JPS63184572A - 車両のステアリング装置 - Google Patents

車両のステアリング装置

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Publication number
JPS63184572A
JPS63184572A JP62014489A JP1448987A JPS63184572A JP S63184572 A JPS63184572 A JP S63184572A JP 62014489 A JP62014489 A JP 62014489A JP 1448987 A JP1448987 A JP 1448987A JP S63184572 A JPS63184572 A JP S63184572A
Authority
JP
Japan
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steering
wheel
ratio
transmission ratio
vehicle
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Pending
Application number
JP62014489A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Nakajima
中嶋 仁志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS63184572A publication Critical patent/JPS63184572A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/148Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering provided with safety devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、前後輪を同時に転舵する4輪操舵装置を備え
るとともに、ハンドル舵角に対する車輪舵角の伝達比(
減速比)を変化させ得るようにした車両のステアリング
装置に関し、特に、4輪操舵装置の異常時の対策に関す
るものである。 (従来の技術〉 一般に、車両のステアリング装置は、ステアリングハン
ドルの回転運動をラックアンドピニオン等のステアリン
グギヤ装置を介してタイロッドの横方向の変位運動に変
換し、該タイロッドの両端部に連結された左右の操舵車
輪の向きを変化させるものであるが、上記ステアリング
ハンドルの回転量(ハンドル舵角)と車輪の切れ角(車
輪舵角)とは通常、常に一定の対応関係に保持されてい
る。 しかし、例えば車両の高速走行時には上記ハンドル舵角
に対する車輪舵角の伝達比を大きくして一定ハンドル舵
角に対する小輪舵角の大ぎさを小さくすることが走行安
定性を確保する上で望ましく、一方、低速走行時には、
車両の挙動を俊敏化させて良好な運転フィーリングを得
、おるいは車庫入れを容易化する等の見地から、上記伝
達比を逆に小さくして一定ハンドル舵角に対する車輪舵
角を大ぎくすることが望ましい。 そこで、かかる要求を満たすために、本出願人は、前に
、特開昭60−186390号公報において、車両の車
速に応じて上記のハンドル舵角に対する車輪舵角の伝達
比を変化させるようにしだ車速感応型のステアリング装
置を提案している。 これは、ステアリングハンドルの操舵力をステアリング
ギヤ装置を介して車輪に伝達する操舵力伝達経路中に、
ハンドル舵角に対する車輪舵角の伝達比を変化させる遊
星歯車門構からなる伝達比可変手段を設け、この遊星歯
車門構の変速機能によってハンドル舵角に対する車輪舵
角の伝達比を変化させるようにしたものである。これに
よれば、ハンドルからステアリングコラムへの回転伝達
比が車速の高速時はど大きくなり、その結果、一定のハ
ンドル舵角に対する車輪の転舵角が高車速時には小さく
なっていわゆるハンドルが切れ難くなる一方、低車速時
には逆に大きくなってハンドルが切れ易くなり、車速に
対応した良好なステアリング特性が得られることになる
