JPS63195Y2 - - Google Patents

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JPS63195Y2
JPS63195Y2 JP1981191989U JP19198981U JPS63195Y2 JP S63195 Y2 JPS63195 Y2 JP S63195Y2 JP 1981191989 U JP1981191989 U JP 1981191989U JP 19198981 U JP19198981 U JP 19198981U JP S63195 Y2 JPS63195 Y2 JP S63195Y2
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annular wall
container
annular
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lid
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JP1981191989U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、保温容器の上部に収納室を一体に設
けた、収納室付き保温容器に関するものである。
従来、円筒状の胴の上部に注入口を突設し、下
部には注入口を備えた保温容器が周知である。通
常この種の保温容器においてはコツプ等は別体で
あつて、保温容器自体とは別に保管し、又は持ち
運ぶ必要があつた。一部には、数個のコツプを入
れ子にして注入口内に収納したものもあるが、コ
ツプが入れ子であり使用性が悪く、しかも携帯時
に保温容器内のお茶等がコツプを濡らすため、極
めて非衛生的であつた。
本考案はかかる事情に鑑み考案されたものであ
つて、保温容器の上部の、注入口の周囲のスペー
スを利用し、ここに環状の収納室を一体に設け、
コツプをはじめとして所望の物品を収納すること
ができるようにしたものである。
而して本考案は、内容器と外容器との間に断熱
材を充填し、その内容器及び外容器の上部に環状
の肩部材を載置して結合し、上部中央に注入口を
突設すると共に下部に注出口を設けた保温容器に
おいて、前記肩部材の外周縁及び内周縁にそれぞ
れ上方に突出する外環状壁及び内環状壁を設け、
該内環状壁の内側に前記注入口を設けて注入口蓋
で開閉可能に閉塞し、前記外環状壁と内環状壁と
の間に環状の収納室を形成し、該収納室の上部を
前記内還状壁に螺合すると共に外環状壁に嵌合す
る環状壁で開閉可能に閉塞したことを特徴とする
ものである。
以下本考案を、図面に示された実施例に基いて
説明する。1は保温容器の本体であつて、外容器
2と該外容器2内に収容された内容器3とよりな
り、その外容器2と内容器3との間の空所には、
ポリウレタン樹脂発泡体のような断熱材4が充填
されている。外容器2において5は円筒状の胴部
材であつて、その上端及び下端には、肩部材6及
び底部材7がそれぞれ嵌合されている。
肩部材6は環状であつて、内周縁部は上方に突
出する内環状壁8を形成し、該内環状壁8の上端
にはその内周及び外周にそれぞれ雌ねじ9及び雄
ねじ10が形成され、その内環状壁の内側に注入
口8′が形成されている。又、肩部材6の外周縁
も上方へ突出して外環状壁11を形成しており、
該外環状壁11の上端から下方に折り返されて、
外殻12が形成している。外殻12の下端部には
凹溝13が全周に亘つて刻設されており、該凹溝
13に前記胴部材5の上端に形成されたカール1
4が嵌合されている。又、外殻12には、ハンド
ル15が回動自在に枢支されている。16はハン
ドル受けである。
又、前記内環状壁8と外環状壁11との間の部
分は、水平の肩部17を形成している。そして、
前記内環状壁8、外環状壁11及び肩部17によ
つて断面略チヤンネル状に囲まれた環状の空所
が、収納室18を形成しているのである。而して
この例においては、前記肩部17に複数個の陥凹
部19が形成され、該各陥凹部19にコツプ20
が載置されている。又、21は肩部17の一部に
形成された突条であつて、該突条21の裏側で、
前記外環状壁11と外殻12との間の空所22
と、前記内環状壁8の内側の空所23とが通ぜし
められている。
前記注入口8′内には、底面に網24を形成し
た茶こし25が着脱自在に嵌合されている。26
は注入口蓋であつて、上面に凹部27が形成さ
れ、該凹部27の中央が突出してつまみ28を形
成している。又該注入口蓋26の外周からは下方
に延びる短筒部29が形成され、該短筒部29に
は前記雌ねじ9に螺合する雄ねじ30が設けら
れ、これを螺合することにより注入口8′を閉じ
るようになつている。
31は環状蓋であつて、前記収納室18の上部
をおおうものである。上面の中央寄りに凹部32
が形成され、その凹部32の内周縁には、上方に
延びる短筒部33が形成され、該短筒部33の内
面には、前記雄ねじ10に螺合する雌ねじ34が
形成されている。又外周縁には第5図に示す如く
それぞれ下方に延びる外壁35と内壁36とが設
