JPS63189425A - エポキシ樹脂硬化剤 - Google Patents

エポキシ樹脂硬化剤

Info

Publication number
JPS63189425A
JPS63189425A JP1964487A JP1964487A JPS63189425A JP S63189425 A JPS63189425 A JP S63189425A JP 1964487 A JP1964487 A JP 1964487A JP 1964487 A JP1964487 A JP 1964487A JP S63189425 A JPS63189425 A JP S63189425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curing agent
formula
monoepoxide
epoxy resin
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1964487A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Horie
堀江 達夫
Yoshio Sato
義雄 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuka Shell Epoxy KK
Original Assignee
Yuka Shell Epoxy KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuka Shell Epoxy KK filed Critical Yuka Shell Epoxy KK
Priority to JP1964487A priority Critical patent/JPS63189425A/ja
Publication of JPS63189425A publication Critical patent/JPS63189425A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)  発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、皮膚刺激性がなく、液状であって保存安定性
に優れ結晶化せず、したがってエポキシ樹脂調製の作業
性に優れ、かつ種々の特性、たとえは可撓性、低温特性
、耐薬品性、特に可撓性て優れた硬化物を与えるエポキ
シ樹脂硬化剤に関するO (従来の技術) 従来、可撓性に優れた硬化物を与えるエポキシt!B脂
硬化剤は、皮膚刺激性の強いものであるとか、固体状、
高粘度状ないしtd N晶化しやすい液状であるために
エポキシ樹脂調製の作業性て劣るとか、耐薬品性、耐水
性、耐衝撃強度等に劣る硬化物しか与えないとか、さら
には常温では可撓性や耐衝撃強度の優れた硬化物を与え
てもその硬化物が低温(たとえば冬期の0℃付近の温度
)で可撓性のない、硬くて脆いものになるとかの欠点が
あった。
たとえば、アルキルエーテルアミンやポリオキシポリア
ミンのようなエーテルアミン類は、常温で低粘度の液体
であり、可撓性のある硬化物を与えるが、皮膚刺激性が
甚だしい。長鎖状のモノアミン類は、可撓性のある硬化
物を与えるが、常温で固体であり、エポキシfIA脂調
夷時の作業性に劣り、実用性だ乏しい。鎖状のモノアミ
ン類に種々のエポキシ化合物を付加したものは、常温で
液状であるが保存安定性に乏しく容易に結晶化する。
さらに、鎖状のモノアミン類にアクリロニトリルを付加
したものは、耐薬品性や・物理的強度の劣る硬化物しか
与えない。
また、ヘキサメチレンジアミンは、常温で固体であり、
工4キシ樹脂調製時の作業性に劣るから、単独では実用
性に乏しい。ヘキサメチレンジアミンに種々の化合物を
付加して液状化する種々の提案がある。しかし、たとえ
ばヘキサメチレンジアミンにアルキレンオキサイドを付
加したものは、皮膚刺激性を有し、低温安定性に乏しく
、容易に結晶化するし、かつこれを用いたエポキシ樹脂
硬化物が表面べとつく欠点がある。ヘキサメチレンジア
ミンに多官能ニブキシ樹脂を付加したものは、結晶化し
て固形状になるとか、rル化するとか、さらては非常に
