JPS631878B2 - - Google Patents

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JPS631878B2
JPS631878B2 JP22143384A JP22143384A JPS631878B2 JP S631878 B2 JPS631878 B2 JP S631878B2 JP 22143384 A JP22143384 A JP 22143384A JP 22143384 A JP22143384 A JP 22143384A JP S631878 B2 JPS631878 B2 JP S631878B2
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JP
Japan
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cloth
work
sewing
work cloth
presser
Prior art date
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Application number
JP22143384A
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English (en)
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JPS61100289A (ja
Inventor
Hideo Kawaguchi
Hideo Ando
Yasuhiko Watanabe
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP22143384A priority Critical patent/JPS61100289A/ja
Publication of JPS61100289A publication Critical patent/JPS61100289A/ja
Publication of JPS631878B2 publication Critical patent/JPS631878B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明はサイクルミシンによるミシン縫いと
布移送装置による布送りとを交互に繰返して加工
布上の複数の縫製箇所にボタン付け又は穴かがり
縫いを連続して行うようにした縫製装置に係り、
特に縫製終了後の加工布を2つ折りの状態で順次
積層載置するための加工布積載機構に関するもの
である。
(従来の技術) 従来、この種の積載機構として例えば昭和58年
10月12日に公開の特開昭58−173581号公報に開示
されたものがある。この積載機構は、高さ位置調
節可能に設けられた受け台と、エア吹出口を有し
前記受け台に当接する位置とそこから退避した二
位置間で移動配置可能な押圧板とから構成され、
作業テーブルから搬出された加工布が自重により
所定長さ垂下されたときに押圧板がその加工布を
受け台に対し押圧保持し、エア吹出口から噴出さ
れるエアにより加工布を反転させて受け台上に2
つ折りの状態で積載するようになつている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、この従来の構成によると、加工布の
種類が変わつてその長さが変更した場合に、その
都度前記受け台の高さ位置を調整して加工布の折
曲位置を設置し直すという面倒があつた。
この発明は上記した問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は加工布の縫製箇所
の数及び間隔に基づいて加工布の折曲位置を自動
的に割出して、その折曲位置において加工布を正
しく積載することができる新規な縫製装置におけ
る加工布積載機構を提供することにある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するためのこの発明における
手段は、積載部材53に当接する作用位置とそこ
から離れた非作用位置との間で移動配置可能に設
けられその作用位置において搬出された加工布W
の一側部を積載部材53に対し押圧保持する押圧
部材54と、その押圧部材54を前記2位置間で
移動するための駆動手段56と、縫製箇所Pの数
及び間隔に関連して布移送装置27による加工布
Wの移送距離Mを記憶する記憶手段62,63