。 他方、近年、車両の走行特性を大きく変え得るものとし
て4輪操舵装置が注目されてあり、この4輪操舵装置は
、基本的には、低車速時や大舵角時に前後輪の転舵比を
逆位相に制御し、ステアリング特性をオーバーステア特
性にして車両の回頭性を高める一方、高車速時あるいは
小舵角時には、転舵比を同位相に保ち、ステアリング特
性をアンダステア特性にして車両の走行安定性を確保す
るようにしたものである。 (発明が解決しようとする問題点) ところが、このような4輪操舵装置においては、制御系
に故障等の異常が発生すると、前接輪の転舵比が変化せ
ずにおる値に固定される虞れがおる。 この異常時の安全性を確保するためのフエイルセイノシ
ステムとして、4輪操舵装置の貨常時には前後輪の転舵
比を強制的に零に保持して車両の操舵特性を2輪操舵状
態に固定するようにすることか行われる。しかし、その
場合、それまで変化していた転舵比が強制的に固定され
るため、特に、転舵比の逆位相側となる低車速域におい
て、操舵特性が4輪操舵制御システムの正常時に比べて
相対的にアンダステア特性になって、車両の回頭性が悪
化するという問題が生じ、その解決策を立てておくこと
が望まれる。 本発明は以上の諸点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、上記したステアリング装置によって得
られる操舵特性に着目し、4輪操舵装置の異常により転
舵比が2輪操舵状態に固定されたときには、その操舵特
性の変化を同ステアリング装置によって補償するように
することにより、万一、4輪操舵装置の異常により転舵
比“が2輪操舵状態に固定されても、低車速時にはハン
ドルを切れ易くして車両の回頭性を確保しようとするこ
とにおる。 (問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明の解決手段は、第1
図に示すように、前後輪の転舵比を低小、速時には逆位
相側に、高車速時には同位相側にそれぞれ制御する4輪
操舵装置3を備えた車両に対し、ステアリングハンドル
の操舵力をステアリングギヤ装置を介して車輪に伝達す
る操舵力伝達経路中に、ハンドル舵角に対する車輪舵角
の伝達比を変化させる伝達比可変手段12を設ける。こ
の伝達比可変手段12は例えば遊星歯車門構や差動歯車
機構等と、その歯車機構を作動制御するスデッピングモ
ータ等のアクチュエータとで構成される。 また、車両の走行速度■を検出する車速検出手段106
と、該車速検出手段106からの出力信号を入力して上
記伝達比可変手段12に車速か上昇するほど伝達比を増
大させる制御信号を出力する伝達比制御手段10”2と
を設ける。 さらに、上記4輪操舵装置3の異常時に前後輪の転舵比
を2輪操舵状態(零となる状態)に固定する転舵比固定
手段67と、該転舵比固定手段67の作動により前後輪
の転舵比が2輪操舵状態に固定されたときには、上記4
輪操舵装置3の転舵比制御特性が逆位相となる領域で上
記伝達比制御手段102の伝達比可変手段12に対する
出力特性を高車速側に補正する伝達比補正手段109と
を設ける。 (イ乍用〉 上記の構成により、本発明では、車両の走行中、ステア
リングハンドルを操舵して車輪を転舵すると、伝達比制
御手段102により伝達比可変乎段12が作動制御され
て、ハンドル舵角に対する車輪舵角の伝達比が実際のハ
ンドル舵角θHに応じて可変制御される。一方、車両の
走行中は4輪操舵装置3が作動し、この作動により、車
両の前後輪の転舵比が所定の転舵比になるように制御さ
れる。 そして、上記4輪操舵装置3に異常が生じたとぎには、
転舵比固定手段67により車両の前後輪の転舵比が2輪
操舵状態に固定される。その場合、伝達比補正手段10
9により上記伝達比!l制御手段102の伝達比可変手
段12に対する出力特性か補正され、その伝達比可変手
段12によるハンドル舵角に対する車輪舵角の伝達比特
性が上記2輪操舵状態に固定された転舵比による操舵特
性を補償するJ、うに高車速側に変更される。このため
、4輪操舵装置3の異常により転舵比か2輪操舵状態に
固定されても、低車速時にハンドルか切れ易くなって、
車両の回頭性が向上づるように補正され、このことによ
って4輪操舵装置3の異常に良好に対処することができ