高粘度であるために、エポキシ樹脂調製時の作業性に劣
るし、かつこれを用いたエポキシ樹脂硬化物が可撓性に
乏しい。
また、ヘキサメチレンジアミンにアクリロニトリルを付
加すると、低粘度化が可能であるが、その付加量の増大
につれて二4キシ樹脂硬化物の耐薬品性が急速に低下し
てくる。特開昭51−100199号公報には、ヘキサ
メチレンジアミンにアルキレンオキサイドとアクリロニ
トリルとを併用して付加することが記載されているが、
その付加によって低粘度化できても、アクリロニトリル
が付加されているために、エポキシ樹脂硬化物の耐薬品
性、特に耐酸性が大巾に低下する。
(発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、皮膚刺激性がなく、常温で液状であり、貯蔵
安定性に優れ結晶化せず、したがってエポキシ樹脂調製
時の作業性に優れ、しかも耐衝撃性や耐薬品性等の種々
の物性に優れた、特に常温ないしはO℃程度の低温領域
下でも可撓性に優れた硬化物を与えることのできるエポ
キシ樹脂硬化剤を提供しようとするものである。
(b)  発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明者等は、前記の間1点を解決するために種々研究
を重ねた結果、ヘキサメチレンツアミンに対し特定のモ
ノエポキサイド化合物を特定の割合で付加させたものに
よってその目的を達成することができたのである@ すなわち、本発明のエポキシ樹脂硬化剤は、ヘキサメチ
レンジアミン1モルに対し、一般式(式中、R,R,R
はそれぞれ炭素数1以上のアルキル基から選ばれるもの
であり、かつそれらのアルキル基の合計炭素数が3〜1
1である。〕 で表わされる脂肪族モノグリシジルエステル、及び一般
式 (式中、R4は炭素数4〜9のアルキル基であり、R5
は水素又は炭素数1〜9のアルキル基である。) で表わされるアルキルフェノールモノグリシゾルエーテ
ルよりなる群から選ばれた少なくとも1種のモノエポキ
サイド化合物0.5〜3モルを主成分として含有するモ
ノエポキサイド付加剤を付加反応せしめてなる硬化剤で
ある。
本発明におけるモノエポキサイド付加剤は、前記一般式
(1)で表わされる化合物と前記一般式(II)から選
ばれた少なくとも1種のモノエポキサイド化合物のみか
らなるのが好ましいが、場合てよりてはかかる特定のモ
ノエポキサイド化合物に比較的に少−’tの他のモノエ
ポキサイドを混合したものであっても差支えがない。
前記一般式CI)で表わされる化合物及び前記一般式(
n)で表わされる化合物の置換基であるアルキル基がか
なりの、しかも過大すぎない体積を占めるために、そδ
立体障害効果によって、本発明の硬化剤は良好な液状安
定性を保つことができると推測される。
前記一般式(1)で表わされる化合物は、この化合物に
該当する単一化合物であってもよいし、この化合物に該
当する数種の化合物の混合物でありてもよく、通常、入
手の容易なものは数種の化合物の混合物である。その混
合物としては、たとえば下記の各構造式で表わされるよ
うな化合物の混合物があげられる。
2H5 C(?−6声(3−1s ) そして、この種の化合物の混合物の市販品としては、た
とえばカージュラEIO、カージュラE911(以上い
ずれもシェル化学社商品名)などがある。
また、前記一般式(II)で表わされる化合物としては
、たとえばオルト、メタ若しくは・矛う体のセカンダリ
−ブチルフェニルグリシジルエーテル、オルト、メタ若
しくは/4’う体のターシャリ−ブチルフェニルグリシ
ジルエーテル、ノ臂うオクチルフェニルグリシジルエー
テル、ノニルフェノニルグリシジルエーテル、ジノニル
フェノールのグリシゾルエーテルなどがあげられる。ま
た、かかる化金物の市販品としては、たとえばYED 
−122(油化シェルエデキシ株式会社商品名〕、エピ
クロン520、エピクロン525(以上はいずれも大目
本インキ化学工業株式会社商品名〕、エピオールTB、
エビオールSB(以上はいずれも日本油脂株式会社商品
名)などがある。
なお、前記一般式(1)において a1〜R3のうちの
一つだけが炭素数8〜11のアルキル基であり、残りが
水素であるような化合物をヘキサメチレンジアミンに付
