JPH0522823Y2 - - Google Patents

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JPH0522823Y2
JPH0522823Y2 JP13508688U JP13508688U JPH0522823Y2 JP H0522823 Y2 JPH0522823 Y2 JP H0522823Y2 JP 13508688 U JP13508688 U JP 13508688U JP 13508688 U JP13508688 U JP 13508688U JP H0522823 Y2 JPH0522823 Y2 JP H0522823Y2
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  • Measurement Of Distances Traversed On The Ground (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車の制動距離等を測定するため
に使用する第5輪式走行距離測定装置に関する。
[従来の技術] 一般に自動車の走行距離は、その車輪の積算回
転数に比例している。しかし、自動車の制動時の
ように車輪が路面に対して滑る状態においては、
車輪の回転積算値は、そのタイヤの路面に対する
滑り分が誤差となつてしまう。また、そのタイヤ
の空気圧あるいはその自動車の総重量によつて
も、そのタイヤの径が変化して走行距離の測定に
誤差を生ずる。
このようなことから、自動車の制動時等の距離
を測定する場合、従来は第5図に示すような第5
輪式走行距離測定装置を使用している。
第5図は第5輪式走行距離測定装置の側面図を
示し、自動車の後部に固設させた連結部材3に
は、部材12aの一端が枢着し、自動車の通常の
車輪4輪とは別の車輪1(以降、第5輪と呼ぶ)
の車軸1bと部材12aの下端との間にはリンク
12bが介設し、部材12aとリンク12bとの
間には、エアーシリンダ12cの両端が軸支して
いる。
上記第5図の従来の構成において、その作用は
下記のようになつている。
自動車が走行すると、その自動車の後部に固設
している連結部材3、部材12aおよびリンク1
2bを介して第5輪1が牽引され、その自動車の
必要な状態、例えばその自動車の制動開始時から
その制動による自動車の停止までの間において、
リンク12bに固設している検出器12dが、第
5輪1に固設し且つ車軸1bまわりに削設した歯
車1aの各歯の通過を測定する。
すなわち、その制動が行なわれてる間に、検出
器12dは該検出器12dの位置を通過した歯車
1aの歯の数を検出し、その検出された歯数は第
5輪1の1回転あたりのその歯数が既知の値とな
つているから、その関係を使用して図示していな
い計算器において第5輪1の積算回転数Nに換算
され、その積算回転数Nと第5輪1の直径Dとか
ら、その制動の間の走行距離s s=π×D×N [m] (1) を算出する。
なお、エアーシリンダ12cは、第5輪1が路
面4から浮き上らない程度に、そのエアーシリン
ダ12c内の空気圧によつてリンク12bを介し
て第5輪1を路面4に押し付けているものであ
る。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記における従来の構成には、下記の
ような問題点が存在する。
特に自動車の制動時においては、自動車の前方
が沈み込み、その後方が上方へ持ち上る現象を生
ずる。
このような制動時の現象は、第5図において、
連結部材3を上方へ持ち上げ、それにつれて部材
12aおよび軸支点12eも持ち上げられ、その
場合のリンク12bの挙動を、スケルトン図示に
よつて且つ誇張して示すと、第6図のようにな
る。
すなわち、連結部材3が上方へ動くことによつ
て軸支点12eが上方の12e′の位置へ持ち上げ
られ、そのことによつてリンク12bは仮想線図
示の12b′の位置へ移動し且つ車軸1bも仮想線
図示の1b′の位置へ移動する。このことは、リン
ク12bが車軸1bに対して相対的にθの角度、
回転したことになる。
この場合において、上述したように、検出器1
2dは第5輪1の積算回転数として、リンク12
bに固設した位置において歯車1aの歯の通過数
を計測している。このことは、検出器12dが車
軸1bに対し絶対位置に固定してその歯数を計測
した場合、その計測した歯数が、第5輪1の積算
回転数に比例するものとなる。
しかし、第6図におけるように検出器12dが
相対的に歯車1aまわりに回転すると、その回転
した角度θ分の積算回転数測定の誤差が生じるこ
とになり、その誤差は、例えば舗装路を走行する
トラツク車の制動時における場合、初速50Km/h
で最大のブレーキをかけたとき、その停止するま
での走行距離測定において、その上下動による数
%の誤差を生ずる。
なお、このように軸支点12eが第6図に示す
ように持ち上げられたとき車軸1bが1b′の位置
に引き付けられるから、この作用も走行距離測定
の誤差になる。しかし、その走行距離測定におい
てリンク12bが角度θ、回転することによる測
定誤差の方が十分に大きなものとなつている。
本考案の目的は、上記のような走行距離の測定
誤差を十分に小さくできる第5輪式走行距離測定
装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 第5図におけるフレーム12に対して、本考案
のフレームは、第5図の連結部材3に枢着した部
材12aに相当する第1のリンクと平行に、その
下端を車軸1bへ軸支した第2のリンクを設け、
第1のリンクの下端と車軸1bとにおいて、第3
のリンクのそれぞれの端を軸支し、第3のリンク
の上方に位置し且つ第3のリンクに平行に配設し
