JPS63183318A - 電熱装置付高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電熱装置付高周波加熱装置のように加熱室内
の被加熱物をヒーターの熱によって加熱する加熱調理器
に関するものである。

従来の技術 従来の電熱装置は加熱室内の上部と下部に熱源としてシ
ーズヒーターを配置する構成が主流になっていた。

ところが、このような上ヒータおよび下ヒーターが加熱
室内に露出している構成にすると、この分だけ加熱室内
の有効面積が狭くなり、大きな食品まで収納するように
するためには、ヒーターが占める寸法分だけ加熱室を大
きくする必要があり、外形も大きくなるので広い設置ス
ペースを必要とし、使いにくい電熱装置となっていた。

さらに加熱室内にヒーターが露出していると加熱室壁面
に食品の汚れが飛び散ったような場合にも、ヒーターが
邪魔になって掃除がしにくく、この面からも使い勝手が
悪かった。

さらには、ヒーターが加熱室内に露出しているので、ヒ
ーターの輻射熱を被加熱物が直接受けて。

ヒーターの形状にそった局部的加熱ムラが生じる等の問
題もあった。

そこで近年このような問題点を解消するために。

ヒーターを加熱室の外部に出して、面状に設置する構成
の電熱装置が量産化されている。

第４図は従来の構造の正面断面図である。第４図におい
て加熱室１の天井面、あるいは底面ではそれぞれの外面
に加熱室１の壁面のほぼ全域をおおうように面状ヒータ
ー８を密着して設けている。加熱室１の天井面の中央部
には係上部材１３＆を設置するだめの座押し部１４＆が
設けてありスポット溶接によシ固定している。

加熱室１の天井面の面状ヒーター８は、ヒーター取付は
用の金属板９＆を介して中央を係止部材１３ａ、外側を
段付ネジ１１で固定している。

また加熱室１の底面の中央部には係止部材１３ｂを設置
するだめの座押し部１４ｂが設けてありスポット溶接に
より固定している。加熱室１の底面の面状ヒーター８は
、ヒーター取付は用の金属板９ｂを介して中央を係止部
材１３ｂ、外側をヒーター取付バンド１２で固定してい
る。１０は熱を外部に逃がさないだめの断熱材である。

さらにマグネトロン６は導波管７に設けられ、被加熱物
載置皿４の上にある被加熱物５を高周波加熱するもので
ある。以上の構成にて、被加熱物５は、ヒーター加熱お
よび高周波加熱のいずれも行うことが可能である。

第５図に他の従来の構造の正面断面図を示す。

第６図において加熱室１の天井面、あるいは底面ではそ
れぞれの外面に加熱室１の壁面のほぼ全域をおおうよう
に面状ヒーター８を密着して設けている。加熱室１の底
面には係止部材１３ｂを設置するだめの座押し部１４ｂ
が複数個設けてありスポット溶接により固定している。

加熱室１の底面の面状ヒーター８は、ヒーター取付は用
の金属板９ｂを介して加熱室１の底面に設けられた複数
個の係止部材１３ｂによって固定されている。

第６図は下部面状ヒーター８の構成を詳細に記載した部
分断面図である。第６図において、面状ヒーター８は発
熱体８ａをマイカ等の耐熱絶縁物からなる巻枠８ｂに巻
いており、その上下を同じくマイカ等の耐熱絶縁板８Ｃ
で、はさみ込む構成である。

発明が解決しようとする問題点 ところが、このような従来の面状ヒーターの取付は構造
においては１面状ヒーター８の熱を加熱室内に効率よく
伝わらすために、加熱室壁面と面状ヒーター８を均一に
かつ密着させなければいけない。そのため面状ヒーター
を固定する係止部材の強度を十分強くしなくてはならず
係止部材のネジリ作業が非常に困難なものになっていた
。また当然のことながら５面状ヒーター交換も困難で作
業性、サービス性の悪いものであった。

また下部面状ヒーターにおいては、外側をヒーター取付
バンドで固定しているが、弾性をもっているためヒータ
ー加熱時の熱によるヒーター押さえ板等の熱膨張をおさ
えることができず加熱室内に効率よく熱を伝えることが
できない等の問題点があった。さらに面状ヒーターを固
定するためヒーター取付はバンド等の部品が必要でコス
トアップとなっていた。