加させて得られた硬化剤は、低粘度であるが、結晶性が
高い。
また、アルキル基の合計炭素数が4〜12程度の天然に
存在するカル♂ン酸としては、cH3CCH2)8Co
OH(n−カブリン酸、融点31.4℃)、CH,(C
H2)、。Cool (ラウリン酸、融点44℃)があ
るが、これらのカルダン酸をグリシジルエステル化した
もの、たとえばツレンマー−DFA (日本油脂株式会
社商品名)をヘキサメチレンジアミンに付加反応させて
得られる硬化剤は、低粘度であるが容易に結晶化する(
、比較例10〕。また、ヘキサメチレンジアミンに、C
H,(CH2)、CooH(/4レリン酸)のグリシジ
ルエステルを付加反応させて得られる硬化剤は、硬化物
の可撓性が不充分であり、低温での特性に劣り、耐アル
カリ性及び耐水性にも劣る(比較例11〕。
また、R−Rが、いずれもアルキル基であっても、これ
らのアルキル基の合計炭素数が12以上のカルデン酸の
グリシジルエステルをヘキサメチレンシアミンに付加さ
せて得られる硬化剤は、粘度が高く、かつ保存安定性が
悪く、容易に結晶化する。
また、前記一般式(II)において、たとえばR5が水
素又は炭素数1〜9のアルキル基であるが、R4が炭素
数3以下のアルキル基又は水素である化合物をヘキサメ
チレンジアミンに付加させて得られる硬化剤は、保存安
定性に劣り、容易に結晶化する(比較例3、比較例12
)。
また、ヘキサメチレンジアミンに、たとえば低分子量の
アルキレンオキサイドを付、加反応させることによって
も液状化が可能であるが、得られる反応生成物は皮膚刺
激性があるし、不安定で結晶化しやすいし、かつそれを
用いたエポキシ樹脂硬化物の表面がべとつく。
また、一般に付加剤としてよく使用されるブチルグリシ
ジルエーテルをヘキサメチレンジアミンに付加したもの
は高粘度であり、かつ常温で容易に結晶化する。
さらに、炭素数の多い鎖状グリシジルエーテル、たとえ
ば2−エチルへキシルグリシジルエーテル、或いはC1
2〜C15の長鎖グリシジルエーテル〔たとえば市販の
YED 111 (油化シェルエポキシ株式会社商品名
、又はエポライ)M−1450(共栄社油脂株式会社商
品名)〕をヘキサメチレンジアミンに付加反応させ念も
のは、液状であり、かっ可撓性のあるエポキシ樹脂硬化
物を与えることができるが、その液状安定性が悪く、容
易て結晶化する。
これに対し、ヘキサメチレンジアミンに、前記の一般式
(1)や(If)で表わされる化合物を付加反応させて
なる付加物は、皮膚刺激性が殆んどなく、常温で液状で
あシ、その液状安定性に優れ結晶化せず、かつこの付加
物を硬化剤として用いた工4キシ樹脂硬化物は、種々の
物性、特に常温ないしθ℃程度の低温における可撓性に
優れている。
本発明におけるヘキサメチレンジアミンに対する前記一
般式(1)及び(II)で表わされる化合物から選ばれ
た少なくとも1種の化合物の付加反応比率は、モル比で
0.5〜3モル、好ましくは1.5〜2.5モルである
。その付加反応比率が小さすぎるとエポキシ樹脂硬化物
の可撓性が低下するし、大きすぎると反応生物の硬化剤
が高粘度化するとと本に、硬化剤中の硬化反応に関与で
きる基の数が少なくなり、可撓性以外の硬化物性が低下
する。
前記一般式(1)や(II)で表わされるモノエイキシ
化合物は2種以上を併用して本発明のモノニーキサイド
付加剤とすることができる。また、前記一般式(1)や
(II)で表わされるモノエポキシ化合物には、前述の
ように比較的少量の他のモノエポキシ化合物を併用して
本発明のモノニブキサイド付加剤とすることも可能であ
る。その化合物(1)や(II)に併用することのでき
る他のモノエポキシ化合物としては、たとえばアルキレ
ンオキサイド(たとえばエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド、ブチレンオキサイド、オクチレンオキサ
イドなど〕、スチレンオキサイド、α−ピネンオキサイ
ド、シクロヘキセンモノオキサイド、ブチルグリシジル
エーテル、フェニルグリシジルエーテル、メタ若しくは
、4ラークレジルグリシジルエーテル、アリールグリシ
ジルエーテル、グリシジルメタクリレート、エチルセロ
ソルブグリシジルエーテル(すなわちエチレングリコー
