JPS6319644Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6319644Y2 JPS6319644Y2 JP14548383U JP14548383U JPS6319644Y2 JP S6319644 Y2 JPS6319644 Y2 JP S6319644Y2 JP 14548383 U JP14548383 U JP 14548383U JP 14548383 U JP14548383 U JP 14548383U JP S6319644 Y2 JPS6319644 Y2 JP S6319644Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil spring
- vibration damping
- main coil
- main
- compression
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 36
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 15
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 15
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 229910000639 Spring steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011796 hollow space material Substances 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、主コイルばねの中空に振動減衰用コ
イルばねを嵌装した圧縮コイルばねに関する。
イルばねを嵌装した圧縮コイルばねに関する。
エンジンの弁ばねのように高速度で往復運動を
繰り返す圧縮コイルばねにおいては、主コイルば
ねの中空に、薄板を螺旋巻きして主コイルばねに
対して締め代を持たせた振動減衰用コイルばねを
嵌装し、主コイルばねの内面と振動減衰用コイル
ばねの外面が接触してその摩擦によるダンパ効果
によつてサージングを防止するようにした圧縮コ
イルばねが用いられているが、このような圧縮コ
イルばねは、振動減衰用コイルばねを主コイルば
ねに嵌入するのに、その全長にわたつて縮径しつ
つ挿入しなければならず、組み付け作業に手間が
掛かる不具合があつた。
繰り返す圧縮コイルばねにおいては、主コイルば
ねの中空に、薄板を螺旋巻きして主コイルばねに
対して締め代を持たせた振動減衰用コイルばねを
嵌装し、主コイルばねの内面と振動減衰用コイル
ばねの外面が接触してその摩擦によるダンパ効果
によつてサージングを防止するようにした圧縮コ
イルばねが用いられているが、このような圧縮コ
イルばねは、振動減衰用コイルばねを主コイルば
ねに嵌入するのに、その全長にわたつて縮径しつ
つ挿入しなければならず、組み付け作業に手間が
掛かる不具合があつた。
本考案は、叙上の点に鑑み、サージングを確実
に防止することができ、しかも、組み付けを簡単
に行なうことができる圧縮コイルばねを提供する
ことを目的とするものである。
に防止することができ、しかも、組み付けを簡単
に行なうことができる圧縮コイルばねを提供する
ことを目的とするものである。
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
本実施例の主コイルばね1は、ばね鋼からなる
素線11を円筒形に螺旋巻きしてなり、振動減衰
用コイルばね2は、同じくばね鋼からなる素線2
1を主コイルばね1と逆ねじれで、かつ、素線1
1の間のピツチよりも大きなピツチによつて、主
コイルばね1の内径よりも僅かに小さい外径で、
かつ、主コイルばね1の自由長よりも長い自由長
の円筒形に螺旋巻きした構造になり、第1図に示
すように、主コイルばね1を一方の相手部材aの
上に載置して、その中空に振動減衰用コイルばね
2を同心に嵌装し、第2図に示すように、これら
の主コイルばね1と振動減衰用コイルばね2と
を、前記した一方の相手部材aと他方の相手部材
bとの間に挟んで圧縮した状態で取り付けると、
振動減衰用コイルばね2の方が自由長が長くて圧
縮量が大きいことによつて、振動減衰用コイルば
ね2の拡径量の方が主コイルばね1の拡径量より
も大きくなるとともに、振動減衰用コイルばね2
の素線21間のピツチの方が主コイルばね1の素
線11間のピツチよりも大きいことによつて、同
じように、振動減衰用コイルばね2の拡径量の方
が主コイルばね1の拡径量よりも大きくなり、こ
れら二つの要因により主コイルばね1が僅かに拡
径するのに対して振動減衰用コイルばね2が大き
く拡径し、また、主コイルばね1と振動減衰用コ
イルばね2の巻き方向が逆になつていて、振動減
衰用コイルばね2の素線21が主コイルばね1の
