JP3396288B2 - 真空用ヒータ - Google Patents

真空用ヒータ

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JP3396288B2
JP3396288B2 JP06936994A JP6936994A JP3396288B2 JP 3396288 B2 JP3396288 B2 JP 3396288B2 JP 06936994 A JP06936994 A JP 06936994A JP 6936994 A JP6936994 A JP 6936994A JP 3396288 B2 JP3396288 B2 JP 3396288B2
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heater
heating element
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山田  明
英四郎 笹川
政太 山添
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Yamari Industries Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Yamari Industries Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空装置であるCVD
装置やスパッタリング装置に用いられるヒータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術の例を図6〜図7に示す。図6
〜図7において、1は給電線用ポート、2はヒータ用の
給電線、3は外部取付具、5はヒータ容器、8は棒状発
熱体、9は均熱板、10は抑え金である。
【0003】ヒータの上記棒状発熱体8は給電線2を通
して電気的に加熱される。棒状発熱体8は均熱板9を介
してヒータ容器5を加熱する。このヒータにより加熱さ
れる被発熱体は、ヒータ容器5の一つあるいは複数の面
に圧着などの方法で接触している。
【0004】前述の従来の構造では棒状発熱体を真空容
器の広い面に対して設置する必要があり、また、棒状発
熱体の固定具と発熱体の熱結合が悪いとヒータ容器に温
度ムラが生じやすい。この棒状発熱体の固定具には温度
強度の点からステンレスなどの金属が用いられる。外部
取付具3はヒータ全体を、外部の構体などに取付けるた
めにあり、ここから熱伝導により熱損失が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では棒状発
熱体と棒状発熱体の固定具の密着が悪くなりやすい。そ
のためヒータの温度ムラが生じやすい。密着性が悪くな
る理由は制作時に密着を良くしても実際の使用状態(高
温状態)では、熱変形が生じるためである。密着性が悪
いと、棒状発熱体を多数設置する必要があるので、製造
コストが高くなるという問題がある。本発明はこれらの
問題を解決することが出来る真空用ヒータを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(第1の手段)本発明に係る真空用ヒータは、(A)面
状発熱体4と、(B)前記面状発熱体への給電線2と、
(C)内部を真空にしたヒータ容器5と、(D)前記ヒ
ータ容器の外部に設けた取付具3とを具備し、前記ヒー
タ容器5は広い表面積を有する壁面51、52と、狭い
表面積を有する側面53、54と、上面55と、下面5
6とからなり、前記広い面積を有する壁面51、52の
内側に面状発熱体4を固定し、前記面状発熱体4の発熱
量分布は外部取付具3に近い方ほど大きくすることを特
徴とする。
【0007】(第2の手段)本発明に係る真空用ヒータ
は、第1の手段において、(C)のヒータ容器5の広い
表面積を有する壁面51、52の間に、補強材としてリ
ブ6を設けたことを特徴とする。
【0008】(第3の手段)本発明に係る真空用ヒータ
は、第1の手段又は第2の手段において、(C)のヒー
タ容器5の広い表面積を有する壁面51、52の内部に
熱伝導率のよい材料で構成した均熱板9を入れたことを
特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に用いる面状発熱体は内部の発熱量分布
を自由に変化させることができるので、温度ムラなく加
熱することができる。その上、本発明に用いる面状発熱
体の重量は、従来技術のカートリッジヒータと発熱体取
付具の重量合計に比べて軽くできる。そのため運搬や、
取付けに便利である。
【0010】
【実施例】本発明の第1実施例を図1及び図2に示す。
図において記号1〜3、5は前述の図6、7の場合と同
じである。4は面状発熱体であり、通常ニクロムなどの
電気抵抗体の細線を絶縁材ではさみ込んだ構造である。
第1実施例の場合、外部取付具3を通しての熱損失が大
きいので、面状発熱体の発熱量分布は外部取付具3に近
い方で大きくする。
【0011】本発明の第2実施例を図3〜4に示す。第
2実施例ではヒータ容器(真空容器)5の変形を少なく
するために、補強材(リブ)6をつけている。この場合
リブ6の周囲の破線部7の中は、発熱体が存在せずリブ
6は図4に示すように直接真空容器5を固定する。この
ような構造にすると真空容器の肉厚を厚くせずに大型化
することが可能になる。
【0012】本発明の第3実施例を図5に示す。第3実
施例では、図5(A)又は(B)に示すように、第1実
施例又は第2実施例の真空容器5の壁面内に熱伝導率の
良い材料で構成した均熱板9を入れたものである。第3
実施例のようにすると温度ムラを少なくすることができ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 (1)真空容器の壁面を通して外部を加熱するために、
真空容器内部に面状発熱体を固定したことにより、面状
発熱体の発熱量分布を放熱損失に合わせることができる
ので、温度ムラが少なくなる。例えば600×600mm
の大きさで表面温度を500±10℃の範囲内に制御で
きる。 (2)面状発熱体の1部(狭い範囲)を非発熱部にでき
るので、その非発熱部に真空容器の補強材(リブ)を設
置することができる。そのため、真空容器の肉厚を薄く
でき、軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の正面図。
【図2】本発明の第1実施例の断面図。
【図3】本発明の第2実施例の正面図。
【図4】本発明の第2実施例の断面図。
【図5】本発明の第3実施例の断面図。
【図6】従来の技術を示す図(全体図)。
【図7】従来の技術を示す図(断面図)。
【符号の説明】
1…給電線用ポート、 2…ヒータ用給電線、 3…外部取付具、 4…面状発熱体、 5…ヒータ容器、 6…補強材、 7…非発熱部、 8…棒状発熱体、 9…均熱板、 10…抑え金、 51、52…ヒータ容器5の広い表面積を有する壁面、 53、54…ヒータ容器5の狭い表面積を有する側面、 55 …ヒータ容器5の上面、 56 …ヒータ容器5の下面。
フロントページの続き (72)発明者 山添 政太 長崎県長崎市元船町9番1号 山里産業 株式会社長崎営業所内 (56)参考文献 特開 昭62−194182(JP,A) 実開 平7−24972(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 3/00 - 3/04 C23C 16/46 C23C 14/34 H01L 21/00 - 21/98

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)面状発熱体(4)と、(B)前記面
    状発熱体への給電線(2)と、(C)内部を真空にした
    ヒータ容器(5)と、(D)前記ヒータ容器の外部に設
    けた取付具(3)とを具備し、前記ヒータ容器(5)は
    広い表面積を有する壁面(51、52)と、狭い表面積
    を有する側面(53、54)と、上面(55)と、下面
    (56)とからなり、前記広い面積を有する壁面(5
    1、52)の内側に面状発熱体(4)を固定し、前記面
    状発熱体(4)の発熱量分布は外部取付具(3)に近い
    方ほど大きくすることを特徴とする真空用ヒータ。
  2. 【請求項2】 (C)のヒータ容器(5)の広い表面積
    を有する壁面(51、52)の間に、補強材としてリブ
    (6)を設けたことを特徴とする請求項1記載の真空用
    ヒータ。
  3. 【請求項3】 (C)のヒータ容器(5)の広い表面積
    を有する壁面(51、52)の内部に熱伝導率のよい材
    料で構成した均熱板(9)を入れたことを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の真空用ヒータ。
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