と、その記憶手段62,63のデータに基づき加
工布Wの所定の折曲位置を算出しその折曲位置が
前記積載部材53に達したときに前記押圧部材5
4が非作用位置から作用位置へ移動するように前
記駆動手段56を制御する制御手段61とから構
成されている。
(作用) 従つて、この発明の加工布積載機構において
は、前記制御手段61により縫製箇所Pの数及び
間隔に基づいて加工布Wの折曲位置が自動的に算
出され、その折曲位置が積載部材53に達したと
きに前記押圧部材54が作動されてその加工布W
を積載部材53に対し押圧保持し、この状態で積
載部材53が作動されて加工布Wが2つ折りの状
態で積載部材53上に正しく積載される。
(実施例) 次に、この発明はボタン付けインデクサーに具
体化した一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、機枠1の上面には左右に
延びる作業テーブル2と、その後方に位置する機
台テーブル3とがそれぞれ固定され、機台テーブ
ル3の上面にはサイクルミシン4が設置されてい
る。サイクルミシン4のアーム部5は前方に向か
つて延び、その先端には針6が上下動可能に支持
されている。又、作業テーブル2上面と同一平面
内に位置するサイクルミシン4のベツド面7上方
には、針6の下方に位置するように布押えを兼ね
た一対のボタン挾持腕8が開閉、昇降及び前後左
右に移動可能に装着されている。そして、サイク
ルミシン5は針6とボタン挾持腕8との協働によ
り一縫製サイクル毎にボタンBを加工布W上の縫
製個所Pに縫い付け得るようになつている。
前記サイクルミシン4の右方に隣接する位置に
おいて機台テーブル3の上面にはボタン供給装置
10が設置され、そのサイクルミシン4側には供
給腕13が回動可能に支持されている。又、この
ボタン供給装置10と隣接する機台テーブル3の
上面にはボタンホツパー12が配設され、フレキ
シブルパイプ11を介しボタン供給装置10に接
続されている。そして、ボタンホツパー12から
送り出されたボタンBはボタン供給装置10の供
給腕13を介してサイクルミシン4のボタン挾持
腕8にひとつずつ供給されるようになつている。
なお、14は作業テーブル2の後側縁に立設され
た規制片であり、これにより加工布Wの後側縁が
規制案内される。又、15は操作パネルである。
前記サイクルミシン4を挾む左右位置において
作業テーブル2の後側部には、この実施例の布移
送装置27が配置され、サイクルミシン4の左方
に位置する前端布押え部材16と、サイクルミシ
ン4の右方に位置する後端布押え部材17とから
構成されている。前端布押え部材16は機枠1内
に設けた図示しないレール部材により左右に移動
可能に支持され、その一部には機枠1内を左右に
延びるラツク18の左端が固定されている。この
ラツク18は機枠1に対し長手方向に沿つて移動
可能に支持されており、その一部には機枠1に固
定した第1のパルスモータ19のピニオン20が
噛合されている。そして、第1のパルスモータ1
9の正逆回転に伴いラツク18と一体に前端布押
え部材16が左右に往復駆動される。
前端布押え部材16は第1のクランプシリンダ
21により上下に回動される前端クランプ22を
有するともに、作業テーブル2の左側部に左右に
延びるように透設された溝23内に移動可能に嵌
合された下部クランプ片24を備え、これらの前
端クランプ22と下部クランプ片24とにより加
工布Wの後側前端部を保持及び解放できるように
なつている。又、前端布押え部材16はストツパ
シリンダ25により昇降される前端ストツパ26
を有し、加工布Wのセツト時には下部クランプ片
24上に降下された前端ストツパ26により加工
布Wの前端縁が位置決めされる。
一方、前記後端布押え部材17には第2のクラ
ンプシリンダ31により上下に回動される前端ク
ランプ32と、作業テーブル2の右側部を左右に
延びるように透設されたスリツド33内に嵌合さ
れかつ公報に折曲された下部クランプ板34とが
設けられ、これらの後端クランプ32と下部クラ
ンプ板34とにより加工布Wの後端部を保持及び
解放できるようになつている。又、後端布押え部
材17は機枠1の内部に向かつて延びるモータ取
付板28を有し、その上面には第2のパルスモー
タ30が取付けられ、その出力軸上のピニオン2
9が前記ラツク18に噛合されている。そして、
第2のパルスモータ30の停止時にはピニオン2
9とラツク18との噛合により後端布押え部材1
7がラツク18上に保持され、この状態で前記第
1のパルスモータ19が起動されるとラツク18