るのでおる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に塁づいて説
明する。 第2図において、1L〜2Rは本発明の実施例に係る4
輪操舵式の車両にあける4つの車輪でおって、これら4
つの車輪1L〜2Rは4輪操舵装置3によって転舵され
る。この4輪操舵装置3は、左右の前輪IL、1Rを連
係する前輪転舵機構4と、左右の後輪2L、2Rを転舵
する後輪転舵機構25と、前後輪IL、2L  (1R
,2R)の転舵比(後輪転舵角θR/前輪転舵角θF)
を可変制御する転舵比制御機構42とを備えてなる。 上記前輪転舵機構4は、左右一対のナックルアーム5L
、5Rおよびタイロッド6L、6Rと、該左右のタイロ
ッド6L、6R同士を連結するりレーロツド7とからな
る。また、この前輪転舵機構4には第3図にも示すよう
にラックピニオン式のステアリングギヤ装置8、中間軸
9およびハンドル軸10を介してステアリングハンドル
11が連係されており、ステアリングハンドル11の操
作に応じて左右の前輪IL、1Rを転舵するようになさ
れている。 上記中間軸9とハンドル軸10との間、つまりハンドル
11とステアリングギヤ装@8との間の操舵力伝達経路
の途中にはハンドル舵角θHに対する前輪1L、1Rの
転舵角θFへの伝達比を変化させる伝達化可変装置12
が設けられている。 この伝達化可変装置12は、第4図ないし第6図に拡大
詳示するように、上記中間軸9と同一軸線上に対向配置
されかつ中間軸つと反対側の端部において互いに噛み合
う入力ギヤ13.14を介して上記ハンドル軸10に駆
動連結された入力軸15と、該入力1N115と中間i
1’JI9との間に配設された遊星歯車機構16とを備
えてなる。上記遊星歯車機構16は上記入力1rF11
15に固着されたザンキャ17と、上記中間軸9に固着
されたリングギヤ18と、該両ギヤ17.18間に両ギ
ヤ17,18とそれぞれ噛み合うように等角度間隔て配
置された例えば3個のプラネタリピニオン19,19゜
・・・と、該各ピニオン19をピニオンN20を介して
担持しかつ上記入力軸15上に回転自在に外i■合され
たピニオンキャリア21とからなる。また、上記ピニオ
ンキャリア21にはセクタギヤ22が形成され、該セク
タギヤ22にはアクチュエータとしてのステッピングモ
ータ23の出力@b 23 aに固着したピニオン24
が噛み合わされており、ステッピングモータ23の回転
によりピニオンキャリア21を入力軸15回りに回転さ
せて該キャリア21に担持されたプラネタリピニオン1
9゜19、・・・をサンギヤ17とリングギヤ18との
間で転動させ、このピニオン19,19.・・・の転動
によりハンドル軸10ないしサンギヤ17からリングギ
ヤ18および中間’Fil19に至る回転量を増減制御
することにより、ハンドル舵角θHに対する前輪転舵角
θFの伝達比を変化させるように構成されている。 一方、上記後輪転舵機構25は上記前輪転舵機、(R4
と同様に、左右のナックルアーム26L、26Rおよび
タイロッド27L、27Rと、該タイロッド27L、2
7R同士を連結するリレーロッド28とを有し、さらに
油圧式のパワーステアリング殿惜29を備えている。該
パワーステアリング殿FA29は、車体に固定されかつ
上記リレーロッド2Bをピストンロッドとする油圧シリ
ンダよりなるパワーシリンダ30を備え、該パワーシリ
ンダ30内は上記リレーロッド28に一体的に取り付け
たピストン30aによって2つの油圧室3Ob、30G
に区画形成され、このシリンダ30内の油圧室30b、
30cはそれぞれ油圧配管31.32を介してコントロ
ールバルブ33に接続されている。また、該コントロー
ルバルブ33にはリザーブタンク34に至る油供給管3
5および油排出管36の2本の配管が接続され、上記油
供給管35には図示しない車載エンジンにより駆動され
る油圧ポンプ37が配設されている。上記コントロール
バルブ33は、公知のスプールバルブ式のもので構成さ
れていて、上記リレーロッド28に連結部材38を介し
て一体的に取り付けられた筒状のバルブケーシング33
aと、該バルブケーシング33a内に嵌装された図示し
ないスプールバルブとを備えてなる。そして、このコン
