JPS6318440Y2 - - Google Patents

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JPS6318440Y2
JPS6318440Y2 JP1981180508U JP18050881U JPS6318440Y2 JP S6318440 Y2 JPS6318440 Y2 JP S6318440Y2 JP 1981180508 U JP1981180508 U JP 1981180508U JP 18050881 U JP18050881 U JP 18050881U JP S6318440 Y2 JPS6318440 Y2 JP S6318440Y2
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electrode
dust
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planar
repulsion
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JP1981180508U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気集塵装置に関する。更に詳しくは
電気集塵装置における電極の改良に関する。
含塵空気の流路に設けた放電電極からコロナ放
電を発生させて前記空気中の塵埃を帯電せしめ、
これを集塵電極上に捕集する電気集塵装置におい
て、放電電極にコロナ放電を起させるための対向
電極と集塵電極は通常同極性であるために集塵電
極の一部を前記対向電極として用いることが多
い。
コロナ放電のための放電電極として針状電極の
様に点放電をする電極を用いる場合の集塵電極と
しては放電電極を取巻く筒状電極を用いることが
多く、この様な場合流路の単位断面積当りの集塵
量を大きくするために前記筒状電極はこれを多数
集積して用いるのが普通である。
この様な筒状電極としては円筒状のもののほか
ハニカム状のものや多数の板状電極部材を枡目状
に組んだ角筒状の電極などがあり、角筒状の電極
は製造が容易ではあるが高い集塵効率が得られな
い欠点があつた。
本考案者等は研究の結果角筒状集塵電極におい
て高集塵率が得られないのは次の理由によるもの
であることを知つた。
即ち、第1図において図aは角筒状集塵電極を
用いた電気集塵装置の平面図であり、図bは図a
の側断面図、図cは図bのAA′において集塵電極
上へ放射されるコロナ放電のイオン電流分布を示
す図である。また図dは集塵電極内における電位
勾配を示す図であり、実線イはAA′における等電
位曲線、点線ロはBB′における等電位曲線であ
る。
図cに示した様に角筒状電極の内面にコロナ放
電をさせた場合イオン電流は内稜及びその近傍の
壁面へは殆んど流れない。これは図dに実線イで
示した様に内稜部分の電位勾配が殆んどないため
である。
従つてこの様な内稜部分を流れる含塵空気中の
塵埃は帯電しないか帯電しても極く僅かであつ
て、集塵電極が反撥電極と対向して形成された集
塵部へそのまま流れてゆくことになる。
次に図dに点線ロで示した様に集塵部の内稜部
分ハは電位勾配が極めて緩やかであるので電場が
弱く、従つて帯電塵埃の集塵電極方向への移動速
度が大変おそくなる。
この様に角筒状電極の内稜部分を通過する塵埃
は極めて帯電されにくい上に電極方向への移動が
緩漫であるので殆んど捕集されずに通過してしま
い、集塵効率を低下させる原因となつている。
本考案はこの様な知見に基づいて前述の欠点を
除去して、高い集塵効率を有する電気集塵装置を
提供することを目的とする。
次に図に基づいて本考案の詳細を説明する。第
2図aは本考案の一実施例の平面図であり、第2
図bはその断面図である。
これ等の図において、空気流路1を形成する角
筒状電極3の下部には該角筒状電極に続いて面状
電極5が設けられている。
前記電極5は平面図aに示す様に角筒状電極3
の内稜2を構成する側板12,12と立体的に交
わる様に配置されており、その結果流路1内を前
記内稜2に沿つて下方に流出する空気の流線10
に対向する様になつている。
また角筒状電極3の内部には、その軸心に沿つ
て先端に放電電極4を有する反撥電極6が配置さ
れており、該反撥電極6は高圧電源8の一方の極
に接続され、また前記角筒状電極3と電極5は高
圧電源8の他方の極に接続されて、前記放電電極
4の先端から反撥電極6と同極性のコロナ放電を
生ずる様になつている。
いまこの装置に、図示してない送風手段によつ
て角筒状電極3の上部開放端11から含塵空気を
送入すると、該空気中の塵埃は前記コロナ放電に
よるイオンシヤワーに被曝されて帯電する。
帯電塵埃は流路1内を下方に移送され、同極性
の反撥電極6に反撥されて角筒状電極3に付着捕
集されるが、角筒状電極3の内稜2の近傍を流れ
る塵埃は前述した様に充分帯電されない上に反撥
電極6の影響をも充分に受けられないので捕集さ
れずに流線10に沿つて筒状電極3の下端から下
方に流出する。
一方、角筒状電極3の下部には該角筒状電極に
続いて面状電極5が前記流線10に対向する様に
設けられているので、角筒状電極3から下方に流
出した前記塵埃は面状電極5に対向して反撥電極
6の反撥を充分受けて前記電極5の面上に捕集さ
れる。
かくして清浄化された空気のみが下部開放端9
から外部に排出される。
第3図は複数の角筒状電極を有する本考案の一
実施例の電気集塵装置を説明する図であり、図a
は平面図、図bはその側断面図である。
これ等の図において電極部材13はそれぞれに
空気流路1を形成する複数の角筒状電極3,3…
によつて構成され、角筒状電極3のそれぞれの内
部には先端に放電電極4を有する反撥電極6が設
けられている。
電極部材13の下端には該部材に接して複数の
面状電極5,5…によつて構成された電極部材1
5が配置されており、面状電極5のそれぞれは前
記角筒状電極3の内稜2を構成している側板1
2,12と立体的に交差して、前記内稜2に沿つ
て角筒状電極3の下方に流出する空気の流線10
が前記面状電極5に対向する様になつている。
また電極部材15には前記内稜2に沿つて流出
する空気の流線10を挾んで面状電極5に対向し
て反撥電極16が設けられている。