の移動に伴い後端布押え部材17が前端布押え部
材16と一体に移動されて、加工布W上の各縫製
箇所Pが前記サイクルミシン4の針落点へ順次移
送されるようになつている。又、第1のパルスモ
ータ19の停止時において第2のパルスモータ3
0が起動された時には、後端布押え部材17のみ
がラツク18に沿つて移動される。
作業テーブル2の左側部上面には前記布移送装
置27から移送された加工布Wを搬出するための
搬出装置44が設置されている。この搬出装置4
4の構成について説明すると、作業テーブル2の
左端面後部には支持片36が立設固定され、その
上端部には支軸37によりモータ装着板38が回
動可能に支持されている。モータ装着板38の上
面には搬出用モータ39が設置され、そのモータ
軸上には駆動プーリ42が固定されている。又、
モータ装着板38にはサイクルミシン4側に向か
つて延びるカバー40が固定され、その右端部内
には従動プーリ41が回転可能に支持されてい
る。この従動プーリ41と前記駆動プーリ42と
の間には搬出ベルト43が掛装されている。
モータ装着板38の下側において作業テーブル
2の上面には押上げ用シリンダ45が設置され、
そのピストンロツド46上端はモータ装着板38
の下側面に当接している。そして、前記前後両端
布押え部材16,17による加工布Wの移送時に
は、前記搬出用モータ39が停止されるととも
に、押上げ用シリンダ45のピストンロツド46
が突出され、モータ装着板38が上方へ回動され
て搬出ベルト43が作業テーブル2の上面から離
間される。又、前後両端布押え部材16,17の
移送動作が終了し、サイクルミシン4が加工布W
の最終の縫製個所Pのボタン付けを終了した時に
は、押上げ用シリンダ45のピストンロツド46
が没入されて搬出ベルト43の下側部が加工布W
上に降下されるとともに、この状態で搬出用モー
タ39が起動されて搬出ベルト43の周回に伴い
加工布Wが作業テーブル2から外部に搬出され
る。
機枠1の左方において作業テーブル2の下側に
は前記搬出装置44から搬出された加工布Wを積
載するための積載装置44が設置されている。機
枠1の下端から左方に突出するように設けられた
支持板49の先端部上面には軸50を介し第1の
支持杆51と第2の支持杆52とがそれぞれ回動
可能に支持されている。第1の支持杆51の上端
には前方に向かつて水平状態で延びる板状の載置
台53が取付け固定され、又、第2の支持杆52
の上端には載置台53とほぼ同一の高さでそれと
平行に延びる押え棒54が固定されている。
第1の支持杆51と機枠1との間には載置台作
動シリンダ55が介装され、同シリンダ55の駆
動により載置台53が前記搬出装置44から搬出
された加工布Wの自重落下による移動通路を挾む
二位置間で左右に揺動される。又、第2の支持杆
51と機枠1との間にはこの実施例の駆動手段と
しての押え棒作動シリンダ56が介装され、同シ
リンダ56の駆動により押え棒54が載置台53
の左側面に当接する作用位置とそこから右方へ離
れた非作用位置との間で左右に揺動される。そし
て、加工布Wが所定長さ垂下されたときに押え棒
54がその加工布Wを載置台53に押圧して折曲
位置を決定し、この状態で載置台53と押え棒5
4とが一体揺動されることにより、搬出装置44
から搬出された加工布Wが二つ折りの状態で載置
台53上に積層載置されるようになつている。
次に、この実施例のボタン付けインデクサーに
おける要部の電気回路を第4図に基づいて説明す
る。
制御手段としてのCPU61には前記操作パネ
ル15が接続され、同パネル15内にはボタン数
設定スイツチ59とボタン間隔設定スイツチ60
とを含む各種の入力スイツチ等が設けられてい
る。又、CPU61にはこの実施例の記憶手段を
構成するRAM63とROM62とがそれぞれ接
続され、RAM63には操作パネル15の前記ボ
タン数設定スイツチ59及びボタン間隔設定スイ
ツチ60の操作により入力されたボタン数及びボ
タン間隔データ等よりなる縫製データが一時的に
記憶され、ROM62には装置全体のプログラム
及び標準型加工布用の前記縫製データ等が予め記
憶されている。
又、CPU61には入力インターフエイス64
を介してスタートスイツチ65と、サイクルミシ
ン4における一縫製サイクルが終了したことを検
出するための縫製終了スイツチ66とが接続され
ている。さらに、CPU61には出力インターフ
エイス67を介してドライブ回路68が接続さ
れ、このドライブ回路68がサイクルミシン4の
主軸の起動および停止を制御するためのミシン起
動用ソレノイド69、搬出装置44の前記押上げ
