JPS63193036A

JPS63193036A - 路面すべり抵抗測定装置

Info

Publication number: JPS63193036A
Application number: JP2615087A
Authority: JP
Inventors: Mitsuo Takahashi; 満雄高橋; Toshihiko Fukuhara; 敏彦福原
Original assignee: Komatsu Ltd
Current assignee: Komatsu Ltd
Priority date: 1987-02-06
Filing date: 1987-02-06
Publication date: 1988-08-10
Also published as: JPH0363012B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、路面すべり抵抗測定装置に関する。

［従来技術およびその問題点］アスファルト舗装の表面がすべり易くなると、自動車の
急停止、追越し、カーブ走行などに際し、自動車のタイ
ヤがスリップして交通事故の原因となることがある。

そこで、舗装がどの位すべり易くなっているかを知るた
めに、路面すべり抵抗係数の測定が行なわれている。

この路面すべり抵抗係数の測定方法としては、ｉ）先端
にゴムのついた振子をある高さから降ろし、先端のゴム
片で路面をこすってすり上った＾さを測定することによ
り、その時の路面のすべり抵抗を測定するボータプルテ
スター法、ｉｉ）　トレーラ−の車輪にブレーキをかけ
て、これを一定速度でけん引に要する力を測定し、その
摩擦抵抗によって抵抗係数を求めるトレーラ法、１ｉｉ
）一定速度で走行する試験車に簡単な加速度計を設置し
ておき、急ブレーキをかけて全輪をロックしたときの加
速度を測定する減速度法、１ｖ）一定速度で走行する試
験車に、急ブレーキをかけ、急ブレーキをかけた地点か
ら完全に停止した地点までの距離を測定する制動停止距
離法、等が提案されている。

これらの方法のうち、トレーラ法を除く他の３方法はい
ずれも道路交通を遮断した状態で行なわなければならず
、測定が大がかりなものとなる等いろいろな欠点があっ
た。

また、トレーラ法については、走行中に測定することは
可能ではあるが、製作コストが高い上、測定輪の摩耗が
大きく寿命が短かいという問題があった。

本発明は、前記実情に鑑みてなされたもので、長寿命の
路面すべり抵抗測定装置を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］そこで本発明では、牽引手段によって牽引せしめられて
、測定すべき路上を同一方向に回転する２つの測定輪の
１方に変速手段を配設すると共に、これら２つの測定輪
の各軸をトーションバーを介して連結し、変速手段によ
って２つの測定輪の回転数の間に差を生ぜしめ、路面の
すべり抵抗により生じるトーションバーのトルクを検出
することにより、路面すべり抵抗を測定するようにして
いる。

［作用］すなわち、２つの測定輪は牽引力によって回転せしめら
れつつ路面上を進行するわけであるが、変速手段がない
場合、両側足輪は同様に回転し、トーションバーには、
トルクは発生しない。

しかし、変速手段によって１方の測定輪が加速又は減速
せしめられると、速い方の測定輪の回転力によって遅い
方の測定輪が引っばられ路面上ですべりを生じる。この
ときのすべり抵抗に比例。して、両側足輪の回転軸を連
結するトーションバーにトルクが発生する。第４図はト
ルクと摩擦抵抗との関係を示す図である。

このトルクＴは、次式で表わされるＴ＝Ａ・μ・Ｗ−Ｒ μ：路面摩擦係数Ｗ：輪荷重Ｒ：測定輪半径Ａ：力の伝達ループの係数従って、トルクＴを測定することにより、路面摩擦係数
μが等比される。

このようにして、本発明によれば、従来の方法のように
急制動をかけることなく路面上を走行させながらすべり
抵抗を測定することができる。また、急制動をかけなく
てもよいため、測定輪の摩耗が少なく、装置が極めて長
寿命となる。

［実施例］以下、本発明の実施例について、図面を参照しつつ詳細
に説明する。

第１図は、本発明実施例の路面すべり抵抗測定装置の全
体概要図であり、第２図は、同装置の測定輪部を示す図
である。

この路面すべり抵抗測定装置は、測定輪部Ｓと、測定輪
部を牽引する牽引車部にとから構成されている。測定輪
部は、牽引車部Ｋに接続されるフレーム１と、該フレー
ムに夫々車軸を独立的に支持せしめられた第１および第
２の測定輪２ａ、２ｂと、トーションバー３とトーショ
ンバー３に発生するトルクを測定するトルク検出器４と
からなり、第１の測定輪２ａは第１のチェーン伝動１１
４ｆ＊５ａを介してトーションバー３の１端に接続され
ており、また第２の測定輪２ｂは第２のチェーン伝動機
構５ｂおよび変速ギア６を介して前記トーションバー３
の他端に接続されており、変速ギア６によって第２の測
定輪の回転数を例えば０．８倍に減速することにより、
両側足輪の回転数に差を生ぜしめ、第２の測定輪に発生
するすべり抵抗をトーションバーに発生するトルクとし
て、トルク検出器によって検出するものである。

