JPS63193382A - キヤリツジの支持構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はキャリッジの支持構造に係り、特に電子カメラ
等の磁気記録若しくは再生裂開に用いられ、静止画像情
報等が磁気記録される磁気シートに対して磁気ヘッドを
移動させるキャリッジの支持構造に関する。

〔従来の技術〕

最近、固体撮像素子や撮像管等の撮像装置と、記録媒体
として安価で比較的記憶容量の大きな磁気シートを用い
た記録製蓋等を組合わせて被写体を純電子的にスチル撮
影して回転する磁気シートに記録し、画像の再生は別設
のテレビジョンシステムやプリンタ等で行う電子スチル
カメラシステムが開発されている。

かかるンステムに用いられる磁気シートは直径５０ｍｍ
程度のもので、磁気ヘッドが取付けられたヘッドキャリ
ッジを磁気シートの半径方向に移動させることにより、
磁気シート上に静止画像情報を１トラツク毎に磁気記録
或いは再生を行わせるようにしている。

第７図は従来の上記磁気ヘッドの送り装置を示す断面図
である。同図において、リードスクリュウ１０はその中
央部にねじ部１０Ａを有し、このねじ部１０Ａの両側に
はオイルレスメタル１２及び１４が取付けられている。

ヘッドキャリッジ１６は、リードスクリュウ１０のねじ
部１０Ａに係合するに押さえばね１８Ａによって付勢さ
れたニードル１８を育すると共に、前記オイルレスメタ
ル１２及び１４上を摺動する摺動部１６Δ及び１６Ｂを
有する。尚、この摺動部１６Ａ及び１６Ｂは樹脂等から
形成されており、またこのヘッドキャリッジには磁気ヘ
ッド（図示せず）が取付けられている。

前記リードスクリュウ１０はボールベアリング２０及び
２２を介して本体２４に取付けられ、更に継手２６を介
してステッピングモータ２８に接続されている。従って
、ステッピングモータ２８を所定量回転させると、リー
ドスクリュウ１０も回−転し、一方、回転不能になって
いるヘッドキャリッジ１６はそのニードル１８がリード
スクリュウ１０のねじ部１０Ａに案内されてリードスク
リュウ１０の軸線方向に所定量移動し、同時に磁気ヘッ
ドも磁気シートの半径方向に移動する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来のへラドキャリッジ１６は、面接触して摺動す
るため、リードスクリュウ１０におけるねじ部１０Ａの
両端の軸にオイルレスメタル１２及び１４等を設けるこ
とが不可欠であり、またへラドキャリッジ１６はその摺
動部１６Ａ及び１６Ｂが前記オイルレスメタル１２及び
１４上を摺動移動するように形成する必要がある。また
ニードル１８は独自のニードル押さえばね１８Ａによっ
てねじ部１０Ａに付勢しなければならず、構造が複雑で
あるとともに部品点数も多かった。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、構造
が簡単で部品点数も少なく、更に組み立ても容易なキャ
リッジの支持構造を提供するこンを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前記目的を達成するために、リードスクリュウ
の略中央部に設けられたねじ部にキャリッジに設けたニ
ードルが係合し、前記リードスクリュウの回転により該
リードスクリュウの軸線方向に移動するキャリッジの支
持構造において、前記キャリッジに前記ニードルを剛体
結合させるとともに、前記リードスフＩＪ、つのねじ部
を挟む両側の軸のうちのいずれか一方側に当接し、前記
ニードルに略平行な第１の面と、前記両側の軸にそれぞ
れ当接し、前記ニードル及び第１の面とそれぞれ略直交
する第２及び第３の面とを前言己キャリッジに形成し、
前記キャリッジのニードルが前記リードスクリュウのね
じ部に当接するとともに、前記第１の面、第２の面及び
第３の面がそれぞれ前記リードスクリュウの軸に当接す
るように前言己キャリッジを付勢するようにしたことを
特徴としている。

〔作用〕

即ち、前記キャリッジが付勢されることにより、該キャ
リッジに形成された第１の面、第２の面及び第３の面は
それぞれ前記リードスクリュウの軸に当接し、またキャ
リッジに剛体結合されているニードルはリードスクリュ
ウのねじ部に当接する。

従って、前記キャリッジは上記４つの点でリードスフＩ
Ｊ、つに対して一定の位置関係が保持され、ニードル押
さえのばねが不要になるとともに、摺動抵抗が小さいた
めオイルレスメタルも不要になる。