いま高圧電源8の一方の極を電極部材13及び
電極部材15に接続し、他方の極を反撥電極6及
び反撥電極16に接続し、図示してない送風手段
によつて角筒状電極3に形成されている流路1に
上方から含塵空気を送入すると、第2図の実施例
におけると同様に放電電極4から発生するコロナ
放電によつて帯電した前記含塵空気中の塵埃は反
撥電極6に反撥されて角筒状電極3の内面に付着
捕集されるが、内稜2の近傍を該内稜に沿つて流
れる塵埃は前述した様に電極3に充分捕集されな
いので電極3から更に下方に移送されて面状電極
5に対向し、反撥電極16の反撥を充分受けて前
記面状電極5に捕集される。
第4図は第3図の実施例において反撥電極16
の先端に更に放電電極4を設けた本考案の一実施
例の断面図であるが、この様に面状電極5に放電
電極4を対向させると角筒状電極3の内稜2の近
傍において充分帯電されなかつた塵埃が再度しか
も充分帯電されるので集塵効果を一層高めること
ができる。
この様に本考案は角筒状電極3の内稜近傍を通
過するために充分捕集することができなかつた塵
埃を対向する電極が充分作用する面状電極5の部
分に導いて捕集しようとするものである。
第5図は角筒状電極3によつて形成される流路
1内の空気の全量が面状電極5の一方の面に対向
して流れる様にした本考案の一実施例の断面図で
あるが、内稜2に沿つて流出する空気の流線10
が面状電極5に対向しておれば本考案はこの様に
してもよいし、第3図、第4図に示した様に流路
1内の空気が面状電極5の両面に対向して流れて
もいずれでもよい。
本考案の角筒状電極3は各実施例に示した様に
四角筒状のほか断面が三角形、六角形等その形状
は任意でよい。
また面状電極5は該面状電極と対向する放電電
極又は反撥電極との間に均一な電場を形成し得る
ものであれば平面状のもののほか曲面状でもよ
い。
次に本考案の効果について説明する。
前述した様に本考案の電気集塵装置においては
空気流路1を形成する角筒状電極3に続いて設け
た面状電極5が前記角筒状電極3の内稜2に沿つ
て該角筒状電極から流出する空気の流線10に対
向する様になつているので、捕集しにくい内稜に
沿つて流れる塵埃も内稜に続く面状電極部分で充
分捕集される。よつて本考案によるときは極めて
高い集塵効率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の欠点を説明するための図であ
り、第2図、第3図、第4図及び第5図はそれぞ
れに本考案の一実施例を示す図である。 1……空気流路、2……内稜、3……角筒状電
極、4……放電電極、5……面状電極、6……反
撥電極、7……電極部材、8……高圧電源、9…
…下部開放端、10……流線、11……上部開放
端、12……電極側板、13……電極部材、14
……外筐、15……電極部材、16……反撥電
極、17……放電電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気流路1を形成する角筒状電極3と、該角筒
    状電極3に続く面状電極5を有し、該面状電極5
    は角筒状電極3の内稜2を構成する2つの側面と
    立体的に交差する様に配置されていることを特徴
    とする電気集塵装置。
JP18050881U 1981-12-03 1981-12-03 電気集塵装置 Granted JPS5886260U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18050881U JPS5886260U (ja) 1981-12-03 1981-12-03 電気集塵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18050881U JPS5886260U (ja) 1981-12-03 1981-12-03 電気集塵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5886260U JPS5886260U (ja) 1983-06-11
JPS6318440Y2 true JPS6318440Y2 (ja) 1988-05-24

Family

ID=29977160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18050881U Granted JPS5886260U (ja) 1981-12-03 1981-12-03 電気集塵装置

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Country Link
JP (1) JPS5886260U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5415577A (en) * 1977-07-06 1979-02-05 Sumitomo Metal Mining Co Dust collecting pole of electric dust collector
JPS54136476A (en) * 1978-04-14 1979-10-23 Hitachi Ltd 2-step load type electric dust collector

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5415577A (en) * 1977-07-06 1979-02-05 Sumitomo Metal Mining Co Dust collecting pole of electric dust collector
JPS54136476A (en) * 1978-04-14 1979-10-23 Hitachi Ltd 2-step load type electric dust collector

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Publication number Publication date
JPS5886260U (ja) 1983-06-11

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