JPS63195917A - 発泡絶縁電線の製造方法 - Google Patents
発泡絶縁電線の製造方法Info
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- JPS63195917A JPS63195917A JP2686287A JP2686287A JPS63195917A JP S63195917 A JPS63195917 A JP S63195917A JP 2686287 A JP2686287 A JP 2686287A JP 2686287 A JP2686287 A JP 2686287A JP S63195917 A JPS63195917 A JP S63195917A
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Landscapes
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、導体と発泡絶縁電線の製造方法に関するもの
である。
である。
［従来の技術］
コンピュータ、電話通信などの高速情報回路においては
、低誘電率の電線が必要とされており、発泡ポリオレフ
ィン絶縁電線が多用されてきている。
、低誘電率の電線が必要とされており、発泡ポリオレフ
ィン絶縁電線が多用されてきている。
発泡ポリオレフィン絶縁電線の製造方法としては、化学
発泡剤を含むポリオレフィンを押出機に供給して発泡剤
の分解温度以上の温度でもって溶融混練し、導体外周に
押出被覆する方法が一般に知られているが、この方法で
は、発泡剤の分解ガスが飛散しやす＜、５０％以上の高
発泡体を得ることが困難な状況にある。
発泡剤を含むポリオレフィンを押出機に供給して発泡剤
の分解温度以上の温度でもって溶融混練し、導体外周に
押出被覆する方法が一般に知られているが、この方法で
は、発泡剤の分解ガスが飛散しやす＜、５０％以上の高
発泡体を得ることが困難な状況にある。
発泡剤の分解ガスの飛散を防止する対策として、特公昭
５３−４９０９には、発泡剤を含むプラスチック混和物
を導体上に押出被覆した後、放射線、電子線により連続
的に架橋し、続いて加圧流体雰囲気中で加熱して発泡さ
せる製造方法が提案されている。
５３−４９０９には、発泡剤を含むプラスチック混和物
を導体上に押出被覆した後、放射線、電子線により連続
的に架橋し、続いて加圧流体雰囲気中で加熱して発泡さ
せる製造方法が提案されている。
［発明が解決しようとする問題点］
しかし、この方法によれば、流体加圧設備が必要である
ことから汎用性に欠け、また、圧力変動による外径の不
均一、流体による絶縁電線の汚損などの問題がある。
ことから汎用性に欠け、また、圧力変動による外径の不
均一、流体による絶縁電線の汚損などの問題がある。
このため、常圧下での加熱発泡について種々検討したと
ころ、発泡剤として最も適切なアゾジカルボンアミドを
使用した場合、導体と発泡絶縁体とが粘着し、ワイヤス
トリッパを用いて発泡絶縁体を剥取る際、導体周囲に発
泡絶縁体が残り、端末処理作業性が極めて悪（なること
が指摘されるに至った。
ころ、発泡剤として最も適切なアゾジカルボンアミドを
使用した場合、導体と発泡絶縁体とが粘着し、ワイヤス
トリッパを用いて発泡絶縁体を剥取る際、導体周囲に発
泡絶縁体が残り、端末処理作業性が極めて悪（なること
が指摘されるに至った。
本発明は、上記に基づいてなされたもので、高発泡化が
可能であり、しかも導体と発泡絶縁体との粘着を抑制し
て発泡絶縁体の剥離を容易とする発泡絶縁電線の製造方
法の提供を目的とするものである。
可能であり、しかも導体と発泡絶縁体との粘着を抑制し
て発泡絶縁体の剥離を容易とする発泡絶縁電線の製造方
法の提供を目的とするものである。
し問題点を解決するための手段］
本発明の発泡絶縁電線の製造方法は、ポリオレフィン１
００重量部に対してアゾジカルボンアミド０．５〜１５
重量部および二塩基性ステアリン酸鉛０．１〜８重量部
含有する樹脂組成物をアゾジカルボンアミドの分解温度
以下の温度で導体外周に押出被覆してから電離性放射線
の照射により架橋せしめ、しかる後アゾジカルボンアミ
ドの分解温度以上に加熱して発泡絶縁体を形成すること
を特徴とするものである。
００重量部に対してアゾジカルボンアミド０．５〜１５
重量部および二塩基性ステアリン酸鉛０．１〜８重量部
含有する樹脂組成物をアゾジカルボンアミドの分解温度
以下の温度で導体外周に押出被覆してから電離性放射線
の照射により架橋せしめ、しかる後アゾジカルボンアミ
ドの分解温度以上に加熱して発泡絶縁体を形成すること
を特徴とするものである。
本発明におけるポリオレフィンとしては、低密度ポリエ
チレン、中高密度ポリエチレン、リニア低密度ポリエチ
レン、超低密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどが例
示されるが、これに限るものではない。
チレン、中高密度ポリエチレン、リニア低密度ポリエチ
レン、超低密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどが例
示されるが、これに限るものではない。
アゾジカルボンアミドは、分解温度が２００〜２１００
Ｃの粉末物質であり、分解によって発生するガスにより
、発泡体が形成される。アゾジカルボンアミドの添加量
は、ポリオレフィン１００重量部に対して０．５〜１５