〔実施例〕 以下添付図面に従って本発明に係るキャリッジの支持構
造の好ましい実施例を詳説する。

まず、電子カメラ等の磁気記録若しくは再生装置に使用
される磁気シートパックについて説明する。第５図はこ
の磁気シートパック３０の平面図であり、第６図は第５
図のＡ−Δ線に沿う断面図である。

第５図に示すように磁気シートパック３０は略方形状に
構成され、その内部に静止画像情報等が記録される磁気
シート３２が回転自在に収納されている。磁気シート３
２の中央部には補強部材としてのセンタコア３４が設け
られており、このセンタコア３４は磁気シートパック３
０の円形状の開口部３６から外部に露出している。この
センタコア３４には中心孔３５が形成され、この中心孔
３５には弾性片３７が形成されており、センタコア３４
の中心孔３５は後述する駆動軸４２にこの弾性片３７の
付勢力に抗して嵌入するようになっている。

また、磁気シートパック３０には後述する磁気される。

即ちシャッタ半９は、磁気シート３２に廖埃が付着する
のを防止し、記録再生時には第５図上で下方向に移動し
窓部３８を開放する。更に磁気シートパック３０は磁気
ジードパγり３０を磁気記録若しくは再生するための位
置に位置決めするために用いる位置決め用孔３０Δ、３
０Ｂを育している。尚、前記磁気シートパック３０の構
成は、統一規格によって定められている。

第１図は磁気記録再生装置の本体の平面図で、本発明は
この磁気記録再生装置に適用されている。

この磁気記録再生装置の本体４０には、磁気シート３２
のセンタコア３４の中心孔３５に嵌入し、磁気ジードパ
γり３０内で磁気シート３２を所定回転数で回転させる
駆動軸４２が配設されるとともに、後述するヘッドキャ
リッジ５０をリードスクリュウ６０を介して移動させる
ステッピングモータの駆動軸４４が配設されている。ま
た、磁気シートバック３００位置決め用孔３０Ａ、３０
Ｂ（第５図）に挿入され、前記駆動軸４２とともに磁気
シートパック３０を位置決めするためのガイドビン４６
及び４８が植設されている。

前記へラドキャリッジ５０は、リードスクリュウ６０の
ねじＢ６２に係合するニードル５１を存するとともに、
リードスクリュウ６０の軸６０Ａにそれぞれ当接し、前
記ニードル５１に略直交する面５０Ａ、５０Ａ、及び前
記軸６０Ａに当接し前記ニードル５１と略平行な面５０
Ｂ（第３図参照）を有し、また磁気ヘッピ５２がヘッド
取付板５４及びヘッド取付金具５６を介して取り付けら
れている。

なお、ヘッド取付金具５６は、磁気ヘッド５２の略真下
の位置に設けられている中心軸５６Ｃの回りに回転自在
になっており、適宜の回転位置でねじ５７によって螺着
される。また、ヘッド取付金具５６には、接着板５８Ａ
及び雌ねじ部５６Ｂが折曲げ形成され、前記接着板５２
Ａにはヘッド取付板５４が接着剤によって取り付けられ
ており、雌ねじ部５６Ｂとヘッドキャリッジ５０に一体
形成されている支持部５０Ｄとの間にはコイルばね５９
を介してボルト５８がねじ込まれている。従って、ボル
ト５８によって磁気ヘッド５２の方位角を微調整するこ
とができる。尚、ヘッド取付金具５６のねじ５７が取り
付けられる部分には、該ヘッド取付金具５６が回動し得
るように長孔（図示せず）が形成されている。

リードスクリュウ６０はその中央部に前記へラドキャリ
ッジ５０のニードル５１と係合するねじ部６２が形成さ
れ、その両端が軸受け７２及び７６によって軸支されて
いる。また、リードスクリュウ６０には回転動力伝達用
のギア６４が嵌合している。

軸受け７２は、リードスクリュつ６０の軸６０Ａを軸支
するための略直交する２面７２Ａ、７２Ｂを有するとと
もに、リードスクリュウ６０を軸線方向に付勢する板ば
ね７４が取り付けられている。同様に、軸受け７６は、
リードスクリュウ６０の軸６０Ａを軸支するための略直
交する２面７６Ａ、７６Ｂを有するととも１こ、リード
スクリュウ６０の端面を係止するストッパ７８が取り付
けられている。