トロールバルブ33のスプールバルブの移動に応じてパ
ワーシリンダ30の一方の油圧ff30b(30C)に
油圧ポンプ37からの圧油を供給することにより、パワ
ーシリンダ3Qを作動させてリレーロッド28に対する
駆動力をアシストし、実質的に後輪2L、2Rを転舵す
るように構成されている。 また、上記パワーシリンダ30内にはピストン30aを
介してリレーロッド28をニュートラル位置(後輪2L
、2Rの転舵角θ
【が零となる位置)に付勢するセンタ
リング渫構としての1対のリターンスプリング30d、
30dが縮装されており、パワーシリンダ30の作動時
(一方の油圧室30b (30G)への圧油供給時)に
リターンスプリング30d、30dの付勢力に抗して後
輪2L、2Rを転舵するようになされている。 さらに、上記油圧配管31.32はそれぞれ油圧配管6
5.66を介して転舵比固定手段としての常時閉の電磁
開閉弁67に連通されており、4輪操舵装置3の異常時
、この電磁開閉弁67を開くことにより、パワーシリン
ダ30の両袖圧室30b、30c内の油圧を同圧として
リターンスプリング30d、30dの付勢力によりピス
トン30aを中立位置に位置付け、後輪2L、2’Rの
転舵角θRを常にθ代=0として前後輪1L、2Lの転
舵比を2輪操舵状態に固定するように構成されている。 上記前輪転舵機@4のリレーロッド7には上記ステアリ
ングギヤ装置8を構成するラック以外に今一つのラック
39が形成され、該ラック39には車体前後方向に延び
る回転@41の前端に取り付けたビニオン40が噛み合
わされ、該回転@41の後端は上記転舵比制御機構42
を介して上記後輪転舵機構25に連係されている。 ここで、上記転舵比制御機構42について第7図により
説明する。この転舵比制御機構42は、車体に対し車幅
方向に移動軸線gl上を囲動自在に保持されたコントロ
ールロッド43を有し、該コントロールロッド43の一
端は上記コントロールバルブ33のスプールバルブに連
結されている。 また、転舵比制′18懇構42は、基端部がU字状ホル
ダ44に支持ピン45を介して揺動自在に支承された揺
動アーム46を備え、上記ホルダ44は車体に固定した
ケーシング(図示せず)に上記コントロールロッド43
の移動軸線91と直交する回動軸線12を持つ支持軸4
7を介して回動自在に支持されている。上記揺動アーム
46の支持ピン45は上記両軸線、Ql、、1!2の交
外部に位置して回動軸線、l!2と直交する方向に延び
ており、ホルダ44を支持軸47(回動軸線N2)回り
に回動させることにより、その先端の支持ピン45とコ
ントロールロッド43の移動軸線p1とのなす傾斜角、
つまり支持ピン45を中心とする揺動アーム46の揺動
軌跡面が移動軸線、!!1 と直交する面(以下、基準
面という)に対してなす傾斜角を変化ざUるようになさ
れている。 また、上記揺動アーム46の先端部にはボールジヨイン
ト48を介してコネクティングロッド49の一端部が連
結され、該コネクティングロッド49の他端部はボール
ジヨイント50を介して上記コントロールロッド43の
他端部に連結されており、揺動アーム46先端部の第7
図左右方向の変位に応じてコントロールロッド43を左
右方向に変位させるようになされている。 上記コネクティングロッド49は、そのボールジヨイン
ト48に近い部位において回転付与アーム51にボール
ジヨイント52を介して囲動可能に支持されている。こ
の回転付与アーム51は、上記移動軸線gl上に支持軸
53を介して回動自在に支持した大径の傘歯車54と一
体に設けられ、該傘歯車54には上記回転軸41の後端
に取り付けた傘歯車55が噛合されており、ステアリン
グハンドル11の回動を回転付与アーム51に伝達する
ようになされている。このため、ステアリングハンドル
11の回動角に応じた量だけ回転付与アーム51および
コネクティングロッド49が移動軸線、1!1回りに回
動し、それに伴って揺動アーム46が支持ピン45を中
心にして揺動された場合、ピン45の軸線がコントロー
ルロッド43の移動軸線L と一致しているときには、
揺動アーム46先端のボールジヨイント48は上記基準
面上を揺動するのみで、コントロールロッド43は静止
保持されるが、ピン45の軸線が移動軸線ρlに対し傾
