (ja)

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Publication number Publication date
JPS60175958U (ja) 1985-11-21

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