JPS63188428A - 深絞り成形用アルミニウム合金板およびその製造方法 - Google Patents

深絞り成形用アルミニウム合金板およびその製造方法

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JPS63188428A
JPS63188428A JP62019791A JP1979187A JPS63188428A JP S63188428 A JPS63188428 A JP S63188428A JP 62019791 A JP62019791 A JP 62019791A JP 1979187 A JP1979187 A JP 1979187A JP S63188428 A JPS63188428 A JP S63188428A
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JP
Japan
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aluminum alloy
plate
etching
alloy plate
forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP62019791A
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English (en)
Inventor
Katsumi Koyama
克己 小山
Miki Kanbayashi
神林 幹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Aluminum Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Aluminum Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は深絞り成形用およびしごき成形(DI底成形あ
るいは深絞りのみを施される飲料缶の缶胴体や食缶など
に用いられる深絞り用アルミニウム合金板およびその製
造方法に関するものである。
〔従来の技術およびその問題点〕
深絞り成形用アルミニウム合一金板としては主としてJ
I53004合金あるいは5052合金のが用いられ、
圧延後に必要に応して仕上げ焼鈍を施した合金板、ある
いはその後成形用潤滑油を塗布した合金板が適用されて
いる。現在2ピ一ス飲料缶の缶胴体はDI底成形して多
段の深絞りと多段のしごき成形を施し形成する。また食
缶は深絞り成形により製缶する。従来これらの深絞り成
形においては潤滑不良により傷を生じたり、成形時に多
量に発生するA2摩耗粉により成形品の表面を損傷し外
観不良が多発する。この表面損傷は後工程のしごき成形
あるいは成形後の脱脂洗浄と表面塗装を施しても消失す
ることなく製品の飲料缶あるいは食缶の表面の美観を著
しく害する問題があった。
一方アルミニウム合金板は圧延加工のaAfを主成分と
する圧延摩耗粉が発生すると共に圧延油の変質が生じる
。したがって従来のDI成形用アルミニウム合金材にも
板表面に上記の圧延摩耗粉や変質した圧延油が付着して
おり前述の問題と別に課題となっていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者等は深絞り成形用アルミニウム合金板に付着し
た圧延摩耗粉や変質した圧延油が多段の深絞り成形時に
生じる傷あるいはAQ摩耗粉による表面損傷との関係お
よび板の表面状態と成形時の潤滑性の問題について追求
した。その結果板表面に付着した圧延摩耗粉や変質した
圧延油は、深絞り成形時の潤滑性を著しく害し、外観不
良を生じ易く、そして圧延摩耗粉は深絞り成形時に生じ
るAffi摩耗扮と同様に成形品の表面を損傷する要因
となり、変質した圧延油は深絞り成形に使用する潤滑油
と合金板との濡れ性を害し、潤滑作用を低下させること
および板表面を粗面にすると成形時の潤滑性が向上する
ことが判った。そこで種々検討の結果圧延時に生じる圧
延1?耗粉や変質した圧延油を有効に除去すると共に板
表面を粗面として成形時の潤滑性を高めた深絞り成形用
アルミニウム合金板およびその製造方法を開発したもの
である。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明は上
記の問題に鑑みなされたものでその第1発明は圧延アル
ミニウム合金板の表面を粗面にし、成形用潤滑油を塗布
したことを特徴とする深絞り成形用アルミニウム合金板
であり、また第2発明は、アルミニウム合金板を最終板
厚まで圧延した後、化学的または電気化学処理により板
表面をアルミニウム除去量にして0.01〜500■/
イのエツチングを施して粗面とし、この表面に成形用潤
滑油を塗布することを特徴とする深絞り成形用アルミニ
ウム合金板の製造方法であり、さらに第3発明はアルミ
ニウム合金板を最終板厚まで圧延した後、化学的または
電気化学的処理により板表面をアルミニウム除去量にし
て、0.01〜500■/イのエツチングを施し、これ
に仕上げ焼鈍を飾した後、成形用潤滑油を塗布すること
を特徴とする深絞り成形用アルミニウム合金板の製造方
法である。
すなわち本発明はアルミニウム合金板を最終板厚まで圧
延した後、化学的または電気化学的処理により板表面を
エツチングし、さらにこの表面に成形用潤滑剤を塗布し
たアルミニウム合金板である。
また上記の合金板の製造方法はアルミニウム合金板を最
終板厚まで圧延した後、化学的または電気化学的処理に
より板表面をアルミニウム除去量にして0.01〜50
0ng/%のエツチングを施して粗面とし、この表面に