けられており、その間には断面略楔形の空所37
が形成されている。そしてこの環状蓋31を収納
室18上にかぶせ、ねじ10,34を螺合させて
被蓋したとき、前記肩部材6の外周上端に突設さ
れた環状突起38が前記楔形空所37に嵌合する
ようになつている。
一方、底部材7は略椀状であつて、底面39に
は折畳み式の脚40が取付けられており、さらに
外殻41の上端部には前記肩部材6の外殻12と
同様の凹溝42が刻設されていて、前記胴部材5
の下端のカール43が嵌合している。
内容器3は、その上端縁が前記肩部材6の内環
状壁8の内側の凹溝44に、パツキング45を介
して嵌着されている。
46は注出口であつて、保温容器本体1の下部
側面に、底部材7及び内容器3を貫通して取りつ
けられており、つまみ47を回動することによ
り、内容液を吐出口48から注出するようになつ
ている。
外容器2と内容器3との間に充填する断熱材4
は、例えばポリウレタン樹脂発泡体であれば、内
容器3と外容器2とを組立てたものを逆さにし
て、底面39に設けられた樹脂注入孔(図示せ
ず)から未発泡の混合液を内容器3と外容器2と
の間の空所へ注入し、発泡硬化せしめることによ
り充填する。このとき、本考案においては肩部材
6に環状の収納室18が設けられているため、こ
れを逆さにした状態では収納室18が環状の突条
となり、注入した樹脂液が該突条に遮られ、内環
状壁8の内側の空所23に樹脂液がゆき亘らず、
ここに断熱材4の空洞が生じることがある。この
ような不都合を解消するため、この実施例におい
ては前述のように肩部17に突条21(裏側から
見ると凹溝)を形成することにより、環状壁11
と外殻12との間の空所22に注入された樹脂液
の一部を内環状壁8の内側の空所23に流入せし
め、全体に行き亘らせた状態で発泡させることが
でき、均一で空洞のない断熱材4を得ることがで
きるようにしている。
又、外容器2の胴部材5は、通常金属板を筒状
に彎曲させ、両端を接合して形成される。そして
その接合部は通常第6図に示す如く両端を折り返
し、その折り返し部分を互に係合した「はぜ接
ぎ」により接合される。ところがこのはぜ部49
においては、金属板が重なつている為に厚くなつ
ており、上下縁にカール14,43を形成するこ
とができない。このような場合、通常は第8図に
示す如く、はぜ部49の下のカール43の一部を
切除すると共に、底部材7における凹溝42より
上の部分を切除して切欠き50を形成し、該切欠
き50にはぜ部49を嵌合するようにしている。
ところが本考案のように内部に断熱材4を充填す
る場合には、樹脂液が切欠き50に流入し、カー
ル43の外側を通つてカール43と凹溝42の間
から浸み出し、極めて見苦しいものとなることが
ある。それ故本考案においては、第7図に示すよ
うに、はぜ部49の下端を切欠してカール43を
正しく形成し、はぜ部49とカール43との間に
凹溝42の上の部分51を嵌入せしめ、樹脂液が
漏出するのを防止するようにするのがよい。なお
この構造は、胴部材5と肩部材6との間において
も同様である。
又、本考案においては、収納室18の上部が環
状蓋31でおおわれるが、該環状蓋31は直径が
大きい為、成型時やその後の使用の際に力が加わ
ると、極めて変形し易く、肩部材6と環状蓋31
とをその外周で螺合するようにすると、環状蓋3
1の変形によつて螺合しにくくなる。そのため本
考案においては、環状蓋31をその内周において
前記内環状壁8に螺合すると共に、外周を外環状
壁11に嵌合するのである。又内周で螺合する
と、環状蓋31が変形している為に肩部材6から
局部的に浮き上がり、ぴつたりと嵌合しにくい。
それ故実施例においては、環状蓋31の外周に外
壁35と内壁36との二重の壁を設けると共に、
外壁35の内面52をやゝ下開きのテーパー面と
し、肩部材6の外周上端に突設された環状突起3
8にもその内面及び外面にテーパー面53,54
を形成し、環状蓋31を肩部材6にかぶせた時
に、環状蓋31が変形していたとしても、外壁3
5又は内壁36のいずれかが環状突起38のテー
パー面54,53に当接し、変形を矯正しながら
正しくかぶせることができるようにしているので
ある。
本考案は以上の如く構成されており、上部の注
入口8′の周囲に環状の収納室18が形成されて
いるので、所望の物品をここへ収納して携帯する
ことができる。実施例においては、陥凹部19に
コツプ20を載置しており、多数のコツプ20を
重ねることなく衛生的にしかも保温容器と一体と
して保管し且つ携帯することができるのである。
また本考案によれば、注入口8′は注入口蓋2
6で着脱可能に閉塞されており、また収納室18
も環状蓋31で着脱可能に閉塞されているので、
注入口8′と収納室18とはそれぞれ別個に、互
いに無関係に開閉することができる。従つて内容
液の注入操作と収納室18内の物品の出入れの操
作とをそれぞれ別個に行うことができ、極めて操
作性の良いものである。
さらに本考案によれば、環状蓋31はその内周
において収納室18の内周の内環状壁8′に螺合
され、さらにその内周が外環状壁11に支持され
るので、直径が大きくて歪みの生じ易い環状蓋3
