JPH011170A - 磁気ヘッドの基準位置検出器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気ヘッドの基準位置検出器に係り、特に電子
カメラ等の磁気記録若しくは再生装置に用いられ、磁気
シートに静止画像情報等を磁気記録若しくは再生するた
めの磁気ヘッドの基準位置を検出する磁気ヘッドの基準
位置検出器に関する。

〔従来の技術〕

最近、固体撮像素子や撮像管等の撮像装置と、記録媒体
として安価で比較的記憶容量の大きな磁気シートを用い
た記録装置等を組合わせて被写体を純電子的にスチル撮
影して回転する磁気シートに記録し、画像の再生は別設
のテレビジョンシステムやプリンタ等で行う電子スチル
カメラシステムが開発されている。

かかるシステムに用いられる磁気シートは直径５０ｍ■
程度のもので、磁気ヘッドが取付けられたヘッドキャリ
ッジを磁気シートの半径方向に移動させることにより、
磁気シート上に静止画像情報を１トラツク毎に磁気記録
或いは再生を行わせるようにしている。

ところで、前記へラドキャリッジは通常ステッピングモ
ータによって駆動されるリードスクリュウによって移動
させられるが、磁気シートの最外周トラック位置或いは
記録若しくは再生開始位置に磁気ヘッドを位置決めする
ために、磁気ヘッドの原点位置（移動基準位置）となる
ホームポジションを検出する必要がある。

従来のこの種の磁気ヘッドの基準位置検出器としては、
特開昭６１−８０５７１号公報に記載のものがある。こ
の検出器は、回転しながらその軸線方向に移動するり一
ドスクリ二つをヘッドキャリッジに当接し、これにより
ヘッドキャリッジを移動させる移動方式に適用されるも
ので、所定位置にンヤッタ阪を待機させるとともに、こ
のシャツタ板を回動させるピンを前記リードスクリュウ
と一体的に設け、前記ピンがリードスクリュウの軸線方
向の所定位置まで移動し、且つリードスクリュウが所定
の回転位蓋に達すると、ピンがシャγり板に係合して該
シャツタ板を回転させ、このシャツタ板の回動を光学的
に検出することにより磁気ヘッドの基準位置を検出する
ものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記従来の検出器は、ンヤッタ板をばね
付勢して所定位置に待機させ、このシャツタ板を動作さ
せるピンをリードスクリュウに設けるようにしたため部
品点数が多く、構造が複雑になっていた。又、リードス
フＵ、つが所定の位置を越えて移動した場合に、そのリ
ードスクリュウの回転を阻止する手段がなく、特に部品
組立時における磁気ヘッドの基準位置の調整時等にり−
ドスクリ二つが暴走する虞があり、更にこのリードスク
リ、つが他の部品に当接してその軸線方向の移動が停止
する場合には、リードスクリュウとこのリードスクリュ
ウを送るナツトとの間のねじが喰い込み、以後リードス
クリュウの駆動ができなくなるという不具合が生じる。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、部品
点数が少なく構造も簡単で、且つリードスクリュウが所
定位置を越えて移動する場合にはその回転を阻止し、リ
ードスクリュウの喰い込みを防止することができる磁気
ヘッドの基準位置検出器を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前記目的を達成するために、磁気ヘッドを備え
たヘッドキャリッジに当接し、回転しながらその軸線方
向に移動して該ヘッドキャリッジを往復移動させるリー
ドスクリュウと、前記り−ドスクリュウに固定され該リ
ードスクリュウとともに回転及び移動する被検出部材と
、前記リードスクリュウが軸方向の所定位置に移動し、
且つ所定の回転位置に達したとき前記被検出部材を検出
する検出手段と、前記検出手段の近傍に配設され、前記
検出手段による前記被検出部材の検出後、該検出位置を
越えてリードスクリュウが回転する際に、被検出部材に
当接してリードスクリュウの回転を阻止し、リードスク
リュウの軸方向の移動による喰い込みを防止するストッ
パと、を備えたことを特徴としている。

〔作用〕

本発明によれば、検出手段の被検出部材をり一ドスクリ
ニウに直接配設することにより部品点数の削減を図り、
又リードスクリ、つが軸方向の所定位置に移動し、且つ
所定の回転位置に達して前記被検出部材が検出手段によ
って検出されたのちは、この被検出部材が検出手段近傍
のストッパに当接し、その後リードスクリュウが検出手
段側に移動する方向の回転が阻止される。

〔実施例〕

以下添付図面を参照して本発明に係る磁気ヘッドの基準
位置検出器の好ましい実施例を詳説する。

まず、電子カメラ等の磁気記録若しくは再生装胃に使用
される磁気シートパックについて説明する。第４図はこ
の磁気シートパック１０の平面図であり、第５図は第４
図のＡ−Δ線に沿う断面図である。

第４図に示すように磁気シートパック１０は略方形状に
構成され、その内部に静止画像情報等が記録される磁気
シート１２が回転自在に収納されている。磁気シート１
２の中央部には補強部材としてのセンタコア１４が設け
られており、このセンタコア１４は磁気シートパック１
０の円形状の開口部１６から外部に露出している。この
センタコア１４には中心孔１５が形成され、この中心孔
１５には弾性片■７が形成されており、センタコア１４
の中心孔１５は後述する駆動軸３２にこの弾性片１７の
付勢力に抗して嵌入するようになっている。