素線11の間に食い込むことがないため、振動減
衰用コイルばね2の外面と主コイルばね1の内面
とが弾力的に接触した状態で取り付けられる。
素線11を円筒形に螺旋巻きしてなり、振動減衰
用コイルばね2は、同じくばね鋼からなる素線2
1を主コイルばね1と逆ねじれで、かつ、素線1
1の間のピツチよりも大きなピツチによつて、主
コイルばね1の内径よりも僅かに小さい外径で、
かつ、主コイルばね1の自由長よりも長い自由長
の円筒形に螺旋巻きした構造になり、第1図に示
すように、主コイルばね1を一方の相手部材aの
上に載置して、その中空に振動減衰用コイルばね
2を同心に嵌装し、第2図に示すように、これら
の主コイルばね1と振動減衰用コイルばね2と
を、前記した一方の相手部材aと他方の相手部材
bとの間に挟んで圧縮した状態で取り付けると、
振動減衰用コイルばね2の方が自由長が長くて圧
縮量が大きいことによつて、振動減衰用コイルば
ね2の拡径量の方が主コイルばね1の拡径量より
も大きくなるとともに、振動減衰用コイルばね2
の素線21間のピツチの方が主コイルばね1の素
線11間のピツチよりも大きいことによつて、同
じように、振動減衰用コイルばね2の拡径量の方
が主コイルばね1の拡径量よりも大きくなり、こ
れら二つの要因により主コイルばね1が僅かに拡
径するのに対して振動減衰用コイルばね2が大き
く拡径し、また、主コイルばね1と振動減衰用コ
イルばね2の巻き方向が逆になつていて、振動減
衰用コイルばね2の素線21が主コイルばね1の
素線11の間に食い込むことがないため、振動減
衰用コイルばね2の外面と主コイルばね1の内面
とが弾力的に接触した状態で取り付けられる。
そして、第2図の取付状態で圧縮が繰り返され
ると、振動減衰用コイルばね2の外面と主コイル
ばね1の内面との摩擦によつて振動エネルギが吸
収され、サージングが防止されるのである。
ると、振動減衰用コイルばね2の外面と主コイル
ばね1の内面との摩擦によつて振動エネルギが吸
収され、サージングが防止されるのである。
なお、振動減衰用コイルばね2の自由長を主コ
イルばね1の自由長よりも十分に長くすれば、振
動減衰用コイルばね2のピツチを主コイルばね1
のピツチと同程度としても、第2図の取付状態に
おいて振動減衰用コイルばね2の外面を主コイル
ばね1の内面に接触させることが可能であり、ま
た、振動減衰用コイルばね2のピツチを主コイル
ばね1のピツチよりも十分に大きく取れば、その
自由長を主コイルばね1の自由長と同じにして
も、取付状態において同じように振動減衰用コイ
ルばね2の外面を主コイルばね1の内面に接触さ
せることが可能となる。
イルばね1の自由長よりも十分に長くすれば、振
動減衰用コイルばね2のピツチを主コイルばね1
のピツチと同程度としても、第2図の取付状態に
おいて振動減衰用コイルばね2の外面を主コイル
ばね1の内面に接触させることが可能であり、ま
た、振動減衰用コイルばね2のピツチを主コイル
ばね1のピツチよりも十分に大きく取れば、その
自由長を主コイルばね1の自由長と同じにして
も、取付状態において同じように振動減衰用コイ
ルばね2の外面を主コイルばね1の内面に接触さ
せることが可能となる。
また、第2図に示すような取付状態では、振動
減衰用コイルばね2の外面が未だ主コイルばね1
の内面に接触せず、圧縮が繰り返される作動状態
に至つて初めて振動減衰用コイルばね2の外面と
主コイルばね1の内面とが接触する構成としても
良い。
減衰用コイルばね2の外面が未だ主コイルばね1
の内面に接触せず、圧縮が繰り返される作動状態
に至つて初めて振動減衰用コイルばね2の外面と
主コイルばね1の内面とが接触する構成としても
良い。
上記実施例によつて具体的に説明したように、
本考案の圧縮コイルばねは、主コイルばねの中空
に、該主コイルばねと逆ねじれの振動減衰用コイ
ルばねを嵌装した圧縮コイルばねであつて、自動
状態において前記主コイルばねの内面と前記振動
減衰用コイルばねの外面との間に間隙を有し、使
用状態において前記主コイルばねと前記振動減衰
用コイルばねの圧縮に伴う拡径量の相違により前
記振動減衰用コイルばねの外面が前記主コイルば
ねの内面に弾接する構成としたことを要旨とする
ものであつて、圧縮が繰り返されるときに、振動
減衰用コイルばねの外面と主コイルばねの内面と
の間の摩擦により吸収され、サージングを防止す
ることができるとともに、振動減衰用コイルばね
は使用状態に至つて初めて主コイルばねの内面と
接触するようになつていて、自由状態では主コイ
ルばねの内面と何ら接触しないから、振動減衰用
コイルばねを主コイルばねの中空に容易に挿入す
ることができる効果を奏する。
本考案の圧縮コイルばねは、主コイルばねの中空
に、該主コイルばねと逆ねじれの振動減衰用コイ
ルばねを嵌装した圧縮コイルばねであつて、自動
状態において前記主コイルばねの内面と前記振動
減衰用コイルばねの外面との間に間隙を有し、使
用状態において前記主コイルばねと前記振動減衰