1であつても、容易に螺合して被蓋することがで
きる。
又実施例においては、環状蓋31の凹部32が
コツプ20の上縁に近く臨んでいるので、持ち運
びの途中でコツプ20が陥凹部19からとび出し
たり、振動によつてカタカタと不快な音をたてる
ことがない。又前記収納室には、コツプ20以外
の物品を収納し得ることももちろんである。例え
ば扇状のタツパー等を収納し、これに弁当や菓子
類を入れておくこともでき、又果実等を直接収納
室内に収納することも可能である。
収納室18に何を入れるにしても、収納室18
とお茶などを入れる内容器3とが完全に独立して
いるので、収納室18内の物品がお茶などに濡れ
て変質するようなことはなく、又お茶などが物品
を洗うことにより汚れるということもなく、極め
て衛生的且つ経済的である。
又、従来のこの種の保温容器においては、上部
に注入口が突出しており、保温容器の大きさとし
ては注入口の上端までの高さの制約を受けてお
り、注入口の周囲の環状部分は全く無駄であつた
のであるが、本考案はその無駄なスペースを収納
室として利用しているので、上面がほゞ平面とな
るだけであつて、直径も高さもほとんど変わら
ず、形状が大きくなることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図までは本考案の実施例を示す
ものであつて、第1図は第2図における−断
面図、第2図は、注入口蓋26及び環状蓋31を
除去した状態の平面図である。第3図及び第4図
は、第2図における−及び−の上部拡大
断面図である。第5図は肩部材6と環状蓋31の
外周部の拡大断面図である。第6図は、胴部材5
におけるはぜ部下端の拡大横断面図であり、第7
図はその拡大縦断面図である。第8図は従来のは
ぜ部下端の拡大縦断面図である。 2……外容器、3……内容器、4……断熱材、
6……肩部材、8……内環状壁、8′……注入口、
11……外環状壁、18……収納室、46……注
出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内容器と外容器との間に断熱材を充填し、その
    内容器及び外容器の上部に環状の肩部材を載置し
    て結合し、上部中央に注入口を突設すると共に下
    部に注出口を設けた保温容器において、前記肩部
    材の外周縁及び内周縁にそれぞれ上方に突出する
    外環状壁及び内環状壁を設け、該内環状壁の内側
    に前記注入口を設けて注入口蓋で開閉可能に閉塞
    し、前記外環状壁と内環状壁との間に環状の収納
    室を形成し、該収納室の上部を前記内還状壁に螺
    合すると共に外環状壁に嵌合する環状蓋で開閉可
    能に閉塞したことを特徴とする、収納室付き保温
    容器。
JP19198981U 1981-12-22 1981-12-22 収納室付き保温容器 Granted JPS5898025U (ja)

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JP19198981U JPS5898025U (ja) 1981-12-22 1981-12-22 収納室付き保温容器

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JP19198981U JPS5898025U (ja) 1981-12-22 1981-12-22 収納室付き保温容器

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Publication Number Publication Date
JPS5898025U JPS5898025U (ja) 1983-07-04
JPS63195Y2 true JPS63195Y2 (ja) 1988-01-06

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0122596Y2 (ja) * 1984-10-15 1989-07-06
JP5166219B2 (ja) * 2008-11-26 2013-03-21 パール金属株式会社 液体容器

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JPS5533174B2 (ja) * 1975-05-28 1980-08-29

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JPS5746913Y2 (ja) * 1978-05-16 1982-10-15
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JPS5533174B2 (ja) * 1975-05-28 1980-08-29

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JPS5898025U (ja) 1983-07-04

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