また、磁気シートパック１０には後述する磁気ヘッドが
位置する窓部１８が開口し、この窓部１８はスライド可
能なシャブタ２０により開閉される。即ちシャック２０
は、磁気シート１２に塵埃が付着するのを防止し、記録
再生時には第４図上で下方向に移動し窓部１８を開放す
る。更に、磁気シートパック１０は、磁気シートパック
１０を磁気記録若しくは再生のための位置に位置決めす
るために用いる位置決め用孔１０Ａ、ＩＯＢを有してい
る。尚、上記磁気シートパックの構成は、統一規格によ
って定められている。

第１図は回転磁気シート装置の一例を示す斜視図で、本
発明に係る磁気ヘッドの基準位置検出器は二の回転磁気
シート装置に適用されている。

この回転磁気シート装置の本体３０には、磁気シート１
２のセンタコア１４の中心孔１５に嵌入し、磁気シート
パックＩＯ内で磁気シート１２を所定回転数で回転させ
る駆動軸３２が配設されるとともに、後述するヘッドキ
ャリッジ４０をリードスクリュウ５０を介して移動させ
るステッピングモータ３４が配設されている。また、磁
気シートパック１０の位置決め用孔１０Ａ、ｌ０Ｂ（第
４図）に挿入されるとともに磁気シートパック１０の高
さ決めも行うガイドビン３６．３７及び磁気シートパッ
ク１０の高さ決めビン３８が植設されている。

前記へラドキャリッジ４０は、磁気へフド４２が配設さ
れており、軸受け４３Ａ、４３Ｂによって軸支されたガ
イド軸４４及び軸受け４５Ａ、４５Ｂによって軸支され
たガイド軸４６によってガイド軸４４．４６の軸方向に
移動自在に案内されている。又、このヘッドキャリッジ
４０にはリードスクリｓつ５０に当接する方向に付勢す
るばね４８が設けられている。

一方、リードスフＩＪ、つ５０はその中央部にねじ部が
形成され、このねじ部が本体３０に固定されたナツト５
２に螺合している。また、リードスクリュウ５０には回
転動力伝達用の大ギア５４が嵌合しており、この大ギア
５４にはステッピングモータ３４の駆動軸に配設した小
ギア３５が噛合している。

したがって、ステッピングモータ３４が回転すると、そ
の回転はギア３５．５４を介して減速されリードスクリ
ュウ５０に伝達される。そして、リードスクリュウ５０
が回転すると、そのねじ部がナフト５２に係合している
リードスクリュウ５０はその軸線方向に移動する。そし
て、ばね４８によってリードスクリュウ５０に常時当接
するように付勢されたヘッドキャリッジ４０は、ガイド
軸４４．４６の軸線方向に移動し、その結果、磁気ヘッ
ド４２は駆動軸３２に嵌合して回転する磁気シート１２
の半径方向に移動することになる。

次に、本発明に係る磁気ヘッドの基準位置検出器の一実
施例について説明する。

第１図（Ａ）は第１図の一部を矢印へ方向から見た矢視
図であり、第２図（Ａ）及び（Ｂ）は第１図の要部正面
図である。第１図及び第２図に示すように、本体３０上
にはフォトインクラブタロ１が配設され、このフォトイ
ンクラブタロ１の上部にはストッパ６２が配設されてい
る。

ストッパ６２は、リードスクリュウ５０の軸線方向に艮
い長孔６２Ａを有し、二〇長孔６２Ａを介して調整ねじ
６３によってフォトインクラブタロ１上に固定されてい
る。従って、このストッパ６２は、調整ねじ６３により
リードスクリュウ５０の軸線方向の適宜位置にくるよう
に調整することができる。

一方、リードスクリュウ５０に配設された大ギア５４に
は、第３図（Ａ）に示すように被検出部材５６が配設さ
れている。この被検出部材５６には、大ギア５４から突
出するように遮蔽板５６Ａが折曲げ形成されており、ま
た被検出部材５６は案内溝５６Ｂ、５６Ｂを介して調整
ねじ５８．５８によって大ギア５４上に固定されている
。従って、遮蔽板５６Ａは、調整ねじ５８．５８により
大ギア５４上の適宜回転位置にくるように調整すること
ができる。また、被検出部材５６を第３図（Ｂ）に示す
ように弾性部材で構成すれば、調整ねじ５８の締付は具
合によって遮蔽板５６Ａの突出量を調整することができ
る。

フォトインタラプタ６１は、前記遮蔽板５６Ａによって
発光部６１Ａと受光部６１Ｂ間が遮蔽されると、この遮
蔽状態を示す検出信号を出力する。

次に、上記構成の磁気ヘッドの基準位置検出器の作用に
ついて説明する。

第２図（Ａ）は磁気ヘッドの基準位置検出時よりもリー
ドスクリュウ５０が数回転前の状態に関して示しており
、第２図（Ｂ）は磁気ヘッドの基準位置検時の状態に関
して示している。尚、同図１ごおいてリードスクリュウ
５０がステッピングモータ３４によって正転する場合に
は、リードスクリュウ５０は矢印六方向に移動し、逆転
する場合にはリードスクリュウ５０は矢印Ｂ方向゛に移
動するものとする。