シリンダ45の作動を制御する押上げシリンダ制
御用バルブ70、積載装置48の前記載置台作動
シリンダ55の作動を制御する載置台作動シリン
ダ制御用バルブ81、並びに積載装置48の前記
押え棒作動シリンダ56の作動を制御する押え棒
作動シリンダ制御用バルブ82をそれぞれ駆動す
るようになつている。
又、前記ドライブ回路68は搬出装置44の前
記搬出用モータ39をも駆動し、この搬出用モー
タ39にはその回転数を検出するためのエンコー
ダ(フオトインタラプタを有する)84が接続さ
れている。そして、このエンコーダ84とCPU
61との間にはカウンタ回路83が接続されてお
り、CPU61がこのカウンタ回路83をモニタ
ーすることにより、エンコーダ84からカウンタ
回路83に入力された搬出用モータ39の駆動パ
ルス数が所定値に達したときに前記載置台作動シ
リンダ制御用バルブ81及び押え棒作動シリンダ
制御用バルブ82をそれぞれ作動制御するように
なつている。
次に、以上のように構成されたボタン付けイン
デクサーの作用について説明する。
まず、この発明の要部である積載装置48の機
械的作用を第2図に基づいて説明する。
さて、両布押え部材16,17による布送りと
サイクルミシン4によるミシン縫いとを交互に繰
返して加工布Wの各縫製箇所PにボタンBを縫い
付けているときには、第2図aに示すように、前
記搬出装置44及び積載装置48はそれぞれ休止
位置にあつて、搬出装置44の前記押上げシリン
ダ45が突出作動されて搬出ベルト43が作業テ
ーブル2から上方へ離間されているとともに、積
載装置48の載置台作動シリンダ55及び押え棒
作動シリンダ56がそれぞれ突出作動されて載置
台53と押え棒54とが互いに当接する状態で加
工布Wの自重落下による移動通路より左方へ離れ
た位置に配置されている。
この状態においてサイクルミシン4が最終ボタ
ンBの縫い付けを終了すると、第2図bに示すよ
うに、搬出装置44の押上げシリンダ45が没入
作動されて搬出ベルト43が加工布Wを作業テー
ブル2上に押え保持するとともに、搬出用モータ
39が起動されて搬出ベルト43の周回に伴い加
工布Wが左方へ向かつて搬出される。又、これと
同期して積載装置48の押え棒作動シリンダ56
が没入作動されて押え棒56が載置台53から離
れ加工布Wの移動通路より右方へ離れた非作用位
置に配置される。そして、第2図cに示すよう
に、搬出ベルト43の周回にに伴い加工布Wがさ
らに搬出されてそのほぼ中間部の折曲点が載置台
53の側方に達すると、押え棒作動シリンダ56
が突出作動されて押え棒54が載置台53に当接
する作用位置まで左方へ移動回動され、その押え
棒54と載置台53との間に加工布Wの折曲点が
挾持される。
次いで、第2図dに示すように、載置台作動シ
リンダ55と押え棒作動シリンダ56とがそれぞ
れ没入作動され、載置台53と押え棒54とが加
工布Wを挾持した状態で一体に加工布Wの移動通
路より右方へ離れた積載位置まで移動される。な
お、このときの載置台53と押え棒54との移動
速度は搬出ベルト43による加工布Wの搬出速度
よりも遅く設定されている。その後、第2図eに
示すように、加工布Wの後端縁が搬出装置44か
ら搬出されると、直ちに押上げシリンダ45が突
出作動されて搬出ベルト43が作業テーブル2か
ら上方へ離間され、加工布Wは自重により落下し
て載置台53上に二つ折りの状態で載置される。
こうして、一加工布Wの搬出及び積載動作が終
了すると、載置台作動シリンダ55と押え棒作動
シリンダ56とがそれぞれ突出作動されて載置台
53及び押え棒54が一体に左方へ移動され、第
2図aに示す前記休止位置に復帰する。そして、
上記した各動作を順次繰返すことによつてボタン
付け終了後の加工布Wが載置台53上に正しく積
層載置される。なお、載置台53上に所要枚数の
加工布Wが積載されたときには、第2図fに示す
ように、押え棒作動シリンダ56を没入作動さ
せ、押え棒54を非作用位置へ移動させて加工布
Wを載置台53から取外すことができる。
ところで、加工布Wを二つ折りの状態で正しく
載置台53上に積載するためには、押え棒54が
載置台53との間に加工布Wの折曲点を挾持する
際に第2図bに示す非作用位置から同図cに示す
作用位置へ移動されるタイミングと、載置台53
及び押え棒54が第2図eに示す積載位置から同
図aに示す休止位置へ復帰するタイミングとがそ
れぞれ正しく設定される必要がある。
そこで、第3図に基づきこれらのタイミングを
設定するための計算式について説明すると、ボタ