ルモツプチルエーテルのグリシジルエーテル)、エチル
セロソルブグリシジルエーテル、メトキシブチルグリシ
ジルエーテル、ドデシルグリシジルエーテル、トリデシ
ルグリシジルエーテル、2−エチルへキシルグリシジル
エーテルなどがあげられる。これらの併用される他のモ
ノエポキシ化合物の併用量は、付加反応生成物の硬化剤
が結晶化せず、かつ可撓性等の硬化物性を著しく損なわ
ない範囲内にとどめる必要がある。
本発明のニーキシ樹脂硬化剤をエポキシ樹脂の硬化に使
用するに当りては、それを単独で硬化剤として使用して
もよいし、必要に応じて他のエポキシ樹脂硬化剤を併用
することも可能である。特に、炭素数8〜18のモノア
ミン硬化剤は、高粘度ないし固形であるが、固形のもの
でありても、それを本発明の硬化剤に溶解すれば低粘度
の液体となるので、結晶が析出しない範囲内で本発明の
硬化剤と併用すれば有利に使用できる。また、第二級ア
ミンや三官能アミンなどのポリアミンも本発明の硬化剤
と併用することができる。かかる本発明の硬化剤と併用
することのできるモノアミン硬化剤の市販品としては、
たとえば二yサンアミン(日本油脂株式会社商品名)、
ファーミン(花王石急株式会社商品名)、アーミン(ラ
イオンアーマ−株式会社商品名〕等があげられるし、ま
た三官能アミンの市販品としては、たとえばデュオミン
(ライオンアーマ−株式会社商品名)があげられる。
また、その併用できるポリアミンとしては、たとえばポ
リエチレンポリアミン、シアルキルアミノプロピルアミ
ン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、ポリオキシプ
ロピレンジアミン、N−7ミノエチルピペラジン、イン
ホロンジアミン。
1.3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、ビス(4−
アミノ−3−メチルシクロヘキシル)メタン、メタキシ
リレンジアミン、ビスN、N’(3−アミノプロピル〕
エチレンジアミン及びこれらの4リアミンのエポキシ化
合物付加吻等があげられる・本発明のエポキシ樹脂硬化
剤を使用して硬化させる工4キシ樹脂には格別の制限が
ない。その好ましいエポキシ樹脂としては、たとえばグ
リコール、グリセリン、トリメチ四−ルグロI譬ンなど
の多価アルコール、2,2−ビス〔4−ヒドロキシフェ
ニル〕−デロノ臂ンなどの多価フェノール、ノ?う、り
樹脂などのポリフェノールと、エピクロルヒドリンやア
ルキレンオキサイドの過剰量とを接触反応させて得られ
るエポキシ樹脂、その他、芳香族アミンのグリシジルエ
ーテル、多価カル?ン酸のグリシジルエステルなどの公
知の工lキシ樹脂があげられる。特に好ましいエポキシ
樹脂は、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの反
応によって得られる式 (式中、nは平均値で0〜数士、好ましくは0〜3の数
である。〕 で表わされるエポキシ樹脂、及びフェノールノブラック
とエピクロルヒドリンとの反応によって得られる一般式 (式中、mは平均値でO〜5の数である。〕で表わされ
るエポキシ樹脂があげられるつ本発明の硬化剤を用いて
硬化させるエポキシ樹脂は、一般的くいうて常温で液状
のもの、すなわち融点が20℃以下のものが好ましいが
、常温で固形の樹脂であっても、溶剤に溶解して液状化
したり、或いは液状の樹脂と混練して液状化すれば使用
できる。
また、本発明の硬化剤を用いて硬化させる樹脂には、必
要に応じてモノエポキシ化合物を反応性希釈剤として併
用することが可能である。その併用することのできるモ
ノエポキシ化合物としては、前記のモノエポキサイド付
加剤において一般式(1)や(■)で表わされる化合物
に併用されるものと同様なモノエポキシ化合物があげら
れる。
本発明の硬化剤により硬化させるエポキシ樹脂には、さ
らに必要に応じて増量剤、補強剤、充填剤、希釈剤及び
顔料等の種々の添加剤を配合することができる。
本発明の硬化剤は、下記の分野において使用されるエポ
キシ樹脂用に適する。
(1)  コンクリートの腐蝕・塩害防止分野、:コン
クリートは、海岸附近における海水、塩分、アルカリ骨
材反応等の作用で腐蝕・劣化を起すことが問題になって
