JPS5922352Y2 - コイルばね - Google Patents

コイルばね

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Publication number
JPS5922352Y2
JPS5922352Y2 JP11941579U JP11941579U JPS5922352Y2 JP S5922352 Y2 JPS5922352 Y2 JP S5922352Y2 JP 11941579 U JP11941579 U JP 11941579U JP 11941579 U JP11941579 U JP 11941579U JP S5922352 Y2 JPS5922352 Y2 JP S5922352Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
cross
wire
shape
conical
Prior art date
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Expired
Application number
JP11941579U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5637736U (ja
Inventor
武 平野
Original Assignee
日本発条株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本発条株式会社 filed Critical 日本発条株式会社
Priority to JP11941579U priority Critical patent/JPS5922352Y2/ja
Publication of JPS5637736U publication Critical patent/JPS5637736U/ja
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Publication of JPS5922352Y2 publication Critical patent/JPS5922352Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コイル直径とともに素線断面積が減少する円
錐コイル部を備えたコイルばねに関する。
自動車用懸架ばね等においては、広い荷重範囲にわたり
常に良好な乗心地が得られるように非線形特性を有する
コイルばねが用いられる場合が多い。
また、自動車用懸架コイルばねとしては密着時の高さが
できるだけ小さいことが要求される。
この種のコイルばねとしては、たとえば特公昭49−1
4651号のように一端から他端に至るにつれてコイル
直径および素線直径が漸減または漸増するように形成さ
れ、最大圧縮時には素線が内外に位置しあって渦巻状に
なるようにしたものが知られている。
しかし従来のこの種のコイルばねにおいては素線が断面
円形状をなしているのでコイル最大径が著しく大きくな
ってしまう。
本考案は上記事情にもとづいてなされたもので、その目
的とするところは、円錐コイル部におけるコイル最大径
より小さくすることができ、しかも加工性が良好で量産
性に富み、安価に製造し得るコイルばねを提供すること
にある。
以下、本考案を図示の一実施例について説明する。
第1図および第2図において、円錐コイル部1はコイル
半径が下方から上方に漸減し、上端部における最小値が
R1で下端部における最大値がR2である。
また、コイルばね1を形成する素線2は断面積が上端部
はど小さく、かつ断面形状が下端部においては円形、上
端部においては矩形であって、下端部から上端部に至る
にしたがって円形状から矩形状に漸次変化するように形
成されている。
さらに、最大圧縮状態においては素線が軸方向に重合せ
ず最小密着高さが得られるように、相隣る素線間に半径
方向の間隙Cが形成されている。
なお、図中3,4はばね座で゛ある。第3図に、上記コ
イルばね1と素線材料、コイル巻回数、コイル長さ、半
径方向間隙C1最小コイル半径R1およびばね特性が相
等しく、かつ素線断面が円形状をなす従来のコイルばね
5の圧縮された状態を示す。
これら2つのコイルばね1,5が相等しいばね特性を有
するためには、それぞれの素線の相互に対応する各部に
おけるトルクTに対するねじり角θが相等しくなるよう
にすればよい。
コイルの素線断面特性値を■、横弾性係数をGとすれば
θ−TAGであり、また、断面特性値■は高さa、幅す
の矩形断面においてはI−Kab3、直径dの円形断面
においては■−πd九2である。
ただし、Kはに一%の値によって定まる係数で、よたと
えばに=1の場合にはに二0 、1406、k=2の場
合にはに=0.2287である。
そして、■1−■2となるためには一= ’(7V3z
Kk )Aであればよく、k=1の場合には一=0.9
14、k=2の場合には鳴=0゜681であって、一般
にk>1であれば鳴く1である。
すなわち、2つのコイルの各素線は相互に対応する各部
において%〈1であるから、上述のようにコイル最小半
径R1および半径方向間隙Cがそれぞれ相等しい場合に
は素線断面が矩形状のコイルの方が円形状のコイルに比
し最大半径が小さいことが知られる。
そして、kの値が大きいほど、すなわち素線の断面形状
がコイル軸線方向に縦長であるほど最大直径が小さくな
る。
以上においては素線断面が矩形状の場合について円形断
面のものと比較したが、上述したように円形断面から漸
次矩形状に変化するように形成してもほぼ同等な効果が
得られ、R2〈R3とすることができる。
また、素線は断面円形状のものを圧延によって順次矩形
状に変形させながら断面積を漸減させればよいので、円
形状のまま先細に形成するよりも著しく製造が容易であ
り、かつ要すれば高さaと幅すとの比に−4をも容易に
可変設定することができる。
なお、本考案は上記実施例のみに限定されるものではな
く、たとえば゛第4図に例示するように種々な形状のコ
イルばねに適用可能である。
すなわち、同図A、 B、 Cに示すものは第1図に示
すものと同様に円錐コイル部10.11.12のみから
なり、かつ、半径が直線状、弧状、折線状等に変化する
ように形成されている。
要すればコイル半径をこれらとは異なる他の変化状態と
してもよい。
また、同図り、 E、 Fに示すものは等径部13の各
−側に円錐コイル部10.11.12がそれぞれ一体に
連接されている。
さらに、同図Gに示すものは円錐コイル部10,10が
軸方向に一体に連接されており、H,Iに示すものは等
径部13の軸方向両側に円錐コイル部10,11がそれ
ぞれ一体に連接されている。
要すれば、等径部13の軸方向両側に配される円錐コイ
ル部が相互に異なるものであってもよい。
本考案は、上述したように円錐コイル部を形成する素線
の断面形状をコイル半径が減少するに伴なって円形状か
ら矩形状に漸次変化するように形成したので、ばね特性
およびコイル形状がほぼ相等しく素線断面が円形状のコ
イルばねに比しコイル最大半径をより小さく形成するこ
とができる。
また、円形断面の素線を圧延して断面を漸次矩形状にす
るとともに断面積を漸減させればよいので、素線の形成
が容易で量産性に優れ、安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は同側
の圧縮状態を示す断面図、第3図は従来のコイルばねの
圧縮状態を示す断面図、第4図Aないし■は本考案を適
用したコイルばねの形状を略示する説明図である。 1、10.11.12・・・・・・円錐コイル部、2・
・・・・・素線、13・・・・・・等径部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイル半径が漸減するに伴なって素線断面積が漸減する
    ように形成された円錐コイル部を有し、かつ圧縮時に上
    記円錐コイル部の各コイルが内外に位置し合うものにお
    いて、上記円錐コイル部を形成する素線の断面形状を、
    コイル半径が減少するに伴なって円形状から矩形状に漸
    次変化するように形成したことを特徴とするコイルばね
JP11941579U 1979-08-30 1979-08-30 コイルばね Expired JPS5922352Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11941579U JPS5922352Y2 (ja) 1979-08-30 1979-08-30 コイルばね

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11941579U JPS5922352Y2 (ja) 1979-08-30 1979-08-30 コイルばね

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Publication Number Publication Date
JPS5637736U JPS5637736U (ja) 1981-04-10
JPS5922352Y2 true JPS5922352Y2 (ja) 1984-07-04

Family

ID=29351618

Family Applications (1)

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JP11941579U Expired JPS5922352Y2 (ja) 1979-08-30 1979-08-30 コイルばね

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006103727A1 (ja) * 2005-03-28 2008-09-04 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ 電磁ブレーキ装置
JP2012082889A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Kurashiki Kako Co Ltd 除振装置
JP6830188B2 (ja) * 2019-05-17 2021-02-17 株式会社畠山製作所 テレスコピックカバーのダンパー

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JPS5637736U (ja) 1981-04-10

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