ンBの数をnとし、各ボタン間隔をそれぞれFと
すると、先頭ボタンBから最終ボタンBまでの加
工布Wの総移送距離Mは、M=F(n−1)で求
めることができる。
又、通常の加工布Wにおいては最終ボタン位置
から加工布Wの後端縁までの距離Cが加工布前端
縁から先頭ボタン位置までの距離Eよりも大であ
るが、第2図bの状態から同図cの状態へ押え棒
54が移動する間に搬出ベルト43により搬出さ
れる加工布Wの搬出量をαとすると、C=E+α
となり、実際の搬出動作時においてはCの値とE
の値との差異を無視することができるため、加工
布Wの折曲点をM/2として割出すことができ
る。
従つて、その折曲点を載置台53へ送るに要す
る搬出ベルト43の搬出量Xは、X={(L−M)
+H+M/2}で求めることができる。Hは載置
台53から作業テーブル2までの高さを示す。
そして、上式においてL及びHの値は設計寸法
値であり、又Mの値は前記したようにボタン数乃
び間隔に基づいて算出することができる。従つ
て、搬出動作開始から押え棒54が作用位置に向
けて移動されるまでの搬出用モータ39の所要駆
動パルス数Aは、前記エンコーダ84の1パルス
あたりの加工布Wの移動量をDとすると、A=
X/Dとなる。
一方、載置台53と押え棒54とが積載位置か
ら休止位置へ移動されるタイミングは次のように
して設定することができる。搬出ベルト43にお
ける加工布Wの総搬出量Yは、Y=L+Cとな
る。そして、Lは設計寸法値であり、かつCは通
常30cmとほぼ一定であるためYの実数値を算定す
ることができる。従つて、載置台53及び押え棒
54が前記積載位置から休止位置に向けて復帰移
動するまでに要する搬出用モータ39の所要駆動
パルス数Bは、B=Y/Dで求めることができ
る。
それゆえ、CPU61がROM62及びRAM6
3に記憶されたボタン数及び間隔のデータに基づ
き上記A及びBのパルス数を演算してこれらの値
を前記カウンタ回路83にセツトするとともに、
そのセツトされたパルス数がエンコーダ84から
入力されるパルス数と一致したときに前記載置台
作動シリンダ55及び押え棒作動シリンダ56の
作動をそれぞれ制御するようにすれば、加工布W
を載置台53上に二つ折りの状態で正しく積載す
ることができる。
次に、積載装置48の前記した機械的作用に対
応するCPU61の処理を第5図に示すフローチ
ヤートに基づいて説明する。
さて、ステツプS1において積載動作が開始さ
れると、ステツプS2で加工布Wの最終縫製箇所
Pがサイクルミシン4の針落点にあるか否かを確
認した後、ステツプS3でその最終縫製箇所Pへ
のボタン付けを終了したか否かを確認する。そし
て、それらの結果がいずれもYESであればステ
ツプS4に進み、ROM62又はRAM63のボタ
ン数及び間隔のデータに基づいて算出した搬出用
モータ39の前記所要駆動パルス数Aがカウンタ
回路83にセツトされる。
次いで、ステツプS5において搬出用モータ3
9が起動されて搬出ベルト43が周回されるとと
もに、ステツプS6で押上げシリンダ45が没入
作動されて搬出ベルト43が加工布W上に降下さ
れる。又、これと同時にステツプS7においてカ
ウンタ回路83が前記所要駆動パルス数Aの値か
らエンコーダ84よりのパルス数をダウンカウン
トし始めるとともに、ステツプS8で押え棒作動
シリンダ56が没入作動されて第2図bに示すよ
うに押え棒54が非作用位置に移動される。
続いて、ステツプS9ではステツプS7における
ダウンカウントに伴いカウンタ回路83のカウン
ト数が0になつたか否かが判別され、搬出用モー
タ39がカウンタ回路83にセツトされた所要駆
動パルス数Aと一致するパルス数で駆動された時
には、カウンタ回路83のカウント数が0となり
ステツプS9からステツプS10へ進む。ステツプ
S10では押え棒作動シリンダ56が突出作動され
て押え棒54が前記作用位置へ配置され、加工布
Wの所定の折曲点がその押え棒54と載置台53
との間に挾持される(第2図cの状態)。従つて、
これにより加工布Wの折曲位置がその長さ方向中
央部に正しく決定される。
続いて、ステツプS11において載置台作動シリ
ンダ55及び押え棒作動シリンダ56がそれぞれ
没入作動され、第2図dに示すように載置台53
と押え棒54とが加工布Wを挾持した状態で前記
積載位置へ移動される。次いで、ステツプS12に
おいては、積載位置にある載置台53を前記休止
位置に向けて移動するタイミングを規定する搬出
用モータ39の前記所要駆動パルス数Bの値がカ
ウンタ回路83にセツトされる。そして、ステツ