また第６図に示すように係止部材を使って加熱室に面状
ヒーターを密着させる構成にすると、発熱体と係止部材
が接触すると感電するため安全のため発熱体と係止部材
の隙間ａをとる必要がある。

普通各部品のバラツキを考慝してａ寸法は１０ｒｒａｎ
程度とっである。したがって係止部材の発熱体は５寸法
（約２０ｗｎ程度）はないのでオープン調理時の分布ム
ラが生じる等の問題があった。

本発明は、このような従来の問題点を解消するものであ
り、組立て作業性及びサービス性の向上と。

オーブン加熱時の性能を良くすることを目的とする。

問題点を解決するだめの手段 上記目的を達するため、本発明の電熱装置付高周波加熱
装置は、ヒーターを面状に形成し、加熱室底壁面のほぼ
全域におよぶように配置し、被加熱物を回転させる電動
機を固定する電動機固定板で面状ヒーターを加熱室底面
外側に圧接保持する構成である。

作用 本発明の電熱装置付高周波加熱装置は、加熱室底面の外
側に面状ヒーターをおき、被加熱物を回転させる電動機
を固定する電動機固定板を本体に取付けることで、電動
機固定板に設けられた複数の折り曲げ部が面状ヒーター
を加熱室底面の外側に接圧保持することができる。した
がって下部面状ヒーターの固定の作業がまったくなしで
加熱室壁面と面状ヒーターの均一で確実な面接触が得ら
れる。また下部面状ヒーターの交換も電動機固定板をは
ずすだけで簡単に取りはずせサービス性も向上する。さ
らに面状ヒーターの固定はヒーター押さえ板を電動機固
定板でおさえているだけなので発熱体は加熱室底面のほ
ぼ全域に均一に巻くことができヒーター加熱時のムラを
なくすることができるという効果を有するものである。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面に基づき説明する
。

第１図に示すように加熱室１の天井面、あるいは底面で
はそれぞれの外面に加熱室１の壁面のほぼ全域を覆うよ
うに面状ヒーター８を密着して設けている。加熱室１の
天井面の中央部には係上部材１３を設置するための座押
し部１４が設けてありスポット溶接により固定している
。加熱室１の天井面の面状ヒーター８は、ヒーター取付
は用の金属板９２Ｌを介して中央を係止部材１３、外側
を段付ネジ１１で固定している。加熱室１の底面には被
加熱物を回転させるだめの電動機１６が貫通して設けら
れており、電動機１６は電動機固定板１６に取付けられ
ている。加熱室１の底面外側には面状ヒーター８が全域
に設けられ、面状ヒーター８の外側にはヒーター押さえ
板９ｂ、断熱材１０ｂ、断熱板２が配置されその外側か
ら電動機固定板１６が取付けられる。電動機固定板１６
の折り曲げ部は断熱板２、断熱材１０ｂを貫通してヒー
ター押さえ板９ｂ、面状ヒーター８を加熱室１底面の外
壁へ圧接させることにより均一な面接触にしている。６
はマグネトロンで導波管７に設けられ、電動機１６で回
転させながら被加熱物を高周波加熱するものである。

第２図は本発明の電熱装置付高周波加熱装置の下部面状
ヒーターの側面断面図である。第２図において、電動機
１６を取付けた電動機固定板１６は本体３の前面と後面
の折り曲げ部の強度の強い場所にネジ１７により固定す
ることにより電動機固定板１６とヒーター押さえ板９ｂ
の圧接のバラツキをなくすようにしている。

第３図は本発明の電熱装置付高周波加熱装置の下部面状
ヒーター８の構成を詳細に記載した部分断面図である。

第３図に示すように面状ヒーター８は、発熱体８ａをマ
イカ等の耐熱絶縁物からなる巻枠８ｂに巻いており、そ
の上下を同じくマイカ等の耐熱絶縁板８Ｇではさみ込む
構成である。

