JPS63183037A - 食器洗浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、洗浄槽内に収納された食器に対して噴射体か
ら水を噴射することによって食器の洗浄を行なった後、
加熱部によりその食器の乾燥を行なうようにした食器洗
浄機に関する。

（従来の技術） この種の食器洗浄機においては、従来より、彼洗浄食器
が収納された食器かごを洗浄槽内に配置し、洗浄槽内の
底部に設けられた水溜部に所定水位まで給水した後、洗
浄ポンプによって水溜部内の水を噴射体たる洗浄ノズル
を通じて上記洗浄槽内の食器に噴射することにより、上
記食器の洗浄行程（一般的には洗剤を用いた洗い行程及
び複数回のすすぎ行程からなる）を行ない、このような
洗浄行程が終わった後、水溜部内の水を外部に排出して
から、加熱ヒータによって上記食器を加熱する乾燥行程
を行なうようにしている。この場合、加熱ヒータにより
加熱されて食器に付着した水分が蒸発すると、比較的早
期に洗浄槽内の水蒸気が飽和した状態になるため、その
まま加熱しても乾燥の速度が遅くなる。これを防ぐため
に、洗浄槽内に湿度の低い外気を送風する送風装置を設
け、この送風装置を上記乾燥行程において連続的に駆動
するようにしている。尚、加熱ヒータは、過熱を防止す
るために所定間隔で断続的に通電している。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記従来構成では、食器の乾燥行程にお
いて、連続的に送風装置を駆動して外気を洗浄槽内に送
風する構成であるので、常に冷たい外気が洗浄槽内に導
入されることから、洗浄槽内の温度がなかなか高くなら
ない。このため、乾燥効率が悪くなり乾燥時間が長くな
るという問題点がある。また、このときには、洗浄槽内
の空気が常に略一定した経路を通って流れることになる
ため、この面からも乾燥効率が悪くなる。

そこで、本発明の目的は、乾燥時間を短縮することがで
きて、乾燥性能の向上を図り得る食器洗浄機を提供する
にある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は、食器を収納する洗浄槽の底部に水溜部を設け
、この水溜部内の水を噴射体を通じて前記洗浄槽内に噴
射しながら循環させるポンプ装置を設け、更に、前記洗
浄槽の底部に加熱部と、前記洗浄槽内に外気を送風する
送風装置を設けると共に、前記食器の乾燥行程時に前記
加熱部及び送風装置を交互に駆動させる制御装置を設け
たところに特徴を有する。

（作用） 洗浄行程では、ポンプ装置によって噴射体から噴射され
る水により洗浄槽内に収納された食器の洗浄が行なわれ
る。このような洗浄行程後の乾燥行程においては、制御
手段により送風装置及び加熱部が交互に駆動されるので
、送風装置を連続的に駆動する従来に比べて、洗浄槽内
が外気により冷却され続けることがなくなるから、洗浄
槽内の温度を高く設定できる。また、洗浄槽内での空気
の流れが分散されるようになるものであり、総じて乾燥
効率が向上するようになって、食器の乾燥に要する時間
が短縮されるようになる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例につき図面を参照しながら説明
する。

第１図において、１は食器洗浄機本体２の内部に形成さ
れた洗浄槽で、これの前面部は扉３によって開閉可能に
構成されている。上記洗浄槽１の底部には、洗い行程及
びすすぎ行程からなる洗浄行程を行なうための水を貯溜
する水溜部４が設けられている。５は洗浄槽１内に着脱
可能に配置された食器かごて、これには洗浄に供される
食器６が収納される。７は給水用電磁弁で、その一端側
が給水ホース８を介して給水源たる水道栓９に接続され
ていると共に、他端側か給水パイプ１ｏの基端側に接続
されている。この給水パイプ１ｏの先端側は、前記洗浄
槽１内に開口する給水口１ａに連通されている。上記給
水用電磁弁７は、その通電状態で、開放されて水道栓９
からの水を給水ホース８及び給水パイプ１０を介して給
水口１ａから洗浄槽１内に供給するようになっている。

１１は噴射体たる例えば洗浄ノズルで、これは洗浄槽１
の内底部に例えば水平回転可能に配置されている。１２
は洗浄槽１の底部に設けられたポンプ装置たる例えば洗
浄ポンプで、これの吐出側は水溜部４を水密に貫通して
洗浄ノズル１１に連通ずると共に、吸入側は水溜部４に
対して循環パイプ１３を介して連通している。ここで、
上記洗浄ポンプ１２は、その駆動状態で、水溜部４内の
水を循環パイプ１３を介して吸入すると共に、その水を
洗浄ノズル１１から洗浄槽１内の食器６に向けて噴射す
るように構成されており、このときの噴射圧力の反作用
によって上記洗浄ノズル１１が回転されるようになって
いる。

