JPS6139134Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6139134Y2 JPS6139134Y2 JP16498383U JP16498383U JPS6139134Y2 JP S6139134 Y2 JPS6139134 Y2 JP S6139134Y2 JP 16498383 U JP16498383 U JP 16498383U JP 16498383 U JP16498383 U JP 16498383U JP S6139134 Y2 JPS6139134 Y2 JP S6139134Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil spring
- twisted
- spring
- cross
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 5
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 4
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 3
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はコイルスプリングに係り、特に冷却効
果に優れ、かつばね性の向上を図りうるコイルス
プリングを提供することを目的とする。
果に優れ、かつばね性の向上を図りうるコイルス
プリングを提供することを目的とする。
従来のコイルスプリングは断面が円形の線材を
螺旋状に巻回されてなる。一般に、コイルスプリ
ングは荷重の変化に応じて伸縮を繰り返すに伴い
熱を発生するが、線材の断面が円形であるため、
太さに対して表面積が小さく、コイルスプリング
の冷却効果が悪い欠点があつた。また、従来のコ
イルスプリングは、そのばね材料の線径(断面寸
法)、コイル巻径、巻数、横弾性係数等によりば
ね定数が自づと定まり、その数値には限界があり
同一の断面積のままばね定数の向上を図ることが
難しいという欠点があつた。
螺旋状に巻回されてなる。一般に、コイルスプリ
ングは荷重の変化に応じて伸縮を繰り返すに伴い
熱を発生するが、線材の断面が円形であるため、
太さに対して表面積が小さく、コイルスプリング
の冷却効果が悪い欠点があつた。また、従来のコ
イルスプリングは、そのばね材料の線径(断面寸
法)、コイル巻径、巻数、横弾性係数等によりば
ね定数が自づと定まり、その数値には限界があり
同一の断面積のままばね定数の向上を図ることが
難しいという欠点があつた。
本考案は上記諸欠点を除去したものであり、以
下図面と共にその一実施例につき説明する。
下図面と共にその一実施例につき説明する。
第1図は本考案になるコイルスプリングの一実
施例を示し、コイルスプリング1は断面が略正方
形の弾性変形しうる線材を捩つた状態で螺旋状に
形成されている。このため、対角部2が螺旋状の
山を形成し、対辺部3が螺旋状の谷を形成する。
なお、対辺部3は捩られることにより内周側にへ
こんだり曲線的な谷を形成する。
施例を示し、コイルスプリング1は断面が略正方
形の弾性変形しうる線材を捩つた状態で螺旋状に
形成されている。このため、対角部2が螺旋状の
山を形成し、対辺部3が螺旋状の谷を形成する。
なお、対辺部3は捩られることにより内周側にへ
こんだり曲線的な谷を形成する。
コイルスプリング1は対角部2と対辺部3とに
より形成された凹凸でその表面積が大になり、こ
れにより放熱及び冷却効果がより増すことにな
る。また、第2図の縦断面図に示す如く、コイル
スプリング1は弾性的に伸縮する場合、線材間の
すきま4を通過する外周側5の空気が谷である対
辺部3に沿つて内周側6へと流入し、内周側6が
外周側5と同様に冷却される。したがつて、コイ
ルスプリング1は繰り返し荷重が変化するような
過酷な使用に対し変位に伴つて熱を発生するが、
拡大された表面積による放熱効果と共に、伸縮に
より捩られた対辺部3に沿つて空気が螺旋状に導
びかれて、コイルスプリング全体を冷却する冷却
効果とにより冷却される。このため、コイルスプ
リング1は変位に伴う熱によるばね性の劣化が緩
和されて寿命がのび、優れた耐久性を有する。
より形成された凹凸でその表面積が大になり、こ
れにより放熱及び冷却効果がより増すことにな
る。また、第2図の縦断面図に示す如く、コイル
スプリング1は弾性的に伸縮する場合、線材間の
すきま4を通過する外周側5の空気が谷である対
辺部3に沿つて内周側6へと流入し、内周側6が
外周側5と同様に冷却される。したがつて、コイ
ルスプリング1は繰り返し荷重が変化するような
過酷な使用に対し変位に伴つて熱を発生するが、
拡大された表面積による放熱効果と共に、伸縮に
より捩られた対辺部3に沿つて空気が螺旋状に導
びかれて、コイルスプリング全体を冷却する冷却
効果とにより冷却される。このため、コイルスプ
リング1は変位に伴う熱によるばね性の劣化が緩
和されて寿命がのび、優れた耐久性を有する。
また、コイルスプリング1は四角形を捩つた状
態で螺旋に巻回してあるため、荷重が作用した際