た第4のリンクの両端が、それぞれ第1のリンク
の上端と第2のリンクの上端に軸支し、第2のリ
ンクに歯車1aの回転角測定用の検出器が固設し
ていることに特徴がある。
すなわち、本考案のフレームは第1のリンク、
第2のリンク、第3のリンクおよび第4のリンク
によつて、いわゆる平行リンクを形成している。
また、そのフレーム構成において、自動車の上
下運動によつて、その自動車に枢着している第1
のリンクが持ち上げられ、あるいは下降をすると
き、その第1のリンクは、そのリンクの上方で自
動車に枢着してその自動車に懸垂した構成となつ
ているから、その上下方向への動きにおいて第1
のリンクは垂直方向に対する角度をそのままの姿
勢で上下方向に動く。
したがつて、その平行リンク構成となつて第1
のリンクに平行となつている第2のリンクも、常
に垂直方向に対する角度が一定となつて、第2の
リンクが歯車1aまわりで相対的に回転してしま
うようなことのないものとなつている。
すなわち、自動車が上下運動をしても、検出器
は常に歯車1aまわりに回転することがないもの
となつている。
[実施例] 以下、実施例に基づいて本考案を説明する。
第1図は、本考案における一実施例としての第
5輪式走行距離測定装置を側断面図によつて示し
たものである。
第1図において、自動車の後部バンパーに固設
した連結部材3には、第1のリンク2aの上端が
枢着し、リンク2aと平行な第2のリンク2dの
下端は第5輪1の車軸1bに軸支し、第3のリン
ク2bは、その両端をそれぞれ車軸1bとリンク
2aの下端に軸支し、リンク2bと平行な第4の
リンク2cはその両端をそれぞれリンク2dとリ
ンク2aの各上端に軸支して、第1のリンク2
a、第2のリンク2d,第3のリンク2bおよび
第4のリンク2cによつて、いわゆる平行リンク
を形成させている。
リンク2aとリンク2bとの間にはエアーシリ
ンダ2eが介設し、エアーシリンダ2eは第5図
におけるエアーシリンダ12cに相当しており、
第5輪1には第5図におけると同様に、車軸1b
まわりに歯車1aが固設し、検出器2iは第2の
リンク2dに固設し、検出器2iは第5図におけ
る検出器12dに相当している。
以上の本考案における実施例の構成において、
以下その作用を説明する。
自動車が走行すると、その自動車に固設してい
る連結部材3も第1図の右方へ動いてゆき、その
ことによつて、第1から第4までの各リンク2
a,2d,2bおよび2cからなるフレーム2、
および車軸1bを介して、第5輪1が路面4上を
牽引されてゆく。
例えばその自動車の制動開始時からその制動に
よる自動車の停止までの間における自動車の走行
距離を測定するときは、下記のように、自動車と
共に牽引されており、且つ路面4との間に滑りの
存在しない状態に走行している第5輪1の路面4
を転がつた積算回転数Nを測定する。
上記制動開始の信号と共に図示していない計算
器は、検出器2iの位置を通過してゆく歯車1a
の歯数を積算してゆき、その計測すべき間、すな
わち上記の制動開始から自動車の停止までの歯数
積算値nを計測する。
この場合において、歯車1aの1周に削設して
いる歯数をn0とすると、 第5輪1の積算回転数N=n/n0 となり、その走行距離は(1)式に上記積算回転数N
を代入して求められる。
このような走行距離の測定において、第5図に
おいて説明したように、上記の制動時において
は、連結部材3が自動車の後部と共に持ち上が
る。
この場合のフレーム2のスケルトン図を第2図
に示し、第2図における実線図示のリンク2a,
2b,2cおよび2dからなるフレームの状態
は、通常の自動車が上下運動をしていない状態を
示している。
これに対して、リンク2aは連結部材3へ枢着
状態に懸垂しているから、上記のように連結部材
3が持ち上がつたときにもリンク2aが垂直方向
に懸垂した状態になつており、そのため連結部材
3が持ち上がるとリンク2aは2a′の位置に持ち
上がり、フレーム2は、その周知の平行リンクの
構成となつていることから、仮想線図示のように
2a′,2b′,2c′および2d′の形状となる。
すなわち、連結部材3およびリンク2aが持ち
上がつても、常に垂直方向となつている第1のリ
ンク2aに平行して第2のリンク2dも垂直姿勢
のままを維持している。
したがつて、その垂直姿勢のままの第2のリン
ク2dに固設している検出器2iは、第6図にお
ける作用説明の場合と異なつて、連結部材3が持
ち上げられても歯車1aに対して相対的に回転し
てしまうようなことのないものとなつている。
また、自動車の加速時は上記制動の場合と逆に
連結部材3が下方に下る現象を生ずるが、その場
合の作用は、上記のリンク2aが上方へ移動する
場合に対して下方へ下ることになり、このことは
第2図において説明したリンク2aが上方へ動く
場合と相対的に同じことである。
また、第1図における実施例においては、第1
のリンク2aと第2のリンク2dが垂直方向に配
設しているが、これは第3図に示すように必ずし
も垂直である必要はない。
第3図は、本考案における他の実施例として、
第1図に相当する第5輪式走行距離測定装置の側
断面図を示したものであり、第1図と異なつてい
る点は、第1図のフレーム2が第3図のフレーム
20に置き代つており、そのフレーム20は、第
1図における第1のリンク2aおよび第2のリン
ク2dがそれぞれ垂直方向に配設していることに
対して、第1のリンク20aおよび第2のリンク
20dのそれぞれがその垂直方向に対して傾斜し
ている点にあり、その他のフレーム20における
第3のリンク20bと第4のリンク20cは、第
1図における第3のリンク2bと第4のリンク2
cに相当し、第1図と第3図における同一符号材
は同一材を示し、第3図における検出器2iは第
2のリンク20dに固設している。
第3図の構成における作用は下記のようになつ