一方、前記水溜部４の底部には排水パイプ１４が接続さ
れており、この排水ノくイブ１４は、食器洗浄機本体２
の外部に導出された排水ホース１５に対して排水手段た
る例えば排水ポンプ１６を介して連通されている。そし
て、この排水ポンプ１６は、その運転状態で、水溜部４
内の水を排水パイプ１４及び排水ホース１５を介して外
部へ排出するようになっている。また、１７は水溜部４
内にその底面に沿って配設された加熱部たる例えばシー
ズヒータで、これは水溜部４内の水の加熱及びすすぎ行
程終了後における食器６の乾燥を行なうために設けられ
ている。尚、図示しないが、水溜部４内には水位スイッ
チが設けられていて、給水用電磁弁７の開放に応じた洗
浄槽１内への給水時に水溜部４内に所定水位まで給水さ
れたときには、上記水位スイッチにより給水用電磁弁７
が閉鎖されるようになっている。

さて、１８は食器洗浄機本体２の後壁部に設けられた送
風装置で、これは外気を吸引すると共に、その外気を送
風パイプ１９及び通気口１ｂから洗浄槽１内に送風する
ようになっている。また、洗浄槽１及び扉３の上部には
、洗浄槽１内の空気を排出する排気口１ｃが設けられて
いる。２０は食器洗浄機本体２の前面側下部に設けられ
た操作部、２１は食器洗浄機本体２の下方部に設けられ
た制御部で、これは操作部２０からの操作信号によって
動作開始するようになっている。２２は洗浄槽１の底部
に沿わせて設けられた温度検出装置たるサーミスタで、
これは洗浄槽１内部の温度を検出するようになっている
。これら制御部２１及びサーミスタ２２から制御装置２
３が構成されている。

そして、上記制御装置２３は、動作開始されたときには
、前記給水用電磁弁７．洗浄ポンプ１２゜排水ポンプ１
６．シーズヒータ１７及び送風装置１８の通断電を第２
図のタイミングチャート（斜線帯が通電期間）に示すよ
うに制御することによって、洗い行程、すすぎ行程及び
乾燥行程を実行するようになっている。特に乾燥行程に
ついては、制御装置２３は、第３図に示すフローチャー
トに従ってシーズヒータ１７及び送風装置１８を交互に
通電するようになっている。

而して、以下においては、上記構成の作用について、第
２図及び第３図に示された制御装置２３による制御内容
及びフローチャートを参照して説明する。即ち、洗浄槽
１内に食器６を収納した状態で、操作部２０により制御
装置２３の制御部２１を動作開始させると、まず、洗い
行程が行なわれる。この洗い行程においては、給水動作
及び所定時間の洗い動作が行なわれるものであり、上記
給水動作時には、給水用電磁弁７に通電されると共に、
排水ポンプ１６が断電状態に保持される。

これにより、水道栓９からの水が、給水用電磁弁７及び
給水パイプ１０を介して給水口１ａから洗浄槽１内に供
給され、水溜部４内に図示しない水位スイッチにより設
定された所定水位まで給水される。また、洗い動作期間
中には、洗浄ポンプ１２及びシーズヒータ１７に通電さ
れると共に、給水用電磁弁７及び排水ポンプ１６が断電
状態に保持される。従って、水溜部４内の水が、循環パ
イプ１３を介して洗浄ポンプ１２に与えられて洗浄ノズ
ル１１から食器６に向けて噴射されると共に、このよう
に噴射された水が再び水溜部４内に戻されるようになり
、以て水溜部４内の水を循環させながら食器６の洗浄が
行なわれる。尚、このときには、シーズヒータ１７によ
り水溜部４内の水が加熱されるから、上記洗浄は温湯に
て行なわれるようになる。また、洗い動作時には、例え
ば図示しない自動洗剤投入装置によって水溜部４内に洗
剤を投入する構成とされるものであるが、このような自
動洗剤投入装置を採用しない場合には、例えば洗い動作
開始前にその動作を一時的に停止させる制御モードを設
け、この停止期間中に洗剤を手動操作により投入する構
成を採用すれば良い。

そして、洗い動作終了後には、排水ポンプ１６のみに通
電した状態が一定時間だけ保持されて排水動作が行なわ
れる。

以上のような洗い行程後には、すすぎ行程が３回行なわ
れる。即ち、各すすぎ行程においては、給水動作及びす
すぎ動作が行なわれるものであり、上記給水動作時には
、給水用電磁弁７に通電されると共に、排水ポンプ１６
が断電状態に保持されて、前述と同様にして水溜部４内
に給水される。

この後、すすぎ動作期間中には、洗浄ポンプ１２に通電
されると共に、給水用電磁弁７及び排水ポンプ１６が断
電状態に保持される。このため、水溜部４内の水が循環
パイプ１４を介して洗浄ポンプ１２に与えられて洗浄ノ
ズル１１から食器６に向けて噴射される。この状態では
、水溜部４内の水により所謂溜めすすぎが行なわれる。

このようなすすぎ動作が設定時間待なわれた後、排水ポ
ンプ１６のみに通電した状態が一定時間だけ保持されて
排水動作が行なわれる。尚、３回目のすすぎ行程時のす
すぎ動作においては、シーズヒータ１７に通電されるこ
とにより、シーズヒータ１７によって水溜部４内の水が
加熱されるから、上記洗浄ノズル１１によるすすぎは温
湯にて行なわれる。

