JPS63190330A - 有機金属気相成長方法 - Google Patents

有機金属気相成長方法

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Publication number
JPS63190330A
JPS63190330A JP2305787A JP2305787A JPS63190330A JP S63190330 A JPS63190330 A JP S63190330A JP 2305787 A JP2305787 A JP 2305787A JP 2305787 A JP2305787 A JP 2305787A JP S63190330 A JPS63190330 A JP S63190330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
gas piping
metal compound
room temperature
organic metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP2305787A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Kawabata
川端 敏治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
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Publication of JPS63190330A publication Critical patent/JPS63190330A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、有機金属気相成長方法(以下MOCVD法と
記す)に関するものである。
従来の技術 MOCVD法は金属のメチルあるいはエチル等の有機化
合物、いわゆる、有機金属化合物を原料とする気相エピ
タキシャル成長方法である。有機金属化合物は室温付近
の温度で液体ないしは固体であり、シリンダー内に入れ
られた有機金属化合物を所定の温度に保ち、ガスを通過
させるとその温度で決まる飽和蒸気正分だけ分圧として
ガスに含まれ供給することができる。供給量は有機金属
化合物の飽和蒸気圧とガスの流量で決まる。
飽和蒸気圧の低い有機金属化合物を使用する場合、シリ
ンダーを高温に保つ必要があるが、その温度よりガス配
管の温度が低いと有機金属化合物が過飽和となりガス配
管内に凝縮し付着するため、精度の高い供給量の制御が
不可能となる。そこで、通常は有機金属化合物の通過す
るガス配管にテープヒーターを巻いて、シリンダーの温
度より高温に保ち、ガス配管内での凝縮を防止している
。また、シリンダーを室温より低温に保って使用する有
機金属化合物の場合、ガス配管は室温となっている。
発明が解決しようとする問題点 電気的あるいは光学的な半導体素子を作成する場合、結
晶中の不要な不純物、すなわち、残留不純物はできるだ
け少ない方が望ましい。特に電界、゛・−3ツ ノある。
MOCVD法によるエピタキシャル成長層中の残留不純
物は、専ら、原料の純度、成長装置、成長条件等の各要
因を制御して、これを低減することの試みがなされてい
るが、これらのうち主たる原因を見つけ出すことは難し
く、それゆえに、低不純物濃度で高移動度の結晶を得る
のが困難であった。
問題点を解決するための手段 本発明は、有機金属化合物の通過するガス配管を室温よ
り低温に保持してエピタキシャル成長をおこなうもので
ある。
作用 経験によると、残留不純物はガス配管の温度に大きく依
存することが判明した。すなわち、ガス配管の温度を低
くするほど、残留不純物濃度は低下する。このような実
験結果をもとにして、室温より低温に冷却してエピタキ
シャル成長を行うことにより、残留不純物が低濃度で高
移動度の高品質の化合物半導体をMOCVD法により成
長することができる。
実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。第1図は燐化インジウム(InP)を成長するM
OCVD装置の概略図である。原料にはトリメチルイン
ジウム(以下TMIと記す)とホスフィン(以下PH3
と記す)を用い、これらのキャリアガスとして水素(以
下H2と記す)を用いた。
マスフローコントローラ1によって流量制御されるH2
は、TMIを収納するステンレス製のシリンダー2に入
れられ、恒温槽3により+7.0℃に保温され、同シリ
ンダー2内から蒸発し、途中で大量のH2で希釈された
のち、冷却器4を設けた配管を通じて、反応管5に送ら
れる。このガス配管の温度は冷却器4により変化するこ
とができる。一方、PH3もマスフローコントローラ1
により流量制御され、途中でH2で希釈され、同様に、
冷却器4を設けた配管を通じて、反応管5に送られる。
TMIとPH3の供給量はそれぞれ、8 X 10−6
mol/min、 I X 10 ’mol/minで
ある。
反応管5は水冷手段を有する縦型装置で、InP基板6
はカーボンサセプタ7上に設置され、高周波誘導加熱コ
イル8により成長温度630℃まで加熱される。反応管
5内はロータリポンプ9により50トールの減圧状態に
保たれる。
この様にして、有機金属化合物の通過するガス配管の温
度をO℃〜80℃まで変化させ、厚さ0.7μmのIn
Pのエピタキシャル層を成長し、室温(300K)と液
体窒素温度(77K)においてホール効果の測定を行っ
た。成長したInPはすべてn型で、ドナー濃度とガス
配管温度の関係を第2図に、移動度とガス配管の温度と
の関係を第3図に示す。ガス配管の温度が低(なるに従
って、ドナー濃度が低下し、移動度が高くなる。そして
、77Kにおけるドナー濃度がI X 10” cm−
3以下で、移動度が15000c+J/V−see以上
の良質のInP結晶は、ガス配管の温度が室温(約20
℃)以下であることが必要である。
ガス配管の温度を低くすることにより、有機金属化合物
の凝縮の可能性もあるが、多量のH2により希釈し、有
機金属化合物の分圧を低くするこ− 5 = とにより凝縮は防止できる。
本発明は、上述の実施例のほかにも、たとえば、トリメ
チルガリウム(TMG)とアルシン(AsH3)を用い
る砒化ガリウム(GaAs)のエピタキシャル成長法に
用いることも可能である。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、通常の市販の有機金属
化合物と水素化物の原料と装置を用いて、有機金属化合
物の通過するガス配管の温度を室温以下の温度に冷却す
ることにより、低残留不純物濃度で高移動度の高品質の
InPのエピタキシャル層を成長することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に用いたMOCVD成長装置の概略図、
第2図は300にと77にで測定したInPのドナー濃
度とガス配管温度との関係を示す特性図、第3図はIn
Pの移動度とガス配管温度の関係を示す特性図である。 1・・・・・・マスフローコントローラ、2・・・・・
・シリンダー、3・・・・・・恒温槽、4・・・・・・
冷却器、5・・・・・・反応管、6・・・・・・基板、
7・・・・・・カーボンサセプタ、8・・・・・・高周
波誘導加熱コイル、9・・・・・・ロータリポンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 有機金属化合物含有ガスの通過するガス配管を室温より
    低温に冷却して、エピタキシャル成長をおこなうことを
    特徴とする有機金属気相成長方法。
JP2305787A 1987-02-02 1987-02-02 有機金属気相成長方法 Pending JPS63190330A (ja)

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