いる。かかるコンクリートの腐蝕・劣化の防止のために
コンクリート表面にエポキシ樹脂を塗布し九り、充填し
たシすることが行なわれる。本発明の硬化剤は、可撓性
、耐水性、耐薬品性、耐久性及び耐衝撃性等に優れたエ
ポキシ樹脂硬化物を与えるから、海岸近くの橋梁、道路
、橋梁支持部等のコンクリート、海岸又は海洋上のコン
クリート構造物用のエポキシ樹脂に有利に使用される。
この用途では硬化樹脂は厳しい環境におかれ、温度変化
下でも、特に冬期の0℃附近でも可撓性が必要であるが
、本発明の硬化剤はこのような用途にも耐えうる。
(11〕  グラウト分野: ピル等のコンクリート構造物のひび破れの補修疋は、低
粘度であって可撓性に優れた硬化物を与えるエポキシ樹
脂が必要であるので、本発明の硬化剤はこの分野のエポ
キシ樹脂用に有用である。
uii)  ライニング分野: タンク、ノ4イグ、管、溝等のライニングに可撓性で耐
薬品性の硬化物を与えるエポキシ樹脂が使用される。本
発明の硬化剤はこの分野のニーキシ樹脂用に優れている
(1■)  接着その他の分野: 本発明の硬化剤は、打ちつぎ、かさあげ、土木接着、工
業用接着その他種々の分野において用いられるエポキシ
樹脂用【使用することができる。特に、耐水性に優れて
いるので、湿潤面用にも使用できる。
(実施例等〕 以下に実施例及び比較例をあげてさらに詳述する。
実施例1  ″ ヘキサメチレンジアミン(1’−I(MDA Jと略記
91モル(約116JI)と、カーシュラE−10(シ
ェル化学株式会社商品名、後述する化学構造式を有する
アルキルカルダン酸グリシ・ゾルエステル、分子量約2
50)2モル(500#)Th、11!の四つロフラス
コ中でN2気流下に80℃で2時間反応させ、その後さ
らに同温で3時間還流状態で反応させた・ 低粘度液状の反応生成物(硬化剤)が得られた。
その性状、結晶性及び後述のようKこの硬化剤を用いて
エビコー)807(油化シェルエポキシ株式会社商品名
)f:、硬化させた硬化物の物性は第1表に示すとおり
であった@ 実施例2〜8 p41表に示すように、ヘキサメチレンジアミンに、各
種のモノエポキシ化合物を種々のモル比で付加反応させ
て種々の硬化剤t−調製した。得られた硬化剤の性状、
結晶性、及びこれらの各硬化剤を用いて実施例1と同様
のエポキシ樹脂を硬化させた硬化物の物性は第1表にそ
れぞれ示すとおりであった。
実施例9 ヘキサメチレンジアミン1モルに、カージュラE911
Cシェル化学社商品名、エポキシ当t252、一般式(
1)におけるRlR及びRの合計炭素数が7〜9である
〕2モルを、実施例1と同様に反応させた。
得られた硬化剤は、実施例1で得られた硬化剤と同様に
、伸び率が高く、耐薬品性の良好な硬化物を与えること
ができた。
実施例10 ヘキサメチレンジアミン1モルに、ノニルフェノールの
グリシジルエーテル(工Iキシ当t295 )2モルを
実施例1と同様にして反応させた。
得られた硬化剤は、伸□′ひ率が高く、耐薬品性の良好
な硬化物を与えることができた。
実施例11 六2ノ ヘキサメチン:A1モルて、カーシュラE5を2モル反
応させた。カージュラE5は下記の構造式を有し、工4
キシ当量が170の化合物である。
CM。
得られた硬化剤は、伸び率が高く、耐薬品性の良好な硬
化物を与えることができた。
比較例1〜9 比較例1〜8においては、第1表に示すようにヘキサメ
チレンジアミン又はジエチレントリアミン(1’−DE
TAJと略記〕と、種々のモノエポキサイド付加剤とを
種々のモル比で組合わせて実施例1におけると同様にし
て付加反応させ1種々の硬化剤t−調製した。また、比
較例9は、市販のジェファーミy230(三井テキサコ
社商品名、?リオキシプロピレンアミン)t−そのtま
硬化剤として用いた。
比較例10 ヘキサメチレンジアミン1モルに、プレンマーDFA 
(日本油脂社商品名、エポキシ当t315)2モルを反
応させた。プレンマー〇FAは下記ノ構造式を有する化
合物である(式中、Rは炭素数が12〜14の混合アル
キル基である。)得られた硬化剤は、低粘度であうたが
、容易に結晶化した。
比較例11 ヘキサメチレンジアミン1そルに、下記の構造式を有す
るバレリン酸グリシジルエステル(エポキシfill1
85)2モルを反応させた。
