JPS6319149B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6319149B2 JPS6319149B2 JP58084646A JP8464683A JPS6319149B2 JP S6319149 B2 JPS6319149 B2 JP S6319149B2 JP 58084646 A JP58084646 A JP 58084646A JP 8464683 A JP8464683 A JP 8464683A JP S6319149 B2 JPS6319149 B2 JP S6319149B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- temperature
- tank
- processing tank
- processed
- Prior art date
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- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 38
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 claims description 13
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 claims description 13
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 4
- 238000010792 warming Methods 0.000 claims description 2
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 6
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- 239000007924 injection Substances 0.000 description 4
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Landscapes
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は食品の高温高圧殺菌方法としてレトル
トを用いて殺菌するほとんどの食品分野に適用さ
れる。
トを用いて殺菌するほとんどの食品分野に適用さ
れる。
従来例の構成とその問題点
従来、食品の高温高圧殺菌方法として温水槽と
処理槽とを利用した例としては、特公昭54−
36669号公報や特公昭54−37222号公報があるが、
これらには予備加熱工程がない。
処理槽とを利用した例としては、特公昭54−
36669号公報や特公昭54−37222号公報があるが、
これらには予備加熱工程がない。
一般に熱水による殺菌時に準備される熱水の温
度は、殺菌温度にプラス10℃程度であり、この温
度で処理槽中に熱水を注入すると、レトルト釜の
昇温と被処理物の奪う熱量が大きいので、温度低
下が著るしく、設定温度まで昇温するのに長い時
間が必要となる難点があつた。また、これを防ぐ
ため熱水の準備温度を上げようとすれば、温水槽
における圧力制御が困難になり、熱水の注入が処
理槽の下から行なわれるので、下方の被処理物に
不必要な高温処理が加えられる結果となり、食品
及びパウチのフイルムの品質の低下を生じるとい
う欠点を有していた。
度は、殺菌温度にプラス10℃程度であり、この温
度で処理槽中に熱水を注入すると、レトルト釜の
昇温と被処理物の奪う熱量が大きいので、温度低
下が著るしく、設定温度まで昇温するのに長い時
間が必要となる難点があつた。また、これを防ぐ
ため熱水の準備温度を上げようとすれば、温水槽
における圧力制御が困難になり、熱水の注入が処
理槽の下から行なわれるので、下方の被処理物に
不必要な高温処理が加えられる結果となり、食品
及びパウチのフイルムの品質の低下を生じるとい
う欠点を有していた。
発明の目的
本発明は、上記の欠点を解消すると共に高温高
圧殺菌において、短時間で処理が完了し、破袋が
なく、品質の低下のない殺菌方法を提供しようと
するものである。
圧殺菌において、短時間で処理が完了し、破袋が
なく、品質の低下のない殺菌方法を提供しようと
するものである。
発明の構成
本発明は上記の目的を達成するため、
温水槽と処理槽とを２段に設けた高温高圧殺菌
装置を利用し、温水槽に通常の殺菌温度（120〜
140℃）より10℃程度高い温度の熱水を準備し、
下記の工程、 (1) 処理槽に被処理物を装填、 (2) 熱水を処理槽へ注入、 (3) 熱水を循環して被処理物を加熱殺菌、 (4) 熱水を温水槽に回収、 (5) 冷却水を処理槽へ給水、 (6) 冷却水を循環して被処理物を冷却、 (7) 冷却水を排出、 (8) 被処理物を取出、 (9) 上記工程の繰返 を行なう高温高圧殺菌方法において、処理槽へ被
処理物を装填後、熱水を注入前に常圧で一定時間
処理槽へ蒸気を注入して、処理槽および被処理物
を予備加熱するようにした。
装置を利用し、温水槽に通常の殺菌温度（120〜
140℃）より10℃程度高い温度の熱水を準備し、
下記の工程、 (1) 処理槽に被処理物を装填、 (2) 熱水を処理槽へ注入、 (3) 熱水を循環して被処理物を加熱殺菌、 (4) 熱水を温水槽に回収、 (5) 冷却水を処理槽へ給水、 (6) 冷却水を循環して被処理物を冷却、 (7) 冷却水を排出、 (8) 被処理物を取出、 (9) 上記工程の繰返 を行なう高温高圧殺菌方法において、処理槽へ被
処理物を装填後、熱水を注入前に常圧で一定時間
処理槽へ蒸気を注入して、処理槽および被処理物
を予備加熱するようにした。
従つて、熱水の注入前にレトルト釜および被処
理物が100℃前後まで蒸気により、予め昇温され
ており、熱水注入時に急激な温度低下がなくなつ
た。
理物が100℃前後まで蒸気により、予め昇温され
ており、熱水注入時に急激な温度低下がなくなつ
た。
実施例の説明
図示した例は、本発明で利用する高温高圧殺菌
装置系統図であり、温水槽１と処理槽２を上下２
段に設置した。
装置系統図であり、温水槽１と処理槽２を上下２
段に設置した。
(1) 温水槽内に140℃の温水を準備し、処理槽２
内にレトルト食品の例として、豆乳を収納した
ケージを装填する。
内にレトルト食品の例として、豆乳を収納した
ケージを装填する。
(2) 予備加熱工程として、蒸気入口３より循環路
４を経て、処理槽２へ蒸気を注入し、100℃ま
で加熱する。弁５，６，７は開放され、蒸気は
処理槽２内を循環する。
４を経て、処理槽２へ蒸気を注入し、100℃ま
で加熱する。弁５，６，７は開放され、蒸気は
処理槽２内を循環する。
(3) ついで仕切弁７を開き、ポンプ８により、
140℃の熱水を温水槽１から導入して、循環さ
せ加熱殺菌する。
140℃の熱水を温水槽１から導入して、循環さ
せ加熱殺菌する。
(4) 熱水を温水槽へ回収する。
(5) ついで、給水口から冷却水を注入して、循環
させ、冷却する。
させ、冷却する。
(6) 冷却水を排出し、
(7) 被処理物を取出す。
第２図および第３図に示したのは、250ｇ入の
豆乳を2200袋装填したレトルトに対して、温水槽
に準備した140℃の熱水を処理槽へ注入した場合
における従来例の方法と本発明の方法との比較図
である。
豆乳を2200袋装填したレトルトに対して、温水槽