斜して揺動アーム46の揺動軌跡面が基準面からずれて
いると、このピン45を中心にした揺動アーム46の揺
動に伴ってボールジヨイント48が第7図の左右方向に
変位して、この変位はコネクティングロッド49を介し
てコントロールロッド43に伝達され、該コントロール
ロッド43が移動軸線、l!1に沿って移動して、コン
トロールバルブ33のスプールバルブを作動させるよう
に構成されている。すなわち、支持ピン45の軸線を中
心とした揺動アーム46の揺動角が同じであっても、コ
ントロールロッド43の左右方向の変位はピン45の傾
斜角つまりホルダ44の回動角の変化に伴って変化する
。 そして、上記支持ピン45の移動軸線、I!1に対する
傾斜角すなわちホルダ44の基準面に対する傾斜角を変
化させるために、ホルダ44の支持軸47にはウオーム
ホイールとしてのセクタギヤ56が取り付けられ、この
セクタギヤ56には回転軸57上のウオームギヤ58が
噛合されている。 また、上記回転軸57には傘歯車59が取り付けられ、
この傘歯車59にはアクチュエータとしてのステッピン
グモータ61の出力軸61a上に取り付けた傘歯車60
が噛合されており、ステッピングモータ61を作動させ
てセクタギヤ56を回動させることにより、ホルダ44
の基準面に対する傾斜角を変更して後輪2L、2Rの転
舵角θRつまり前後輪1L、2L  (1R,2R)の
転舵比を制御し、例えばセクタギヤ56を、その中心線
がウオームギヤ58の回転軸57の中心線と直角になる
中立位置(このとき、上記揺動アーム36先端部のボー
ルジヨイント48は基準面上を回動し、後輪2L、2R
の転舵角θRはθR−Oになる)から一方向に回動させ
たときには、前後輪1L、2Lの転舵比を後輪2L、2
Rが前輪1L。 1Rと逆方向に向く逆位相に制御する一方、反対に他方
向に回動させたときには、転舵比を後輪2L、2Rが前
輪IL、IRと同じ方向に向く同位相に制御するように
構成されている。 尚、上記ホルダ44の支持軸47には、上記ステッピン
グモータ61により制御された実際の転舵比を上記セク
タギヤ56の回動角に基づいて検出するポテンショメー
タよりなる転舵比センサ101が設けられている。また
、上記ホルダ44を支持するケーシングには、上記セク
タギヤ56の左右両側方にセクタギヤ56の回動範囲を
規制するピンよりなる逆位相側および同位相側のストッ
パ部材62.63が取り付けられ、セクタギヤ56が上
記逆位相側のストッパ部材62に当接したときのステッ
ピングモータ61の制御位置をその初期位置とするよう
になされている。ざらに、第7図中、64は後輪転舵機
構25におけるリレーロッド28の最大移動範囲を規制
するロッドストッパである。 ざらに、上記伝達化可変装置12および4輪操舵装置3
を制御するシステムについて第8図ないし第11図によ
り説明するに、100は伝達化可変装置12および4輪
操舵装置3の転舵比制御機構42を作動制御するコンピ
ュータを内蔵するコントロールユニットであって、この
コントロールユニット100は、上記伝達化可変装置1
2に制御信号を出力してそのステッピングモータ23を
作動制御する伝達比制御部102と、4輪操舵装置3に
おける転舵比制御機構42のステッピングモータ61を
作動制御する転舵比制御部10.3とからなる。上記伝
達比制御部102には、上記ステアリングハンドル11
のハンドル舵角θHを検出するエンコーダよりなるハン
ドル舵角センサ104と、上記ステッピングモータ23
の回転角を検出するモータ回転角センサ105と、車両
の車速Vを検出する車速センサ106との各出力信号が
入力されている。そして、この伝達比制御部102は、
第8図に詳ホするように、上記ハンドル舵角センサ10
4および車速センサ106によりそれぞれ検出されたハ
ンドル舵角θHおよび車速Vを、予め第9図の実線に示
すように設定されて記・Rされている特性マツプに照合
比較して伝達化可変装置12で制御すべぎ目標制御量R
(目標伝達比)を演算する制御量演算部107と、該制
御量演算部107の出力信号に基づいてステッピングモ
ータ23に、上記演算された目標制御量Rに対応するモ
ータ駆動信号を発生するモータ駆動信号発生部108と
からなる。そして、上記特性マツプは図示の如く、一定