−１−記すすぎ行程が３回行なわれた後には、乾燥行程
が行なわれる。この乾燥行程では、制御部２１は、第３
図に示すフローチャートに従ってシーズヒータ１７及び
送風装置１８を駆動即ち夫々に通電するものであり、ま
ず、処理ステップａにおいてシーズヒータ１７に通電し
て洗浄槽１内を加熱する。これにより、洗浄槽１内の温
度が上昇すると、判断ステップｂにおいて、サーミスタ
２２による検出温度たる洗浄槽１内の温度Ｔと予め設定
された第１の温度Ｔ１とを比較し、Ｔ≧Ｔ１のとき、シ
ーズヒータ１７を断電すると共に送風装置１８に通電開
始する（処理ステップＣ及びｄ）。

これにより、シーズヒータ１７による加熱が停止された
状態で送風装置１８により比較的乾燥し且つ冷たい外気
が洗浄槽１内に送風されるため、洗浄槽１内の温度Ｔが
下降する。この後、判断ステップｅにおいて、上記温度
Ｔと予め設定された第２の温度Ｔ２　　（第１の温度Ｔ
１より例えば２〜５℃低い温度）とを比較し、Ｔ＜７２
のとき、送風装置１８を断電する（処理ステップｆ）と
共に、シーズヒータ１７に通電開始する（処理ステップ
ａ）。そして、このようなシーズヒータ１７及び送風装
置１８を交互に通電させる制御を所定時間繰返す。

このような構成の本実施例によれば、乾燥行程において
は、制御装置２３によってシーズヒータ１７及び送風装
置１８を交互に通電して駆動するようにしたので、送風
装置を連続運転させる従来に比べて洗浄槽１内の温度を
高温状態に保持することができるから、乾燥効率が向上
して食器６の乾燥に要する時間を短縮できる。また、洗
浄槽１内での空気の流れが、従来に比べて分散されるよ
うになり、この面からも乾燥効率が向上するようになる
。因みに、本実施例及び従来構成により実験Ｍ１定した
乾燥度と乾燥時間を第４図に示す。この第４図において
、Ａは本実施例の乾燥曲線、Ｂは従来構成の乾燥曲線で
あり、本実施例では、明らかに食器６の乾燥に要する時
間が短くなっており、乾燥性能が向上している。そして
、乾燥時間が短くなるから、消費電力を低減できる。ま
た、制御装置２３により、シーズヒータ１７の駆動に応
じて洗浄槽１内の温度が第１の温度Ｔ１に上昇したとき
に上記シーズヒータ１７を駆動停止して送風装置１８を
駆動開始させると共に、この後に上記温度が第２の温度
Ｔ２　（Ｔ、＞Ｔ２　）に下降したときに送風装置１８
を駆動停止してシーズヒータ１７を駆動開始させる制御
を所定時間繰返すように構成したので、洗浄槽１内の温
度を乾燥に適した温度範囲に正確に設定することができ
るから、乾燥性能を確実に向上できる。

［発明の効果］ 本発明は以上の説明から明らかなように、食器を収納す
る洗浄槽の底部に水溜部を設け、この水溜部内の水を噴
射体を通じて前記洗浄槽内に噴射しながら循環させるポ
ンプ装置を設け、更に、前記洗浄槽の底部に加熱部と、
前記洗浄槽内に外気を送風する送風装置を設けると共に
、前記食器の乾燥行程時に前記加熱部及び送風装置を交
互に駆動させる制御装置を設ける構成としたので、乾燥
時間を短縮することができて、乾燥性能の向上を図り得
るという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面Ｃ≠本発明の一実施例を示すもので、第１図は全体
の縦断面図、第２図は制御装置の制御内容を示すタイム
チャート、第３図はフローチャート、第４図は乾燥度と
乾燥時間との関係を示す特性図である。 図面中、１は洗浄槽、４は水溜部、１１は洗浄ノズル（
噴射体）、１２は洗浄ポンプ（ポンプ装置）、１６は排
水ポンプ（排水手段）、１７はシーズヒータ（加熱部）
、１Ｂは送風装置、２３は制御装置を示す 出願人　　株式会社　　東　　芝 第１図 第２図 終了 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、食器を収納する洗浄槽と、この洗浄槽の底部に設け
   られた水溜部と、この水溜部内の水を噴射体を通じて前
   記洗浄槽内に噴射しながら循環させるポンプ装置と、前
   記水溜部内の水を排出する排水手段と、前記洗浄槽の底
   部に設けられた加熱部と、前記洗浄槽内に外気を送風す
   る送風装置と、前記食器の乾燥行程時に前記加熱部及び
   送風装置を交互に駆動させる制御装置とを具備したこと
   を特徴とする食器洗浄機。 ２、制御装置は、加熱部の駆動に応じて洗浄槽内の温度
   が第１の温度Ｔ＿１に上昇したときに前記加熱部を駆動
   停止して送風装置を駆動開始させると共に、この後に上
   記温度が第２の温度Ｔ＿２（Ｔ＿１＞Ｔ＿２）に下降し
   たときに送風装置を駆動停止して加熱部を駆動開始させ
   る制御を所定時間繰返すように構成されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項に記載の食器洗浄機。