耐熱絶縁板８Ｃの外側にはヒーター押さえ板９ｂが密着
して設けられており複数の段押しが電動機１６側に凸に
して設けられている。断熱材１ｏｂと断熱板２にはヒー
ター押さえ板９ｂの段押し部と同位置に貫通穴が設けら
れておシミ動機固定板１６の折り曲げ部で直接ヒーター
押さえ板９ｂの段押し部を押しているので電動機固定板
１５とヒーター押さえ板９ｂの点接触が段押し部の径で
面状ヒーターを押さえることになりヒーターを均一にお
さえることができる。電動機固定板１５の折り曲げ部に
は段が設けられておりその段の部分で断熱板２を固定し
ている。また電動機固定板１５の折り曲げ部の段の位置
は、断熱材１０ｂを圧縮しヒーター押さえ板９ｂ全体に
力が加わった状態に設定しているのでヒーター通電時の
変形を少しでもおさえることができる。・ 発明の効果 以上のように本発明の電熱装置付高周波加熱装置によれ
ば次の効果を得ることができる。

（１）加熱室底面の外側に面状ヒーター、ヒーター押さ
え板、断熱材、断熱板とかさねて電動機固定板を本体に
ネジ化めするだけですべての部品の固定が出来るので非
常に作業性、サービス性がよい。また、特別な部品も必
要でないためコストも非常に安価なものにできる。

＠）平面ヒーターの特長である良好な熱分布を得るため
には、冷時熱時とも加熱室壁面とヒーターの密着性がよ
いことと、発熱面が大きく非発熱血が小さいことが最大
の条件であるが、本発明によればヒーター押さえ板と電
動機固定板の圧接箇所をふやすことで安定した密着状態
が確保出来る。また発熱面積は、全く制約がないので大
きくとることが可能なことから、前記２大条件を満たす
調理性能の良い、効率に優れた電熱装置付高周波加熱装
置が実現出来る。

（３）　　ヒーターを固定するのに加熱室底面にスポッ
ト部品等が全くないので発熱体と加熱室壁を絶縁する耐
熱絶縁物をマイカ等の柔らかく傷つきやすい物質で構成
しても接触することがなく。

発熱体の地絡による感電、火炎等の危険のない安全性に
優れた電熱装置付高周波加熱装置を実現出来る。

（４）電動機固定板の折り曲げ部の先端でヒーターを固
定するので、その間に介在する断熱板及び断熱材の位置
決めの役割を果たせるので生産性に優れている。

（６）　　ヒーター押さえ板に段押し部を設けることで
。

ヒーター押さえ板と電動機固定板との接触は点接触であ
るがヒーター押さえ板で面状ヒーターとの接触はヒータ
ー押さえ板の段押し部の外形でおさえることができるの
で面接触とほぼ同じ接触状態にできる。したがって電動
機固定板とヒーター押さえ板の接触箇所が少なくても確
実に均一な接触が得られる。

以上述べたように簡単な構成でありながら電熱装置付高
周波加熱装置としての重要な多くの効果を奏する発明で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である電熱装置付高周波加熱
装置の正面断面図、第２図は同側面断面図、第３図は同
要部断面図、第４図は従来の加熱調理器の断面図、第５
図は従来の他の加熱調理器の断面図、第６図は同要部断
面図である。 １・・・・・・加熱室、８・・・・・・面状ヒーター、
９２Ｌ。 ９ｂ・・・・・・ヒーター押さえ板、１５・・・・・・
電動機固定板Ｏ 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第　
３　図 イｂ 第４図 第　５ｖ！Ｊ 第　６　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被加熱物を加熱する加熱室と、被加熱物を高周波
   加熱する高周波発振器と、被加熱物を回転させる電動機
   と、その電動機を固定する電動機固定板と、被加熱物を
   電熱加熱する電熱装置とを有し、この電熱装置は前記加
   熱室底面の外面のほぼ全域に配置した面状ヒーターとし
   、前記電動機固定板で加熱室底面に面状ヒーターを密着
   させる構成とした電熱装置付高周波加熱装置。
2. （２）電動機固定板と接触する面状ヒーターの構成部品
   であるヒーター取付板の電動機固定板との接触部を突出
   させる構成とした特許請求の範囲第１項記載の電熱装置
   付高周波加熱装置。