のハンドル舵角θHにおいて車速Vが速くなるほどハン
ドル舵角θHに対する車輪舵角θFの伝達比Rが増大し
てハンドルが切れ難くなるように設定されている。 一方、上記4輪操舵装置3におけるステッピングモータ
61は、転舵比制御部103からの出力によって作動制
御されるように構成され、この転舵比制御部103には
上記車速センサ106と、上記転舵比センサ1C)1と
の各検出信号が入力されている。そして、この転舵比制
御部103において、車速センサ106により検出され
た車速Vの信号を入ノJし、予め設定記憶された転舵比
特性に対し上記検出された車速Vを照合して、該車速v
に応シタ前後輪IL、2L  (1R,2R)(7)目
標転舵比を設定するとともに、前後輪1L、2Lの転舵
比が上記設定された目標転舵比になるようにステッピン
グモータ61を駆動してセクタギヤ56を回動させ、ホ
ルダ44の基準面に対する傾斜角を変更して、後輪2L
、2Rの転舵角ORを変えることにより、前後輪IL、
2Lの転舵比を目標値に可変制御するように構成されて
いる。 尚、上記転舵比特性は、第11図に示すように、車速■
に応じて前後輪IL、2Lの転舵比が変化し、車速Vが
低い場合には、車両の口頭性を良好にするために、後輪
2L、2Rが前輪IL、lRに対して逆方向につまり逆
位相で転舵されて、転舵比が負となる一方、車速Vが所
定値に達したときには、転舵比が零になり、前輪1L、
IRの転舵に関係なく後輪2L、2Rの転舵角θRが0
R=Oに保たれて車両が通常の2輪操舵状態になる。 ざらに高速走行の場合には、コーナリング時の接輪2L
、2+1のグリップ力を向上させて走行安定性を高める
ために、後輪2L、2Rが前輪1L。 1Rと同方向につまり同位相に転舵されて、転舵比が正
となるように設定されている。この第11図は所定ハン
ドル舵角時にあける車速に対する転舵比特性を示してい
る。 また、上記転舵比センサ101の出力信号はフィードバ
ック信号として入力されており、このフィードバック信
号により実際の転舵比が目標転舵比に一致するようにス
テッピングモータ61を制御するようになされている。 そして、このステッピングモータ61により制御された
実際の転舵比が目標転舵比に一致しないときには、ステ
ッピングモータ61にいわゆる税調(空回り)の異常状
態が生じていると見做し、電磁開閉弁67を開動作させ
てパワーシリンダ30内のリターンスプリング30d、
30dの付勢力により後輪2L、2Rの転舵角θRをθ
R=Oとすることにより、車両の操舵特性を強制的に2
輪操舵状態に保持してフェイルセイフモードに移行させ
るように構成されている。 ここで、上記コントロールユニット100の伝達比制御
部102において、上記の如き4輪操舵装置3のステッ
ピングモータ61の脱調等、該4輪操舵装置3の制御系
の異常によりフェイルセイフモードに移行したときに、
伝達化可変装置12においてハンドル舵角θHに対する
車輪舵角θFの伝達比Rの補正制御のために行われる信
号処理手順について第10図に基づいて概略的に説明す
る。 先ず、最初のステップS1で4輪操舵装置3に故障等の
異常状態が発生したかどうかを判定し、判定が異常なし
のNOのとぎには通常の制御を行う。一方、故障等の異
常の発生により判定がYESになると、ステップS2に
おいてその異常に伴う電磁開閉弁67の作動により車両
の操舵特性が2輪操舵状態(前後輪1L、2Lの転舵比
が零の状態)にあるか否かを判定する。そして、この判
定がNOのときには、電磁開閉弁67の作動不良が生じ
ていると見做して別の制御ルーチン、例えば転舵比が安
全側の同位相側になるようにステッピングモータ61を
駆動する等のルーチンに移行する。 一方、ステップS2での判定がYE、Sのとぎにはステ
ップS3に進み、第9図に破線にて示す如く、上記4輪
操舵装置3の転舵比制御特性が逆位相となる低車速域に
対応する速度領域で上記伝達比制御部102の伝達化可
変装置12に対する出力特性を高車速側にオフセットさ
せ、ハンドル舵角θHに対する車輪舵角θFの伝達比R
を減少させてハンドルを切れ易くするように補正する。 よって、本実施例では、上記した制御ルーチンにおける
ステップS3により、上記4輪操舵装置3の制御系に異