そして、トルク検出器４の出力は、トルクからすべり抵
抗係数を算出する演算器７に接続され、更に演算器７の
出力を記録する記録部８と、表示を行なう表示部９とが
配設されている。

、ここでＷは輪荷重であり、フレーム１の先端は牽引車
にの牽引力Ｆによって牽引されるようになりている。ま
た、２つの測定輪の半径はＲで同一であり、変速ギアは
１：０．８のギア比を有しているものとする。

次に、このすべり抵抗測定装置の動作について説明する
。

牽引車にの牽引力Ｆによってフレーム１が牽引されるこ
とにより、第１の測定輪２ａは回転し、その回転力は第
１のチェーン機構５ａを伝わり、トーションバー３を経
て変速ギア６で減速されて、第２のチェーン伝！ＩＪＩ
Ｉ構５ｂに伝達され、第２の測定輪２ｂに回転力を与え
る。

そしてこの回転力は路面に伝えられる。

ここで第１および第２の測定輪の間には回転に差が生じ
ているため、路面の摩擦係数の大きさに対応したトルク
がトーションバーに発生する。

このトルクＴを、トルク検出器で測定し、演算器７にお
いて前式から摩擦係数μすなわちすべり抵抗係数が算出
され、表示部９に表示されると共に記録部８では記録が
なされる。

このようにして、道路交通をほとんど妨害することなく
、測定輪部を走行させながらすべり抵抗係数が測定され
る。

また、測定輪は急制動を伴わないため摩耗を大幅に副葬
することができるため、装＠寿命が大幅に増大する。

またトルクのみを検出すればよいため、構造が筒中とな
り、小形化が容易である。

更に、被牽引部で測定機能を具えているため、牽引車の
違いによる影響はなく、信頼性の高い測定値を得ること
ができる。

なお、すべり抵抗測定位置が道路のレーンマークまたは
中心輪の外側へ約１ｍの所とされていること、両側足輪
の接している路面のＩｎ係数が同じである必要から両側
足輪の間隔は狭い方が良い。

また、実施例では、牽引車によって測定輪部を牽引する
牽引タイプの路面スベリ抵抗検出装置について説明した
が、この他、バスの前輪１０と後輪２０との間に、第２
図に示したような測定輪部３０を配設した、バスタイブ
の路面すべり抵抗検出装置も有効である。

［発明の効果］以上説明してきたように、本発明の路面すべり抵抗＠置
によれば、牽引力を与えることによって回転する２つの
測定輪をトーションバーで接続しこれらの測定輪の１方
を変速することにより強制的に回転差を生ぜしめ、路面
のすべり抵抗によりトーションバーに発生したトルクを
検出することによって路面すべり抵抗を測定するように
しているため、測定輪の摩耗が大幅に低減され長野白化
をはかることができる上、構造が簡単で、信頼性の高い
測定値を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明実施例の路面すべり抵抗測定装置の全
体図、第２図は、同装置の測定輪部を示す図、第３図は
、本発明の他の実施例を示す図、第４図は、トルクとＩ
！Ｊ擦係数との関係を示す図である。Ｋ・・・牽引部、Ｓ・・・測定輪部、１・・・フレーム
、２ａ・・・第１の測定輪、２ｂ・・・第２の測定輪、
３・・・トーションバー、４・・・トルク検出器、５ａ
・・・第１のチェーン伝ｖＪ機構、５ｂ・・・第２のチ
ェーン伝動機構、６・・・変速ギア、７・・・演界器、
８・・・記録部、９・・・表示部、１０・・・前輪、２
０・・・後輪、３０・・・測定輪部。第１図、２第２図Ｊ吻１凛イ青（優とｒ　　（、ｕ）第４図

Claims

【特許請求の範囲】牽引力によって牽引せしめられ測定すべき路面上を同一
方向に回転する２つの測定輪と、これら測定輪を連結す
るトーションバーと、これら測定輪のうち少なくとも一
方にとりつけられ２つの測定輪に強制的に回転差を生ぜ
しめる変速手段と、２つの測定輪の間の回転差によるすべり抵抗に起因して
トーションバーに発生するトルクを検出するトルク検出
手段と、トルクからすべり抵抗係数を算出する演算手段とを具備
したことを特徴とする路面すべり抵抗測定装置。