得られた硬化剤は低粘度であったが、硬化物の耐アルカ
リ性、耐水性が悪く、伸び率も不充分であった。
比較例12 ヘキサメチレンジアミン1モルに、クレシルグリシジル
エーテル(m−,1#ラ一混合体、エポキシ当[164
)を反応させた。
得られた硬化剤は常温ですぐに結晶化した。
各実施例及び比較例で得られた硬化剤の性状、結晶性及
びその硬化剤を用いて実施例1におけると同一のエポキ
シ樹脂を硬化させた硬化物の物性は第1表に示すとおり
であった。
第1表に記載の各試験は下記の方法を用いて行なりたO ■ 結晶性テスト: サングルの硬化剤をサングルピン(容量100頭)中に
257Fとり、その上に適宜に結晶核(たとえば固形の
へキサメチレンジアミ・ン)の微量を静かにのせ、サン
プルピンを密栓シて0℃の冷蔵庫中に1か月間放置した
後の結晶化状態を目視によシ調べた。
■ エポキシ樹脂の硬化方法: エピコート807〔油化シェルエポキシ株式会社商品名
、ビスフェノールF型工Iキシ樹脂、エポキシ当竜17
01粘度(25℃)30ポイズ〕K。
各硬化剤の活性水素当量から理論的て計算した硬化剤t
t−加えて混練し、40℃に1日間保持し、さらに60
℃で4時間加熱して硬化させた。
■ 引張強度及び伸び率の試験: 島津製作所製オートグラフ(DSSIOT型)1−使用
し、テストピースの形状はJIS K−7113−2号
によりた。引張速度は50℃m/分とした。
■ アイゾツト衝撃試験: 東洋精機株式会社の試験機を用いた。テストピースの形
状はJISに−6911によった。
■ 測定温度: 20℃における引張試験及びアイゾツト衝撃試験は、2
0℃の恒温室で行なった。また、0℃の引張試験及びア
イゾツト試験は、試験器に付属している恒温槽中にテス
トピース金入れ、完全に0℃に安定化した後に測定した
。  “■ 耐薬品性、耐水性試験: 10重量幅塩酸、10重i[苛性ソーダ水溶液、又は水
をそれぞれの試験液として使用し、これらの各試験液に
JISに−7113−2号のテス。
トピースf、20℃で7日間浸漬したのち、取出して重
量変化を測定し、また20℃において前記の引張試験を
行なった。
また、第1表に記載された各反応剤の詳細は下記のとお
りである。
HMD人・・・ヘキサメチレンジアミンカージュラE−
10 シェル化学社商品名。下記の代表的な化学構造式を有す
るアルキルカルダン酸グリシジルエステルの混合物。分
子量約2500C1(。
YED −122 油化シェルエポキシ株式会社商品名。下記の化学構造式
を有するアルキルフェニルグリシツルエーテル。
H AN・・・アクリロニトリル BGE・・・ブチルグリシジルエーテルPGE・・・フ
ェニルグリシジルエーテルに−807 油化シェルニーキシ株式会社商品名、 エピコート807の略、ビスフェノールF型エポキシ樹
脂・ EO・・・エチレンオキサイド ゾエファーミン23〇 三井テキサコ株式会社商品名、ポリオキシプロピレンア
ミン。
DETA・・・ゾエチレントリアミン ブレンマ−DFA 日本油脂社商品名、エポキシ当量315RCOOCH2
−CH二CH2(RはC42〜C14の混合Oアルキル
〕 m、P−CGE・・・クレシルグリシジルエーテル(m
−tp−混合物〕 第1表から明らかなように、各実施例の硬化剤は、いず
れも液状であり、かつ液状安定性に優れ結晶化しない。
ま九、実施例の各硬化剤を用いたエポキシ樹脂硬化物は
、常温(20℃)及び低温(0℃)における引張強度及
びアイゾツト衝撃強度が大で、かつ伸び率が大であるこ
とからして可撓性にも優れているし、さらに耐薬品性及
び耐水性も良好である。
これに対し、比較例1の硬化剤は、低粘度の液体で結晶
化せず、常温での伸び(可撓性〕及び引張強度の良好な
硬化物を与えるが、その硬化物が低温での伸び(可撓性
)及び衝撃強度が低く、かつ耐酸性も劣る。比較例2及
び比較例3の硬化剤は、その製造反応中は液状であるが
、常温に冷却すると結晶化して固形になりた。比較例4
では、硬化剤の製造反応中にrル化し、硬化剤に使用で
きるような生成物が得られなかった。比較例5の硬化剤
は、液状であうたが常温で放置すると容易に結晶化する
し、これを用いた硬化物の伸び(可撓性)が小さく、衝
撃強度も低い。比較例6の硬化剤を用いた硬化物は強度
