JPS6318513Y2 - - Google Patents

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JPS6318513Y2
JPS6318513Y2 JP1983058198U JP5819883U JPS6318513Y2 JP S6318513 Y2 JPS6318513 Y2 JP S6318513Y2 JP 1983058198 U JP1983058198 U JP 1983058198U JP 5819883 U JP5819883 U JP 5819883U JP S6318513 Y2 JPS6318513 Y2 JP S6318513Y2
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headlamp
link
lamp
irradiation
vehicle body
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JP1983058198U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のリトラクタブルヘツドラン
プ、即ち非点灯時には車体前部のボンネツト内に
格納され、点灯時に該ボンネツト上に突出するよ
うにされたヘツドランプの改良に関する。
(従来の問題点) 最近、車体の空力特性の向上或いはスタイリン
グの向上等のため前部ボンネツトを低く設定し、
これに伴つてヘツドランプをリトラクタブル化し
た自動車が提供されている。
然して、このリトラクタブルヘツドランプに
は、ボンネツト内への格納時に該ランプの出入口
を閉鎖してボンネツト面をフラツトにするヘツド
ランプリツドが備えらるが、従来、該リツドとラ
ンプとは車体に対して一体的に揺動するように設
けられ、上方に揺動した時にリツドが開いてラン
プがボンネツト上の照射位置に起立するように構
成されていた。然るに、このような構成による
と、ランプがリツドと共に下方に揺動してボンネ
ツト内に格納された時に該ランプの照射方向が斜
め下向きとなる。そのため、例えば高速道路での
追い越し時等に先行車両への合図としてヘツドラ
ンプを一時的に或いは間欠的に点灯させる所謂パ
ツシング点灯ができなくなる。
リトラクタブルヘツドランプにおける上記のよ
うな問題を解消するものとしては、例えば特開昭
57−182538号公報に開示された「自動車用ヘツド
ランプ」に関する発明が存在する。これは、第1
図に示すようにリツド1を従来同様に揺動開閉さ
せる一方、ヘツドランプ2を平行リンク機構3を
用いて照射位置(第1照射位置)と格納位置(第
2照射位置)とに平行に昇降させるようにしたも
のである。これによれば、ランプ2の照射方向が
常に前向きに保持されて、格納時においても車体
前面に設けた照射孔4を通して前方を照射するこ
とができ、上記のパツシング点灯が可能となる。
しかし、この発明のようにヘツドランプを平行
リンク機構を用いて昇降させるようにした場合、
第1図に示すように該平行リンク機構3における
上部リンク5及び下部リンク6の前後両端とヘツ
ドランプ2及び車体フレーム7との合計4箇所の
連結部が生じることになる。このように、車体と
ヘツドランプとの間に多くの連結部が介在する
と、各連結部における遊びないしがたつきのため
ヘツドランプの照射位置及び格納位置における姿
勢が不安定となり、ひいては照射時における光軸
が一定しないという問題が生じる。
(考案の目的) 本考案は従来における上記のような問題を解消
するもので、ヘツドランプを平行リンク機構を用
いることにより照射位置と格納位置とに照射方向
を前向きに保持して昇降させるようにしたリトラ
クタブルヘツドランプにおいて、上記各位置にお
けるヘツドランプのがたつきを防止して、照射時
における光軸を安定させることを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、上記目的達成のため次のように構成
したことを特徴とする。
即ち、ヘツドランプが格納位置におけるパツシ
ング点灯が可能となるように、平行リンク機構に
よつて前向き姿勢を保持して昇降するようにされ
た構成において、上記平行リンク機構における一
端をランプ側に、他端を車体側に夫々連結された
一対の上部リンク及び下部リンクを、ランプ側と
車体側の少なくとも一方の端部が左右2箇所で連
結されると共に、この左右2箇所の連結部が左右
方向に架設された結合部を介して結合されるよう
に形成する。そして、該上部リンクの結合部と下
部リンクの結合部との間に、上記ランプの昇降方
向に沿つて配設されて、両リンクを互いに引き合
うように付勢するスプリングを装着する。このよ
うな構成によれば、上部リンク及び下部リンクの
前後両端の少なくとも一方の端部が左右2箇所と
された各連結部の遊びが一本のスプリングで吸収
されて、ヘツドランプの姿勢が安定することにな
り、またこのスプリングがランプの昇降方向に沿
つて配設されているので、上記上部リンク及び下
部リンクの曲がりやこじれ等を生じることがな
い。
(考案の効果) 本考案によれば、上記の如き平行リンク機構を
用いて格納位置でのパツシング点灯を可能とした
リトラクタブルヘツドランプにおいて、上部リン
ク及び下部リンクの前後両端におけるランプ側及
び車体側の複数の連結部の遊びやがたつきが一本
のスプリングによつて吸収されることになつて、