ここで、第２図（Ａ）に示す状態からリードスクリュウ
５０が逆転し、リードスクリュウ５０が矢印Ｂ方向の所
定の位置まで移動すると、フォトインクラブタロ１によ
って大ギア５４から突出する遮蔽板５６Ａの検出が可能
となる。即ち、第２図（Ｂ）に示すようにリードスクリ
ュウ５０が所定の位置まで移動し、かつリードスクリュ
ウ５０（大ギア５４）が所定の回転位置に達すると、遮
蔽板５６Ａがフォトインクラブタロ１の検出部６１Ｃを
遮蔽する。これにより、フォトインクラブタロ１は遮蔽
ｔｆ５６Ａを検出したことを示す信号を出力し、この信
号出力により磁気ヘプト３２が成る一定の位置（基準位
蓋）に達したことを検知することができる。

第２図（Ｂ）に示す位置よりリードスクリュウ５０が１
回転正転した位置にてはリードスクリュウ５０が１ピッ
チ分八方向に進んでいるため、フォトインタラプタ６１
は遮蔽後５０Ａを検出しない。この様にして、基準位置
においてのみフォトインタラプタ６１は検出信号を出力
する。

第２図（Ｂ）の位置より更に大ギア５４が逆転すると、
遮蔽板５６Ａはストッパ６２に当接し、その回転が阻止
される。尚、リードスクリュウ５０はその軸方向に移動
を停止させられると喰い込みを生じるが、本発明ではリ
ードスクリュウ５００回転駆動を行う大ギア５４０回転
を停止させるため喰い込みは生じない。

一方、ストッパ６２は、その位置を調整することにより
、フォトインクラブタロ１が遮蔽板５６Ａを検出する前
に、遮蔽板５６Ａがストッパ６２に当接することを防ぎ
、且つフォトインクラブタロ１が遮蔽板５６Ａを検出し
た後直ちにリードスクリュウ５００回転を停止させたり
、遮蔽板５６Ａを検出してから更に１乃至数回転した後
リードスクリュウ５０の回転を停止させることが出来る
。

又、第３図に示すように調整ねじ５８によって遮蔽板５
６Ａの突出量及び大ギア５４上の位置を調整することに
より、磁気ヘッドの基準位蓋を容易に微調整することが
出来る。

尚、被検出部材６６を検出する検出手段としてはフォト
インクラブタに限らず、被検出部材の回動に伴ってオン
オフ動作するものであればいかなるものでもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係る磁気ヘッドの基準位置
検出器によれば、リードスクリュウが所定の位置に移動
し、且つリードスクリュウが所定の回転位置に達する時
点、即ち磁気ヘッドの移動基準となる位置を、部品点数
が少なく簡単な構成の検出器で検出することができる。

また、被検出手段が検出手段によって検出されたのちは
、この被検出手段が検出手段近傍のストッパに当接し、
その後リードスクリュウが検出手段側に移動する方向の
回転が阻止されるため、リードスクリュウの喰い込みを
防止することができ、かつ磁気ヘッドの基準位置の調整
時等における扱いが容易になるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用された回転磁気シート装置の一例
を示す斜視図、第１図（Ａ）は第１図の一部を示す矢視
図、第２図（Ａ）及び（Ｂ）は第１図の要部正面図、第
３図（Ａ）及び（Ｂ）は大ギアに配設される被検出部材
を説明するために用いた図、第４図は磁気シートパック
の平面図、第５図は第４図のＡ−Ａ線に沿う断面図であ
る。 １０・・・磁気ンートパック、　　１２・・・磁気シー
ト、３２・・・駆動軸、　３４・・・ステッピングモー
タ、４０・・・ヘッドキャリッジ、　　４２・・・磁気
ヘッド、５０・・・リードスクリュウ、　　５２・・・
ナツト、５４・・・大ギア、　５６・・・被検出部材、
　５６Ａ・・・遮ＷｆｘＶｉ、　　６１・・・フォトイ
ンタラプタ、　　６２・・・ストッパ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気ヘッドを備えたヘッドキャリッジに当接し、回転し
   ながらその軸線方向に移動して該ヘッドキャリッジを往
   復移動させるリードスクリュウと、前記リードスクリュ
   ウに固定され該リードスクリュウとともに回転及び移動
   する被検出部材と、前記リードスクリュウが軸方向の所
   定位置に移動し、且つ所定の回転位置に達したとき前記
   被検出部材を検出する検出手段と、 前記検出手段の近傍に配設され、前記検出手段による前
   記被検出部材の検出後、該検出位置を越えてリードスク
   リュウが回転する際に、被検出部材に当接してリードス
   クリュウの回転を阻止するストッパと、 を備えたことを特徴とする磁気ヘッドの基準位置検出器
   。