に準備した140℃の熱水を処理槽へ注入した場合
における従来例の方法と本発明の方法との比較図
である。
本発明の場合100℃の予備加熱４分により、熱
水注入時の温度低下がきわめて小なく、設定温度
になるまで５分40秒であつた。従来例では、140
℃になるまで、12分かかつている。このように、
本発明では時間短縮が大きくなつた。尚、蒸気圧
力をあげると、さらに時間を短縮することができ
る。
水注入時の温度低下がきわめて小なく、設定温度
になるまで５分40秒であつた。従来例では、140
℃になるまで、12分かかつている。このように、
本発明では時間短縮が大きくなつた。尚、蒸気圧
力をあげると、さらに時間を短縮することができ
る。
発明の効果
熱水注入前に予備加熱を行なつているので、大
幅な時間短縮が実現できると共に圧力変動による
破袋もなく、設定温度に早期に達し、高温高圧殺
菌を短時間で確実に実行でき、レトルト食品の品
質向上とコストダウンに資するものである。
幅な時間短縮が実現できると共に圧力変動による
破袋もなく、設定温度に早期に達し、高温高圧殺
菌を短時間で確実に実行でき、レトルト食品の品
質向上とコストダウンに資するものである。
第１図は本発明方法を実施する装置の系統図、
第２図、第３図は設定温度に到達するまでの従来
例と本発明との比較図である。 １……温水槽、２……処理槽、３……蒸気口。
第２図、第３図は設定温度に到達するまでの従来
例と本発明との比較図である。 １……温水槽、２……処理槽、３……蒸気口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 温水槽と処理槽とを２段に設けた高温高圧殺
菌装置を利用し、温水槽に通常の殺菌温度（120
〜140℃）より10℃程度高い温度の熱水を準備し、
下記の工程、 (1) 処理槽に被処理物を装填、 (2) 熱水を処理槽へ注入、 (3) 熱水を循環して被処理物を加熱殺菌、 (4) 熱水を温水槽に回収、 (5) 冷却水を処理槽へ給水、 (6) 冷却水を循環して被処理物を冷却、 (7) 冷却水を排出、 (8) 被処理物を取出、 (9) 上記工程の繰返 を行なう高温高圧殺菌方法において、処理槽へ被
処理物を装填後、熱水を注入前に常圧で一定時間
処理槽へ蒸気を注入して、処理槽および被処理物
を予備加熱することを特徴とする高温高圧殺菌に
おける予備加熱方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8464683A JPS59210875A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 食品の高温高圧殺菌における予備加熱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8464683A JPS59210875A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 食品の高温高圧殺菌における予備加熱方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59210875A JPS59210875A (ja) | 1984-11-29 |
| JPS6319149B2 true JPS6319149B2 (ja) | 1988-04-21 |
Family
ID=13836458
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8464683A Granted JPS59210875A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 食品の高温高圧殺菌における予備加熱方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59210875A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04144673A (ja) * | 1990-10-04 | 1992-05-19 | Samuson:Kk | 節水型高温水調理殺菌装置 |
| US7008659B1 (en) * | 1994-03-04 | 2006-03-07 | Ono Foods Industrial Co., Ltd. | Inert gas-filled cooking system |
| CN105105271B (zh) * | 2015-08-07 | 2019-05-24 | 湖北大展食品有限公司 | 马蹄灌装饮料消毒方法 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4952085A (ja) * | 1972-09-22 | 1974-05-21 | ||
| JPS5161652A (en) * | 1974-11-25 | 1976-05-28 | Taiheiyo Kogyo Kk | Hososhokuhinno kaatsukanetsusatsukinhoho |
| JPS5266643A (en) * | 1975-11-29 | 1977-06-02 | Fujimori Kogyo Co | Heat sterilizing method of packed food |
| JPS5436669A (en) * | 1977-08-27 | 1979-03-17 | Kobe Steel Ltd | Magnetic ore-dressing device |
| JPS5437222A (en) * | 1977-08-30 | 1979-03-19 | Mitsubishi Electric Corp | Thyristor type power rectifier |
-
1983
- 1983-05-13 JP JP8464683A patent/JPS59210875A/ja active Granted
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4952085A (ja) * | 1972-09-22 | 1974-05-21 | ||
| JPS5161652A (en) * | 1974-11-25 | 1976-05-28 | Taiheiyo Kogyo Kk | Hososhokuhinno kaatsukanetsusatsukinhoho |
| JPS5266643A (en) * | 1975-11-29 | 1977-06-02 | Fujimori Kogyo Co | Heat sterilizing method of packed food |
| JPS5436669A (en) * | 1977-08-27 | 1979-03-17 | Kobe Steel Ltd | Magnetic ore-dressing device |
| JPS5437222A (en) * | 1977-08-30 | 1979-03-19 | Mitsubishi Electric Corp | Thyristor type power rectifier |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59210875A (ja) | 1984-11-29 |
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