用コイルばねの圧縮に伴う拡径量の相違により前
記振動減衰用コイルばねの外面が前記主コイルば
ねの内面に弾接する構成としたことを要旨とする
ものであつて、圧縮が繰り返されるときに、振動
減衰用コイルばねの外面と主コイルばねの内面と
の間の摩擦により吸収され、サージングを防止す
ることができるとともに、振動減衰用コイルばね
は使用状態に至つて初めて主コイルばねの内面と
接触するようになつていて、自由状態では主コイ
ルばねの内面と何ら接触しないから、振動減衰用
コイルばねを主コイルばねの中空に容易に挿入す
ることができる効果を奏する。
第1図は本考案の一実施例の自由状態の断面
図、第2図はその取付状態の断面図である。 1……主コイルばね、2……振動減衰用コイル
ばね、11……素線、21……素線。
図、第2図はその取付状態の断面図である。 1……主コイルばね、2……振動減衰用コイル
ばね、11……素線、21……素線。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 主コイルばねの中空に、該主コイルばねと逆
ねじれの振動減衰用コイルばねを嵌装した圧縮
コイルばねであつて、自由状態において前記主
コイルばねの内面と前記振動減衰用コイルばね
の外面との間に間隙を有し、使用状態において
前記主コイルばねと前記振動減衰用コイルばね
の圧縮に伴う拡径量の相違により前記振動減衰
用コイルばね外面が前記主コイルばねの内面に
弾接する構成としたことを特徴とする圧縮コイ
ルばね。 2 前記振動減衰用コイルばねの自由長を前記主
コイルばねの自由長よりも長くしたことを特徴
とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の圧
縮コイルばね。 3 前記振動減衰用コイルばねのピツチを前記主
コイルばねのピツチよりも大きくしたことを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
圧縮コイルばね。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14548383U JPS6052435U (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 圧縮コイルばね |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14548383U JPS6052435U (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 圧縮コイルばね |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6052435U JPS6052435U (ja) | 1985-04-12 |
JPS6319644Y2 true JPS6319644Y2 (ja) | 1988-06-01 |
Family
ID=30324116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14548383U Granted JPS6052435U (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 圧縮コイルばね |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6052435U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104912983A (zh) * | 2015-06-15 | 2015-09-16 | 太仓市惠得利弹簧有限公司 | 一种多级阻尼的弹簧板 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006144844A (ja) * | 2004-11-17 | 2006-06-08 | Akutsu Yoshito | 巻き線が干渉しない簡易構造の複合圧縮ばね装置 |
JP7107117B2 (ja) * | 2018-09-13 | 2022-07-27 | サクサ株式会社 | パチンコ玉用転動通路のシャッタ構造 |
-
1983
- 1983-09-20 JP JP14548383U patent/JPS6052435U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104912983A (zh) * | 2015-06-15 | 2015-09-16 | 太仓市惠得利弹簧有限公司 | 一种多级阻尼的弹簧板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6052435U (ja) | 1985-04-12 |
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