が高いが、伸び(可撓性)が小さいO比較例7の硬化剤
は、非常に粘稠な液体であり、これを用いた硬化物は表
面がべとつき、強度が非常に低い。比較例8の硬化剤を
用いた硬化物は強度が高いが、伸び(可撓性)が非常に
小さい。比較例9の硬化剤は、低粘度の液体であり、結
晶化しないが、皮膚に耐着するとかぶれを生ずるし、こ
れを用いた硬化物の伸び(可撓性)が小さい。
(c)  発明の効果 本発明のニブキシ樹脂硬化剤は、皮膚刺激性が少なく、
常温で液状であって結晶化しないから、工Iキシ樹脂調
製時の作業性に優れており、しかもこれを用いたエポキ
シ樹脂硬化物は、常温及び低温での各種の物性、特に可
撓性に優れている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ヘキサメチレンジアミン1モルに対し、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1、R^2、R^3はそれぞれ炭素数が1
    以上のアルキル基から選ばれるものであり、かつそれら
    のアルキル基の合計炭素数は3〜11である。) で表わされる脂肪族モノグリシジルエステル、及び一般
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^4は炭素数4〜9のアルキル基であり、R
    ^5は水素又は炭素数1〜9のアルキル基である。) で表わされるアルキルフェノールモノグリシジルエーテ
    ルよりなる群から選ばれた少なくとも1種のモノエポキ
    サイド化合物0.5〜3モルを主成分として含有するモ
    ノエポキサイド付加剤を付加反応せしめてなるエポキシ
    樹脂硬化剤。 2)付加反応比率が、ヘキサメチレンジアミン1モルに
    対して脂肪族モノグリシジルエステル及びアルキルフェ
    ノールモノグリシジルエーテルよりなる群から選ばれた
    少なくとも1種のモノエポキサイド化合物が1.5〜2
    .5モルである特許請求の範囲第1項記載の硬化剤。
JP1964487A 1987-01-31 1987-01-31 エポキシ樹脂硬化剤 Pending JPS63189425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1964487A JPS63189425A (ja) 1987-01-31 1987-01-31 エポキシ樹脂硬化剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1964487A JPS63189425A (ja) 1987-01-31 1987-01-31 エポキシ樹脂硬化剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63189425A true JPS63189425A (ja) 1988-08-05

Family

ID=12004942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1964487A Pending JPS63189425A (ja) 1987-01-31 1987-01-31 エポキシ樹脂硬化剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63189425A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103665765A (zh) * 2013-11-14 2014-03-26 昆山珍实复合材料有限公司 一种黑色柔性无卤阻燃环氧树脂组合物
CN107513024A (zh) * 2017-07-20 2017-12-26 上海应用技术大学 一种十三烷二酸缩水甘油酯改性胺固化剂及制备方法和应用

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49129000A (ja) * 1973-04-11 1974-12-10
JPS54148896A (en) * 1978-05-15 1979-11-21 Asahi Chem Ind Co Ltd Epoxy resin composition for curing wet surface