ている。
上述の第1図の作用説明と同様に、連結部材3
の高さがそのままにあるときフレーム20は、そ
の構成をスケルトン図によつて示すと、第4図に
示す実線図示のようになる。
これに対して、連結部材3が上方へ持ち上げら
れると、第1のリンク20aはその上端において
連結部材3に枢着した状態になつているから、連
結部材3が持ち上げられることによつて、第1の
リンク20aはそのままの姿勢で上方に持ち上げ
られ、そのことによつてフレーム20は第4図に
仮想線によつて図示した形に変形する。
なお、第4図における実線図示の第1のリンク
20aは、第3図において、その上方軸支点20
gとその下方軸支点20fを結んだ線によつて表
現している。
このように第4図から理解できるように、その
実線図示の第2のリンク20dは第1のリンク2
0aと平行に配設しているから、結局、第2のリ
ンク20dは、連結部材3が上下方向に移動して
も、そのことによる仮想線図示の第2のリンク2
0dも常に第4図における実線図示の第2のリン
ク20dと同じ上下方向の傾斜となつている。
したがつて、第2のリンク20dに固設してい
る検出器2iは、連結部材3が上下方向に動いて
も、歯車1aまわりに相対的に回転してしまうよ
うな現象を生ずることがないものとなつている。
また、第3図において、第3のリンク20bお
よび第4のリンク20cは、その通常の姿勢にお
いて水平方向に配設しているが、その両リンク2
0bとリンク20cが平行に配設している限り、
その両リンクが水平以外の方向に配設していて
も、上記第2図および第4図の説明から、第2の
リンクが歯車1aに対して、常に同一の絶対角度
を保持していることとなることは容易に理解でき
るであろう。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案におけ
る効果は下記のとおりである。
自動車の後部に牽引する第5輪式走行距離測定
装置のフレーム2あるいは20を平行リンクの構
成とし、その平行リンクのうち、第5輪1の車軸
1bへその一端を軸支させた上下方向配設のリン
ク2dあるいは20dに検出器2iを固設したこ
とによつて、検出器2iの歯車1aまわりを相対
的に回転する現象がなくなり、その結果、その自
動車の上下運動による検出器2iの走行距離測定
誤差を小さくすることが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案における一実施例としての第
5輪式走行距離測定装置を側断面図によつて示
し、第2図は、第1図におけるフレーム2をスケ
ルトン図によつて示した作用説明図であり、第3
図は、本考案における他の実施例としての第5輪
式走行距離測定装置を側断面図によつて示し、第
4図は、第3図におけるフレーム20をスケルト
ン図によつて示した作用説明図であり、第5図
は、従来における第5輪式走行距離測定装置を側
断面図によつて示し、第6図は、第5図における
フレーム12をスケルトン図によつて示した作用
説明図である。実施例に使用した符号は下記のと
おりである。 1……第5輪、1a……歯車、1b……車軸、
2および12……フレーム、2aおおよび20a
……第1のリンク、2dおよび20d……第2の
リンク、2bおよび20b……第3のリンク、2
cおよび20c……第4のリンク、2i……検出
器、3……連結部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車の一部に固着させた連結部材には、上下
    方向に配設した第1のリンクの上側部分が枢着
    し、その第1のリンクと平行な方向に配設した第
    2のリンクの下端は第5輪の車軸に軸支し、第3
    のリンクはその両端を、それぞれ前記第1のリン
    クの下端とその車軸とに軸支させ、前記第3のリ
    ンクと同じ長さにしてその第3のリンクと平行に
    且つその上方に配設している第4のリンクは、そ
    の両端をそれぞれ前記第1のリンクと前記第2の
    リンクに軸支させ、前記第2のリンクに前記第5
    輪の回転数を検出する検出器を固設させているこ
    とを特徴とする第5輪式走行距離測定装置。
JP13508688U 1988-10-18 1988-10-18 Expired - Lifetime JPH0522823Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13508688U JPH0522823Y2 (ja) 1988-10-18 1988-10-18

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JP13508688U JPH0522823Y2 (ja) 1988-10-18 1988-10-18

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Publication Number Publication Date
JPH0257021U JPH0257021U (ja) 1990-04-25
JPH0522823Y2 true JPH0522823Y2 (ja) 1993-06-11

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ID=31394407

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JP13508688U Expired - Lifetime JPH0522823Y2 (ja) 1988-10-18 1988-10-18

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