そして、ヘッドキャリッジ５０は第２図に示すように板
ばね８２によって斜め下方に付勢され、前記へラドキャ
リッジ５０の略直交する２面５０Ａ、５０Ｂ及び軸受け
７２と７６０略直交する２面７２Ａ、７２Ｂと７６Ａ、
７６Ｂがそれぞれリードスクリュウ６０の軸６０Ａに当
接している。

また、ヘッドキャリッジ５０の磁気ヘッド５２の略真下
の背面位置には、ヘッドキャリッジ支持用の突起５０Ｅ
が形成され、こ・の突起５０Ｅが本体４０の上面に当接
摺動し得るように板ばね８６によって付勢されている。

なお、８４及び８８はへラドキャリッジ５０の脱落防止
用のストッパである。

一方、ヘッドキャリッジ送り用のステッピングモータの
駆動軸４４には、ウオームギア６６及び金属板９６が嵌
合されており、前記ウオームギア６６はリードスクリュ
つ６０に取り付けたギア６４に螺合している。

従って、ステッピングモータの駆動軸４４が回転すると
、この回転はウオームギア６６及びギア６４を介して減
速されリードスクリュウ６０に伝達される。そして、リ
ードスクリュウ６０が回転すると、そのねじ部６２にニ
ードル５１が係合しているヘッドキャリッジ５０は、リ
ードスクリュり６０の軸線方向に移動し、その結果、磁
気ヘッド５２は駆動軸４２に嵌合して回転する磁気シー
ト３２０半径方向に移動することになる。

また、金属板９６の下方には、ホール素子９０及び磁石
９２が軟磁性体から成る取付台９４上に取り付けられて
いる。したがって、金属板９６が回転し、第１図に示す
ようにその突出片９６Ａ１９６Ｂがそれぞれホール素子
９０及び磁石９２上にくると、磁石９２、金属板９６、
ホール素子９０及び取付台９４を通る磁気回路が閉じ、
この状態をホール素子９０によって検出することができ
る。

更に、本体４０にはフォトインクラブタ８９が取り付け
られ、ヘッドキャリッジ５０には遮蔽板８９Ａが取り付
けられている。したがって、ヘッドキャリッジ５０が所
定位置に移動すると、フォトインクラブタ８９の発光部
と受光部間が遮蔽板８９Ａによって遮蔽され、フォトイ
ンクラブタ８９はこの遮蔽状態からヘッドキャリッジ５
０が所定位置に移動したことを検出することができる。

すなわち、前記フォトインクラブタ８９とホール素子９
０の上記検出のアンド条件をとることによって、磁気ヘ
ッド５２の原点位［（移動開始位置）となるホームポジ
ションを検出することができる。

次に、本発明に係るキャリッジの支持構造の一実施例に
ついて説明する。

第２図は第１図におけるヘッドキャリッジ５０の右側面
図であり、第３図は第２図のＡ−Ａ線に沿う断面図であ
る。これらの図面において、ヘッドキャリッジ５０は本
体４０の上面に向かって開口を有する凹部５０Ｃが形成
されている。この凹部５０Ｃ内にはニードル５１が剛体
結合されている（第３図参照） また、この凹部には前述したようにリードスクリュウ６
０の軸６０Ａに当接し前記ニードル５１と略直交する面
５０Ａ、５０Ａ（第１図参照）が形成されるとともに、
軸６０Ａに当接しニードル５１に略平行な面５０Ｂが形
成されている。そして、かかるヘッドキャリッジ５０は
板ばね８２によって斜め下方向（第２図上で右下方向）
に付勢されている。

従って、ヘッドキャリッジ５０の凹１ｍ５０ｃに形成さ
れた面５０Ａ、５０Ａはそれぞれリードスクリュウ６０
の軸６０Ａの側面に当接し、同様に面５０Ｂは軸６０Ａ
の上面に当接し、ニードル５１はリードスクリュつ６０
のねじ部６２に対して上方から係合する。即ち、ヘッド
キャリッジ５０は凹部５０Ｃ内に設けられた面５０Ａ、
５０Ａ。

５０Ｂ及びニードル５１０４点によってリードスクリュ
ウ６０に当接する。

次に、上記構成のへラドキャリッジ５０、！ｊ−ドスク
リュウ６０、軸受け７２及び７６等を組み立てる場合に
ついて説明する。

この場合先ず、軸受け７２及び７６を本体４０の所定位
置にねじによって固定する。この時板ばね７４及びスト
ッパ７８も同時に固定される。次に、リードスクリュウ
６０を前記軸受け７２の板ばね７４と軸受け７６のスト
ッパ７８との間に配置する。続いて、板ばね８２及び８
６を本体４０の所定の位置に取付け、その後これらの仮
ばね８２．８６を押し除けてヘッドキャリッジ５０の凹
部５０Ｃを前記リードスクリュウ６０に嵌め込み、最後
にヘッドキャリッジ５０の脱落防止用のストッパ８４及
び８８を取付けることにより組み立てが完了する。