重量部の範囲とする必要があり、鉤５重量部未満では発
泡が不十分であり、１５重量部を越えると発泡状態のコ
ントロールが難しくなる。
Ｃの粉末物質であり、分解によって発生するガスにより
、発泡体が形成される。アゾジカルボンアミドの添加量
は、ポリオレフィン１００重量部に対して０．５〜１５
重量部の範囲とする必要があり、鉤５重量部未満では発
泡が不十分であり、１５重量部を越えると発泡状態のコ
ントロールが難しくなる。
二塩基性ステアリン酸鉛は、導体と発泡絶縁体との粘着
を抑制するために添加するものである。すなわち、導体
と発泡絶縁体との粘着は、アゾジカルボンアミドの分解
残渣によるものであり、二塩基性ステアリン酸鉛はこの
分解残渣が生成されるのを抑制するものである。二塩基
性ステアリン酸鉛の添加量は、ポリオレフィン１００重
量部に対して０．１〜８重量部の範囲であり、０．１重
量部未満では導体と発泡絶縁体との粘着防止に効果がな
（，８重量部を越えるとアゾジカルボンアミドの分解温
度を著しく低下させるため、押出成形時に発泡してしま
うことになる。
を抑制するために添加するものである。すなわち、導体
と発泡絶縁体との粘着は、アゾジカルボンアミドの分解
残渣によるものであり、二塩基性ステアリン酸鉛はこの
分解残渣が生成されるのを抑制するものである。二塩基
性ステアリン酸鉛の添加量は、ポリオレフィン１００重
量部に対して０．１〜８重量部の範囲であり、０．１重
量部未満では導体と発泡絶縁体との粘着防止に効果がな
（，８重量部を越えるとアゾジカルボンアミドの分解温
度を著しく低下させるため、押出成形時に発泡してしま
うことになる。
ポリオレフィン、アゾジカルボンアミドおよび二塩基性
ステアリン酸鉛を必須成分として含有する樹脂組成物は
、アゾジカルボンアミドの分解温度以下の温度、例えば
１６０℃以下の温度で溶融混練を行い、導体外周に押出
被覆する。続いて、電子線などの電離性放射線を０．５
〜５ Ｍ ｒ ａ ｄの範囲で照射して架橋し、常圧下
でアゾジカルボンアミドの分解温度以上に加熱して発泡
絶縁体を形成する。
ステアリン酸鉛を必須成分として含有する樹脂組成物は
、アゾジカルボンアミドの分解温度以下の温度、例えば
１６０℃以下の温度で溶融混練を行い、導体外周に押出
被覆する。続いて、電子線などの電離性放射線を０．５
〜５ Ｍ ｒ ａ ｄの範囲で照射して架橋し、常圧下
でアゾジカルボンアミドの分解温度以上に加熱して発泡
絶縁体を形成する。
この加熱は、電気炉などを用いて連続的に行うのが好ま
しく、設定温度は、アゾジカルボンアミドの分解温度よ
りも数十度高（することが好ましい。
しく、設定温度は、アゾジカルボンアミドの分解温度よ
りも数十度高（することが好ましい。
当然ではあるが、ポリオレフィンが分解してしまうよう
な高温は避けるべきである。
な高温は避けるべきである。
［発明の実施例］
実施例１
低密度ポリエチレン（宇部興産ＵＢＥＣ−４００） １
００重量部にアゾジカルボンアミド３重量部を添加し、
これを１３５℃に設定した８インチロールで混練してか
ら二塩基性ステアリン酸鉛０．５重量部添加してコンパ
ウンドとした。このコンパウンドを２８ ｍ ｍ押出機
（設定温度１３０°Ｃ）に導入して溶融混練を行い、外
径Ｑ、４５ｍｍのスズメッキ銅線外周に厚さ１、Ｏｍｍ
に押出被覆した。続いて、電子線照射装置により１．５
Ｍｒａｄ照射して架橋を行い、３００８Ｃに設定した内
径７０ ｍ ｍφ、炉長２．５ｍの筒型電気炉中を常圧
下で通過させることにより発泡絶縁電線を製造した。
００重量部にアゾジカルボンアミド３重量部を添加し、
これを１３５℃に設定した８インチロールで混練してか
ら二塩基性ステアリン酸鉛０．５重量部添加してコンパ
ウンドとした。このコンパウンドを２８ ｍ ｍ押出機
（設定温度１３０°Ｃ）に導入して溶融混練を行い、外
径Ｑ、４５ｍｍのスズメッキ銅線外周に厚さ１、Ｏｍｍ
に押出被覆した。続いて、電子線照射装置により１．５
Ｍｒａｄ照射して架橋を行い、３００８Ｃに設定した内
径７０ ｍ ｍφ、炉長２．５ｍの筒型電気炉中を常圧
下で通過させることにより発泡絶縁電線を製造した。
この絶縁電線の発泡度は約７０％であり、しかも、発泡
絶縁体のワイヤストリッパによる剥取りは極めて容易で
あった。
絶縁体のワイヤストリッパによる剥取りは極めて容易で
あった。
実施例２
低密度ポリエチレン（三井石油化学ミラソン３５３０）
１００重量部にアゾジカルボンアミド４重量部および二
塩基性ステアリン酸鉛０．８重量部を添加した以外は実
施例１と同様にして発泡絶縁電線を製造した。
１００重量部にアゾジカルボンアミド４重量部および二
塩基性ステアリン酸鉛０．８重量部を添加した以外は実
施例１と同様にして発泡絶縁電線を製造した。
この絶縁電線の発泡度は約７２％であり、しかも、発泡
絶縁体のワイヤストリッパによる剥取りは極めて容易で
あった。
絶縁体のワイヤストリッパによる剥取りは極めて容易で
あった。
比較例１
低密度ポリエチレン（三井石油化学ミラソン３５３０）
１００重量部にアゾジカルボンアミド３重量部を添加し
た組成物を用いた以外は実施例Ｉと同様にして発泡絶縁
電線を製造した。
１００重量部にアゾジカルボンアミド３重量部を添加し
た組成物を用いた以外は実施例Ｉと同様にして発泡絶縁
電線を製造した。
この絶縁電線の発泡度は約７０％であったが、導体と発
泡絶縁体が粘着し、発泡絶縁体のワイヤストリッパによ
る剥取りを行ったところ、導体上に発泡絶縁体が残った