該ランプの照射時における光軸が安定することに
なり、また上記上部リンク及び下部リンクの曲が
りやこじれ等が回避されて、上記平行リンク機構
ないしヘツドランプが円滑に作動することにな
る。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
第2図に示すように、ヘツドランプ11にはベ
ースプレート12が固着されていると共に、該プ
レート12の裏面には上部ブラケツト13と下部
ブラケツト14とが固設されている。また、ボン
ネツト15内にはヘツドランプ11の後方に車体
に一体のフレーム16が設けられ、該フレーム1
6にも上部ブラケツト17と下部ブラケツト18
とが固設されている。そして、上記ベースプレー
ト12側の上部ブラケツト13とフレーム16側
の上部ブラケツト17とに上部リンク19の前後
両端部が、また、ベースプレート12側の下部ブ
ラケツト14とフレーム16側の下部ブラケツト
18とに下部リンク20の前後両端部が、夫々ピ
ン13a,17a,14a,18aを介して連結
されている。この上部リンク19と下部リンク2
0の前後両端における上記各ブラケツト13,1
7,14,18との連結点は平行四辺形を形成す
るように配置され、これらのリンク19,20、
ベースプレート12及びフレーム16が平行リン
ク機構21を構成している。ここで、第5図に示
すように、上部リンク19は前後両端部に夫々左
右2箇所の連結部を有すると共に、左右の連結部
を結合する左右方向の結合部19aを有し、全体
形状がH状とされている。また、下部リンク20
は後端部に左右2箇所の連結部を有すると共に、
左右の連結部を結合する左右方向の結合部20a
を有し、全体形状が2叉状とされている。そし
て、これらに対応させて、ランプ側(ベースプレ
ート12)の上部ブラケツト13、並びに車体側
(フレーム16)の上部及び下部ブラケツト17,
18が夫々左右に2つずつ設けられている。
一方、第2図に示すように、ボンネツト15内
におけるフレーム16の後方には取付板22を介
してモータ23が車体に取り付けられている。こ
のモータ23は作動時に減速機構24を介してク
ランクアーム25を180゜づつ回転させ、上記フレ
ーム16に軸支された中間軸26を第1、第2リ
ンク27,28を介して一定角度回転させると共
に、更に第3、第4リンク29,30を介して上
記平行リンク機構21における下部リンク20を
揺動させる。これにより、ヘツドランプ11が平
行リンク機構21を介して照射方向を前向きに保
持して第2図に示すボンネツト15上に突出した
照射位置Aと第3図に示すボンネツト下方の格納
位置Bとに昇降される。
ここで、格納位置Bにあるヘツドランプ11の
前方には、車体前面にパツシング用の照射孔31
が設けられている。また、該ランプ11が格納位
置Bにある場合にボンネツト15のランプ出入口
15aを閉鎖して該ボンネツト面をフラツトにす
るヘツドランプリツド32が備えられているが、
該リツド32は後部内側において上記フレーム1
6に枢着され、且つ上記平行リンク機構21にお
ける下部リンク20との間に連結リンク33が介
設されて、該下部リンク20の揺動、即ちヘツド
ランプ11の昇降に連動して第2図に示す開放位
置A′と第3図に示す閉鎖位置B′との間で揺動さ
れるように構成されている。
然して、第2〜4図及び第5図に示すように、
上記平行リンク機構21における上部リンク19
の結合部19aと下部リンク20の結合部20a
との間には、ヘツドランプ11の昇降方向、即ち
略垂直方向に沿つてスプリング34が装着され、
該スプリング34によつて上記両リンク19,2
0が互いに引き寄せられるように付勢されてい
る。
次に、該実施例の作用を説明する。
今、第2、4図に示すようにヘツドランプリツ
ド32が上方に開いており、且つヘツドランプ1
1がボンネツト15上の照射位置Aに突出されて
いるものとして、この状態からモータ23を作動
させてクランクアーム25を180゜回転させれば、
第1リンク27、第2リンク28、中間軸26、
第3リンク29及び第4リンク30を介して平行
リンク機構21における下部リンク20、及びこ
れに伴つて上部リンク19が下方に揺動され、こ
れにより第3図に示すようにベースプレート12
と共にヘツドランプ11が上記照射位置Aからボ
ンネツト15内の格納位置Bに照射方向を前向き
に保持したまま下降される。また、上記下部リン
ク20の下方への揺動に伴つて連結リンク33を
介してヘツドランプリツド32が下方に揺動さ
れ、ボンネツト15のランプ出入口15aを閉鎖
する。この時、格納位置Bにおけるヘツドランプ
11の前方には車体前面に照射孔31が設けられ
ており、且つ該ランプ11の照射方向が前向きと
されているから、該格納位置Bでのパツシング点
灯が可能となる。
また、ヘツドランプ11が格納位置Bにある状
態から上記モータ23を180゜回転させれば、上記
下降時と同様にしてヘツドランプリツド32が開
かれると共にヘツドランプ11が照射位置Aに上
昇される。
然して、上記の如きヘツドランプ11の昇降に
際しては、平行リンク機構21における上部リン
ク19及び下部リンク20の前後両端部と、ベー
スプレート12及びフレーム16におけるブラケ
ツト13,14,17,18との各連結部におい
て、リンク19,20がピン13a,14a,1
7a,18aを中心として回転するが、この回転
を軽く円滑に行わせるため、上記各ピン13a,