成形用潤滑油を塗布するものである。また本発明は上記
の板表面をエツチングして粗面にした後、仕上げ焼鈍を
施して、これに成形用潤滑油を塗布する工程を含むもの
である。
しかして本発明において板表面をアルミニウム除去量で
0.01〜500■/ rdのエツチングを施して粗面
にするのは、このようにエツチングすることにより、圧
延工程において発生した圧延摩耗粉や圧延油が変質した
難溶性付着油を完全に除去すると共に板表面に成形用潤
滑油を保持する効果を有するエツチングビットが形成さ
れるものである。
この両件用により深絞り成形時の潤滑性は大巾に向1し
、外観不良を殆ど皆無とすることができるものである。
ここでエツチング量が0.01mg/m2未満では、上
記の作用が生じないと共に残留圧延油も完全に除去する
ことができず、エツチング量が500■/rrlより多
い場合にはエツチング時に生じるスマット(g食生成物
)の量が多くなり、これが成形品表面を損傷するように
なるからである。
このようなエツチングにより得られた板の表面粗さはエ
ツチング前と同等あるいは若干減少し、表面凹凸形状は
滑かになると共に微小エツチングビットを有する2重形
状となる。本発明において深絞り用アルミニウム合金板
とは、純へl系(JIS3000系)、Aj!−Mg系
(JrS 5000系)などの他通常深絞り成形に使用
されるものが適用できる。
また化学的または電気化学的な処理方法としては、例え
ばリン酸、ホウ酸、炭酸アルカリソーダなどの溶液によ
るエツチングあるいは硝酸電解エツチング、塩酸電解エ
ツチング、リン酸電解エツチングなどが適用できる。
さらに仕上げ焼鈍はエツチングを行なった後施した方が
板の表面仕上がりきれいであるが、場合により、エツチ
ングを行なう前に仕上げ焼鈍を施すことも可能である。
仕上げ焼鈍の温度は80°C〜220°Cが適当である
本発明は最終圧延板を化学的または電気化学的処理によ
り圧延摩耗粉や変質した圧延油が完全に除去されると共
にエツチングにより形成された微細な凹凸状の粗面に成
形潤滑油が保持され成形時において潤滑性が向上し、成
形品の表面損傷を著しく減少させる作用をなすものであ
る。
〔実施例] 以下に本発明の一実施例について説明する。
JTS 3004合金を0.3mm厚さまで圧延加工し
た後、この仮の表面に種々の方法によりエツチングを施
した後、130°Cで1時間の仕上げ焼鈍を施し、次い
で製缶用潤滑油のNALCO社製XL−174Nを塗布
したアルミニウム合金板を作成した。これに深絞り成形
を施し、成形品の表面損傷による不良頻度を調べた。こ
の結果を第1表に示した。
第  1  表 第1表から明らかなように本発明によるものはいずれも
表面損傷による不良頻度は著しく減少していることが判
る。また比較例N006はエツチング量が少なく、NO
,7はエツチング量が多いものであるが、これらは不良
頻度が多い。
〔効果〕
以上に説明したように本発明によれば圧延後、エツチン
グを施した上成形用潤滑油を塗布するので深絞り成形時
の潤滑状態を改善し、成形品表面の損傷を著しく減少せ
しめるもので飲料缶や食缶などの製造時におきる外観不
良を太き(低減することができ、工業上顕著な効果を奏
するものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧延アルミニウム合金板の表面を粗面にし、成形
    用潤滑油を塗布したことを特徴とする深絞り成形用アル
    ミニウム合金板。
  2. (2)アルミニウム合金板を最終板厚まで圧延した後、
    化学的または電気化学的処理により板表面をアルミニウ
    ム除去量にして、0.01〜500mg/m^2のエッ
    チングを施して粗面とし、この表面に成形用潤滑油を塗
    布することを特徴とする深絞り成形用アルミニウム合金
    板の製造方法。
  3. (3)アルミニウム合金板を最終板厚まで圧延した後、
    化学的または電気化学的処理により板表面をアルミニウ
    ム除去量にして、0.01〜500mg/m^2のエッ
    チングを施し、これに仕上げ焼鈍を施した後成形用潤滑
    油を塗布することを特徴とする深絞り成形用アルミニウ
    ム合金板の製造方法。
JP62019791A 1987-01-30 1987-01-30 深絞り成形用アルミニウム合金板およびその製造方法 Pending JPS63188428A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013159676A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Kobe Steel Ltd 成形加工用アルミニウム板
JP2019508585A (ja) * 2016-01-27 2019-03-28 ハイドロ アルミニウム ロールド プロダクツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングHydro Aluminium Rolled Products GmbH 成形のために最適化されたアルミニウム合金シート

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US11131037B2 (en) 2016-01-27 2021-09-28 Hydro Aluminium Rolled Products Gmbh Aluminium alloy sheet optimised for forming

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