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49129000A (ja) * 1973-04-11 1974-12-10
JPS54148896A (en) * 1978-05-15 1979-11-21 Asahi Chem Ind Co Ltd Epoxy resin composition for curing wet surface

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103665765A (zh) * 2013-11-14 2014-03-26 昆山珍实复合材料有限公司 一种黑色柔性无卤阻燃环氧树脂组合物
CN107513024A (zh) * 2017-07-20 2017-12-26 上海应用技术大学 一种十三烷二酸缩水甘油酯改性胺固化剂及制备方法和应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2731927B1 (de) Emissionsarmer härter für epoxidharze
KR100913562B1 (ko) 에폭시 수지용 경화제 및 이를 함유하는 코팅 조성물
ES2637367T3 (es) Agentes de curado de poliamina bencilada
CN103819657A (zh) 苄基化多亚烷基多胺和其应用
CN107428911A (zh) 用于快速固化环氧树脂组合物的胺
CN102356110B (zh) 含有环状二胺的可固化组合物及其固化产品
US8198395B2 (en) Alkylated aminopropylated ethylenediamines and uses thereof
CN105939992B (zh) 用于低排放环氧树脂产物的胺
BR112018002181B1 (pt) Composição de resina epóxi, revestimento compreendendo a mesma,composição de secagem, componente endurecedor, utilização de amina e metodo para diluição de endurecedor
EP2731979B1 (de) Härter für epoxidharze
EP3180382B1 (de) Amin für emissionsarme epoxidharz-zusammensetzungen
CN105408384A (zh) 具有改善的耐化学性的胺类硬化剂
CN102630233A (zh) 环氧树脂组合物
WO2014131780A1 (en) Composition and method of making water borne epoxy hardener for use in two-component epoxy self levelling compounds with long pot life, fast cure and low shrinkage characteristics
CN107849225A (zh) 用于低排放的环氧树脂组合物的胺
JPS63189425A (ja) エポキシ樹脂硬化剤
JPH093156A (ja) 変性エポキシ樹脂、その製造法及び塗料用組成物
JPH10120764A (ja) エポキシ樹脂注入材
CN104736596A (zh) 用于环氧树脂的快速固化剂
JP5327087B2 (ja) 1液型熱硬化性エポキシ樹脂組成物
JP2004067895A (ja) ポリアミノ系エポキシ樹脂硬化剤およびエポキシ樹脂組成物
EP4230677A1 (en) Epoxy resin curing agent, epoxy resin composition, paint, and adhesive
JPH1045878A (ja) 硬化性エポキシ樹脂組成物
JPS60133021A (ja) エポキシ樹脂塗料
JP2024506888A (ja) フェナルカミンを含有する組成物およびその製造方法