の弾性変形は対辺部3だけでなく対辺部3の寸法
より長い寸法の対角部2が伸縮と共に変位して、
高い数値のばね定数を有することになる。しか
も、コイルスプリング1は例えば従来の断面が円
形あるいは四角形で、同じ断面積のものよりもバ
ネ定数の数値が高くなり、同一のバネ定数に設定
する場合にはコイルスプリング1の方が少ない材
料で済み、重量を軽減しうる。また、コイルスプ
リング1を形成する際、捩つた状態の螺旋状の対
角部2が巻回用治具(図示せず)に当接するた
め、コイルスプリング1はコイル巻回径がバラツ
キなく安定して巻回しやすい。
態で螺旋に巻回してあるため、荷重が作用した際
の弾性変形は対辺部3だけでなく対辺部3の寸法
より長い寸法の対角部2が伸縮と共に変位して、
高い数値のばね定数を有することになる。しか
も、コイルスプリング1は例えば従来の断面が円
形あるいは四角形で、同じ断面積のものよりもバ
ネ定数の数値が高くなり、同一のバネ定数に設定
する場合にはコイルスプリング1の方が少ない材
料で済み、重量を軽減しうる。また、コイルスプ
リング1を形成する際、捩つた状態の螺旋状の対
角部2が巻回用治具(図示せず)に当接するた
め、コイルスプリング1はコイル巻回径がバラツ
キなく安定して巻回しやすい。
尚、上記実施例では断面が略正方形の線材を捩
つた状態で螺旋状に形成したが、これに限らず例
えば断面が三角形、五角形等任意の多角形状の断
面の線材を捩つた状態で螺旋状に形成しても良
い。
つた状態で螺旋状に形成したが、これに限らず例
えば断面が三角形、五角形等任意の多角形状の断
面の線材を捩つた状態で螺旋状に形成しても良
い。
上述の如く、本考案によるコイルスプリング
は、断面が多角形の弾性変形しうる線材を、捩つ
た状態で螺旋状に形成してあるため、拡大された
表面積による放熱効果と、コイルスプリングの伸
縮と共に捩られた対辺部に沿つて空気が外周部よ
り内周側へと導びかれて移動する冷却効果とによ
り、内周側が外周側と同様に冷却されてコイルス
プリング全体を一様に冷却出来、したがつて伸縮
の繰り返しに伴つて発生する熱によるバネ定数の
劣化を防止出来、寿命を長くしえ、しかも同一断
面積のままバネ定数の向上を図ることが出来る等
の特長を有する。
は、断面が多角形の弾性変形しうる線材を、捩つ
た状態で螺旋状に形成してあるため、拡大された
表面積による放熱効果と、コイルスプリングの伸
縮と共に捩られた対辺部に沿つて空気が外周部よ
り内周側へと導びかれて移動する冷却効果とによ
り、内周側が外周側と同様に冷却されてコイルス
プリング全体を一様に冷却出来、したがつて伸縮
の繰り返しに伴つて発生する熱によるバネ定数の
劣化を防止出来、寿命を長くしえ、しかも同一断
面積のままバネ定数の向上を図ることが出来る等
の特長を有する。
第1図は本考案になるコイルスプリングの一実
施例の斜視図、第2図は第1図に示すコイルスプ
リングを圧縮状態に変位させた縦断面図である。 1……コイルスプリング、2……対角部、3…
…対辺部、4……すきま、5……外周側、6……
内周側。
施例の斜視図、第2図は第1図に示すコイルスプ
リングを圧縮状態に変位させた縦断面図である。 1……コイルスプリング、2……対角部、3…
…対辺部、4……すきま、5……外周側、6……
内周側。
Claims (1)
- 断面が多角形の弾性変形しうる線材を、捩つた
状態で螺旋状に形成してなるコイルスプリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16498383U JPS6071745U (ja) | 1983-10-25 | 1983-10-25 | コイルスプリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16498383U JPS6071745U (ja) | 1983-10-25 | 1983-10-25 | コイルスプリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6071745U JPS6071745U (ja) | 1985-05-21 |
JPS6139134Y2 true JPS6139134Y2 (ja) | 1986-11-11 |
Family
ID=30361563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16498383U Granted JPS6071745U (ja) | 1983-10-25 | 1983-10-25 | コイルスプリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6071745U (ja) |
-
1983
- 1983-10-25 JP JP16498383U patent/JPS6071745U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6071745U (ja) | 1985-05-21 |
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