プS13ではそのカウンタ回路83がエンコーダ8
4からのパルス数をダウンカウントし始める。
ステツプS14では前記ダウンカウントに伴いカ
ウンタ回路83のカウント数が0になつたか否か
が確認される。そして、搬出用モータ39がBの
値と一致するパルス数で駆動されたことが確認さ
れると、ステツプS14からステツプS15へ進み、
押上げシリンダ45が突出作動されて搬出ベルト
43が加工布Wを解放するとともに、ステツプ
S16にて搬出用モータ39の駆動が停止される。
その後、ステツプS17において載置台作動シリン
ダ55及び押え棒作動シリンダ56がそれぞれ突
出作動され、第2図aに示すように載置台53と
押え棒54とが前記休止位置へ一体に移動配置さ
れ、ステツプS18で一加工布Wの積載動作を終了
する。
なお、この発明は前記実施例のボタン付けイン
デクサーの構成に限定されるものではなく、加工
布W上の複数の縫製箇所Pにボタン穴かがり縫い
を連続的に行うようにした穴かがり縫いインデク
サーの構成に応用して具体化することも可能であ
る。
発明の効果 以上詳述したように、この発明によれば縫製箇
所の数及び間隔に基づいて加工布Wの折曲位置を
自動的に割出すように構成したので、加工布の長
さが変つたときの面倒な調整作業が不必要とな
り、積載部材上に加工布を二つ折りの状態で正し
く積載することができるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例を示す
ボタン付けインデクサーの斜視図、第2図a〜f
は積載装置の作用を示す要部正面図、第3図は加
工布の折曲位置を算出するための説明図、第4図
は要部の電気回路を示すブロツク図、第5図は
CPUの作用を示すフローチヤート図である。 図において2は作業テーブル、4はサイクルミ
シン、16は前端布押え部材、17は後端布押え
部材、27は布移送装置、43は搬出ベルト、4
4は搬出装置、48は積載装置、53は積載部材
としての載置台、54は押圧部材としての押え
棒、55は載置台作動シリンダ、56は押え棒5
4を駆動する駆動手段としての押え棒作動シリン
ダ、61は制御手段を構成するCPU、62,6
3は記憶手段を構成するROM及びRAM、Wは
加工布、Pは縫製箇所である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 作業テーブル2と、 その作業テーブル2の上面に設置され、ボタン
    付け又は穴かがり縫いが可能なサイクルミシン4
    と、 作業テーブル2の上面に載置された加工布Wを
    保持及び解放可能な布押え部材16,17を有
    し、それを作業テーブル2の上面に沿つて移動さ
    せることにより加工布W上の複数の縫製箇所Pを
    サイクルミシン4の針落点へ順次移送する布移送
    装置27と、 その布移送装置27に後続する作業テーブル2
    の上面に配置され、布移送装置27から送り出さ
    れた加工布Wを同一の布送り方向へ更に搬出する
    搬出装置44と、 前記作業テーブル2の下方において搬出装置4
    4から搬出された加工布Wの自重による移動通路
    を挾む2位置間で往復駆動可能に設置され、その
    往復動作に伴い搬出装置44より搬出された加工
    布Wを2つ折りの状態で順次積層載置する積載部
    材53と を備えた縫製装置において、 前記積載部材53に当接する作用位置とそこか
    ら離れた非作用位置との間で移動配置可能に設け
    られ、その作用位置において搬出された加工布W
    の一側部を積載部材53に対し押圧保持する押圧
    部材54と、 その押圧部材54を前記作用位置と非作用位置
    との間で移動するための駆動手段56と、 前記縫製箇所Pの数及び間隔に関連して前記布
    移送装置27による加工布Wの移送距離Mを記憶
    する記憶手段62,63と、 その記憶手段62,63のデータに基づき、加
    工布Wの所定の折曲位置を算出し、その折曲位置
    が前記積載部材53に達したときに、前記押圧部
    材54が非作用位置から作用位置へ移動するよう
    に前記駆動手段56を制御する制御手段61と から構成したことを特徴とする加工布積載機構。
JP22143384A 1984-10-22 1984-10-22 縫製装置における加工布積載機構 Granted JPS61100289A (ja)

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