常が発生して電磁開閉弁67の作動により前後輪1L、
2Lの転舵比が2輪操舵状態に固定されたときには、4
輪操舵装置3の転舵比制御特性が逆位相となる低車速領
域で上記伝達比制御部102の伝達化可変装置12に対
する出力特性を高車速側に補正するようにした伝達比補
正手段109が構成されている。 次に、上記実施例の作動について説明する。 車両の走行中、ステアリングハンドル11を操舵すると
、その動きはハンドル軸10を介して伝達化可変装置1
2における入力軸15に伝達されて遊星歯車機構16の
サンギヤ17が回転する。 また、上記ハンドル11の操舵に伴って変化するハンド
ル舵角θHがハンドル舵角センサ104により検出され
るとともに、そのときの車速Vが車速センサ106によ
って検出され、これら両センサ104.106の出力信
号を受けたコントロールユニット100の伝達比制御部
102から上記伝達化可変装置12のステッピングモー
タ23に制御信号が出力されて該モータ23が回転制御
され、このモータ23の回転によりピニオン24および
セクタギヤ22を介して遊星歯車機@16におけるピニ
オンキャリア21が回転駆動される。 すなわら、上記伝遠比可変装@12では、サンギヤ17
がハンドル11の舵角θHに比例した角度だけ回転する
と同時に、ピニオンキャリア21が伝達比制御部102
により制御されるステッピングモータ23の回転角に応
じて回転されるようになる。このため、伝達化可変装置
12のリングギヤ18およびそれと一体の中間軸9は上
記ハンドル舵角θHに対しピニオンキャリア21の回転
角を増減した角度だけ回転することになり、この中間’
Fii19の回転により前輪IL、1Rが転舵され、こ
のことによってハンドル舵角OHに対する車輪舵角θF
の伝達比Rが可変制御される。 また、こうしたハンドル舵角θHに対する車輪舵角θF
の伝達比Rの制御と並行して4輪操舵制御が行われる。 これを説明するに、コントロールユニット100の転舵
比制御部103において、上記車速センサ106により
検出された車速Vが転舵比特性と比較照合されて該車速
Vに応じた目標転舵比が算出され、この目標転舵比に対
応したパルス信号がステッピングモータ61に出力され
てモータ61が駆動される。このモータ61の駆動によ
りセクタギヤ56が回動して該セクタギヤ56に連結さ
れている揺動アーム46の揺動軌跡面が基準面に対し傾
斜変更され、この変更によりステアリングハンドル11
の操作つまり前輪1L。 1Rの転舵に連動して移動軸線ρ】回りに回動するコネ
クティングロッド49の動きに対するコントロールロッ
ド43の移動方向および移動距離が変化し、このコント
ロールロッド43の移動に応じて後輪2L、2Rが前輪
1L、1Rに対し上記算出された目標転舵比になるよう
、パワーステアリング殿@29のパワーシリンダ30に
よって転舵される。このことにより、車両の4輪1し〜
2Rが低車速時には転舵比が逆位相に、高車速時には転
舵比が同位相にそれぞれなるように制御される。 そして、上記の如き4輪操舵装置3におけるステッピン
グモータ61に対する制御中、転舵比センサ101によ
り実際の転舵比が検出され、この検出転舵比と上記目標
転舵比との比較に基づいてステッピングモータ61の脱
調が検出される。このようなステッピングモータ61の
脱調や転舵比センサ101の故障等が発生したときには
、電磁開閉弁67が開動作されてパワーシリンダ30内
のリターンスプリング30d、30dの付勢力に。 より後輪2し、2Rの転舵角Or−<がf)R=Oに保
たれ、車両の操舵特性が強制的に2輪操舵状態に保持さ
れる。 また、これと同時に、上記故障等により2輪操舵状態に
固定された転舵比による車両の操舵特性を補゛償するよ
うに上記伝達比制御部102から伝達化可変装置12の
ステッピングモータ23に出力される出り信号特性が補
正される。すなわち、前後輪1L、2Lの転舵比が2輪
操舵状態で固定された場合には、それまで4輪操舵制御
が正常に行われていたときに比べて、車両のステアリン
グ特性がアンダステア特性となり、低車速域では車両の
回頭性が相対的に悪化する。しかし、そのとぎ、上記転
舵比特性において転舵比が逆位相側となる低車速域で、
上記ハンドル舵角θHに対する車輪舵角θFの伝達比R