14a,17a,18aとリンク19,20の前
後両端部又はブラケツト13,14,17,18
との各嵌合部には遊びが設けられている。そのた
め、この遊び分だけリンク19,20がフレーム
16側のブラケツト17,18に対してがたつ
き、また該リンク19,20に対してベースプレ
ート12ががたつくことになる。しかし、上記上
部リンク19と下部リンク20との間にはこれら
を互いに引き寄せるスプリング34が装着されて
いるから、上記の遊びが吸収されてリンク19,
20の前後両端部の各ブラケツト13,17,1
4,18に対する位置関係が一定されることにな
る。これにより、ベースプレート12ないしヘツ
ドランプ11が照射位置A及び格納位置Bにおい
て姿勢が一定され、該ランプ11の照射時におけ
る光軸が安定することになる。そして、特にこの
実施例では、上部リンク19の前後両端及び下部
リンク20の後端の連結部が夫々左右2箇所に設
けられて、ヘツドランプ11の良好な支持性が得
られるようになつているが、これらの多数の連結
部における遊びが一本のスプリング34によつて
吸収されることになり、また、該スプリング34
がヘツドランプ11の昇降方向に沿つて配設され
ているので、上記上部リンク19及び下部リンク
20の曲がりやこじれがなく、平行リンク機構2
1ないしヘツドランプ11が円滑に作動すること
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す側面図である。第2〜5
図は本考案の実施例を示すもので、第2図はラン
プ照射位置の側面図、第3図はランプ格納位置の
側面図、第4図はランプ照射位置の平面図、第5
図は平行リンク機構の斜視図である。 11……ヘツドランプ、19……上部リンク、
20……下部リンク、19a,20a……結合
部、21……平行リンク機構、34……スプリン
グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端をヘツドランプ側に、他端を車体側に連結
    された一対の上部リンクと下部リンクとにより、
    上記ヘツドランプを照射位置と格納位置とに照射
    方向を前向きに保持して昇降させる平行リンク機
    構が形成された構成において、上記上部リンク及
    び下部リンクを、ヘツドランプ側と車体側の少な
    くとも一方の端部が左右2箇所で連結されると共
    に、この左右2箇所の連結部が左右方向に架設さ
    れた結合部を介して結合されるように形成し、且
    つ該上部リンクの結合部と下部リンクの結合部と
    の間に、上記ヘツドランプの昇降方向に沿つて配
    設されて、上部リンクと下部リンクとを互いに引
    き合う方向に付勢するように、各連結部の遊び吸
    収用のスプリングを装着したことを特徴とするリ
    トラクタブルヘツドランプ。
JP5819883U 1983-04-18 1983-04-18 リトラクタブルヘツドランプ Granted JPS59162340U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5819883U JPS59162340U (ja) 1983-04-18 1983-04-18 リトラクタブルヘツドランプ

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JP5819883U JPS59162340U (ja) 1983-04-18 1983-04-18 リトラクタブルヘツドランプ

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JPS59162340U JPS59162340U (ja) 1984-10-30
JPS6318513Y2 true JPS6318513Y2 (ja) 1988-05-25

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ID=30188481

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JP5819883U Granted JPS59162340U (ja) 1983-04-18 1983-04-18 リトラクタブルヘツドランプ

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5232823U (ja) * 1975-08-28 1977-03-08
JPS57182538A (en) * 1982-01-18 1982-11-10 Honda Motor Co Ltd Head lamp for automobile
JPS5826923B2 (ja) * 1976-01-22 1983-06-06 株式会社クボタ 移動対地作業機

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826923U (ja) * 1981-08-19 1983-02-21 日立造船株式会社 プレ−ト型排煙脱硝触媒装置

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JPS59162340U (ja) 1984-10-30

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