尚、本実施例では略直交する二面７２Ａ、７２Ｂ及び７
６Ａ、７６Ｂを有する軸受け７２及び７６によってリー
ドスクリュウ６０を軸支するようにしたが、これに限ら
ず第７図に示したようにボールベアリングによって軸支
されたリードスクリュウに対しても本発明は適用できる
。また、ニードルはキャリッジと別体のものでもよいし
、樹脂によってキャリッジと一体形成されたものでもよ
い。要は、ニードルがキャリッジに対して剛体結合され
ていればよい。更に、本実施例では一枚の板ばね８２に
よってヘッドキャリッジ５０を斜め下方向に付勢するよ
うにしたが、これに限らず上方及び側方の両方向からそ
れぞれ別々のばねによって付勢するようにしても良い。

また、ヘッドキャリッジ５０の磁気ヘッド５２が取付け
られる側を板ばね８６によって付勢することにより、ヘ
ッドキャリッジ５０がその移動時に回動しないように規
制するようにしているが、ヘッドキャリッジを回動させ
ないようにするための手段はこれに限らず種々のものが
考えられ、例えば第４図に示すようにガイド軸８５をリ
ードスクリュウ６０の軸６０Ａに並設し、このガイド軸
８５に係合する係合部５３Ａをヘッドキャリッジ５３に
形成するようにしても良い。更に、本発明は磁気ヘッド
を送るヘッドキャリッジに限らず、他の送り機構に使用
されるキャリッジにも適用出来る。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係るキャリッジの支持構造
によれば、構造が簡単で且つ組み立ても容易に出来る。

また、ニードルを独自に付勢するニードル押さえばねが
不要になり、更に、キャリッジの摺動抵抗が小さいため
、従来のようにリードスクリュウにオイルレスメタルを
設けずにキャリッジを円滑に滑動させることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例で用いられる磁気記録再生装置の本体
の平面図、第２図は第１図に示した本発明に係るキャリ
ッジの支持構造の一実施例を示す側面図、第３図は′ｊ
ｌＥ２図のＢ−Ｂ線に沿う断面図、第４図は本発明に係
るキャリッジの他の実施例を示す側面図、第５図は磁気
シートパックの平面図、第６図は第５図のＡ−Ａ線に沿
う断面図、第７図は従来のへラドキャリッジの送り機構
を示す断面図である。 ５０・・・ヘッドキャリッジ、　　５１・・・ニードル
、５２・・・磁気ヘッド、　　６０・・・リードスクリ
ュウ、６０Ａ・・・軸、　６２・・・ねじ部、　８２．
８６・・・板ばね。 第２図 第３　図 ７４図 ぢ２ 第５図 第６図 第７図 ８Ａ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）リードスクリュウの略中央部に設けられたねじ舵
   にキャリッジに設けたニードルが係合し、前記リードス
   クリュウの回転により該リードスクリュウの軸線方向に
   移動するキャリッジの支持構造において、 前記キャリッジに前記ニードルを剛体結合させるととも
   に、前記リードスクリュウのねじ部を挟む両側の軸のう
   ちのいずれか一方側に当接し、前記ニードルに略平行な
   第１の面と、前記両側の軸にそれぞれ当接し、前記ニー
   ドル及び第１の面とそれぞれ略直交する第２及び第３の
   面とを前記キャリッジに形成し、前記キャリッジのニー
   ドルが前記リードスクリュウのねじ部に当接するととも
   に、前記第１の面、第２の面及び第３の面がそれぞれ前
   記リードスクリュウの軸に当接するように前記キャリッ
   ジを付勢するようにしたことを特徴とするキャリッジの
   支持構造。
2. （２）前記ニードルは前記キャリッジに一体形成される
   特許請求の範囲第（１）項記載のキャリッジの支持構造
   。
3. （３）前記キャリッジは、記録媒体に記録若しくは再生
   を行うためのヘッドを備えたヘッドキャリッジである特
   許請求の範囲第（１）項記載のキャリッジの支持構造。