の特性が高車速側にオフセットされて、伝達比Rが減少
補正され、この伝達比Rの減少補正によりハンドルが切
れ易くなり、この伝達比Rの変化による補償によって車
両の回頭性を向上維持することができる。 (発明の効果) 以上の如く、本発明によれば、車速に応じて前後輪を所
定の転舵比になるように転舵する4輪操舵装置を備える
とともに、ハンドル舵角に対する車輪舵角の伝達比を伝
達比可変手段によって変化させるようにした車両におい
て、上記4輪操舵装置の異常により前後輪の転舵比が2
輪操舵状態に固定されたときには、低車速時に、その固
定された転舵比による操舵特性を補償するように上記ハ
ンドル舵角に対する車輪舵角の伝達比特性を高車速側に
補正するようにしたことにより、万一、4輪操舵装置の
異常により転舵比が2輪操舵状態に固定されても、その
固定された転舵比に応じてハンドル舵角に対する車輪舵
角の伝達比を補正し、車両の操舵特性を4輪操舵装置の
正常時に対応させて、低車速時における車両の回頭性を
向上させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。 第2図ないし第11図は本発明の実施例を示すもので、
第2図は4輪操舵装置およびステアリング装置の仝体椙
成を示す平面図、第3図はステアリング装置を示す斜視
図、第4図は伝達化可変装置の構成を示す断面図、第5
図および第6図はそれぞれ第4図のv−v線およびVl
 −Vl線断面図、第7図は後輪転舵機構および転舵比
制御機構を斜視状態で示すスケルトン図、第8図はコン
トロールユニットにおける伝達比制御部の構成を示すブ
ロック図、第9図は同制御部の制御量演算部で読み込ま
れるマツプの特性図、第10図は同制御部で伝達比の補
正制御のために行われる信号処理手順を示すフローチャ
ート図、第11図は所定ハンドル舵角時における車速に
対する転舵比特性を示す特性図である。 1L、1R・・・前輪、2L、2R・・・後輪、3・・
・4輪操舵装置、4・・・前輪転舵機惜、8・・・ステ
アリングギヤ装置、11・・・ステアリングハンドル、
12・・・伝達化可変装置、16・・・遊星歯車機構、
23・・・ステッピングモータ、25・・・後輪転舵機
構、42・・・転舵比制御部構、61・・・ステッピン
グモータ、67・・・宵磁開閉弁、100・・・コント
ロールユニット、102・・・伝達比制御部、103・
・・転舵比制御部、104・・・ハンドル舵角センナ、
106・・・車速センサ、109・・・伝達比補正手段
。 第1図 第8図 第3図 慎ム間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)前後輪の転舵比を低車速時には逆位相側に、高車
    速時には同位相側にそれぞれ制御する4輪操舵装置を備
    えた車両のステアリング装置であつて、ステアリングハ
    ンドルの操舵力をステアリングギヤ装置を介して車輪に
    伝達する操舵力伝達経路中に設けられ、ハンドル舵角に
    対する車輪舵角の伝達比を変化させる伝達比可変手段と
    、車両の走行速度を検出する車速検出手段と、該車速検
    出手段からの出力信号を入力して上記伝達比可変手段へ
    車速が上昇するほど伝達比を増大させる制御信号を出力
    する伝達比制御手段と、上記4輪操舵装置の異常時に前
    後輪の転舵比を2輪操舵状態に固定する転舵比固定手段
    と、該転舵比固定手段の作動により前後輪の転舵比が2
    輪操舵状態に固定されたときには、上記4輪操舵装置の
    転舵比制御特性が逆位相となる領域で上記伝達比制御手
    段の伝達比可変手段に対する出力特性を高車速側に補正
    する伝達比補正手段とを備えたことを特徴とする車両の
    ステアリング装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008305566A (ja) * 2007-06-05 2008-12-18 D D K Ltd 電気コネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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