。
泡絶縁体が粘着し、発泡絶縁体のワイヤストリッパによ
る剥取りを行ったところ、導体上に発泡絶縁体が残った
。
比較例２
低密度ポリエチレン（三井石油化学ミラソン３５３０）
１００重量部にアゾジカルボンアミド４重量部を添加し
た組成物を用いた以外は実施例１と同様にして発泡絶縁
電線を製造した。
１００重量部にアゾジカルボンアミド４重量部を添加し
た組成物を用いた以外は実施例１と同様にして発泡絶縁
電線を製造した。
この絶縁電線の発泡度は約７６％であったが、導体と発
泡絶縁体が粘着し、発泡絶縁体のワイヤストリッパによ
る剥取りを行ったところ、導体上に発泡絶縁体が残った
。
泡絶縁体が粘着し、発泡絶縁体のワイヤストリッパによ
る剥取りを行ったところ、導体上に発泡絶縁体が残った
。
比較例３
二塩基性ステアリン酸鉛の添加量を１０重量部とした以
外は実施例１と同様にして発泡絶縁電線を製造した。
外は実施例１と同様にして発泡絶縁電線を製造した。
導体外周にコンパウンドを押出被覆する工程で発泡して
しまい、絶縁電線の製造は不可能であった。
しまい、絶縁電線の製造は不可能であった。
［発明の効果］
以上説明してきた通り、本発明によれば高発泡化が可能
となり、しかも導体と発泡絶縁体との粘着を防止して端
末処理作業性を向上できる発泡絶縁電線を、実現できる
ようになる。
となり、しかも導体と発泡絶縁体との粘着を防止して端
末処理作業性を向上できる発泡絶縁電線を、実現できる
ようになる。
Claims (1)
- （１）ポリオレフィン１００重量部に対してアゾジカル
ボンアミド０．５〜１５重量部および二塩基性ステアリ
ン酸鉛０．１〜８重量部含有する樹脂組成物をアゾジカ
ルボンアミドの分解温度以下の温度で導体外周に押出被
覆してから電離性放射線の照射により架橋せしめ、しか
る後アゾジカルボンアミドの分解温度以上に加熱して発
泡絶縁体を形成することを特徴とする発泡絶縁電線の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62026862A JPH0824013B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | 発泡絶縁電線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62026862A JPH0824013B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | 発泡絶縁電線の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63195917A true JPS63195917A (ja) | 1988-08-15 |
| JPH0824013B2 JPH0824013B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=12205098
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62026862A Expired - Fee Related JPH0824013B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | 発泡絶縁電線の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0824013B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0469816U (ja) * | 1990-10-30 | 1992-06-19 | ||
| US7108317B2 (en) | 2002-11-12 | 2006-09-19 | Honda Motor Co., Ltd. | Tilt sunroof unit |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6144933A (ja) * | 1984-08-10 | 1986-03-04 | Hatsupoo Kagaku Kogyo Kk | 発泡押出し成形用の難燃性樹脂組成物 |
-
1987
- 1987-02-06 JP JP62026862A patent/JPH0824013B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6144933A (ja) * | 1984-08-10 | 1986-03-04 | Hatsupoo Kagaku Kogyo Kk | 発泡押出し成形用の難燃性樹脂組成物 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0469816U (ja) * | 1990-10-30 | 1992-06-19 | ||
| US7108317B2 (en) | 2002-11-12 | 2006-09-19 | Honda Motor Co., Ltd. | Tilt sunroof unit |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0824013B2 (ja) | 1996-03-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |